はいこんにちはぷれ子だよ。

今日はベタの繁殖についてのお話をしようと思うんだ。

オスメスの選び方のコツは…

ペアリングのやり方は…

産卵のさせ方は…

稚魚を上手く育てるには…

などなど、ベタの繁殖を成功させるために必要なことを、初めての人でもわかるように手順を追って解説していくよ。

▼優しく厳しく教えるベタまとめできました!▼
ベタまとめ▲しかも結構話が長いんだなこれが▲

この記事を読むべき人
  • ベタの繁殖に興味がある人
  • ベタの繁殖を成功させたい人
  • ベタの繁殖のリスクを知りたい人
  • ベタの繁殖に関する意見がほしい人

 

ベタの繁殖の成功者に聞くコツ

ベタ
ベタの繁殖は可能だけど…
出典:charm>詳細を見る

虫季萌菜虫季萌菜

ねぇぷれ子さん、こないだ卵産んでたベタってどうなりました?


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

ん? 順調に育っているよ。


虫季萌菜虫季萌菜

へぇ、よかったですね。あ、わりともう大きいですね。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

うん、稚魚もこのサイズになればとりあえず一安心かな。


虫季萌菜虫季萌菜

ふむ、そういうものなんですね。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

そうだね、特に卵から孵化して一週間くらいは、みんな「不安」だって言うね。


虫季萌菜虫季萌菜

みんな?


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

うん、私のアクアリウム仲間だよ。結構ベタの繁殖はみんなやっているからね。


虫季萌菜虫季萌菜

えっ!? ぷれ子さん友達いたんですの!?


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

…おい…。


虫季萌菜虫季萌菜

つまり今日はぷれ子さんの繁殖例だけでなく、いろんな方の方法を紹介ってことですの?


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

わかりやすい説明的台詞ありがとう。まぁそうだね、特に繁殖なんていろいろな方法があるかららね。


虫季萌菜虫季萌菜

ふむ。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

ほらちょっとGoogleでベタの繁殖について調べてみ?


虫季萌菜虫季萌菜

あーなんか細かい所が違いますね。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

そうそう。そうなんだよ。繁殖と一言に言ってもやり方は色々あるからね、そのあたりの選択肢を増やしたくてお友達の話をいくつかもらってきたわけだ。


虫季萌菜虫季萌菜

へぇ、どんな人のお話なんです?


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

まぁ今日は私以外のメンバーは

Aさん
もう5年も単身赴任中!でもアクアリウムがあるから寂しくないもん!の強がりナイスミドル。
Bさん
単身赴任だと必死に思いこもうとしていたけど、無理でした。だって好きな人は10年前にあいつと結婚しちゃったから…な、独身ナイスミドル。

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

というかんじだね。


虫季萌菜虫季萌菜

っ…なんですの…そのちょっと切なくなる二人は。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

どちらもアクア歴長いからね。頼りになるよ。


虫季萌菜虫季萌菜

…あ…はい…。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

ちなみにAさんとBさんは職場同じだよ。


虫季萌菜虫季萌菜

へぇ…どうでもいい情報ありがとうございます。

はじめに:ベタの繁殖をする前に知りたいこと

さて、まず繁殖の具体的なノウハウの話をする前に、大事なことを覚えてもらいたい。
それは

ベタの繁殖の注意
  • 成功するとかなりの数になる
  • 繁殖には複数の水槽が必要

ということだ。

これを考慮して繁殖に取り掛からないと、失敗したり、手に負えなくなったりするんだよね。

だからこそリスクを最初から想定し、それをクリアする方法を考えておかないとダメなんだ。

 

まず「成功するとかなりの数になる」というリスク。

慣れた人だと、ベタは余裕で100匹を越える稚魚を育て上げることができる。

そこそこ上手くいかなくても、コツさえ掴んで上手くいけば50匹残すことくらいならできるようになってきてしまう。

はじめてでも運が良ければ200匹とか残ることがある。

それは嬉しいことだけど、それだけの数のベタを面倒見るというのは非常に大変なことなんだ。

その数を育てるイメージができない人は、引き取ってくれるお店を見つけておいたりなど、

稚魚の行先を持っていないといけないんだ。

そうした対応がしっかりできれば、これはリスクではなくなるよね。

 

次に「繁殖には複数の水槽が必要」というリスク。

ベタは、繁殖の際一時的にオスとメスを一緒に飼育するのが基本だ。

つまり繁殖を狙わない時は別々にするということだね。

親と子もいつまでも一緒にはしておかないものだ。

だから必然的に水槽が複数必要になるんだ。

もちろん、親を育てる水槽と、たくさんの数の子を育てる水槽ではセッティングもサイズも違う。

それらをちゃんと考え、環境を用意してこのリスクを潰さないといけないんだ。

繁殖ってのはその後、稚魚も親も世話を続けるということだからね。

 

他にもリスクはたくさんある。

例えばオス、メスともに傷つく可能性があるとかね。

それに、繁殖は体力を使う行為だから、繁殖に使うと成功するしないに関わらず、親魚は短命になってしまう可能性もあるということも頭に入れておきたい。

さてさて前置きが長くなったけど、ここから具体的な繁殖を成功させる方法を見ていこう。

ベタを産卵させるための手順

さてまずはベタを産卵させるための手順を覚えていこう。

この段階にはその後稚魚を育成するために必要な要素もあるから、しっかり考えてほしい。

冒頭でお話したとおり、繁殖というのはいろいろな方法があるから今日の話を鵜呑みにせず、参考としてみてより良い方法を見つけていってほしいんだ。

ベタのオス・メスを用意する

クラウンテール
クラウンテールの特徴は遺伝しやすい?
出典:charm>詳細を見る

さてベタのオスメスの用意の仕方を見ていこう。

実はここはかなり重要なんだ。

例えばベタにはクラウンテールとかハーフムーンとか、形状の違いがあるよね。

あれを無作為に混ぜてしまうと、うまくそのタイプの特徴が出なかったりするんだよ。

新しいタイプのベタを作りたかったり、違う種類を合わせることで形状を調整したりする人はやるんだけどね。

ただそれは正直、超ベテランの領域なんだ。

 

言い方はものすごく悪いけれど、それぞれの特徴が出ていないベタとかだと引き取り手がなかったりしてしまうことがあるんだよ。

だから初心者の人は、クラウンテールはクラウンテールと、ハーフムーンはハーフムーンとというかんじで合わせるところからはじめてみてほしいんだ。

さてここで単身赴任中のAさんのアドバイスを聞いてみよう。

Aさんのアドバイス
ベタのオスメス選びは非常に難しく、こればかりは経験を積んでいくしかありません。

一番ラクな方法は、ベタに詳しいブリーダーさんや専門店のアドバイスを受けることですが、実際そのような人と出会える機会は非常に少ないと思います。

なので初心者の方は、同じタイプのオスメスを用意していくことからはじめてみてはと、私は思います。

ここでネックになるのがだいたいメスです。

オスは昨今のベタブームの影響で入手しやすくなりましたが、メスとなると流通量も少なく、手に入れられる機会も減ってしまいます。

単純にメスは地味なので、オスのように売れないため仕入れる量も少ないんですね。

愛好家の間では、いかにして良いメスを手に入れるかということに重きを置くことがあるくらいです。

良い感じのベタを作りたい時は、オスばかりでなくメスにもこだわりましょう。

はい、ありがとうございました。

結構ディープなお話までいただけたね。

メス
良いメスを探したい
出典:charm>詳細を見る

確かにAさんの言うとおりベタはメスを入手するのが難しいんだ。

だからこそじっくりメスを探したいね。

しかもベタのオスとメスは「相性」があるから、絶対繁殖できるというわけでもない。

だからやっかいなんだよね。

ベタのオスとメスの写真を撮る

さて、オスとメスを入手したらできるだけ見た目がはっきりわかる写真を撮影しよう。

なぜならベタの稚魚を引き取ってもらう時に、その情報を欲しがられることがあるからだ。

 

いろいろな色、そして形状を生み出されてきたベタ。

実は、親と同じ見た目の子供が生まれるとは限らない魚なんだ。

ただ生まれるとは限らないとは言っても、親の特徴は引き継ぐことも多い。

このあたりは非常に難しいから、語るに語れないんだけど…

初心者は「きれいな親の子はきれいになりやすい」という考えからはじめてみるといいかもしれないね。

ただ色や模様が極端に違う魚を混ぜたりすると、そうも行かない時もある。
だからこそベタは「親の写真」があると喜ばれるんだよ。

さて今度はBさんのアドバイスを聞いてみよう

Bさんのアドバイス
こんばんは。今日はお招きありがとうございます。

独身のBです。

結婚したこと無いので、生まれてずっと独身ということになりますね。

さて写真の件ですが、これはとてもありがたいことなんですよ。

僕のようなベタを探すのが好きな男が、色がはっきりでていない稚魚の中から将来おとなになったら綺麗になりそうな個体を選ぶ時に、親の写真があるとほんとうに参考になりますからね。

ベタを選ぶのは結構自信あるんですけどね。

なぜか独身ですね。

はい、なんでBさんが未だに独身かわかる気がするね。

そんなかんじで親の写真は必須ではないけれど、用意しておくと良いよという話でした。

▼ベタの種類を覚えて、選べるようになろう!
>>ベタの種類、形状、色彩を真剣に学ぼうとするのはけっこう大変なんやで的な記事

ベタのオスとメスを仕上げる

オスとメスが揃ったらペアリング…といきたいところだけど、まず最初にオスとメスをしっかり仕上げてほしいんだ。

この作業がしっかりしていると、繁殖に失敗する可能性が減るんだよ。

さて、この仕上げるということがどういうことか学んでみようか。

ベタのオスメスの仕上げ方
  • オスメス別々に飼育する
  • 餌をしっかり与え健康な状態にする

これはつまり、普通にいい感じに飼育するということだね。

 

餌をしっかり与えるというのは、決して「大量に与える」ということではない。

バランスやペースを考え、ちゃんとした身体作りをしてあげるんだ。

ただ通常に飼育するよりやや多めの回数与えよう。

このしっかり与えるというのが、最初は調整が難しいんだよね。

あげすぎはよくないけど、あげないといけない。

この状態はしっかり観察してキープしていこう。

 

ベタの様子がおかしければ、あげすぎかもしれないという線も疑うべきだね。

健康がまず一番だから、繁殖のためだからと無理をさせてはいけないんだ。

 

特にメスは「抱卵」しないと繁殖ができない。

お腹にちゃんと卵を保たせるために、しっかりと飼育しよう。

しっかり育てていくと、メスはお腹が大きくなり、お腹の下に小さな白い管みたいのがポチッとしたかんじで出るんだ。

それは産卵管というものだから、それが出るまではしっかり育てよう。

オスは元気よく、泡巣を作っているような状態が好ましいね。

▼ベタの飼育を学ぶ
>>ベタなめんな!熱帯魚ベタの飼育方法を覚えよう!

繁殖水槽の準備

さて、ベタのオスとメスを仕上げているうちに繁殖用の水槽を作っていこう。

実はこの繁殖用の水槽づくりが結構難しいんだ。

人によっては、シンプルに「プラケースに水を入れただけ」というセットで繁殖させたりもするけれど、初心者の人だと結構不安があると思うんだ。

それを成功させるためには、繁殖行動中のトラブルに随時対処できないとだめだし、水も安定させにくい。

そんなわけで、初心者にオススメの繁殖水槽を私、Aさん、Bさんの三人のミーティングで考えてみたから是非参考にしてみてほしいんだ!

もちろん、完璧ではないし、人によってはもっと使いやすい環境があると思うから、参考としてみて、自分だけの繁殖水槽を完成させてみよう!

三人の成功者の考えたベタ繁殖用水槽

さて、まず用意してもらいたいものを紹介だ。

イメージしやすいように具体的な商品を出すけど、まぁ似たようなものならなんでも大丈夫だよ。

価格などは各名前クリック通販サイトのチャームさんに飛ぶから、気になる人は参考にしてみてほしいんだ。

水槽 トリプルL(コトブキ)
フィルター LS-30(LSS研究所)
ポンプ等 SSPP-7S(水作)
エアチューブ
一方コック✕2個
ヒーター プロテクトウォーターICオート60W(ニッソー)
その他 水温計
LS30
スポンジなら稚魚を吸い込まない
出典:charm>詳細を見る

さて各器具についてAさんから解説をもらったよ。

Aさんのアドバイス
まず水槽ですが、このくらいの大きさがあったほうがオスメスのトラブルも回避しやすく、稚魚の育成もしやすいです。

通常ベタの繁殖は、繁殖水槽に稚魚を残して育てます。だからある程度水量がないと、維持しにくいのですね。

特に小さいうちは大きな水槽に移し替えたりもきついので、最低このくらいはほしいというかんじです。

さて次にこのスポンジフィルター。

これは高さがないので水深が浅い状態で使用できます。

もしこれが入手できない場合は推進に合わせてパイプをカットしても良いでしょう。

エアーポンプはこのスポンジフィルターを作動させるために使います。

このセットだと一方コックは絶対に必須なので用意しておいてください。

2つ購入しておけば、あとあと水を足すときにも使えますので良いでしょう、。

 

ヒーターはこのサイズであれば50ワットくらいあれば通常は大丈夫です。

様々なことに対処するため、温度設定を変えられるタイプだと良いですね。

あと底には何も敷きません。砂利など敷くと管理が難しくなるのでなしで良いのです。

ありがとうAさん!

 

さて今度はセッティングをするよ。

まず水槽を温度変化の少ない、窓からの光などが強く当たらないような場所に置こう。

ヒーターなどは説明書を読んでしっかり設置して欲しい。

ヒーターは空気中で作動させると壊れたり事故につながるから注意だ。

水はちゃんとカルキを抜いたり基本はちゃんと守っておこう。

そのあたりがわからない人は、過去に掲載したベタの飼い方の記事から学んでほしい。

まぁ普通にベタを健康に飼育できないと繁殖なんてできないからね。

▼基本がわからない時はこっちから
>>ベタなめんな!熱帯魚ベタの飼育方法を覚えよう!

さてここで重要なポイントがある。

 

繁殖水槽ならではのポイントだからしっかり覚えて欲しい。

ベタの繁殖水槽セットのポイント
  • 水深を15センチ程度に
  • 一方コックで水流を弱めに
  • スポンジフィルターの排水部分のL字のパーツを外す

スポンジフィルターは排水部分のL字パーツを外せば水流が分散されて弱まるからね。

親の居る水槽から種水をもらうということもできればやっておきたい。

▼種水って?
>>熱帯魚水槽の立ち上げ!ろ材や水をもらうってどういうこと?

さてまだまだ準備はある。

 

それは水草を入れるということ。

正直水草がなくても繁殖はできるけど、ある方が初心者からすると安心だ。

だから今回は水草を入れる前提で話を勧めていくよ。

使用したい水草はウィローモス

そしてサルビニア・ククラータなどの浮草だ。

浮草でもホテイアオイなんかは強い光がいるから今回は使えないんだ。

▼浮草について
>>水草図鑑:浮草図鑑だよ!アマフロにサルビニアなど!

▼ウィローモスはこちら!
>>初心者向け水草ウィローモスはトリミング難易度が高い?

浮草を水面の三分の一程度浮かべて、ウィローモスは適当に塊のまましずめておこう。

水草を維持するために軽いLEDライトくらいはつけておこう。

エコスポットフリー
繁殖水槽には便利
出典:charm>詳細を見る

コトブキさんのエコスポットフリーみたいなアームタイプが、明るくなさすぎてちょうどよいかもしれないね。

このままこの水槽を2周間程度維持しておこう。

 

そうすればわりと繁殖に適した環境に近づいてくれるんだ。

水温は28℃くらい。

やや高めにセットするのがポイントだ。

繁殖水槽へのオスの投入

まず繁殖用水槽にオスを投入しよう。

この場合はちゃんと水合わせをしてあげてね。

オスの状態が悪くなると繁殖ができないからね。

▼水合わせ
>>熱帯魚の水合わせのやり方!水温!水質の差は危険!?

この時できれば「泡巣」を作っているオスがいいんだけど、たまにメスの存在を認知しないと

作らないやつもいるから、成熟していれば投入しても良いと思うよ。

※ベタのオスは泡を水面に固めたような巣を作るんだ。これが繁殖に使われるんだね。

 

この時もフィルターは水流弱め。

特にヒレの大きなオスは、水流にやられやすいから注意して欲しい。

もし泡巣を作ていたら、泡巣が壊れないような水流にしてあげてね。

オスはこの状態で最低でも2~3日飼育しよう。

 

飼育水はそのまま。

水換えはしない。

だからやや大きめの水槽を用意したというのもあるんだ。

もちろんこの間もオスも、まだ繁殖水槽に投入していないメスも、両方とも餌をしっかり与えておいてね。

オスメスのお見合いからのペアリング

まず、とりあえずフィルターのポンプを完全に止めてしまおう。

水を動かしてしまうと、繁殖が上手くいかない事が多いからだ。

ただここは人それぞれ。

動かしたままの人もいるから覚えておきたい。

さて動かす派のBさんのアドバイスを貰ったからそれもみてほしい。

Bさんのアドバイス
独身のBです。

僕はわずかにですがスポンジフィルターは動かしておきます。

ただ、水流がほぼないように、泡がポン……ポン……ってかんじですね。

できるだけ隅に配置して水流が起きる部分は一部だけにしておきます。

浮草はやや多めで、フィルターと距離は離しておきます。

だいたいベタは浮草を起点に泡巣を作りますから。

というわけだ!Bさんありがとう!

独身かどうかはどうでもいいんだけどね…
Bさんもフィルターは動かしつつ水流にはかなり気をつけているのがわかるね。

 

さて今度はメスの投入だ。

でもいきなり投入してはいけないんだ。

なぜならベタのオスはメスを殺してしまうこともあるからだ。

そういう場合まずメスを水合わせして、繁殖水槽用の水を入れたプラケースにいれて、水槽へと浮かべよう。

このためにも多少のゆとりが必要なんだよね。

これがいわゆるベタの「お見合い」というやつだ。

だいたいのオスがプラケ内のメスに近寄りアピールを始めるよ。

このメスをみてオスが泡巣を作り出せば、けっこういいかんじだ。

お見合いの期間は人それぞれだけど、平均するとだいたい一日くらいは行っている人が多いね。

あまり長すぎるもの良くない場合もあるから、なかなか判断が難しいんだ。

メスは身体に縦向きの…要するに背中からお腹にかけての「横縞」が出てたらなかなかいいんだ。(魚は頭から尾にかけて入る縞が縦縞扱いなんだよ)

ただ横縞はメスのカラーによっては出ないときがある(出ても見えない)から、完全には当てにできないんだよね。

 

だから最終的な判断は、飼育者の勘が重要になっってくるというわけだ。

そんなかんじでお見合いを経て「いけるかな」と思ったらベタのメスを水槽へとそっと放そう。

 

そして大体の確率でここでメスがオスに…

どつかれるんだ。

だからウィローモスとかいれておいたんだよ。

メスが逃げ込めるようにね。

見ていて辛いけどベタのペアリングって結構過激なんだよね。

結構追いかけ回すから、無駄な怪我をさせないために、繁殖水槽の中には尖った流木とか入れないようにね。

あと追われたメスがジャンプしたりするから、蓋は必須。

あとこれは人にもよるけれど、ライトをつけっぱなしにしておくと事故が減ることもあるよ。

明るすぎるのもよくないから、ライトの角度を調整したりしてあげようね。

あと、この段階で餌を止めてしまおう。

そのほうが食卵といって卵を食べてしまうリスクが減るんだ。

こんな時はペアリングを中止しよう!

さてペアリングを中止しなければならないパターンを紹介しよう。

こんな時は中止!ベタのペアリング
  • メスが死にそう
  • 逆にオスがメスにやられている
  • 3日たっても産まない

だいたいこんなかんじだ。

このあたりは、かなり飼育者の目が重要になってくる。

求愛行動で追い回しているのか、それとも攻撃しているだけなのか、メスがまだ抱卵していないのか…などなど、いろいろな線を考えていこう。

だからペアリングをかける時はできるだけこまめに観察できるような状況でやるんだよね。

うまくいきそうでもペアリングを3日でやめるというのは、餌抜きや二匹を混泳させていることによる体力の消耗を考えてのことだ。

3日というのはただの目安だから、状況に合わせて判断して欲しい。

 

そしてもう一つ特殊な状態がある。

それはオスメスが馴れ合ってしまい、メスは産まないしオスは求愛しないという状態だ。

ただ何事もなく一緒に泳ぐ。

そういう場合はもう一度仕切り直しだ。

 

あとたまに、何度ペアリングしても上手く行かないペアもいるからね。

だから繁殖は難しいんだよ。

 

さて、中止した場合の扱いについてAさんからアドバイスをもらったよ。

Aさんのアドバイス
これは定番の方法だと思いますが、一応解説しておきます。

ペアリングを中止した場合はまず怪我の有無を確認してください。

そして傷や鱗剥がれある場合は薄めにメチレンブルーを飼育水に溶かし、二次感染を予防してください。

オスメスを別にした後は、どちらも消耗している状態として扱ってあげましょう。

最低でも2周間以上、傷はしっかり癒えるまで再度ペアリングもしないほうがいいでしょう。

ありがとうAさん。

メチレンブルーを使う手段は定番だよね。

繁殖を狙う人は常備しておこう!

ベタの産卵が始まったら

オスメス一緒にしていると、ベタの産卵が始まることがある。

というかそれを狙ってのペアリングだからね。

ベタの産卵を初めて見る人は驚くかもしれない。

それくらいベタはすごい繁殖の仕方をするんだ。

ベタの産卵の流れ
  1. メスがオスに近寄る
  2. オスがメスにまきつく
  3. 卵ポロポロこぼれる
  4. メス、気絶
  5. オス落ちた卵を口であつめて泡巣へ

というのがループするんだ。

だいたい2時間前後かな。

個体差もあるけどね。

そして産卵が終わると、オスがメスを攻撃したり、無視したりしだすからこの時点でメスはそっと水槽から取り出そう。

特に攻撃しだした場合は、卵を守ろうとする意思から来ているから要注意だ。

メスを取り出しやすくするために、水槽を広くシンプルにしたというのもあるんだよね。

泡巣を壊したり、オスを刺激してしまわないようにするための配慮だ!

 

メスはお疲れ様ってことで、しっかり水合わせをし、傷があれば薄めのメチレンブルー浴をさせて、餌をちゃんと与えてあげよう。

 

オスは繁殖水槽に残したまま。

ライトも消さず、餌も与えず。

しばらくがんばってもらうんだ。

餌を与えると食卵を初めてしまう時があるからね。

ベタの稚魚の育成手順

さて今度はベタの稚魚の育成だ。

ここで二つの選択がある。

数日間オス親まかせにするか、人工孵化させるかだ。

基本的に初心者におすすめなのは数日間オス親まかせ。

これは正直成功率が高い。

食卵が酷い場合は、産卵直後に水槽から親を出すこともあるけどね。(ただベタは口に卵や子供をいれて運ぶ魚だから勘違いに注意だよ!)

他にもオス親の状態が悪い時は、オス親を死なせないために親任せにしないこともある。

人工孵化のやり方はオス親任せのあとに解説するから、まずオス親任せの方法から覚えてほしい。

ベタの稚魚が孵化したら

メスを取り出した水槽で、卵をオス任せにしていると、数日後に稚魚が孵化してくるんだ。

ただ孵化した直後の稚魚はまだ自力で泳げないんだよ。

尻尾が下向きになっていて泡巣にぶら下がる感じだね。

この状態だと稚魚は、たまに泡巣から落ちてしまうんだ。

それをオスがせっせとまた運ぶわけだ。

この時オスは口に稚魚をいれて泡巣へと運ぶよ。

卵の時と一緒だね。

 

この作業を楽にするために、水深を浅くするんだよね。

水流をつけないのもこの弱い稚魚を守るためなんだよね。

それからまた数日経つとベタの稚魚は身体を横にして泳ぎ始めるんだ。

そうしたらオス親はお疲れ様というかんじで、水槽からだし単独飼育に戻してあげよう。

ちなみに身体が縦になっている状態の稚魚がお腹にヨークサックという栄養に入った袋があり、それを吸収して育つから餌はなくても大丈夫だ。

逆に、横になって泳ぎだしたら餌が直ぐに必要な状態ということだ。

ここからが正直、かなり勝負どころだ!

ちなみにオスを出したらライトをつけっぱなしにしなくていいよ!

難しい稚魚の初期飼料、インフゾリア?PSB?

ベタの稚魚は非常に小さく、生まれたばかりだと大半の餌は食べられないんだ。

だから水草、浮草をいれて微生物を発生しやすくしていたんだね。

それが最初の稚魚の餌になるんだ。

ただそれだけでは足りない場合がある。

だからいろいろな方法を模索していかないといけないんだ。

それぞれAさんの場合、Bさんの場合を聞いてみたから参考にして欲しい。

Aさんのアドバイス
私はいわゆるインフゾリアを自作して使用します。※作り方は後述します。

インフゾリアを作るのが慣れが必要で、臭いがキツイこともあるので誰でもできるとは言えません。

なので私は、最初から繁殖水槽内に水草を多くいれインフゾリアが自然発生するような環境を最初から用意しておきます。

マツモなんかなかなか良いですね。

それで様子を見ながら、たりなさそうだと感じたら自分で作ったインフゾリアを補助的に使用します。

インフゾリアを自作できない人にはPSBという製品がおすすめです。

これをスポイトで稚魚のいる辺りに垂らすんですね。

入れ過ぎには注意しましょう。

私の場合はPSBは、インフゾリアの発生を促すために繁殖水槽をセットしたばかりのまだ親もいれていない頃にも少し投入しています。

 

Bさんのアドバイス
独身のBだよ~

僕は意外と思われるかもしれませんが、いきなり稚魚にはブラインシュリンプを沸かして与えます。

孵化したてのブラインシュリンプを様子を見ながら与えていきます。

ただ水草は多め。

また繁殖水槽の立ち上げ時に、水草を千切り、指で揉み潰したものを浮かべておきます。

これがインフゾリアを自然発生させやすい環境を作ってくれるのですね。

独身のBでした

というかんじだね!二人共ありがとう。

Bさんはちょっとキモ…うん、なんでもないよ。

Aさん流インフゾリアの作り方

さてAさん流のインフゾリアの作り方を見ていこう。

インフゾリアとは、ゾウリムシなどの細かい微生物の事を言うんだ。

これがかなり小さいから、生まれたばかりのベタの稚魚でも食べやすいんだよね。

AさんやBさんが基本としているように「繁殖水槽内に自然発生」するのを狙うのももちろんありだ。

ただそれだと足りなかったり、上手く行かなかったりすることもあるから、Aさんのように繁殖水槽とは別の場所で「意図的にインフゾリアを増やして」それを利用するという人も多いんだよ。

 

Aさんは2つの方法でインフゾリアを作っているよ。

では、その2つの方法を紹介しよう。

 

パターン1
  1. 微生物がたくさんいて安全性の高い水を1リットルくらいのガラス瓶にいれる。(Aさんの場合は庭のビオトープ)
  2. その中に無農薬キャベツを数切れいれる。
  3. ある程度保温(20℃以上)しつつ、光の当たる場所に放置。
  4. 一日一度、容器内の水をかき混ぜて動かす。
  5. 動いている白いモヤモヤした部分や細かい微生物が発生したら餌として与える。

 

パターン2
  1. 大きめの水槽を用意して光のあたるところにセット。軽くエアレーションを。
  2. 水温を保った状態で浮草(Aさんの場合はアマゾンフロッグピット)を多量に浮かべる。
  3. 中マツモなどの丈夫な水草もいれる。
  4. 一部の浮草、水草を潰して沈める
  5. PSBを定期的に少量ずつ添加
  6. そのまま管理して、必要な時は浮草や水草を繁殖水槽へ移動し付着しているインフゾリアを餌として利用

 

インフゾリアを意図的に増やすのはちょっと難しいけど、覚えていると便利なだから試してみよう!

 

ブラインシュリンプを食べだした稚魚の育成

まずブラインシュリンプというものがわからない人は、以下の記事で勉強してきて欲しい。

▼これ必須
>>魚の稚魚に繁殖に!ブラインシュリンプの孵化!沸かし方!

ラインシュリンプは稚魚の餌としてとても重要なんだ。

正直ベタの稚魚はこのブラインシュリンプを食べだしてくれたら、とりあえず安心できる部分も大きいんだ。

与える時はできるだけ小さい孵化したてのブラインシュリンプを与えよう。

ブラインシュリンプを食べた稚魚はお腹がオレンジになるからすぐに見分けれるはずだ。

そんなかんじで稚魚には、日に二回ほど孵化したてのブラインシュリンプを与えるところから始めたい。

正直できれば3回くらいはあげたいのだけれど、そこまでできるほど、家にいる時間が長い人はあまりいないからね。

だから朝晩、ブラインシュリンプをあげるんだ。

ブラインシュリンプは慣れてこれば、だいたい狙った時間に孵化させることができるようになるよ。

稚魚の水換え

まだ小さいうちの稚魚は、水質の変化に敏感で水換えが原因で死んでしまうこともあるんだ。

だから慎重に水換えをしないといけない。

しかも小さいから、水換えの時に吸い込んだり、足す水の勢いで流されたりしないようにしないといけないんだ。

だからまず基本は

  • あまり水換えをしなくて良い状態

を目指したい。

水を保つポイント
  • 餌は与えすぎないように。(でも不足したらダメ)
  • 死んでしまった稚魚はすぐに取り出すように

などなど手間をかける感じだ。

水槽に新しい水を足す時は、しっかりと作った水を、温度合わせて少量ずつ。

エアーチューブと一方コックを使って点滴法の要領でやると安心感があるね。

水の用意の仕方は色々あるけれど、ちゃんとカルキを抜いた水を一日以上エアレーションをかけてから使うとかがよくある手段だ。

他にはやしゃぶしの実などを、用意する水に入れる人もいるね。

▼点滴法って何?
>>エビに魚に!慎重な水合わせ、点滴法の道具とやり方!

生まれたばかりでまだ小さい稚魚は、そこまで水も汚さないから、水を換えるのではなく「少しづつ足していく」方式でもいいね。

今日提案した繁殖水槽は水深が浅めにされているから、しばらくその方法でも溢れたりしないから安心。

一回に足す水はできるだけ少なくだね。

稚魚の泳ぎがそこそこ安定してきたら、流されない程度にスポンジフィルターを作動させてもいいよ。

ただほんと弱くね。

 

生後2周間程度たってくると、しっかり餌を与えていれば稚魚も結構丈夫になってくるから週一回三分の一の水換えなどに、耐えられるようになってくる。(もちろんちゃんと慎重にやらないと死んでしまう時があるよ)

不安なら最初は、五分の一程度やもっと少ない量から初めてみよう。

掃除を兼ねて、長めのスポイトなどで汚れを吸い出してもいいね。

スポイトで作業すれば稚魚の吸い込みのリスクは少ないからね。

 

サイズが大きくなり水の汚れが早くなるのに合わせて、だんだん水換えのペースをあげていくかんじだね。

週一から3日に一度の三分の一換水に耐えられるような状態まで稚魚の状態を持って来れば、かなり安心できるよ。

ベタの人工孵化のやり方

さて今度はベタの人工孵化のやり方だ。

一番簡単なのは「オスを取り出して放置」という方法。

これでも案外稚魚は孵化してくるんだ。

その時カビた卵などがあれば、周りに写ってしまうから即座に取り出そう。

普通はオスがダメな卵を食べたり、口に卵を入れて綺麗にしたりしているんだけどね。

オス親がいない状態だとそれを担当するのは人間なんだ。

人工孵化ではなく、オス親任せのほうが安心というのはそういうオス親の行動があるからなんだよね。

 

人工孵化の発展系としては、卵だけを水槽から取り出し、プラケなどのにいれた薄めのメチレンブルーをいれた水の中で孵化させる方法だ。

この方法はカビ防止にもなるし、卵を離して(通常ある程度かたまってるんだ)置けるからカビの蔓延を防ぐことができる。

この時卵が孵化するまでエアレーションをかけて、卵がかるくケース内で回るようにしておく人も多い。

それも卵がくっついてダメにならないためだ。

ただ、孵化したらエアレーションは弱めないといけないよ。

じゃないと稚魚がもたないんだ。

この後に稚魚を稚魚用水槽へと移さないといけないんだけど水がガッツリ変わるから怖いよね。

 

こういうかんじで人工孵化には人工孵化の「難しいポイント」があるから注意しよう。

さてキモ…いや頼りになるBさんにBさん流の人工孵化のやり方を聞いたから参考にしてね。

Bさんのアドバイス
Bだよ

僕独身なんだ!

僕の場合人工孵化には特別なことを行いません。

卵はある程度は水槽内に放置、ある程度は隔離箱にとって水槽内に取り付けておきます。

隔離箱の中は卵がくっつかないように離しておきますね。

そうすることで2パターンの育成環境を作るわけです。

 

隔離箱の中は、基本通りカビた卵を取り除き管理していきます。

隔離箱は日に二回ほど、卵に注意しながらスポイトで中の水を吸い出し、隔離箱のスリット(隙間)から繁殖水槽内の水が循環させるための作業をします。

そんなかんじで孵化した稚魚のヨークサックが無くなったくらいに、水槽内に戻していくわけです。

隔離箱であれば水は繁殖水槽のものと共有していますから、水合わせがいらないので安心です。

数が少なければそのまま隔離箱の中である程度まで育ててしまうこともありますね。

その場合は餌になる微生物の付着した水草などを隔離箱に入れたりします。

でもなんていうか…僕は独身なのにベタは独身じゃないんですね。

※ベタは稚魚が小さく隔離箱の外へ出てしまうことがありますので、親が泳いでいたり、他の魚のいる水槽へ隔離箱の取り付けはやめてください。

あ…うん、あ、ありがとう。

▼隔離箱を選べ!
>>熱帯魚隔離箱(産卵箱)最強決定戦!萌菜の辛口レビュー!

ベタの稚魚が育ってきた時の手順

さて、ようやく育成の話は最後だね。

ベタがある程度大きくなってきたら…と言う話だ。

ベタの稚魚の餌の切り替え

ベタの稚魚はある程度大きくなるとブラインシュリンプ以外でも食べてくれるんだ。

刻んだ冷凍赤虫、細かい人工飼料などなど…

色々模索してみよう。

バリエーション豊かに餌を上げると、調子も良くなるからね。

特にベタは、大人になったら人工飼料で飼う人がほとんどだから、引き取りに出すことも考えて人工飼料に慣らしておきたいしさ。
ただいきなり食べないこともあるから、徐々に切り替えていこうね。

ベタの個別飼育

さてここからがなかなか問題だ。

幼いベタは一緒に飼育できるけれど、ある程度のサイズになるとどうしても、小競り合いや喧嘩したりしだすんだ。

だからだいたいの人は、ベタの身体が2センチ程度になり輸送に耐えられる様になってきた時点で大半を手放すんだ。

 

ある程度のサイズまで育ってきたベタの稚魚を全て同じ水槽で管理するのは、水質維持の面からいってもなかなか難しいからね。

それをがっつり本気で取り組んでいる人もいるけどね。(ブリーダーさんとかね)

もしその状態を継続したいなら、稚魚の大きさに合わせた水槽サイズ、ろ過システム、水換え、餌やりなどを行っていかないといけないんだ。

単純に相当な数の魚を同じ水槽で維持するわけだからね。

当然過密な状態になるから病気も出しやすい。

そういうことも踏まえた上で、自分のレベルに合わせた「手放すタイミング」を考えておかないといけないんだ。

ただあまり小さすぎる稚魚は水槽の移動に耐えられないから、最低限そこまでは育て上げなければならないということは、繁殖を始める前からしっかり意識しておこう。

 

 

ぷれ子のアドバイス
週に三分の一の水換えでも余裕な状態になり、そこから更に育ちオスメスの特徴がなんとなくわかりだした頃なんかが程よい手放しどきかもしれないね。

生後2ヶ月~くらいからかな。

そのあたりは引き取ってもらうお店とも相談しながらタイミングを見ていこう。

 

さて、今度は手元に残すベタについてだ。

これはできれば個別管理して欲しい。

ベタは、ある程度の数が水槽内にいれば、兄弟姉妹であればそこまで派手な喧嘩をすることは意外と少ない。

ただ、やっぱり弱い個体がいじめられて死んだり、喧嘩でヒレが破れたりすることもあるから、一緒に育てるのはある程度までだと思うほうが正しいかんじだ。

しかもその小競り合いは、飼育密度が減ればよりおきやすくなることが多いんだ。

つまり稚魚をある程度手放した時点で、喧嘩の確率はあがるとういうことだ。

また、数がいたとしても一度別々にしたら、再開した時に兄弟姉妹でも激しいバトルをする可能性が高まるということも覚えておこう。

▼メス同士はどうなの?
>>ベタコラム:ベタのメスは混泳できるって本当?など

基本的にベタは

  • 単独で美しく仕上げる魚

だと思っておくといいかな。

ここからはベタの基本的な飼育方法というところに、ちゃんと戻れるようにしておこう。

ベタが泳げない?ベリースライダー

ベタの稚魚を育成していると、水底を這うようにしか泳げないベリースライダーと呼ばれる個体が出てくることがあるんだ。

これに関しては様々な原因が言われているけれど、いまだはっきりした情報も解決法もない。

ただ言えることはベリースライダーのベタは、成魚になっても繁殖に使えないということ。

またお店なども引き取るのは嫌がることも多いということだ。

基本売り物にならないから当然といえば当然だよね。

 

ベリースライダーのベタは、通常のベタよりも当然泳ぎが下手だ。

そんなベタはできるだけ水深を浅めに飼育してあげよう。(浅過ぎもダメだけどね)

成魚でも水深10センチ位でいいかんじだね。

そうすれば彼らは立派に成長してくれるんだ。

ベリースライダーにもいろいろあって、そこそこ泳げたりするものもいる。

成長したら少しの間であれば、ベリースライダーだとわからないくらいの泳ぎを見せるやつもいる。

ただ泳ぎに何か違和感のあるベタは、水深、水流などを万全な状態のベタよりも気を使ってあげるといいんだよね。

屋外放置でベタが繁殖!?

さて、今度は少しおもしろい話題を紹介しよう。

それは屋外でベタを飼育して繁殖させたというお話だ。

これは独身のBさんのお話だね。

さて、せっかくだからBさんに聞いてみよう!

 

Bさんのアドバイス
はーい!独身のBだよ

本名で掲載してくれてもいいってぷれ子ちゃんに言ったんだけど、それはだめだと言われて「Bさん」にされちゃったんですよね。

まったく出会いのきっかけがなくなっちゃったじゃないか!プンプン!

さてさて、屋外繁殖の話をしますね。

これは夏場限定なんだけど、屋外に睡蓮鉢などでベタが生息できるような環境を作るんです。

水草を多めに入れて、直射日光で熱くなりすぎないように気をつけて…まぁ屋外で魚を飼育する基本を守る感じで作れば良いですね。

メダカのビオトープ的な感じでしょうか。

水温が26℃~28℃程度で安定した季節になったら、そこにベタのオスとメスを放すんですよね。

一定の広さと隠れ家があればそこまで酷い喧嘩にはなりにくいです。

ただ万が一はありますから、念には念を、しっかりと観察しましょう。

そうしていると、ベタは自然と繁殖行動をとりますね。(とらないときもあるんですけどね…)

産卵を確認したら、室内で繁殖する時同様メスを取り出し、稚魚が孵化して泳ぎだしたらオスを取り出します。

稚魚が食べられないようにするためですね。

屋外で環境ができあがっていれば、案外そこで自然発生する餌だけを食べて稚魚は育っていきます。

やはり室内で人為的に育てるよりは生存率が悪い時もありますが、うまくいけば健康な稚魚が育つのでおすすめですよ。

気温が低くなる前にベタを室内に移動させることを忘れないで下さいね。

私が独身なことも忘れないでください☆

 

はい、うん。ありがとう。

なんかもうBさんのことがよくわかんないや。

とまぁ夏限定で屋外でベタを楽しむという方法の一つだね。

ただ屋外はヤゴや鳥などの天敵もいるし、いろいろ注意も必要なんだ。

夜間と朝方の低水温にも注意だね。

ベタは熱帯魚だから、メダカのようにはいかないことも多いということは絶対に忘れてはダメだ。

▼屋外環境を学ぶ
>>メダカの屋外飼育をはじめよう!ベランダ?庭?ビオトープ?

ワイルドベタってなに?違う繁殖方法をするベタ

今日お話したのはいわゆる「改良ベタ」とよばれるタイプのベタだ。

一般的に「ベタ」とか「ショーベタ」とか言う名前で流通したりするものは今回の繁殖方法が適用できると言えるね。

ただ世の中にはいろいろなベタがいたりするんだ。

その中でもちょっと特種な立ち位置にいるのが、通常のベタの話をしている時は、なかなか話題にならないマニア向けなお魚たち…

ワイルドベタだ。

ワイルドベタとはそのまま、野生にいるベタのこと。

つまり改良品種ではなく自然そのままのベタだ。

彼らはそれぞれ特徴があり、改良ベタとは飼育環境も繁殖法も異なることがあるんだ。(逆に、似ているときもあるけどね)

ユニマクラータ
ワイルドベタと呼ばれる魚の一つ
出典:charm>詳細を見る

種類によっては泡巣をつくらず口の中で卵を守る「マウスタイプ」とよばれるやつとかね。

 

そのあたりは結構大きな差なんだけど、実は改良ベタの中でも注意したい種類もいる。

プラカット
プラガットとよばれることも
出典:charm>詳細を見る

それは「プラカット」と呼ばれる(もしくはプラカット◯◯と呼ばれる)ヒレの短いタイプだ。

彼らは他のヒレの長いベタよりもイケイケだったり、ヒレが短いぶん機動力が高かったりするんだよね。

うまくいけば、他の改良ベタと同じなんだけど、喧嘩になりそうなときや、オスがメスを攻撃しまくる時はより注意をしたい。

ごくまれに…プラカットのオスを「ヒレが短いからメスだと勘違いして」ペアリングさせて大惨事という人もいるみたいだね…

どのくらいの年齢のベタが繁殖に使いやすいの?

さて今度はAさんから繁殖に使いやすい親魚の年齢について話してもらおう。

Aさんのアドバイス
ベタは生後3ヶ月もしたらオスメスの判別は容易につけられるようになります。

ただその状態では繁殖には使わないほうが良いでしょう。

個別飼育をし、しっかりと仕上げてからというかんじです。

目安は期間等の数字ではなく、ベタがしっかりと大人になってから。

一般的に流通するベタくらいのサイズになれば大丈夫です。

少し小さいなと思う時は、餌をじゅうぶんに与え仕上げてから繁殖に使いましょう。

 

メスは特に抱卵しているかどうかが大事ですので、産卵管などをしっかり確認しましょう。

ただ、成熟した状態の中に限定して言うならば、ある程度若い個体が良いですね。

ただ若すぎる繁殖経験の無い個体はうまく繁殖行動できず、無精卵などが多くなってしまうこともあります。

そのあたりは二度目の繁殖になると成功することもあるので、様子を見て考えていきましょう。

変な言い方ですが「しっかりと成熟した若い個体」というのが私の中でのベストですね。

あまり歳を取ってしまったベタも繁殖はうまくいかないことも多いので注意しましょう。

特に老成個体は体力もないので気をつけてください。

Aさんありがとうございました!

おまけ:ぷれ子のはじめてのベタの繁殖話

さて最後におさらいもこめて、私が初めて繁殖を成功させた時のやり方を紹介するね。

今日話した解説とは少し違うこともあるから、参考の一つとしてみてみてほしんだ。

ここまでながーい話を読んでこれた君ならきっとヒントを見つけられるはずだ!

 

私がその時繁殖に使ったのは、少し大きめで60センチ規格水槽なんだ。

▼60センチ規格水槽
>>初心者おすすめ!水槽の選び方:60センチ規格水槽編

水深を10センチ程度にして水温は27~28℃に設定。

水深が浅いから、ヒーターやサーモスタットはしっかり固定して空気中に露出しないように気をつけてはいたね。

水槽には浮草を浮かべておいたよ。

あと、他の水槽でトリミングして余っていた水草なんかも放り込んだね。

それで、水槽の角に、ウィローモスをまとめておいてメスが逃げ込める場所を3つくらいはつくったよ。

あとは今日話したような手順で繁殖をさせたよ。

ただ広さがあるから、フィルター(スポンジフィルター)は完全に停止はせず、静かに動かしておいたね。

 

その後は、稚魚の成長に合わせてだんだん深くしていったんだ。

ただあんまり深いのも良くないから、稚魚の様子を見て調整はしたけどね。

数匹ベリースライダーの稚魚がいたから隔離箱を用意して浅めの環境を作ったりもしたよ。

※稚魚が隔離箱のスリットなどから外に出てしまわないサイズかどうかを確認してください。もし抜けてしまうようならプラケースなどを利用しましょう。

育った稚魚をある程度手放した後は、60センチ水槽に隔離箱を並べてメスの個別飼育を開始したよ。

オスは、フレアリングのトレーニングなんかもさせたかったから、水槽から完全に別々の容器に分けてしまったけどね。

60センチ水槽ならそこそこの数の隔離箱がつくからね。

あ、ベタに隔離箱を使う時は、必ず蓋と水面の間に空気の層を作ってね。

 

ただこの方法の弱点は、広さがあるぶん稚魚に餌を行き渡らせるのが難しいということ。

特に泳ぎの下手な小さいときはね。

スポイトで様子を見ながら細々与えることで解決できるけど、時間はかかるかな。

まとめ

さて、今日は私、Aさん、Bさん三人の目線からベタの繁殖について考えたお話だったね。

Aさん、Bさんありがとうございました。

いざ繁殖となると、知識だけではどうにもならなかったり、個体差だったりといろいろな壁もあるけど、今回の記事が何かしらの参考になってくれたら嬉しいんだ!

いつもしている話だけど、今日説明した方法はあくまでも「一例」だということだけは絶対覚えておいてね。

世の中にはいろんな繁殖法があってそれぞれに利点があるから、自分なりにアレンジしてより良い繁殖法を作ってみよう!

虫季萌菜虫季萌菜

今日の記事なかなか長いですわね…


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

まぁ三人分の意見をまとめた形だからね。


虫季萌菜虫季萌菜

多分ぷれ子さん一人分でも結構長かったと思いますよ。ぷれ子さんって普段からムダに話長いし…


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

えっ…


虫季萌菜虫季萌菜

そういえばAさんとBさんは今日はお仕事です?


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

うん、そうだね。二人は私みたいな二次元の存在ではなくリアルな三次元の人間だからね。


虫季萌菜虫季萌菜

まぁそうですよね。大変ですよね三次元って。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

まぁでもアクアリウムは三次元の世界の楽しみだからな。私も三次元世界がなければAさんやBさんみたいなベテランからアドバイスをもらってくることができないしさ。


虫季萌菜虫季萌菜

そうですね。…まだ続けます、このややこしくなりそうな話?


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

いや、このへんでやめとく。

▼優しく厳しく教えるベタまとめできました!▼
ベタまとめ▲しかも結構話が長いんだなこれが▲