こんにちはぷれ子です。
今日はそこまで大きくならない小型のナマズを紹介していくよ。
全長で3センチ程度のものもいるから、そこまで大きな水槽が置けない人も見てくれたらいいなと思うんだ。(20センチ位のもいるけどそこはご愛嬌ということで)
今日はメインは熱帯魚だけど、熱帯じゃない魚も混ざっているよ。(解説に書いてあるよ!)
▼こいつらもナマズやで!
>>熱帯魚図鑑:小型プレコ!ブッシー、インペリアルゼブラなど
>>熱帯魚図鑑:初心者に知ってほしいコリドラスいろいろ
▼図鑑のまとめページができました!
>>熱帯魚、水草(など)図鑑まとめ!
ぷれ子の小型ナマズ図鑑
あれ?ぷれ子さん読書ですか珍しい。
ぷれ子さんって熱帯魚以外のものを見ると熱が出ると思ってましたわ。
失礼なやつだな…私だってたまには熱帯魚以外のものを見るぞ?
ところで何読んでますの?
ん?「世界のナマズ 増補改訂版(著:江島 勝康 )」だよ。
ちょっと前の本だから微妙に最新情報とは違うんだけどさ、すごく参考になるんだよ。
熱帯魚の本じゃないですか…
いや!
この本確かに熱帯のナマズメインだけど、日本のナマズとかも載っている…つまり温帯魚が載っているから、これを熱帯魚の本と言い切るのは…
(もう嫌ですわこの人)
ハラ・ジャーデニー(ハラ・ジェルドニー)
ハラ・ジャーデニー(ハラ・ジェルドニー)
学名:Hara jerdoni
サイズ:3センチ
分布:インド/バングラディッシュ
超小さいのに妙な迫力があるよね。
たまに「ハラ・ハラ」という名前で流通するけど「ハラ・ハラ」は別の魚だと言われているね。
この辺りの魚はしっかり分類されて販売されていないこともあるから、結構いろいろとややこしいんだよ。
ただ本当にいいナマズだよ。
小さくて可愛い。そして意外と飼いやすい。
ゴールデンレオパードタティア
ゴールデンレオパードタティア
学名:Centromochlus perugiae/Tatia perugiae?
サイズ:5センチ
分布:ペルー-アマゾン川
ペルーアマゾンって魅力的な魚多いよね。
レオパードタティアは小さい、派手、温和と人気の出る要素をたくさんもっているナマズだよ。
口に入るサイズの魚は食べられる可能性があるから一応混泳はさせないほうがいいかな。
タティアは一見可愛いけど、じっと見ているとナマズ感バリバリあるのがいいよねぇ。
トランスルーセント・グラスキャット
トランスルーセント・グラスキャット
学名:Kryptopterus bicirrhis
サイズ:8センチ
分布:マレーシア/タイ
熱帯魚に興味が無い人の心も掴むというスペシャルな見た目を持った魚だね。
もうね、すっけすけだよ。
こう見えて結構混泳できる魚なんだよね。
群れでふよふよ泳ぐのが好きだから、ある程度の数を飼育してあげるといいよ。
最低でも3匹は欲しいかな。
アジア・グラスキャット
アジア・グラスキャット
学名:Pelteobagrus ornatus/Hyalobagrus ornatus
サイズ:5センチ
分布:マレーシア/タイ/インドネシア
結構良く泳いでくれるよ。
トランスルーセントほどではないけど透けているよね。
なんとも可愛い顔をしているから、結構人気者だよ。
どこでも見る魚ってわけではないけど、まぁまぁよく流通しているから、入手の機会は多いと思うよ。
ホワイトバンジョーキャット
ホワイトバンジョーキャット
学名:Dysichthys sp.?
サイズ:10センチ
分布:ペルー
楽器のバンジョーに似ているからバンジョーキャットと名付けられた魚の一種だよ。
まぁそもそもバンジョーってなんやねん?って話だよね。(楽器だよ!)
普段から砂に潜ってじっとしているのが好きなナイスなやつだよ。
待ち伏せして餌を取るタイプだね。
こういう擬態が上手なナマズはみんなそんなかんじだよね。
ブロッチ・ホプロ
ブロッチ・ホプロ
学名:Megalechis thoracata/Hoplosternum thoracatum
サイズ:15センチ
分布:ブラジル-アマゾン川、パラグアイ川/コロンビア-オリノコ川/ガイアナ
コリドラス的な感じで飼育できるナマズだよ。(わりと大きいけども)
基本的には温和だね。
このあたりの魚は泡巣を作ることでしられているよ。
ただ泡巣を作るタイプの一部は、発情すると気が荒くなるって話もちらほらあるから、一応気にして注意しておいたほうがいいかもね。
サカサナマズ
サカサナマズ
学名:Synodontis nigriventris
サイズ:8センチ
分布:コンゴ-コンゴ川
逆さまになって泳ぐナマズ。
とてもかわいいこのナマズはマニアの間では「小さいシノドンティス」として愛されているよね。(たぶんね)
泳ぎ方がね可愛いんだよ本当。
是非自宅の水槽で見て欲しいってかんじだよ。
ギバチ(日本の淡水魚だよ)
ギバチ
学名:Pseudobagrus tokiensis
サイズ:20センチ
分布:本州
日本の小さめナマズのギバチさんだよ。
「東南アジアから入荷した新種です」って言われたら信じちゃいそうになるけどね。
まぁ20センチにはなるけども。
もちろん、熱帯魚ではないよ。
でもいいよね、この渋さ。
飼育方法は、水温などが熱帯魚とは異なるから注意してね。テリトリー意識があるからまぁ、単独がいいと思うよ。
オトシンクルス・ネグロ
オトシンクルス・ネグロ
学名:Hisonotus leucofrenatus
サイズ:4センチ
分布:ブラジル南部~中央高原、アルゼンチン
普通にオトシンクルスと呼ばれる魚よりも繁殖が容易でわりと人気があったりするこの魚は、名前にネグロと入っているけど、ネグロ川の魚ではないんだ。
うん、よくあるパターンだよね。
でもこいつは本当にいいよ。
もうね見た目が激渋。
コケとり能力も高いけど、コケがなくなると餓死しちゃう可能性あるからちゃんと餌あげてね。
▼オトシンクルスの餌について学ぼうね!
>>餌マスターになれ!熱帯魚の種類別『餌』の種類と与え方!
ロイヤル・ファロウェラ
ロイヤル・ファロウェラ
学名: Surisoma panamense?
サイズ:20センチ
分布:コロンビア、パナマ、エクアドル
名前にファロウェラとあるけれど、実はファロウェラではない。ストゥリソマの仲間である。
でもファロウェラと名前のつく魚で、一番見かける機会が多い気がするね。
ちなみにこの次によく見かける「ファロウェラ・アクス」と言う名前で流通する魚はファロウェラではあるけど、「ファロウェラ・アクス」ではなかったりするのが基本。
まぁこのあたりは…魚からすれば関係ないことだけどね。
ロイヤル・ファロウェラは見た目の優雅さ、そして繊細さが素晴らしいよね。
でも案外丈夫なんだよ。
リネロリカリア・ランケオラータ レッド
リネロリカリア・ランケオラータ レッド
学名:Rineloricaria lanceolata var./emiloricaria lanceolata var.
サイズ:11センチ
分布:改良品種?(原種はブラジル-トンカチス川)
赤ランケと呼ばれる魚だね。
ブリード個体が流通するから、結構手に入りやすいよ。
改良品種だと言われていたり、改良品種でないといわれていたり。
謎多き魚ではあるんだけどね。
うん、なんかこういう話多いよね。
ブロキス・スプレンデンス
ブロキス・スプレンデンス
学名:Brochis splendens
サイズ:9センチ
分布:ペルー/エクアドル
エメラルドグリーン・コリドラスの名で流通するけどコリドラスではなかったりするよ。
もうこういう話ばっかりだよね。
ブロキスはそう呼ばれる通りエメラルドグリーンが美しいナマズだよ。基本的にはコリドラス感覚で飼えるね。
ただちょっと大きくなるけどね。
まぁ、それがブロキスの魅力なんだけども。
ロングノーズ・ブロキス
ロングノーズ・ブロキス
学名:Brochis multiradiatus
サイズ:10センチ
分布:ペルー-ナポ川
もういっちょブロキス紹介するよ。
ロングノーズブロキスと呼ばれる魚だね。
このブロキスは他のブロキスに比べてなんかごつくなるんだよね。
もう最高。
大きく育った個体なんてもうなんなのかというくらいの迫力を誇るよ。
だけどわりと大人しい。
補足:小型ナマズを飼育するポイント!混泳の問題?餌の問題?
さて、今日は補足として小型ナマズの飼育についてちょっとアドバイスをするよ。
まず、一番大事なのは
「ナマズによって性格やサイズがぜんぜん違う」
ってことだね。
おとなしいやつから、テリトリー意識が高い奴まで、いろいろといるんだよね。
さらに、積極的に生きた魚を食べに行くものから、待ち伏せして小さい餌しか食べないものまでと、餌の好みも幅広いんだ。
だから小型ナマズを飼育する時はまず調べることだよ。
特に気にしたいのは
- 気が荒くないかどうか
- テリトリー意識を持つかどうか
- 発情して凶暴化しないか
- 小型魚を捕食するかどうか
- 大人し過ぎないか
- 最大全長はどうか
- 夜行性かどうか
というポイントかな。
大人しすぎると餌が回らなかったりするからね。
そういう場合は消灯直前に餌を投入したりするとかしてあげるといいかもよ。
隠れるナマズも、暗めの環境だと餌に反応してくれやすくなる時があるからね。
ただ、このあたりのナマズって案外情報が少ないから調べるのに苦労はするかもしれないね。
でもそんな時こそ
- 一つの情報を鵜呑みにしない
ということに注意して欲しいんだ。
ナマズの話って結構「あれ?これ違うんじゃない?」ってことがざらにあるからね。
いくつか見て冷静な目線で考えてみたり、専門店で「この中にナマズに詳しい人はいませんか!」と聞いてみたりするといいよ。(お店の中で大声で叫んだらだめだよ)
ナマズってさ、隠れていたり地味なものが多いぶん、マニアックに詳しい人がいたりするからね。
お店に行って「あれ?ここやけにナマズの仲間多い…」なんて場合は、スタッフにナマズマニアさんがいる確立大だよ!
まとめ
さて今日のナマズ図鑑どうだったかな?
ナマズは本当に種類や形状が豊富でさ、見ていて飽きないんだよ。
まだまだ発見されていない新種もいそうだしさ。
もう「ナマズ=ワクワク」だよね。
はぁ…
どうしたんですの?
最近ロリカリアが好きすぎて辛い…
ふむ、そんなにハマっているんですね。
うん、ロリカリアっていろいろいてさ、どれも、魅力が(ニヤニヤ)ああ、水槽が足りない…予算が足りない…でもそんな手を出せないロリカリア達が愛しい!
顔が緩みすぎて…キモチワルイでチュ…変態っぽいでチュ…
よほどロリカリアに惹かれているんでしょうね…もはやロリカリアコンプレックスですわ!
はっ!まさかぷれちゃんはロリコ…
その略し方はやめろ。
こんにちは。
ナマズいいですね。
ショップで見かけたサカサナマズの動きの可愛さと、トランスルーセントグラスキャットの美しさに惹かれてどちらかの飼育を検討しています。
今のところはトランスルーセント寄りなのですが、3匹以上入れるとすると45cm水槽では狭くなりませんかね?
あと、隠れる場所(石や流木)もあった方がいいんでしょうか。
質問ばかりしてすみません。
穀物さんこんにちは!コメントありがとうなんだ!
ナマズ良いよね。
45センチ水槽だとろ過の具合や混泳する魚を考えて数を決めていくのが良いと思うんだ。
極端に小さい水槽ではないから、ろ過や環境さえ整えれば飼育することは可能だと思うよ。
ただ案外サイズ大きくなる魚だから、レイアウト次第によっては見ていて狭さを感じてしまうかもしれないね。
このあたりは個人の感覚的なところだから、ちょっと想像して考えてみてほしいんだ。
実際のサイズに合わせて紙を切って作ってみると想像しやすいよ!
隠れ家についてはあると落ち着くけどあんまり複雑にするとメンテが難しくなるからそのあたり気をつけてあげてね。
トランスルーセントグラスキャットはメジャーな魚だけど意外と情報が少ないよね。
飼育するときは水温をちゃんと安定させることを気をつけてあげたい魚である気がするんだ。
あと白点病とかにも弱いから、しっかり落ち着いた個体を入手すると良いと思うんだ!
購入前からじっくり観察!というかんじだよ!
こんなかんじで参考になったかな?
すごく面白い魚だから私としてはおすすめなんだ!
ありがとうございます。
状況を見ながら考えるというのが最初も飼っていく間でも大切ということですね。
初めて水槽を立ち上げたもので、ひょっとしたら初期の萌菜よりひどいんじゃないかという知識です。
ただ、興味だけで飼い始めて悲惨な結果にはしたくはないのでいろいろと勉強したいと思います。
こちらは萌菜やフィッシュさんとの掛け合いも面白く、楽しく拝見しております。
こちらこそありがとうなんだ!
状況を見るってなかなか簡単ではないけどそういう気持ちを持って接していけば色々見えてくると私は思うんだよね!
なんか曖昧な意見でごめんね。
私も色々壁にぶつかりながらここまできたからこそこれからも状況をより見れるようになりたいとすごく思っているんだ!
きっとそういう気持ちは同じだよね!
サイト気に入ってくれて本当にありがとう。
私の書いた記事が役に立ってくれたらとても嬉しいんだ。
はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいております。
ネットでのナマズの情報は本当に少ないですよね…
先日ペットショップでアジアグラスキャットを見かけて一目惚れしたのですが、人工餌はあまり食べない、臆病なのでオラオラしている魚とは相性が悪いと聞きました。
導入予定の水槽にアカヒレが居るので心配です。ぷれ子さんの意見をお聞かせいただけないでしょうか?
食慾さんこんにちは。
アジアグラスキャットは確かに魅力あるよね。
アカヒレと一緒に飼えるかどうかは環境とか餌のあげ方によっても変わる気がするね。でもおとなしい魚ってちょっと混泳悩む時あるよね(気持はよく分かるんだ!)
答えになっていないけど、そうやって慎重になることはとてもいいことだと思うよ。
餌に関してはそういう魚を飼う場合はお店で「どんな餌をあげているか」と聞いてみると良いよ。そうすると飼育のヒントが見えてくるからね。特にナマズ系は餌の好みが激しいこともあるし、お店により上げているものも違うから、毎回私は聞くようにしているんだ。情報では人口餌食べると書いてあっても、実際慣れていないから食べないとかもあるからね。
なんかあんまり役に立つこと言えなくてごめんね!今日はコメントありがとう。