おはようございます、ぷれ子です。
今日はコリドラスの飼育方法だよ。
コリドラスはよく「お掃除屋さん」として売られているけど、実はお掃除屋さんとして考えるのはあまり良くなかったりする場合もあるんだ。
そもそも「お掃除屋さんにしておくにはもったいない魅力」がある魚だからね。
▼コリドラス情報のまとめができました!
>>50種類から初心者向けコリドラスを解説!飼育・繁殖方法まとめ
この記事の目次
議題:コリドラスはお掃除屋さんなのか
ねぇぷれ子さん、コリドラスっていますわよね。
うん、いるね。
ワタクシの水槽でお掃除させたいんですけど。
ふーん何を?
食べ残しとか!糞とかですわ!
いや…コリドラスは糞は食べないからな…むしろ糞はするぞ?
え!?じゃあ糞掃除は必要なんですの!?
うん、いるね。
食べ残しは?
食べてくれるよ、でも流木の隙間とかに入っちゃったりしたやつは残るね。
え!?じゃあ流木の隙間掃除はいるんですの!?
うん、いるね。
…じゃあ、コリドラスは食べ残しだけで飼える、お金のかからない魚ってことですの?
いや、それも違うよ。
例えば萌菜の水槽にはいろんな小型のカラシン(テトラ)がいるよね。
うん、いますわね。
それに餌をあげて、底まで落ちていくぶんってどのくらいある?
カラシンが食べちゃうから、ごく僅かですわ。
ね、そういう場合は、コリドラスの餌が足りなくなってしまう時があるよね。
あ!じゃあ、たくさんあげればたくさん沈みますわよね!
うーんそれだと与え過ぎになるよね。
じゃあどうしたら良いんですの?
解決法は色々あるけど、まずコリドラスの餌を使ってみたらどうかな?沈むタイプのやつね。
ふーん、コリドラスってちゃんと餌を与えないといけないんですわね。
あたりまえだろう…
ぷれ子の余計な一言
コリドラスは確かにお掃除屋さんとしては活躍してくれるんだ。
他の魚が食べない場所にある餌まで食べてくれるからね。
でも、それだけでコリドラスを維持しようと思ったら、意外とバランスというものを考えなきゃいけないんだよね。
例えば水槽内のコリドラスの数をかなり少なめにしておく。
そして餌が不足している場合は、スポイトなどでコリドラスの暮らす低層まで落としてやる…というかんじかな。
うーんやっぱり難しいね。
そしてもう一つ忘れてはいけないのが
コリドラスがいると、底床(砂など)掃除の手間が増えるということだよね。
中層~上層を泳ぐ魚と違って、常に底床と身近にあるコリドラスは、その汚れにやられやすいというわけなんだ。
だからこそ、コリドラスは「お掃除屋さんとして考えるのは良くない」と言われているんだね。
コリドラスってどんな魚?
さて、とりあえずコリドラスってのがどんな魚なのか見ていこう。
彼らは南米に暮らす温和なナマズの仲間なんだ。
大半が小型だけど、中には10センチ近くまで成長するものもいるよ。
ぷれ子の余計な一言
コリドラスに似ているけど、コリドラスでは無い魚って意外とたくさんいるんだよ。
例えばエメラルドグリーンコリドラスと呼ばれている魚がいるんだけど、彼らはコリドラスではなくブロキスの仲間なんだ。
ブロキスは、本当にコリドラスに見た目もそっくり、性格もそっくり、飼い方もそっくり(だがちょっちと大きくなる、だがそれがいい)だね。
他にも「元々コリドラスに含まれていたけど、後々違うグループに分けられた」魚がいたりして、調べていくと結構面白いよ。
コリドラスは大きく分けると
- ショートノーズ
- セミロングノーズ
- ロングノーズ
にわけられて、ロングノーズだけは、少し気が荒いと言われているね。
ごく一般的に流通して、親しまれているコリドラスはほとんどショートノーズだよ。
セミロングもわりと見かけるけど、ちょっと値段が高かったりするかな。(魅力的だけどね)
わからない場合は店員さんに聞いてみようね。
まぁそんなかんじで、コリドラスの中には、ちょっと水質にデリケートだったりするものもいるけれど、流通している大半が飼いやすいから、初心者にも大人気というわけだね。
ただ、万が一ということがあるから、知らない種類のコリドラスを飼う場合は
- 最大全長
- 水質が限定されていないか
- 水温が限定されていないか
- ロングノーズではないか
ということに注目して見ると良いよ。
じゃあここから少し、飼いやすいと言われている、初心者に人気のコリドラスを紹介していこう。
コリドラス・アエネウス(赤コリ/白コリ)
彼らはもっとも安価で取引されるコリドラスじゃないかな。
でも飼い込むと体格もがっしりしてきてかっこ良くなるよ。
砂を掘るパワーもなかなかだ。
赤コリはノーマルカラー、白コリはアルビノと呼ばれる色素のないタイプだね。
コリドラス・パレアトゥス(青コリ)
青コリは赤コリ、白コリと並ぶメジャー種だね。
価格も同じくらいだよ。
青コリは個体差も激しいから自分の気に入るものを探すのも楽しいよ。
この模様の感じって、なかなか見かけないものだったりもするね。
コリドラス・ステルバイ
黒に白スポットという身体に、胸鰭にオレンジがのるという、なかなか派手なコリドラスだよ。
可愛らしい感じが大人気なんだ。
最近では、ステルバイのアルビノもよく売られるようになったよね。
アルビノになっても胸鰭のオレンジは健在だよ。
▼他にも色々いるんだコリドラス!
>>熱帯魚図鑑初心者に知ってほしいコリドラスいろいろ
コリドラスの飼育用品をそろえよう
さて、まずはあえて「コリドラスだけ」を楽しむ水槽の作り方を覚えていこう。
そこにアレンジを加えていけば、混泳水槽なんかも意外と簡単にできるようになるよ。
※混泳水槽の注意点については記事後半で説明します。
せっかくコリドラスの飼い方を話しをするんだから、脇役ではなく主役として捉えてみようと思うんだ。
「え~そんな水槽わ地味でつまらなぃぢゃん!可愛くないょ(ノд-。)」
なんていう脳が甘くとろけている人も、今日ばっかりは…騙されたと思ってついてきて欲しい。
そして、コリドラスの魅力というものを、知ってほしいんだ。
コリドラス、本当に可愛いから!
コリドラスの水槽を選ぼう
コリドラスの水槽選びには、一つポイントがあるんだ。
それは
- 底面積の広さを重視したい。
ということだね。
コリドラスは、底のほうで暮らす魚。
だからこそ、底が広くないとすぐに満員になってしまうんだよ。
コリドラスはごく一部を除いて、複数でいることを好む魚でもあるということも意識したいね。
安定しやすいように水量もある程度確保…ということも考えると60センチ規格水槽くらいが良いと思う。
コリドラスだけ飼うつもりなら、背の低いランチュウ水槽というタイプでも良いのだけれど、60センチ規格水槽くらいあれば後々、小型カラシンなどをいれた混泳にもしやすいからね。
60センチ規格水槽は、熱帯魚の世界では一番スタンダードな水槽として扱われているから、大きさの割に安くてに入るのも嬉しいね。
ただそれなりな重量になるから、必ず専用の水槽台が必要だ。
オールガラス水槽の場合は、水槽の下に専用マットを敷くようにしよう。
もう一度水槽の選び方をおさらいすると…
- 底面積を確保できるもの
- 水量は多めのほうが良い
- 台は専用のものを(オールガラスはマットも敷く)
というかんじかな。
ここからは話をわかりやすくするために、60センチ水槽を使用した場合を説明していくね。
コリドラスのフィルターとろ過材を選ぼう
さて今度はフィルターを選ぶよ。
フィルターはできるだけろ過力のあるものにしたいね。
なぜならコリドラスは…
餌をよく食べる魚
だからだ。
結構水が汚れやすいんだよ。
このあたりを理解していないから、お掃除屋さんとして考えて失敗してしまう人がいたりするんだね。
フィルターはいろいろなタイプがあって、それぞれに良い点悪い点があるよ。
ろ過力など、いろいろな視点から考えると今回の場合は、上部式フィルターか外部式フィルターがいいかな。
私の個人的なオススメは外部式フィルター。
これは上部式フィルターよりも、水流の向きや勢いを調整しやすかったりするんだ。
コリドラスは凝ってくると、水流の調整をしてみたくなるものだから、最初からこういうタイプにしておこう。
60センチ水槽でよく知られていて、人気のある外部式フィルターは
- エーハイム2213
- エーハイム500(50hz/60hz)
- テトラVX-75
あたりかな。
私の推しは2213だよ。
どれもいいフィルターだけど、私はこれが本当に好きなんだ。
500はぶっちゃけかなり2213に近い。
VX-75はメーカーが違うから、いろいろと違うけど、最初からしっかりとろ材がついてきたりするね。
エーハイム製品はダブルタップというパーツが、掃除をかなり楽にしてくれるよ。
ダブルタップはあまりに便利すぎて、エーハイム以外の製品を使用している人も取り付けて使っていたりするね。
ダブルタップを他社製品に取り付ける時は、ホースの経には注意しようね。
ぷれ子の余計な一言
2213を含む、エーハイムのクラシックフィルターと呼ばれるシリーズは、アクアリウム界の伝説的な存在だよ。
なぜって未だに「西ドイツ製」という刻印のあるものが、消耗品を交換しただけで、現役で動いているからだね。
しかも流量がほとんど落ちていないという化け物ぶり。
そのおかげもあって「外部式フィルター=エーハイム」という構図が長年続いてきたんだね。
特にその西ドイツ製のクラシックフィルターは、現行のものよりもタフと言われているオーパーツ的な存在だったりもするんだ。
そのあたりは「旧クラシックフィルター」と呼ばれたりして区別されていたりもするんだよ。
もちろん、現行のものも信頼性は高いし、パーツも多いしと一番人気だけどね。
それだけ歴史のあるものだから、困ったときの情報収集も簡単にできるんだよ。
さて今度はろ過材を選ぼう。
ろ過材ってのは、超ざっくり言うとフィルターの中にいれるものだね。
これをどう組み立てていくかというのは、正直かなりセンスを問われるところだよ。
ほんとうに様々な組み立て方があって、アクアリスト達が常々悩んでいることでもあるんだ。
初めての時はわかりにくいと思うから、2213の解説に載っている「ろ材組み合わせ例」を参考にしてみるといいかもね。
わかりやすい図があるから、ありがたいよね。
これはとても無難なセッティングだから初心者でも安心感が高いんだ。
ただ、なんとなくセッティングするのではなく
- 各ろ材の効果
- 各ろ材の寿命
これはちゃんと気にしておこうね。
セットした日を忘れないようにメモしておくのも重要だよ。
ぷれ子の余計な一言
一応参考用に私の使っているろ材のパターンを一つ紹介するね。
コリドラスのいる水槽に使っている2213の中身だよ。
フィルターパッドとセラミック製のろ材のみの、かなりシンプル構成だね。
ろ材はパワーハウスのソフトタイプだよ。
これはあくまで私の例だから「へ~いろんなセッティングがあるんだな」と思って聞いているくらいでいいよ。
私も飼う魚の違いとかで、ろ材を変えていたりするからね。
そして、もう一つつけておきたいのはストレーナー用スポンジだ。
これはフィルターの給水口につけるもので、ある程度ゴミを止めてくれるものだよ。
これを使用、こまめに掃除することで、フィルター内部が汚れるのを遅らせることができるんだよ。
コリドラスの底床を選ぼう
さてコリドラスの底床を選ぼう。
教えてフィッシュさん「底床」
底床とは、水槽の底に敷くものなのです。
砂やソイル、砂利のことですね!
ちなみになんにも敷かないのをベアタンクといいます!
コリドラスは見ての通り、底床に長時間触れているような魚だからこの底床選びがかなり重要になるんだ。
まず気にしたいことは
- 水質をアルカリ性に傾けないもの
- 角のないもの
というポイント。
サンゴ砂なんかは、コリドラスが苦手なアルカリ性に水質を変えてしまうから使用してはいけないよ。
サンゴ砂は白くて綺麗ですが、水質をアルカリ性に傾けてしまいます。
綺麗な見た目からコリドラスに使用したいと思う人も多いかもしれませんが、だめですよー!
でも「アマゾン川の白砂を再現したい!」なんて人もいますよね。
そんな時はADAから発売している、ラプラタサンドなんでどうでしょうか?
現在ADA製品は通販はありませんので、特約店と呼ばれるお店で入手できますよ!
そしてもう一つ、角のある砂。
これはコリドラスの鼻先を怪我させてしまうこともあるから良くないんだね。
じゃあ、それを踏まえた上でもう少しコリドラスの砂について考えていこう。
コリドラスの砂「色」
コリドラスに使用される砂を選ぶ人は、暗めの砂を選ぶことが多いんだ。
濃い体色をもつタイプコリドラスは、少し暗めの砂で飼ったほうが綺麗に発色することがあるんだよね。
ただ、発色は体調や水質にもよるし、個体差、種類差があるから砂だけでなんとかできない時もあるんだけどね。
明るい砂を調整するために暗い砂利なんかを混ぜたりする人もいるね。
コリドラスの砂「細かさ」
コリドラスの砂は細かいほうが良い。
これはコリドラスが砂の中に鼻先を突っ込んで餌を探すからだね。
これは通称「モフモフ」と言われているよ。
ただ細かい砂はそれはそれでデメリットはあるんだ。
それは細かいがゆえにみっちり詰まってしまうこと。
そうなることで、砂の中に悪いものがたまりやすく、それが原因でコリドラスが体調を崩してしまうことがあるんだね。
そうさせないためには、こまめに底床を掃除するか、薄く敷くのがいいよ。
薄敷きをする時は、部分的に水槽の底が見えてしまうくらいの量でやるかんじかな。
コリドラスの砂「ソイルはダメなのか」
コリドラスの飼育でソイルを使いたい…というよりかは、ソイルの水槽でコリドラスを飼いたいという人は意外といるよね。
でもこれは正直あまりおすすめできないよ。
ソイルは簡単に言うと土を固めた粒。
これがモフモフされて、速いスピードで崩れていってしまうんだよね。
他にも底床掃除をガンガンできないということもあるね。
そういう観点から行くと、相性が悪いということが見えてくるんだよね。
でも、これは100%だめというわけではない。
世の中には、ソイルで育て上げられた立派なコリドラスがいるのも事実だ。
ただ、それは容易に真似できるものではないということは覚えておこう。
コリドラス飼育の一般的なノウハウは、砂もしくは砂利での飼育を前提としたものだったりするから、ソイルに適用できないこともたくさんあるんだ。
コリドラスの砂「まとめ」
さて、コリドラスの砂についていろいろ考えてきたけれど、そろそろまとめよう。
- 水質をアルカリ性に傾けないもの
- 角のないもの
- 色の濃いコリドラスの場合は暗めの砂にしたほうが、発色が良い時がある
- 細かい砂だとコリドラスがモフモフしやすい
- ソイルは相性があまり良くない
というかんじだね。
こうやって見ていくと、コリドラスの飼育者達がいかに底床を悩んできたかよくわかるよね。
そんなコリドラスの底床で一二を争うくらいに人気がある砂が田砂だよ。
田砂は細かく、水質への影響も少ない。
そして角もないし、そこそこ重さがあるから掃除がしやすいと大人気なんだ。
※軽い砂は掃除の時に少しづつ吸いだされてしまうことがあります。
今日の話はこの田砂を例に進めていくね。
田砂は少し明るいから、何か暗めの砂を混ぜても良いかもね。
他にオススメを出すとしたら津軽プレミアムかな。
これは日本の淡水魚の底物、つまりどじょうとかに使われた砂だよ。
色も割と暗くていいかんじ。
田砂ほどよく見かける砂ではないけど、最近は取り扱うお店も増えてきたよ。
追記 「ソイル、砂の薄敷きなどについて」 追記日:2018/4/11 今回の底床の解説では、少し語り切れていないこともあったと思うから追記させてもらうね。例えば「コリドラス✕ソイル」で失敗する人が多いからこの記事では、ソイルのリスク面について厳しめに書かせてもらっているんだ。でもソイルで良い結果を出している人もいるのは事実。あと、砂の薄敷きを私は推してるけど、あえて厚く敷くことで成功している人もいたりするんだよね。このあたり私が詳しく書かなかったのは、初心者さんに「無難な方法」をまず伝えたかったからなんだ。 コリドラス飼育の定番である「砂」なら、飼育書とかでも情報を得やすく初心者さんでも理解しやすいからね。
ただ、そのせいで他の底床について情報不足になり、いろいろ誤解を産んでしまうような表現になってしまったのは本当に申し訳ないと思うんだ。 指摘をしてくれた方、情報をくれた方、本当にありがとうございます。
ついでに少し底床について補足せてもらうね。
①ソイルにはいろいろある。 ソイルの飼育については情報も実例も少ないし、コリドラスの基本的な底床として語られる砂の扱いとは違う所も多いから、もし使うなら「ソイルとはなにかちゃんと理解してから使う」という感じだね。 ソイルならではの扱い方などを勉強すると良いかな。 ソイルにはいろいろな製品があり、結構性質が違うこともあることも注目してみてね。 砂と違って見た目も似ているけど「ソイル=全部同じ性質」だと思ってはダメだよ。
②水草水槽以外でソイルを使う人もいる 水草水槽で使われることの多いソイルだから、水草専用だと思う人も多いだろうけど、飼育メインの水槽に使う人もいたりするんだ。 ビーシュリンプの繁殖水槽とかでよく見るスタイルだね。そういうところから情報を集めると、ソイルの使い方の新しいヒントが見えてくるかもしれないね。
③長期使用による変化もある 底床は一定期間問題なくても、長期間使用することでトラブルが発生したり、逆に長期間使用することで状態が良好になることもあるよ。 底床は常に水槽にあるものだから「長い目」でみて自分がちゃんと管理できるものの中から選択していくと、失敗が少ないよ。
※この追記は読者さんから頂いたコメントにより気づかせていただいたことを元にしております。ご指摘、ありがとうございました。至らない所の多いサイトではありますが、今後ともよろしくお願いします。 |
コリドラスのレイアウト素材
さて、何もない殺風景な水槽が嫌な人たちのために、レイアウト素材を考えていこう。
コリドラスは、けっこう鼻先をレイアウト素材で怪我をしてしまうことがあるから注意が必要だ。
溶岩石のようなゴツゴツしたものは、やめておくほうが良いね。
やたら尖って刺さりそうな流木もやめておこう。
「あれ?そういうものって自然界にないの?」
と思う人もいるかもしれないけれど、水槽内は自然界に比べるとかなり狭い。
それは、行動範囲や、驚いた時の逃げ場が限定されるということだよね。
だから水槽内では「隙間の餌を無理やりとろう」としてだったり「人影に驚いて隠れよう」としたりした時に、怪我をする可能性があるんだよ。
他にも石なんかは水質をアルカリ性に傾けてしまうものも多いから注意が必要だ。
「じゃあどんなレイアウト素材がいいの?」
と聞かれたら、私は(極端に尖っていない)流木をおすすめするよ。
それもいいかんじに接地面積が少なくて、下が影になるようなものだね。
その下にコリドラスが並んで隠れて落ち着いてたりする姿は、もう最高だよ。
接地面積を減らすのは、底面積をできるだけ減らさないためや汚れをためにくくするためだね。
もし水草をいれたいのであれば、流木に活着するようなものを使用するといいかな。
そうすれば砂に植えなくていいから、細かい砂の薄敷きも簡単にできるからね。
水草はライトが必要だったり、育て方に注意があったりするから、入れる場合はちゃんと勉強しておこう。
まぁこれは決して「コリドラスは水草を植えたらいけない」というわけではないからね。
植えたい場合は、砂の厚みを増やすなりの対処、そして水草の育成について勉強していけば実現は可能だよ。
ただ、コリドラスはモフモフで水草を抜いてしまうこともあるから注意してね。
根をしっかりはるエキノドルス(小型種を除く)の仲間なんかは、葉の下の影の所でコリドラスが休んでいたりして良い感じになるよ。
コリドラスその他の道具
さて、コリドラスのその他の道具を見ていこう。
これは用意しておきたい!というものはプロホースだね。
プロホースは、水換えの時に底床の汚れを一緒に抜けるものなんだ。
一度使うと手放せないよ。
プロホースは使用する時に「振るタイプ」と「ポンプを押す/振るどちらもできるタイプ」とあるよ。
後者のほうが、魚を驚かすことも少ないから使いやすいかな。
さて、他に必要な物を合わせて、器具をまとめて見てみよう。
水槽 | EJ-60 |
水質調整剤 | アクアセイフ+500ml |
フィルター | クラシックフィルター2213 |
ろ材(別売りぶん) | メック サブストラットプロ ストレーナ用スポンジ |
水温管理 | プロテクトプラス 150W NHS-062(ヒーターサーモスタットセット) 水温計 |
掃除道具など | しなりS プロホースL※サイズに注意! バケツ |
というかんじだね。
砂選びはとても重要だしコリドラスという生き物を考えるきっかけになるから、あえて一覧から外してみたよ。
少し前に解説したコリドラスの砂の項目を見てじっくり考えてみてね。
底床について考えるのは…とっても楽しよ!
水質調整剤は、水道水の中に含まれるカルキ等の魚に有害なものを無害化してくれるものだよ。
水換えの度に使用するからある程度容量のあるものを買うほうがお得だね。
水温管理は、設定温度を変化させられるヒーターを使用しよう。
水温計も忘れたらダメだよ。
バケツは好みにもよるけれど10リットル位あると使いやすいよ、
魚を掬うネット(しなりS)はできるだけ目の細かいものを。
コリドラスはヒレが硬い魚だから、目の粗い網だと引っかかってとれなくなってしまうんだ。
コリドラスの水槽をセッティングしよう!
さて、ここからコリドラスの水槽をセットしていくよ。
順番で言うと
- 各説明書を読む
- 水槽の置き場所を決める
- 水槽台を設置して水槽をのせる
- 田砂と流木を水洗いする(洗剤はダメだよ)
- 田砂を敷いて流木を設置
- アクアセイフ+を使用した水を水槽の7分目までいれる
- 2213をセット、作動させる
- シャワーパイプ(2213パーツ)の向きを一番近い壁にやや下向きに向ける
- ヒーターをセット、正しくセットできたのを確認してから通電させる
- 水温を26℃にセット
- シャワーパイプが水没しないくらいまで水(アクアセイフ+使用)を追加する
- 蓋を閉める
というかんじかな。
コリドラス水槽セッティングのコツ
さてここからさっき紹介したセッティングを、虫季萌菜の質問に答えていく形でもう少し解説していくよ。
虫季萌菜は超初心者で、記憶力も悪いからそういうつもりで見てあげて欲しいんだ。
説明書を読むポイントってなんですの?全部読みたくないですわ。
説明書は全部読もうね…まぁ注意書きは絶対に見ておくべきかな。
力を入れすぎると破損してしまうような部品もあるからね。
水槽の置き場所はどうしたらいいんですの?
温度変化が少なくて、直射日光の当たらないところかな。
水いれるものだし、重たいから床がしっかりしているところがいいよ。
家はお金持ちだから全て床はしっかりしていますわ!
洗剤はどうしてだめなんですの?そのほうが綺麗になりますわよね!
いや…魚に害があるからね。洗剤の話は前にもしなかったかな…
砂はバケツに入れて、お米を研ぐ要領で洗うといいよ、濁りが取れてくるまで水を取り替えながら繰り返そう。
お米なんて研いだ事無いですわ!
メイドの仕事ですもの!
なんかぷれ子さん、シャワーパイプの設置にやけにこだわっていましたけどなんか意味ありますの?
うん、壁に向けたのは水槽内で水がよく循環するようにだよ。
2213は勢いがあるから、少しだけここで水流を弱めているという狙いもあるね。
完全に水没させないのは、水面を揺らすのと、空気を巻き込むためだね。
そうすることで水中に酸素を溶け込ませているんだ。
まぁあとは、水槽の高さギリギリまで水を入れるとコリドラスが飛び出し事故を起こしやすいからっていう理由で少し水面を下げてるってのもあるね。
ふーん、ならセッティングよろしくですわ!
(こいつ…)
セッティングが終わったら
水槽のセッティングが終わったら、そのまま2週間位は放置しておいてほしいんだ。
セッティングしたばかりの水槽は、まだただの水で魚にとって必要な環境が出来上がっていないからね。
これにはいろいろと難しい話はあるんだけれど、実際に体験してみないとわからないことも多いと思う。
ただ、早い段階で魚を入れたり、魚を多く入れたりすると、環境が落ち着いていないせいで魚が導入早々死んでしまうことも珍しくないんだ。
だから最初は
- 水槽の立ち上げ
- 二週間してから少ない数の魚を追加
- そこから最低1ヶ月は追加無しで飼育
ということを目安にしてみよう。
コリドラスを購入!導入しよう!
さて、いよいよコリドラスの導入だよ。
さっきも話したとおり、最初は少なめがいいんだ。
数が少なすぎても良くなかったりするから、数を決めるのは少し難しいかもしれないね。
元々コリドラスは群れを好む魚だということ、初めて飼育するから不安も大きい…ということも踏まえて、60センチ水槽なら3~5匹くらいで考えてもいいんじゃないかな。
コリドラスの選び方
さてコリドラスの選び方を見ていこう。
コリドラス選びは以下のポイントが大切だよ。
- ふわふわと漂っていないもの
- 痩せていないもの
- エラなどが充血していないもの
- 目が飛び出していないもの
さて、これについての補足をフィッシュさんに聞いてみよう。
コリドラスさんはふわふわと漂うように力無く泳いでいるものは弱っている可能性が高いのです。
ただコリドラスさんの中には「エレガンスタイプ」や「ピグミーなどの小型種」のように、結構中層を泳ぐものもいるから注意をしてくださいね!元気よく砂の中の餌を探しているコリドラスさんは調子が良い証拠なのですが、結構ボーッとして動かないこともあるということは覚えておいてくださいね。エラの充血や目の飛び出しているコリドラスさんがいる水槽は、あまりよい状態ではない事がありますから、元気そうに見える同居人も買うのはやめておくのが無難なのです。
▼エレガンスも掲載!
>>熱帯魚図鑑:初心者に知ってほしいコリドラスいろいろ
コリドラスは痩せていることを見分けにくい魚でもあるから注意をしよう。
コリドラスのお持ち帰り
コリドラスはできるだけ揺らさず静かに運ぼう。
刺激すると驚きやすい魚だからね。
水温なども考えて、購入後はできるだけ速やかに持ち帰るんだ。
直射日光を当て続けたり、車の中に置き去りは絶対にダメだよ。
長距離を輸送する場合は、お店の人にお願いしてパッキングの水の量を増やしてもらおう。
コリドラスは水中に浮くようにしている魚ではないから、ぶつかりやすいことなどを考えると、1匹づつわけて梱包してもらうのがいいよ。
通販の場合は、必ず受け取ってね。
「寝てましたー」とか、「ちょっとコンビニ行ってましたー」とかはダメだよ。
コリドラスを水槽に導入、つまり水合わせ
さて購入したコリドラスを水槽に導入するよ。
この時にするべき作業は水合わせだね。
じゃあ順番に作業を進めていこう。
水温を合わせる
コリドラスの袋をそのまま水槽に浮かべよう。
30~1時間くらいは放置するんだ。
そうすることで袋の中の水温が、水槽の水と揃ってくるんだよ。
一定時間経ったら、開封して水温計で確かめてみよう。
ずれていたらそのまま浮かべるのを続けるよ。
一度袋をあけると、中の酸素が逃げてしまうから、密封はしないで口をあけて水面が新鮮な空気に触れるようにしておこうね。
ただ飛び出しには注意しよう。
水質を合わせる
さて水温が揃ったら、今度は水質を揃えていこう。
方法は簡単。
袋の水を少し捨てて、捨てた分だけの水槽の水を袋の中に入れるんだ。
目安としては5分の1くらいかな。
この作業は、大きめのスポイトなんかを使うとコリドラスを驚かさなくて済むよ。
それから10分、そっとしておいてあげよう。
その後に、同じ作業をするんだ。
こうやって10分置きに水を少し入れ替えるという作業をして、徐々に新しい水に慣らしていくわけだね。
今回の場合は5回繰り返すと完全に水槽の水に入れ替わるよね。
そうしたらコリドラスを静かに水槽に放してあげよう。
今日話した方法はとてもスタンダードな水合わせのやり方だから、100%完璧というものではないよ。
いわゆる無難で普通というやつだね。
ここにいろいろなテクニックや、知識経験を合わせて、より良い水合わせをできるようになっていこうね。
補足:コリドラスが毒を出した時の水合わせは?
コリドラスには、毒をもつ種類もいるんだよ。
まぁ基本的には混泳魚には無害だけど、素手で触らないようにはしたいね。(胸ヒレにあるよ)
毒のあるコリドラスを飼育していても、よっぽどやらかさないかぎり毒を体験することないから安心していて大丈夫だよ。
ただ、注意したいのが導入時。
輸送中にコリドラスが、袋の中で毒を出して「中毒」になっていることがあるんだ。
だからコリドラスは輸送中には特に揺れに注意するんだよ。
コリドラスが毒を出してしまった水は、不自然に白濁して泡立っていることが多いからよくわかると思う。
微妙に変な匂いもするよ。
その場合はもちろん水槽にその水を入れては駄目だよ。
ここまでの話は色々なサイトとかでも見られることでもあるね。
ただ、その場合の水合わせについてはほとんど書かれていないよね。
それには理由があって…それが凄く難しいことだからなんだ。
狭い袋の中で、自分の毒で中毒症状を起こしているコリドラスは、じっくり水合わせなんてしていられないよね。
そのまま放置していると死んでしまうことだってある。
こうなるともはや選択肢はほとんどないよね。
元々水合わせは、負担をかけないためにじっくりとやるもの…
でもじっくりとできないとなると…
- 新しい水に移し替えて様子を見る
くらいしかできないという現実があるんだ。
もちろんこれはかなり負担になるから成功するとは限らない。
その状態でできることがあるとしたら
- できるだけ静かに水を入れ替えていく
- 本水槽とは別の容器に毒にやられたコリドラスをいれる
- 容器内にエアレーションをかけてあげる
ということくらいだね。
滅多にあることではないけれど、一応頭に入れておこう。
毒が強いコリドラスで有名なのはゴッセイとかシュワルツィだね。
▼ゴッセイやシュワルツィも登場!
>>熱帯魚図鑑:初心者に知ってほしいコリドラスいろいろ
だからこの手のコリドラスは特に、一匹づづ水を多めにパッキングしてもらおうね。
水が多ければ、毒が薄まるから致命的なダメージにならなくて済むこともあるんだよ。
私も一度ゴッセイで袋の中で毒出してしまったという状況での水合わせを経験しているけど、水量が多かったから
- 水を薄めていくイメージで追加していき、新しい水に入れ替える
- エアレーションをしながら様子を見て、落ち着いたら本水槽へ
という方法で解決できたんだ。
今日話した方法は必ず助けられる方法ではないけど、参考にしてみてね。
コリドラスの餌、管理
さて、コリドラスを水槽に導入したら日常管理がはじまるよ。
一つ覚えておいて欲しいのは、餌をあげるのは導入翌日からということ。
当日はそっとしておいてあげようね。
ライトなんかもつけないでおいてあげると良いよ。
コリドラスの管理は
- 餌やり
- 水換え
- ストレーナー用スポンジの掃除
- 外部式フィルターの掃除
だよ。
コリドラスの餌やり
コリドラスには沈むタイプの餌をあげたいね。
コリドラスの餌として販売されているものがオススメだよ。
私はキョーリンのやつを使っているかな。
他にも冷凍アカムシも大好きだね。
餌やりのコツは、他の熱帯魚と同じように「あげすぎに注意」だ。
これはとても感覚的な話で難しいんだけど、様子を見ながら調整をしてあげてほしいな。
よく「コリタブ(コリドラスの餌用タブレット)◯個」とか言われているけど、メーカーにより大きさが違うからなんとも言えないよ。
ただコリドラスは、結構食べる魚だからわりと「あげすぎ」になりにくい魚でもあるんだ。
まぁ、食べ残しがでるようではダメだどね。
コリドラスはよく食べる魚、それが食べ残すということは…
異常なあげすぎってことだね。
もしくはコリドラスが体調不良で食べてないってことかな…
コリドラスの水換え
コリドラスの水換えは、プロホースを使って底床掃除も行いたいね。
使い方は説明書を見れば大丈夫だよ。
ザクザクやって清潔な底床を維持してあげよう。
流木の隙間なんかは意外と見えない汚れや食べ残しがたまってカビている時があるから積極的に吸い出そう。
ただ、それだけでは取れないものもあるから要注意だ。
そういう場合は流木をそっと持ち上げて裏面の汚れをとろう。
流木の上にも意外と汚れが積もっているから、先に吸い出してから持ちあげるほうが良いかな。
あ、あとたまにプロホースの水の出る部分をバケツの外に取り付けて部屋を水浸しにしてしまうことがあるから注意してね。
水換えの目安は週に一度3分の1程度。
ただこれはあくまで目安だから、様子を見ながら調整してあげようね。
ぷれ子の余計な一言
私はコリドラス水槽は週に5分の1~3分の1の範囲で水を換えているよ。
ただ、外部式フィルターの中を掃除した後は、2週間位間をあけるときもあるよ。
一度に大量の水換えを行わないのは、水質の急変を防ぐためだよ。
コリドラスの繁殖を狙う時のテクニックの一つに大量の水換えというのがあるんだけど…これは、必ず有効なわけでもないから、慣れないうちはやめておいたほうが良いね。
繁殖はまずコリドラスを上手く飼育できてから考えようね。
ストレーナー用スポンジの掃除
ストレーナー用スポンジは私は週に一度は必ず掃除するよ。
正確には2つもっているから、洗い済みのものに取り替える感じだね。
これは完全なゴミ取りとして使っているから、水道水でジャージャー洗ってしまうかな。
外部式フィルターの掃除
さてこれは一番難しいね。
餌のやる量や管理方法で全然違ってくるからね。
まぁ、そのあたりは感覚的すぎるから、慣れないうちは1~2ヶ月に一度くらいがいいんじゃないかな。
注意したいのは
- ろ材の使用期限、寿命
ということ。
活性炭系のろ材は、使用期限を過ぎて使用していると悪影響を出すこともあるからね。
白いウールマットは目詰りしやすいからこまめに交換しよう。
ろ材は種類によって扱い方や手入れの方法が違うから注意が必要だ。
基本的な目安は各ろ材の説明書を見ていけばいいんだけど、それだけではわかならい部分もあるね。
ろ材の様子や汚れ具合はしっかりと掃除の度に確認しておこう。
えーもう少し教えてほしですわ
仕方ないな、じゃあとりあえず今回のセットの場合の一つのパターンを書いておくね。
くどいようだけどあくまでも目安。
これで100%大丈夫というものではないからね。
- 外部式フィルターのコンセントを抜く。
- ダブルタップをしめて外す。
- ヘッドを外す。
- ろ材コンテナ内部の水を捨てる。
- 活性炭フィルターパッドを捨てる。(継続して使いたい場合は交換)
- 細目フィルターパッドを水道水で洗浄、汚れがひどい場合は交換用を用意。
- サブストラットプロ、粗目フィルターパッドをバケツに出す。
- 「7」で出したものを水槽の飼育水で軽く洗う。
(この時3分の1くらいはサブストラットプロは無洗浄で残しておく) - メックを取り出し飼育水でわりとしっかり洗う(ある程度でOK)
- ろ材コンテナの中を水道水で洗う。
- 水の入っていないろ材コンテナに、ろ材を戻す。
これを1ヶ月~2ヶ月に一度くらいかな。
サブストラットプロとかメック、粗目フィルターパッドはは、わりと長持ちするよ。
活性炭は用途や効能を考えると必須ではないよ。
一度使い切ったら、その後のイメージに合わせて必要性を考えて選択してもいいんじゃないかな。
水槽のセット販売はお買い得?
さて今日はいろいろと話をしてきたね。
今日紹介した飼育設備はわりと本格的だからちょっとお金はかかると思う。
「うーんもう少し節約したい」
なんて人は今日の話を踏まえて、お得なセット販売とか利用してもいいんじゃないかな。
ただ、通販とかだと外部式フィルター単体とかが異様に安くなる時もあるから、購入時にはチェックしてからにしようね。
セット販売買ったのに…バラ売りで選んだほうが安かった…なんてのがセールの怖いところだからね。
まぁ2パターンくらいは見積もりを出してみると良いよ。
特に60センチ水槽はとてもメジャーなものだから、セール対象になりやすいんだ。
コリドラス混泳水槽の注意
コリドラスは基本的に温和だから、混泳水槽には追加しやすいよ。
ただ、気をつけたいポイントもいくつかあるんだよね。
そのあたりはヒマチューさんに聞いてみよう。
コリドラスの混泳をする時は底面積の広さを気にしやがれでチュ!
水量に余裕があっても底面積に余裕が無い場合はダメでチュね!
ちなみにヒマチューみたいな淡水エイも底面積が必要でチュ!
混泳はコリドラスは大人しいから基本的になんでも良いんでチュが、コリドラスに危害を加えるような魚はやめろでチュ!
シクリッドの仲間とかプレコは生活圏もぶつかりやすくて気の強いものもいるから要注意でチュね!
うん、そんなかんじだね。
長い背びれをもつコリドラスはそれを齧られないような配慮もいるかな。
念のためスマトラのようなヒレを齧る魚は避けておこうね。
混泳の場合はコリドラスの餌がちゃんと行き渡るかを意識しよう。
例えば冷凍アカムシなら、プロホースのパイプ部分を水槽内に入れて、その中に投下すれば、水槽の下部まで届けやすいよ。
まとめ
さて今日のコリドラス話どうだったかな?
コリドラスはほんとうにたくさんの種類が入荷しているから、ついつい集めたくなってしまうかもしれないね。
何年か前にコリドラスブームがあったのはまだ記憶にあたらしいよね。
まぁ、彼らを飼ってみれば「ああ~ブームになるのわかるわ~」と思うはずだよ。
コリドラスは嫌いでチュ
え?なんでですか?かわいいじゃないですか。大人しいですし!ピースフルなのです!
コリドラスは骨が硬いんでチュ!
食べたらそれが喉にひっかけて死んでしまう肉食魚もいるんでチュ!
え!?コリドラスさんはどうなっちゃうんですか!?
そのまま詰まって死ぬでチュ!
そ…そんな…
そうやって肉食魚たちに「コリドラス=食べるな危険」を植えこんでいくやつらなんでチュ!
熾烈な…生存競争なんですね…
何をのんきなこといってるんでチュか!
フィッシュさんだって、ヒマチューが大きくなったら食べられるかもしれないんでチュよ?
ひいいいいいいい!私多分コリドラスだから!コリドラスだから!きっと私コリドラスだから!多分プルケールくらいは大きいから!いやもっと大きい!むしろコリドラスどころかメガロドラスだからいやむしろもうムルチだから!食べたら死ぬよ!トラウマになるよ!食べないで!
教えてぷれ子「プルケール/メガロドラス/ムルチ」
プルケールは少し大きくなるコリドラスだね。
7センチ近くになった個体は、本当にかっこいいよ。
メガロドラスはコリドラスに似ているけど、コリドラスではないよ。
全長70センチ近くなる大型魚だね。
ムルチ…なんだろうこれは知らないなぁ…ちょっと調べてみるね。
なになに…巨大魚怪獣…ウルトラマ…?
魚の妖精みたいなものであるフィッシュさんは元の魚がなんだったかわからない、謎の存在なんだ!
詳しいプロフィールはキャラクター一覧をチェックしよう!
▼コリドラス情報のまとめができました!
>>50種類から初心者向けコリドラスを解説!飼育・繁殖方法まとめ
ぷれ子さん、こんにちは。
改めてコリドラス関連の記事を読み返していますが、
これだけのことをわかり易く順序立てて記事にするのは本当に骨が折れると思います。
いつもながら、アクアリウムへの愛情を感じますね。お疲れさまです。
是非ともこの記事を見て、コリドラスの魅力にどっぷりはまってくれる人が増えてほしいものです。
・・・だから萌菜ちゃん、自分でセッティングしようね。
コリドラスの底床については、今でも何がベストか悩みますね。
私はフィルターとの相性から外部フィルターなら田砂、育成用の水槽は底面+上部フィルターを使用しているので、津軽プレミアム(いいよね!)にしています。
どちらも掃除のしやすさとゆう点では優れてますし、明るい田砂はアドルフォイなどのオレンジ系が鮮やかに、津軽プレミアムはシュワルツィなどバンド系のラインが太くはっきりしてきますね。コンコロールも渋い発色になりますよ。
外部フィルターの水槽には、サブフィルターとして投げ込み式も入れて糞などの大きなゴミ取り+エアレーションをしています。
設置位置は試行錯誤が必要ですが、うまくはまると外部フィルターの掃除頻度を下げることが出来ると思います。
でも、外部フィルターを開けた時のバクテリアの臭い。あれ好きなんですよね。
アクアリストなら同意してくれる・・・と思いますが。
そして底床掃除と言えばプロホース!やはり必需品です。
壊れないのでいまだに振るタイプを使っていますが、横着して振らずにホースを咥えて吸い込んでスタートさせています。
水槽の水飲んだこと・・・ありますよ。ええ、そりゃもうたんまりと。
cory-paradiseさんこんにちは!
そんなに褒めてくれてありがとう!
コリドラスって結構独特な所あるし、種類によってちがうこともあるから、いろいろがんばって書いたからすごく嬉しよ!
萌菜ね…うん。最近自分でセットとかがんばっているよ!たまに手伝うけどね。
コリドラスと底床ってほんと、永遠のテーマみたいな所あるよね。
でも津軽はいい。あれは本当に良い砂だよね。
cory-paradiseさんの言うとおり、種類に合わせた発色とかもいろいろあるもんね。
投げ込み式ってほんと、置き場所悩むんだよね!それにあの外部式をあけたときのにおいをかいだときの落ち着く気持ち、そしてプロホースをめんどくさくて結局口で吸ってしまうといパターン、うんあるあるだよねほんと。
こういう話をできるってなんか幸せだなぁ。
これからもそんなあるある話しようね!今日はコメントありがとうなんだ!
ぷれ子さん、返信ありがとうございます。
コリドラスと底床は永遠のテーマ。
うん、いい言葉だなぁ。哲学ですね。深い。深過ぎます!
コリドラスの魅力を引き出す上で底床はとても重要ですし、色んな楽しみ方があっていいと思っています。
ソイルで水草水槽に泳がすもよし、白砂で現地の水景を再現するもよし。何がベストだと言い切れないのがアクアリウムですが、底床も濾過サイクルの一部としてフィルターとの相性で選ぶのも一つの例だと参考にしてくれる人がいたら嬉しいですね。
おっと、ここはぷれ子さんのサイトでしたね。すみません。出しゃばりました。
それではコリドラスあるあるを一つ。
レイアウトに凝り過ぎて、コリが見えない。
こりゃまいった。
・・・うん、だじゃれです。
cory-paradiseさんお返事ありがとう!
ほんとコリドラスの底床って選ぶの楽しいよね(悩むけど)
新規で立ち上げる予定がなくてもいろいろ想像して考えてしまうよね。
確かに底床とろ過を考えることって大事だよね。
全然でしゃばりなんかじゃないよ!むしろコメントでそうやっていろんな考え方を教えてくれるのが私にとっても嬉しいことなんだ!
むしろありがとうだよ!
あと、掃除のやりやすさなんかのメンテナンス性も考えないといけないよね。
いかに底床を維持するか。そこもまた難しいんだ。
レイアウトに凝り過ぎて、コリが見えない。
これはあるあるだね!
そしてこれに返すだじゃれが思いつかない!うう…修行不足だ…
ぷれ子さん、こんばんは。
萌菜ちゃん、こんばんもいもい〜!
繁殖の記事では大変お世話になっています。
お世話ついでで恐縮ですが、コメントを読み返して言葉足りなかった部分に補足をしようかと思っています。
他人のサイトで相撲とるような真似してすみません。なんせアナログ人間なものでブログを始めるとかとても無理で…。これからもお付き合い下さいませ。
さて、私はコリドラス水槽の底床を厚めにしています。
レイアウトによって傾斜をつけたりもしますが、どのフィルターと砂の組み合わせでも平均すると3cm程です。理由は単純。アマゾンソードを植えるからです。
ロゼット系の水草は成長すると一株でも見栄えがしますし、コリドラスにとっては隠れる影になったり産卵床にもなります。葉の上でひと休みしているコリドラスの姿は何とも癒されますね。砂の底床でもよく育ち、張り過ぎた根をカットして植え直しても育ってくれます。しかも安価なので重宝しています。
底床掃除はプロホースを使いアマゾンソードの根元を避けて行います。60cm規格サイズには2株植えますが、それでも底面のほとんどが掃除出来るので問題ないでしょう。もちろん掃除の技術にもよりますが、そこはコリの為に練習あるのみです。
そしてもう一つの理由。
病気を予防するために底床を薄くすることは確かに効果がありますが、コリドラスがモフる度に水槽の底面に鼻先をぶつける事になります。生魚なら怪我をする可能性があり、成長途中の幼魚や若魚だと怪我はもちろん「吻」の発育不全を起こす可能性があります。ロングノーズ種は特にその傾向が強く出ます。
これは私の経験からでのことで、必ずしも起こる事でないでしょうが、言わば予防のために底床を厚くしているとも言えます。
コリドラスが垂直に刺さるほど埋まってモフる姿は、なかなか迫力があって驚かせてくれますよ。それもコリドラスの魅力の一つなので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
最後に、私とコリドラスとの出会いを「あいうえお作文」で。
「コ」 この魚
「リ」 立派なヒゲだな
「ド」 ドジョウかな?
「ラ」 楽に飼えるのならば
「ス」 すぐ買っちゃえ!
・・・うん、お粗末様でした。
「コ」 この魚
「リ」 立派なヒゲだな
「ド」 ドジョウかな?
「ラ」 楽に飼えるのならば
「ス」 すぐ買っちゃえ!
うん、すてきなあいうえお作文だ!cory-paradiseさんこんばんは!こんばんもいもい~!(萌菜の最近の挨拶だね!)
今日の話は私は今までで一番参考になったよ。私は結構薄く敷いてしまうタイプなんだけど、厚く敷くことの良さを改めて感じたよ。
私が一番底床の厚さ考えているのは、その良さを引き出すことだと思うんだ。
薄く敷く良さ、厚く敷く良さ…
サイトでは初心者さんの扱いが簡単になるように、薄く敷くのを推奨することが多いんだけど厚く敷くことの良さも、私自身もっと考えて、もっと語れるようになっていかないといけないと思ったんだ。
本当にありがとうなんだ!
あとエキノドルスとコリドラスの組み合わせは最高だよね!すごく似合うと思うんだ!
追伸:cory-paradiseさんがブログ始めれないおかげで私のコメント欄がとても充実して!むしろ嬉しい事だらけなんだ!
cory-paradiseさんがアナログ人間で良かったよ! なんて言ったら怒られちゃうかな!
でもほんと貴重なお話をこのブログにくれてありがとう!
はじめまして!東雲燐です
コリドラスの底砂にリアルブラックという選択肢はいい選択でしょうか。
水質に影響を与えるとか与えないとか調べれば調べるほど混乱してきまして……
フィルターはテトラの外部フィルターをセットして立ち上げをしようと思っています。
東雲燐さんはじめまして!
コメントありがとうなんだ!
質問のことをまとめるから参考にしてみてほしいんだ。
これは私の意見だから、参考程度でみてくれたらよいかな!
まず底床の水質への関係。
これは影響がコリドラスに不適切な方向に働くものを避けていくというところがまず第一になるかな。
水質への影響ってその底床の質だけでなく、使用量や使用期間も関係したりする場合もあるよ。
私の場合はコリドラスを飼育する水槽は極力影響の少ない砂を選択して、フィルターや環境のセットやメンテで水質を維持していくという総合的な考え方をするかな。
この場合は水質を左右する要素が底床にあると、調整しにくいからという目線だね。
水質って一定じゃないから、なかなか難しいんだ。
だから底床は影響の少ないものにして他で調整していくというかんじだね!
あとコリドラスの場合は角がない底床。
できるだけそういうものを選ぼうとする人は多いよね。
私もそうかな。
リアルブラックなんだけど私はあんまり使ったこと無い底床になるんだよね。
改めて見てきたけどちょっと粒の形が気になるかなという感じかな。
私なら違う砂を選択するかもと思ってしまったよ。
ただ今日の私の主観だから、一つの参考としてみてくれたら良いと思うんだ。
コリドラスにとっては底床って大事だから、敷く厚さやメンテ方法、レイアウトなども込みで広い、そして長い目線で考えると良いと思うよ。
ちょっと長々と話してしまってごめんね。
今はコリドラスの底床っていろいろ試されて、人気のあるものもあるから「よく使われているのは何かな?」みたいな感覚で調べてみるのもおすすめだよ!
ぷれ子さん、こんにちは。
東雲燐さんはじめまして。cory-paradiseと申します。
コリドラスの底砂に何を使うか?迷う気持ち、よ~くわかります。差し出がましいようですが、ご参考になればとコメントさせて頂きます。
私もぷれ子さんの見解に賛成です。失礼ながら引用させて頂きますが、「水質への影響って~、・・・調整しにくいからという目線だね」までのくだりは大変重要なポイントなので繰り返し読んで下さるようお願いします。
底砂はいったん敷いてしまうと簡単に交換することは出来ません。単純に手間がかかりますし、もし、45cm企画水槽以下の小型水槽での飼育をお考えなら、水質を含め、水槽内のバランス維持における底砂の影響する割合は、量にもよりますが結構高くなります。これがベストとは一概に言えませんが、一般的にコリドラスに適していると言われる砂を使用されるのがよろしいかと思います。
一つ補足します。
コリドラス特有の「もふもふ」動作をよく観察してみて下さい。出来れば細かい底砂が敷いてある環境だとわかり易いです。コリドラスは「もふ」の際に口内に含んだ砂などの無機物をエラから排出しています。これが、コリドラスには丸くて細かい砂が適してると言われる理由の一つです。とがった砂だと痛そうですよね。
水質ももちろん重要ですが、底砂・レイアウト素材・配管・ヒーターに至るまで、水槽内に入る物は飼育する生体との相性や与える影響、そしてメンテナンスすることをシミュレーションすることが大切です。そういった事や、生体の習性を調べたり動作を観察する習慣が、アクアリウムにおいてはベターな選択をすることに繋がると思います。
cory-paradiseさんアドバイスありがとうございます!60センチの混泳水槽を考えていまして……
試行錯誤しながら頑張りたいと思います!
東雲燐さん、こんにちは。
60cm規格水槽なら色々と選択肢が増えますね。
こちらのサイトにも60cm規格水槽に関する記事がたくさんありますので、きっと素敵な混泳水槽が創れると思います。
いいですよねぇ、混泳って。頑張って下さい!
私も応援しているから是非頑張ってみてほしいんだ!
改めましてこのサイトにコメントしてくれて、ありがとう!
ぷれ子さんお久しぶりです!東雲です
だいぶ期間が空きましたがコリドラスとカージナルテトラの混泳水槽を立ち上げることが出来ました!
プライベートが大変でお知らせ?することが遅くなってしまいました……
これからも参考にさせていただきます!
東雲燐さんこんにちは!
素敵な報告ありがとう!
念願の混泳達成って嬉しいよね!
cory-paradiseさん補足説明ありがとうなんだ!
cory-paradiseのコリドラスの意見はいつもすごくて私はすごく楽しみなんだ!
ソイルって普通に掃除簡単なんですけどね
水草水槽のイメージで言われやすいのかソイルは掃除がどうこうと言われますが生体水槽のソイルの場合は水草なんてないんでね
プロホースでどんどん汚れ吸えて砂よりずっと掃除楽です
ソイルでの飼育をしてる側から言わせてもらうと何か苦労してなんとか持たせてるとかじゃないんで誤解があると思いますね
特別なことをしてるわけではなく普通に簡単に飼えるんですよソイルって
見た目がどうにも人工的で永久的に使うのは難しいものが多いので生体飼育であえてソイル使う人はあんまりいないから使ってる人の意見が少ないだけではないですかね
もももさんはじめましてこんにちは。
まずは私がいろいろうまく書けていなくて、不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。
今回の記事は初心者さん向けというところで、もももさんの言う通り「意見が少ない」からこそ、ソイルの特性を知らずに失敗する人を減らしたくてこういう書き方をさせてもらったんです。
その反面私はソイルでのコリドラス飼育の成功例も知っているので、完全に否定したくはなく「世の中には、ソイルで育て上げられた立派なコリドラスがいるのも事実だ。」という一文を加えたつもりでしたが、これだけでは説明不足で、誤解を生みやすいような状態だったかもしれません。
このあたりは本当に記事を書いている私の力不足です。
今回いただいた意見を元に、この記事に追記をさせてもらいました。(底床の項目の最後に追記してあります。)
ご指摘、本当にありがとうございました。
ぷれ子さん、こんにちは。
追記お疲れ様です。
今回コメント投稿された読者様のご意見はとても貴重ですね。実に興味深いです。
私もコリドラスの底床には砂派でありますが、ソイルの特性や長所を考えると何とか使用出来ないものかと考えることが多くあります。
でも「私的に」リスクを抑えきることが出来ないため使用出来ずにいます。そうゆう意味では結果として私もソイルを積極的に勧めない一人です。
複雑多岐なアクアリウムにおいて、それら全てに沿った情報を発信することは本当に難しいことと思います。また新たな技術や商品の開発で、過去の常識が覆ることもあり得ますから未来に渡って変わらない情報なんてないでしょうし、現代はそうゆう時代と割り切って私達は生きていますよね。
だからこそ、多くの方の意見が聞けるコメントは貴重ですね。
私のブログもそれなりの記事が溜まってきましたが、たまに読み返して現状と異なることや不足がないか点検しています。書き手として柔軟に対応するぷれ子さんのスタイルにはとっても賛成しますし、心からリスペクトしています。
それにしても、今回のご意見、追記は実に有意義ですねー。
まさに書き手と読み手が一緒になって育てているアクアリウムサイトだなぁって実感しました。うん、私も見習おう。
cory-paradiseさんこんにちは。
本当に色んな人に支えられてこのサイトができているって思うよ。
cory-paradiseさんもいつも参考になるお話を聞かせてくれるし!
これからも本当によろしくなんだ!