こんにちは、ぷれ子です。
今回のお話は
水草水槽へのCO2(二酸化炭素)添加のお話だよ。
まぁ、簡単に言うと
「添加の量や、時間を間違うと大変なことになるよ」
ってお話だ。
ついでに二酸化炭素の添加について、方法や器具、メリット・デメリットなどをいろいろと紹介していこうと思うから参考にしてみてほしいんだ。
とりあえず私の知り合いの虫季萌菜の失敗エピソードから見ていこう。
この記事の目次
虫季萌菜とCO2(二酸化炭素)添加
虫季萌菜はアクアリウム超初心者の女の子。
ついつい新しい器具や魚に手を出してしまいます。
今日も何やら「背伸びをした買い物」をしてしまったようです…
▼虫季萌菜のプロフィールはこちら!
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今日は良い買い物をしましたわ!
いくらワタクシが金持ちだからといっても…節約も肝心ですものね!ワタクシお金に困っていないのに…節約するなんて素敵!
心が美しいですわ!
萌菜が購入したのは(セット販売でお買い得だった)CO2添加キット
彼女はそれを、自分の水槽に早速取り付けていたのです。
うふふ…これで水草がどんどん育ちますわ!私はお金持ちだからたくさん添加してあげますわ!
水草は「二酸化炭素を吸って酸素をだす」
この原理に従い、萌菜は「早く成長させよう」と添加量を増やしたのです。
確かに萌菜の水槽には、たくさんの水草が入っていました。
どれも購入したばかり。
成長も枯れもしていない状態です。
さて…エアレーションを止めて…ワタクシ賢いですわね!もうこれでぷれ子に馬鹿にされませんわ!
萌菜の水槽には、エアーストンとエアーポンプを利用した、エアレーションが行われていました。
そのエアーレーションがあると、水中に溶け込んだ酸素が抜けていってしまう…というわけなのですね。
萌菜はそれは知っていたので、エアレーションを止めたのです。
そしてその晩…水槽のライトを消して萌菜はベッドに入りました。
それからしばらくして「自分の取り付けたCO2添加装置の効果」をどうしても見たくなり
…暗い中でこっそり水槽を覗いてみると…
え!どうして!!どうしてワタクシのハイフェソブリコン・コペランディ(魚の種類)があああああ!!!あワタクシの…(以下発狂
水槽の中の魚達の様子があきらかにおかしいのです。
ハイフェソブリコン・コペランディは水面で口をパクパク…他の魚達もなにやら変な状態で…
ぷれ子!助けて!
萌菜は泣きながら、ぷれ子に電話をします。
事情を聞いたぷれ子は
二酸化炭素添加をやめてエアレーションつけろ!
と言いました。
え!?そんなことをしたら水草の成長が!
馬鹿野郎!水草が二酸化炭素吸って酸素出すのは光がある時だけだ!
そ…そんなことって…
さっさとやれ!魚は今酸欠なんだ!
ぷれ子の言うとおり二酸化炭素を切り、エアレーションをしてしばらく様子を見ていると…なんとか魚達はなんとか回復していきました。
あ…ありがとうですわ…なんとかなりましたわ…電気を消してすぐにこんなことになるなんて…
え?ライト消してからそんなに時間たってないのか?
ええ、確かにしばらくはごろごろしていましてけど、そんなにたっていませんわ。
おまえもしかして水草を急成長させようとしてめちゃくちゃ添加してねぇだろうな…
あ…
CO2(二酸化炭素)添加のメリット&デメリット
さてここからは、虫季萌菜と同じ失敗をしないように勉強していこう。
まぁ唯一、今回の萌菜の褒めれるところは
「新しい器具をつけて放置するのではなく、ちゃんと様子を見たこと」
ということかな。
まぁただの偶然だけど、消灯後という状況が変わった時の様子の変化に気がつけたわけだ。
さすがワタクシですね!金持ちの勘というやつかしら!
なんだよそれ、反省してろ。
じゃあ、とりあえずアホの萌菜のようにならないために「CO2添加のメリット&デメリット」を覚えていこう。
CO2(二酸化炭素)添加のメリットは何?
とても単純な話だけれど
- 水草がよく育つ
ということだね。
ただ、覚えておきたいのは、世の中には
- 二酸化炭素がなくても育つ水草
- 二酸化炭素をいれればいいってわけでもない水草
- 二酸化炭素の添加量が合わなかったり、他の条件が足りないと間延びする水草
などなど、いろいろとあるわけなんだ。
まぁ、正直二酸化炭素の添加は、大体の種類には良い効果が出るし、平均的な添加量というものがあるにはある。
でも、その水草がどんなかんじで「二酸化炭素を要求」するかくらいは、頭に入れておきたいところだね。
大切なのは
- 水草は二酸化炭素のみで育つにあらず
という多角的な視点で草を見ていくことじゃないかな。
魚の混泳をする時の「相性」を考えるような気持ちで、自分の用意した環境にその水草があうかどうかということを考えてみると良いと思う。
もう一つの二酸化炭素の添加のメリットというか「効果」に水質を弱酸性にしてくれるというものがある。
ただこれは弱酸性を好まない魚もいたり、底床(底に敷く砂など)の影響なんかもあるから、メリットというより「一要素」として頭に入れておこう。
弱酸性になると喜ぶ魚も多いけれど、そのあたりはちゃんと「別の知識」が必要だ。
「二酸化炭素入れたら魚も調子良くなるんだって!」
なんて単純には考えないほうが良いと思うよ。
CO2(二酸化炭素)添加のデメリットは何?
これはまさに、萌菜の起こしてしまった状況のことだね。
二酸化炭素を添加し過ぎると、当然ながら「酸欠」になる。
魚には二酸化炭素じゃなくて「酸素」が必要だからね。
まだ水草が「二酸化炭素を吸って酸素を出す」という光合成をしている時ならいいんだけど…
そうでないとき、つまり消灯後になると水草は「酸素を吸って二酸化炭素を出す」モードになるから危険性が上がるね。
そのために、夜間には二酸化炭素の添加をやめるんだ。
夜間エアレーションをするのも同じ理由だ。
まぁこのあたりは正直「光合成」を理解していないからおきてしまう事故だね。
難しい話を置いておいても、光合成という言葉の「光」って字について考えてみて欲しいんだ。
他にもデメリットはたくさんある。
メリットでも話した弱酸性にする効果。
これはとても単純に考えれば
「添加している間」と「添加していない時」で水質が変化するということだ。
このあたりもわかっていないと、生体に負担をかけてしまうことになるんだね。
もちろん、ちゃんと正しく添加して、デリケートすぎるような生体や、溶存酸素量が多いことを要求するような魚をさければ、負担もかけず飼育することもできる。
溶存酸素は、水中に溶け込んでいる酸素のことですよ!プレコさんなんかはこの溶存酸素量の高い水を好む種類が多かったりするのです!
必要以上に怯える必要はないけれど、ちゃんと「二酸化炭素添加というものがどういうことか」を覚えておいて欲しいんだ。
水槽にCO2(二酸化炭素)を添加するかどうか?
さて、今度は二酸化炭素を水槽に添加するかどうかを決めるポイントを見ていこう。
水草が入ってたら添加すればいいんですわ!
黙れ馬鹿。
さっきも話したとおり、水草にもいろいろあるからね。
それにアクアリウムというものはいろいろなスタイル、器具があるからそれを加味した上で、二酸化炭素を添加するか考えていかなければいけないんだ。
器具との相性が悪いと、添加しても効果ない…なんていう、ただただ損をするときもあるからね。
CO2(二酸化炭素)の添加をするべきではない場合
まず、添加しないほうが良い場合を見ていこう。
人間は「都合の良いこと」だけ見たがるけれど、本当はこういう「良くないこと」に目を向けていくほうが良い結果になるよね。
添加をすすめれない場合は
- 生体主体の水槽
- 濾過器との相性が悪い場合
- エアレーションを欠かせない場合
ということかな。
当然ながら生体主体の水槽に二酸化炭素の添加は必要ない。
他にも、水草があっても過密飼育になっているような環境も注意をしておきたいね。
そういう場合は、添加量少なめから様子を見ていくと酸欠の危険性が低くて安心だ。
次に濾過器。
ようはフィルターの種類との相性なんだけど、上部式フィルターや外掛けフィルターは、二酸化炭素がどんどん抜けていってしまうんだ。
エアレーションをかけている時と同じだね。
相性が良いと言われている外部式フィルターでも、水面をシャワーパイプで揺らしていたり、ディフューザーを使っていると、二酸化炭素は抜けていくよ。
「酸素を水中に溶け込まそう」とする行為との相性が悪いってことだね。
ディフューザーは外部フィルターとかの水の出てくるところにつけて、水流を強め、さらに酸素を水中に溶け込まそうとブワー!っとやるやつでチュ!
基本的に水流が強い環境は、二酸化炭素は抜けやすい。
強い水流を好む魚を飼うときは、二酸化炭素の添加はあまりオススメできないというわけだ。
CO2(二酸化炭素)の添加をしたほうが良い場合
これはもう一択かな。
- 水草育成に二酸化炭素の力を借りたい場合
ということだね。
まぁ他にも「器具好き」だったりすると、二酸化炭素の添加器具に萌えるし「自作派」だと発酵式という添加方法に萌えるし…なんてこともあるけど、そのあたりは個人の趣味も入ってくるから、とりあえず省いておくね。
水草ってのはなかなか手ごわくて
二酸化炭素の添加がないと、うまく育たないってやつがいる。
それ以外にも「自分…二酸化炭素あったほうが魅力発揮できるんスけど…」なんていうやつもいるから大変だ。
もちろん我儘な水草の場合は、二酸化炭素以外の条件も揃えてあげなければ育たないこともあるけれどね。
正直水草を「育てる」という点で言えば二酸化炭素はかなり強力だ。
まるで◯ーピングしたように多くの草がガンガン成長する。
ただ厄介なのが、それが「美しい」かどうかはまた別の話。
光量が足りなくて二酸化炭素をいれまくると間延びしてしまう…なんて良くある話だね。
まぁでもそのあたりを上手く調整していくと、水草の育成がぐっと楽になるんだ。
ネイチャーアクアリウムとか、ダッチアクアリウムというような水草主体のレイアウト水槽では、二酸化炭素は欠かせないと言われているのはそういうわけだね。
他にも、成長の遅い水草を強制的に育てたり
二酸化炭素がなくても育つような水草にあえて添加して、巨大化を狙ったりと、水中植物の夢を広げるにはとてもよいアイテムであることは確かだ。
ぷれ子の余計な一言
水草とか関係なしに単純に「植物の育成」ってなると、どうしてもアクアリストより、園芸家のほうが詳しかったりもするよね。
アクアリウムの世界にも独自の植物育成ノウハウはあるけれど、触れ合う植物の量は圧倒的に園芸の世界のほうが多いからね。
でも「水草」や「水草への二酸化炭素の添加」となると、完全なアクアリウム分野であることが多いんだよ。
園芸店を覗いてみるとわかるけど「水草」に該当するものは、ほとんど置かれていないんだ。
アクアリウムの世界はそれだけ「水草」と触れ合ってきたということだね。
ただ、これは「得意・不得意」があることだとも思うんだ。
どこどこのお店は水草に強い!だとか、どこどこは巨大魚に強い!だとか、あそこは珍カラが多い!とかあそこはロリカリアに強いだとか…お店ごとに特色があったりするってことだね。
もっというなら、同じアクアリウムショップに務める人でも「水草レイアウト得意!」とか「アポノゲトンだけは誰にも負けねぇぜ!」なんていう、個別のスキルをもっていたりする。
まぁなんていうか、わからない時はちゃんと「詳しい人」から購入しておけば安心だということだね。
でも、たまに適当な事言う人もいるから気をつけてはおいてね。ものすごく本題に関係ないけど、最近はアクアリウムショップでも水草以外の植物を見る機会も増えてきたよね。
その育成には水草以外の知識…つまり園芸的な目線を向けてみると新しい発見もあったりするよ。
CO2(二酸化炭素)添加方法はどれがオススメ?
二酸化炭素の添加にはいろいろな方法があるよ。
今回はその代表的なものを4つ紹介しよう。
- ボンベを使用した本格的なCO2添加方法
- 簡易的な「溶解させる」CO2添加方法
- 自作する発酵式を利用したCO2添加方法
- タブレットを使用したCO2添加方法
この4つは、上から順番にオススメ度が下がっていくね。
「1」が一番おすすめだね。
まぁ個人的な独断と偏見なのだけど
- リスクが少ない
- 調整がしやすい
という点などを加味して、決めてみたよ。
じゃあ順番に見ていこうか。
ボンベを使用した本格的なCO2添加方法
二酸化炭素の添加では一番用いられていて、一番人気のある方法だね。
器具さえ揃えれば、時間でタイマー制御もできるし、添加量の調整も簡単にできるんだ。
しかも器具がやたらカッコいいのが多い。
水草レイアウトだからこそ、器具のインテリア性も大事!なんて希望にどんどん応えてお金を吸い取ってくれる。
まぁアクアリウムにお金をかけれるというのは、ある意味幸せを感じてしまうことだから、デメリットとは言いきれないけど…一番お金のかかる方法だね。
でも、最初に器具さえ揃えてしまえば、基本的にはボンベの交換だけだから意外とランニングコストは安い。
正直「本格的に水草水槽をやりたい!」なんて人は、他の器具に走らず、これにしておいたほうが結局安上がりになるんじゃないかなとすら思うよ。
手軽にON、OFFできるというのは、他の方法とはかなり大きな違いだよ。
簡易的な「溶解させる」CO2添加方法
まぁこれは一言で言えば
テトラ社から発売しているCO2キットのことをイメージしてもらえばいいと思う。
これはややこしい器具はほとんどなくて、水中に二酸化炭素をためる筒をつけて、そこに「シュー」っと二酸化炭素を入れる…
そしてあとは水中に溶けるのを待つだけ!
っていうシンプルなものだ。
もちろんON、OFFはできないから夜は筒の中に余った二酸化炭素を、水槽から筒ごと取り出して捨ててしまわなきゃいけない必要が出てくる時もあるね。
でも超手動だから、超わかりやすいのは初心者にはありがたいと思う。
初期投資が安いのも魅力的だ。
ただ、添加量の調整はできないし、水温などの条件により溶け方も変わってくるから要注意だ。
見た目が良くない!なんていく人もいるけど、それは個人の価値観かな。
私は好きだよ。
自作する発酵式を利用したCO2添加方法
これは自作がメインだね。
発酵により発生する二酸化炭素を水槽に添加していく方法だよ。
これも調整はできないし、ON、OFFはできない。
でもこの発酵式は意外と昔から行われている方法で、お金がない人の味方でもあるんだ。
自作というところに愛情と情熱を注げることからも人気が高い。
ただこれは、下手な人が適当に作ると…
ボカーン!!
なんて爆発することもあるから気を付けてね。
一応自作できない人のために出来合いのものが売られていたりもするよ。
タブレットを使用したCO2添加方法
これはとても簡単だね。
錠剤をポンといれる。
それだけだよ。
だから調整が超難しい。
そしてランニングコストは高い。
ちょっとオススメしにくい方法なんだ。
ただ、こういうものって妙にアクアリスト心に響く部分もあったりもするから、完全には否定しきれない。
レイアウトしたばかりの水槽なんかは、これを上手く使ってある程度まで仕上げる人もいたりもする。
まぁ、でもどんなふうに使おうかリアルにイメージできなかったらやめておいたほうがいいね。
CO2(二酸化炭素)添加方法の選び方
じゃあちょっとここで、添加方法を選ぶ上で大切なポイントを覚えていこう。
- その方法のメリット・デメリットを理解しているか
- 長期的な使用か、短期的な使用なのか
- ランニングコストはどのくらいか
こんなかんじかな。
じゃあこのあたりを「まったく考えずに購入した萌菜」に、反省文を書いてもらうつもりで聞いてみよう。
教えて虫季萌菜「添加器具の選び方」
1.その方法のメリット・デメリットを理解しているか
これはとても大切ですわ!
間違うと…
2.長期的な使用か、短期的な使用なのか
とりあえず試してみるためにしてはボンベ式は高いですものね!
でもあなたが長期的な使用を考えるならそう高くない買い物になりますわ!
ワタクシはぷれ子さんみたいにお金に困ったりはしていませんから特に(以下略
3.ランニングコストはどのくらいか
そうですわね、これを気になさる方も多いと思いますわ、特にぷれ子さんのようなお金の無い方ですわね。
初期投資とは分けて考えることが大切ですわ!
あんまり聞く意味がなかったね。
でもまぁそんなかんじだよ。
自分の条件に合うのかどうか。
自分の希望に合うのかどうか。
二酸化炭素関係の製品は「安いと言ってもそれなりにするもの」が多いから、ある程度計画を立ててから購入してみるのも大切なことだね。
ボンベ式なんかは「セット販売」を上手く利用してもよいかもしれないね。
CO2(二酸化炭素)の添加に必要な器具を覚えよう
じゃあそろそろ、具体的な話をしていこうね。
今回は「ボンベ式」に必要な器具を紹介していくよ。
この中には必須のものもあるし「あればいいなぁ」なんてものもあるから、自分の理想に合わせてチョイスしていくといいかもね。
いろいろなメーカーから出ているから、好きなデザインとかを探しをしてみるのも良いかもしれない。
CO2ボンベ
まぁこれは当然必要だね。
二酸化炭素の入ったボンベだよ。
基本的にはどれでも使えるようなものなんだけど…
製品によっては規格がオリジナルのこともあるから、購入前にチェックしよう。
大型の「ミドボン」と呼ばれるものを使用する人もいるけれど、小型ボンベとは他の器具が変わってきたりするところもあるから注意しよう。
レギュレーター
ガスの圧力を変えるものだよ。
ボンベの中は高圧だから、これがないと大変なことになるね。
バルブ・電磁弁
ON、OFFを切り替える部分だね。
レギュレーターに内蔵されていることもあるよ。
電磁弁はタイマー制御する時に使うものだね。
バルブと電磁弁は役目は同じだけど、機能…つまりできることの範囲に差があるから、ちゃんと違いを覚えておこうね。
スピコン
スピコンは二酸化炭素の添加量を調整するものだよ。
微調整も楽になるから買っておくことをおすすめするかな。
「あーこんなに楽ならさっさと買えばよかった!」
と思われるアイテムだね。
バブルカウンター
これは読んで字のごとく。
泡のでるペースを見て添加量を確認するためのものだ。
このあたりはかなりカッコいいものも出ているからこだわってみてもいいと思うよ。
耐圧チューブ・エアチューブ
普通のエアレーションだとエアチューブで機器をつなぐんだけど、高圧なボンベを使う二酸化炭素の添加ではそういうわけにはいかない部分もあるんだ。
そこで使うのが耐圧チューブ。
まぁ「耐圧」という字を見てもらえば意味はわかると思う。
二酸化炭素の添加機器の接続は、この耐圧チューブとエアーチューブを使用する位置を間違わないようにしようね。
買うときは外径にも注意しよう。
チューブを固定する為のキスゴムも忘れないようにしよう。
逆流防止弁
チューブの間につけて水の逆流を防ぐものだよ。
24時間添加しっぱなしというわけではないから、これはかなり大事なものだね。
安いので良いから予備も買っておくと安心だ。
CO2拡散器/CO2ストーン
これは色々なタイプがあるね。
拡散器はディフューザーともいうよ。
※ディフューザーという名前の商品はさっきヒマチューさんが説明した「水流とエアー」を発生させるものもあるから気をつけよう!
まぁどれも水槽以内に二酸化炭素を溶けこませる、末端にくることは違いないよ。
製品による差はいろいろとあるんだけど、見た目で選んでも良いんじゃないかなと思うね。
選ぶときはこの部分を「見せたい」のか「隠したい」のかを気にしてみるといいかもしれないね。
二酸化炭素の添加となると「器具を見せる」ことに重点を置く人も多いけど、正面から見た時に見えないように隠してしまうのも、レイアウト作りの一つの手段だよね。
まぁでも「添加している」ということに慣れないうちは、視覚的に覚えていくためにも見えたほうが安心かな。
議題:セット販売はお買い得なのか
二酸化炭素といえば、器具のセット販売をよく見かけるよね。
正直あれはお買い得。
とりあえずセットを買えば、すぐに使用開始できるから、選ぶのに細かく悩まなくて良いというのもありがたい話ではある。
でも、このセット…いろいろと考えてから買ってほしいこともあるんだ。
例えば「電磁弁」
電磁弁付きのセットは、つかないセットに比べるとどうしても高くなるよ。
でもいずれ「タイマー制御」したいとおもっている人には、絶対に必要になるものだから、それなら最初から「電磁弁付きのセット」にしておくほうが経済的というわけなんだね。
二酸化炭素の機器は、そんなかんじで「拡張性」のあるものだということを意識しておくといいかもしれないね。
あとあと機器を買い足して豪華にしていく予定で、シンプルなセットにしておくというのも一つの手段だとも思う。
まぁ、こういう機材は長期的な視点で選んで行くほうが、いろいろな意味で幸せになれるんだということだね。
見た目の良い器具に買い換えたら、古いものは(壊れていなければ)捨てずに、予備としてとっておくことも、トラブル対策という視点から見ると大事なことだね。
まとめ
さて今日は二酸化炭素の添加についてのお話だったね。
ちょっと複雑だけど、じっくり学んで経験していけば上手く扱えるようになるよ。
確実に言えるのは
「二酸化炭素を添加しないとできないこと、再現できないもの」
というのはアクアリウムの世界にはたくさんあるということだ。
世の中には「二酸化炭素がないと育たない」と言われている水草を、無しできれいに育て上げる人もいるけど、それは経験と知識の賜物だし、二酸化炭素のあるなしとはまた別の次元の話だね。
最後に一つ誤解してほしくないことをお話しようと思う。
それは
二酸化炭素の添加が必要水草=難しい水草
ではないということだね。
二酸化炭素をいれておけばだいたい上手く育つ水草は、難種とは言えないし、二酸化炭素を必要としなくても光量や水温や水質にうるさい水草は難種だよね。
まぁこれは育てる人との相性もあるから、誰にでも当てはまる話ではないけれど、こういうかんじでいろいろな視点をもつことが大切だよ。
はぁ…一時はどうなるかと思いましたわ。
あのさ、萌菜の水槽って二酸化炭素いるような水草入ってないけど。
え!?そんな馬鹿なですわ!ワタクシは水草の事を思ってお金(CO2機器)を使ったのに…
いや、お金をかけるだけじゃ意味ないだろ…ちゃんと調べなきゃ…そもそもどうやってこの水草選んだんだよ?
お店の方にワタクシでも育てられる水草を選んでとお願いしたんですわ!
(なるほどね…良いお店だ)
ぷれ子先生こんにちは!先日溶解型からボンベ型(チャームのBセット)に変えました。ガラスのディヒューザーが実験器具っぽくて良い感じです。水草の生長速度も段違いに上がったので、溶解型だと容量が足りなかったようです。伸び具合を毎朝見るのが楽しみです。
また、co2添加を考える際、ネットで色んな人の飼育環境を見て参考にしました。という事で不要かもしれませんが、自分の環境も書いておきます。
水槽:30cmキューブ
ろ過:エーハイム2211、排水パイプは水中に設置
照明:コトブキフラットLED300、1日7時間照射
CO2:1分間に50滴添加。ON/OFFは照明と同じ
水温:26度
床材:水草一番サンド、厚さ5〜7cm
水草:ヘアーグラス ショートのみ。下記配置に合わせ必要数を店員さんに相談
配置:石組み。床面積の1/4が山水石。残りを水草で埋める
生体:ブラックライヤテールモーリー×5、ゴールデンアカヒレ×2、オトシンクルス×2、ミナミヌマエビ×5
感想:現状pH等も問題なし。後1-2ヶ月は様子を見たほうが良い。床材はあと1cm低くても良さそう。やはり2211はそのままだと水流が強いので、何かしら工夫が必要です。自分は穴の数、径を増やしました。
パワード水野さん細かい報告ありがとう!
すごく丁寧に管理しているんだね。きっときれいな水槽なんだろうなぁ。
二酸化炭素の添加ってほんといろいろな調整の仕方があるよね。
私はそのあたりまだまだ経験が浅いから、もっと勉強しないといけないんだ。
すごく参考になるお話ありがとう!
水流調整もいろいろだよね。
外部式は水流が調整しやすいのも一つの魅力だと私は思うんだ!
ぷれ子先生こんにちは!ご返信ありがとうございます。
水草水槽駆け出しセット感がすごいですが、元々「石組みでブラックライヤーを飼いたい!」と思っていたのでちょうど良いです。
飼育環境の情報ってググっても引っかかりにくいので中々大変です、、(用語よりADAのHPに載ってる店名を検索して、店のブログをみるのが意外と良かったり…)
そんな感じで今月号のアクアライフは特に良かった!(良い意味で)突き詰めた例がいっぱい載ってたので、すごい視野が広がった気がします!
外部式すごい便利ですね!配置、ろ過材、パーツと自由度が有りまくりな上に、基本能力も高いですし。
パワード水野さんこんにちは!色々試行錯誤されているんだね!
うん、ほんとアクアリウムは試行錯誤、暗中模索なんだ。
確かに言うとおり、飼育環境の情報は少ないよね。
熱帯魚なめんなというサイトで記事を書いている私が言うのも何だけど、パワード水野さんの言うとおりお店のブログを見るほうが意外と良いときも多いのには同意なんだ!
私が一番良いと思っているのが、お店で直接お話を聞くこと。
あと本を読むことかな。
そうやっていろいろ幅広い知識を浸けておけば、新しい情報に会った時にいろいろ考えやすい気がするんだ!
外部式いいよね!
濾過槽の中が気軽に見られないから、ちょっと悩むところもあると思うけど自由度が高いんだよね。
特に水流に関して。
そういうこと考えているとまた新しい一台がほしくなるんだ!
ぷれ子先生こんにちは!いつもご返信ありがとうございます。
たしかにお店に直だとかなり自分に合ったアドバイスを貰えるので1番ですね!ただその前に熱なめさんを一通り読んで基盤的な部分も知っておくのが私的には1番だと思ってます。(お世辞でもなく! もちろん盲信しすぎないようにしてます。)
そんなこんなで試行錯誤しながら、立ち上がっていく水槽をゆっくり鑑賞している感じでございます。
パワード水野さんこんにちは!こちらこそいつもコメントありがとう!
お店に聞きに行くって私は結構大事にしているんだ。
その魚を購入したお店で餌のあげ具合について聞いたりね!
購入時にどのくらいに産地とか聞いてみるのも面白いと思うよ!
ってそんなに私のサイトを気に入ってくれているんだね。
ありがとう!嬉しいよ!
なんかちょっと照れくさいけど!
こんばんは!グリーンロタラやロタラインディカ?などは添加した方が綺麗に育つのでしょうか。
それとコケ対策にCO2添加がいいと聞いたのですがこれは1例と見るべきなのでしょうか
こんばんは!
そのあたりはちょっと専門的なことだから水草に強いお店とかで聞いてもらうのが一番いいと思うんだ。
CO2添加はやりかたによってけっこうかわってくるし。
なんだか役に立てなくてゴメンね。
CO2をいれると、調子が「ものすごく」よくなる水草があったりして隣の水草が勢いに押されたりするからちょっと気をつけると良いと思うんだ。
初めまして。
最近熱帯魚飼育を初めていろいろと調べておりましたところ、こちらに辿り着きご教授頂いております。
読んでいて非常に楽しい記事で、夢中になっている内に知識を深められます。
ですが、イマイチ分からない点がありますのでアドバイスがあればお願いしたく思います。全く急ぐものではないので、お時間ができた折にどうかお願い致します。
今ラミレジィを飼っている水槽に、水草を入れたいと思っています。Co2を入れている間はO2を入れないということですが、O2を入れない間生体は大丈夫なのでしょうか?
また、コケ取りにはエビ、という情報が多々ありますが、シクリッドはエビや貝を食べちゃうという情報もありました。
通販の画像等では水草が入ってる水槽にラミレジィが入ってる画像があるので共生はできるのかと思いましたが、これらの画像は撮影用で実際はやっぱり難しいのでしょうか…
因みに8.8リットル水槽にバルーンラミレジィが2匹居ます。最終的には様子を見ながら試行錯誤するしかないと思ってますが、この辺りの疑問が少しでも明るくなればと、なにか分かる点がありましたらご教示願えたらと思います。
宜しくお願い致します。
やまとさんこんにちは。はじめまして、サイトのこと褒めてくれてありがとう。
質問の件だけど、まず二酸化炭素の添加は「絶対大丈夫」というものではないよ。扱い方を間違えば酸欠にもなるし、リスクもある。
だからこそ最初はショップなどで適切な添加量などを相談しながら、はじめてみると良いと思うんだ。
「酸欠」のリスクは飼育している生体の種類や数によっても結構変わってくるし!
心配なら、二酸化炭素のいらない水草を選択してみるのもありかもしれないね。
あとシクリッドは確かにエビをよく食べる種類が多いね。お互いのサイズや環境によっては共存可能だったりするけど、魚の性質には個体差があるから絶対ではない。
そのあたり少しづつ気をつけながらいざという時「隔離」できるようにしておくと、安心かもしれないかな。
魚がエビによく興味を示していたら危険信号だよ。エビを食べる魚って、そこそこサイズあっても食いついちゃう時あるからね!
そんな感じでなかなか参考になりそうなこと言えなくてごめんね!これからもこのサイトをよろしくおねがいしますなんだ!