最近暑いよね、ぷれ子です。
今日の熱帯魚図鑑は「+α」
アカヒレやゼブラダニオ、ラスボラなど小型のコイの仲間を紹介していくよ。
何が+αって言うと、アカヒレが正確には熱帯魚じゃなくて温帯魚だからだよ。
え?「いきなりそんな細かいこと言うなめんどくせぇ」だって?
仕方ないじゃん、アカヒレは温帯魚なんだからさ。
細かい話をすると難しくなるのでざっくり言えば、温帯と熱帯では気候がぜんぜん違うのです。
日本は温帯だから、熱帯魚を飼うのにヒーターが必要ですよね。
それは熱帯が年中暖かいからなのです。
あ、でも温帯魚だからって温度管理が適当で良いわけではないですよ。
それぞれにあった飼育環境が必要ということですね!
ぷれ子の小型コイ図鑑
さて、小型コイについて話していくね。
南米の小型カラシンの仲間に対するように、アジアの小型コイの仲間も古くから観賞魚として親しまれているよね。
▼小型カラシン、南米に思いを馳せて
>>熱帯魚図鑑:飼いやすい小型カラシン(テトラ)!性格も色々?
この2つのカテゴリーが、なんとなくライバル感覚で見られているのは…南米にはコイの仲間がいなくて、アジアにはカラシンの仲間がいないからだね。
まぁカラシンの仲間もコイの仲間もいるアフリカってところもあるけどね。
ぷれ子さん、そろそろマニアックな話はやめてくださいませんこと?
はいはい、わかりました。
小型のコイの仲間はいろいろといるのだけれど
- ダニオ
- ラスボラ
- バルブ
- ボララス
なんて呼ばれていたりする魚が代表的だね。
大人しくて小さいものがたくさんいるよ。
でも中にはけっこう気の強いものがいたりするから要注意だ。
似たような名前でも、意外と大きくなる種類もいるから、最大全長もチェックしようね。
▼餌って大事だよ。まぁ当たり前だよね。
>>餌マスターになれ!熱帯魚の種類別『餌』の種類と与え方!
アカヒレ
アカヒレ
学名:Tanichthys albonubes
サイズ:4センチ
分布:中国-広東省
ベタと並んで「狭すぎる容器で飼育されている魚ランキング」のトップにくる魚だよね。
コップで飼える「コッ◯ー」として売られていたりね。
でもねアカヒレって意外と大きくなってガンガン泳ぐ魚だから…あんまり狭いとよくないんだよ。
手軽に飼いたいなら、生きている魚ではなく、スマホの「魚育成ゲーム」が一番いいよ。
アカヒレは、結構気がキツイから混泳の時は気を付けてね。
▼狭すぎる容器で飼育されている魚ランキング上位
>>ベタなめんな!熱帯魚ベタの飼育方法を覚えよう!
ゴールデンアカヒレ
ゴールデンアカヒレ
学名:Tanichthys albonubes var.
サイズ:4センチ
分布:改良品種
アカヒレのゴールデンタイプだね。
改良品種だけど、基本は同じだよ。
普通のアカヒレと一緒に飼育することも、もちろん可能だ!
カージナルアカヒレ”ロングフィン”
カージナルアカヒレ”ロングフィン”
学名:Tanichthys linni var.?
サイズ:4センチ
分布:中国?
アカヒレのロングフィンバージョン(ヒレ長い)かな?と思いきや、色彩の具合も違うんだよね。
なんていうか、本家アカヒレより派手だね。
これが「ロングフィンアカヒレ」として販売されていたりもするから混乱しやすいんだ。
でも普通のアカヒレと色彩の具合が同じ「アカヒレのロングフィンバージョン」も「ロングフィンアカヒレ」として流通するから余計に混乱してくるね。
どちらも丈夫で飼いやすい魚だよ。
基本は同じように飼育できるね。
ゼブラダニオ
ゼブラダニオ
学名:Danio rerio
サイズ:5センチ
分布:インド
「うざい、うっとおしい」と言われてしまうことの多いゼブラダニオ。
まぁ確かに「うざい」というのはわからなくもない。
素早いからね。
だがしかし、それがいいんじゃないか!
ゼブラダニオがぐんぐん泳ぎ回れるような水槽で飼ってみ?
すごくいいよ。
まぁそこまで大きくなる魚ではないから、ゼブラダニオだけなら45センチ水槽くらいでもいいかもね。
あと強い。
これは本当に飼いやすい。
そして濃紺ストライプでかっこいい。
あとヒゲが可愛い。
素早いから、パッと見わかんない魅力がたくさんあるからね、よく観察してみよう。
パールダニオ
パールダニオ
学名:Danio albolineatus
サイズ:5センチ
分布:ミャンマー/タイ/ラオス/マレーシア/インドネシア
ダニオはねうざいと言われて敬遠されがちなんだけど、綺麗なのが多いんだよね。
なんていうか、清涼感があるんだ。
とくにこのパールダニオね。
最初からダニオを飼育するつもりで、涼し気なレイアウトにしておくといいかもよ。
まぁダニオは小競り合いがちょっと激しかったり、蓋が開いているとすぐに飛び出したりするから…なんていうか初心者には勧めにくいところもあるけどね。
強いし、餌もわりとなんでもよく食べてくれるから、飼いやすいんだけどね。
オレンジグリッター・ダニオ
オレンジグリッター・ダニオ
学名:Danio choprai
サイズ:4センチ
分布:ミャンマー-イワラジー川
このダニオはなかなか凄いよ。
光の当たり具合で色の見え方が変わるという楽しさを、ギュッと凝縮したような魚だね。
ダニオにしてはちょっと小型だから、混泳水槽に導入もしやすいかもね。
まぁ素早くて、小競り合いはちょっとしてしまうけどね。
でもそれがダニオだからね。
ラスボラ・ヘテロモルファ
ラスボラ・ヘテロモルファ
学名:Trigonostigma heteromorpha
サイズ:4センチ
分布:タイ南部/マレーシア/インドネシア-スマトラ島
派手すぎないけど、地味すぎない。
水草水槽によく似合う魚だよね。
ネイチャーアクアリウムによく見られる草原的なレイアウトから、鞍目の流木主体水槽まで幅広く似合ってしまうんだよね。
飼い込んでいくと、小型魚ながら体つきもしっかりしてきて、存在感もあるよ。
でも、うるさすぎない。
そりゃ人気出るわけだ。
▼ネイチャーアクアリウムを本で読もう
>>アクアライフ水草増刊!アクアプランツNo.13レビュー
ラスボラ・エスペイ
ラスボラ・エスペイ
学名:Trigonostigma espei
サイズ:4センチ
分布:タイ/カンボジア
ラスボラ・ヘテロモルファに似ているけどちょっと違う。
いや、結構違う。
オレンジ色が強い感じだね。
私はこっちのほうが好きかな。
チェリー・バルブ
チェリー・バルブ
学名:Puntius titteya
サイズ:4センチ
分布:スリランカ
オスがね、本当に赤いんだ。
成熟するとね。
だから売っている時は本気出してないことが多いんだよね。
飼いこむということの素晴らしさを味わえる魚だよ。
二度目だけど、本当に赤いんだ。
ちなみに↑の写真のはまだ本気のチェリーバルブではないよ。
もっと赤くなる。
メスはちょっと地味だけどね、それもまたいいかんじだから、どうせならオスメス揃えたいね。
コイの仲間にしてはかなり協調性も高いと言われているよ。
でも残念ながら発情したオスの縄張り意識はなかなかだね。
あとさ、チェリーバルブって「鱗」って感じがしていいよね。
ゴールデン・バルブ
ゴールデン・バルブ
学名:Puntius ????
サイズ:5センチ
分布:改良品種
超メジャーな魚なんだけど、改良の元になった魚が不明という面白さを持つ魚だよ。
まぁ、改良品種では結構あることなんだけどね。
黄色い身体だけでなく、赤くなるヒレに黒い斑点がとても味わい深いよ。
オデッサ・バルブ
オデッサ・バルブ
学名:Puntius padamya
サイズ:6センチ
分布:ミャンマー-チンドウィン川
オデッサ・バルブは長いこと「改良品種」だと思われていた魚だね。
でも改良品種ではなかったんだ。
発情したオスは「あーこれは改良品種だと思っても仕方ないわ」って思ってしまうくらい派手になるからね。
本当に美種。
圧倒的。だが結構気が荒い。
ミクロラスボラ・ハナビ
ミクロラスボラ・ハナビ
学名:Celestichthys margaritatus
サイズ:3センチ
分布:ミャンマー北部
実に小さい。
そして綺麗。
なんたって通称「HANABI」だからね。
小さいから餌には気を使うかな。
でもわりと丈夫な魚だったりもするよ。
ミクロラスボラ・エリスロミクロン
ミクロラスボラ・エリスロミクロン
学名:Celestichthys erythromicron
サイズ:3センチ
分布:ミャンマー-インレー湖
実に小さい。
そして綺麗。ハナビとどっちが好き?ってかんじだよ。
なかなかこんなかんじの趣の小型魚っていないんだよね。
この手の小さい魚は「餌と混泳魚に注意」だね。
ケラ・ダディブルジョリィ
ケラ・ダディブルジョリィ
学名:Chela dadiburjori
サイズ:4センチ
分布:インド
そこまでメジャーというわけではないんだけど、凄く綺麗だから紹介したくなるね。
小型のコイの仲間はなんていうか、小型カラシンとはまた違うタイプの美種がたくさんいるんだよね。
ボララス・ブリジッタエ
ボララス・ブリジッタエ
学名:Boraras Brigittae
サイズ:2センチ
分布:インドネシア-ボルネオ島
これも綺麗な魚だね。そして大人気。だがとても小さい。とてもとても小さいんだ。
2センチというか1.5センチというか…
弱酸性の軟水で飼育すると綺麗な色が出るね。
そこまで弱い魚ではないんだけど、ちょっと初心者は避けておいたほうが良いかな?って気もするね。
小さすぎるからね。
まとめ
小型コイの世界、なかなか良いよね。
初心者におすすめしやすい魚も多いのもうれしいね。
ラスボラ・ヘテロモルファとかエスペイ、チェリーバルブはとても飼いやすいよ。
まぁ中には気が強いとか、素早いとかで初心者向けではなかったりするものもいるけれど…それは小型カラシンにも言えることだよ。
ゼブラダニオとかより、よっぽどブルーテトラのほうが凶暴だったりするからね。
▼気の強い小型カラシンも紹介!ブルーテトラは綺麗なんだけど…
>>熱帯魚図鑑:飼いやすい小型カラシン(テトラ)!性格も色々?
どんな魚も、性質を調べてから飼おうということだね。
小型魚だと思って甘く見ているとけっこうひどい目にあうよ。
はぁ…
どうしたの?
女の子って大変ですわ…
何が?
お風呂あがりは顔にパックして化粧水やってオイルにクリームを塗るじゃないですか。
身体にはボディークリーム塗りますし…
でも、その後に魚に餌やろうとしたり、水槽に手をいれなきゃいけない用事ができたら、手につけたクリームを洗い流さなければいけないんですわ。
そしてその後にもう一回ハンドクリームぬって…
※人間用の化粧水やオイルがついたまま餌を触ったり、水槽に手をいれてはだめなんだ!
うん、まぁ仕方ないよね。(こいつガキのくせに…そこまで美容に手間かけてんのか…)
その点…ぷれ子さんはいいですわよね…
何が?
女の子なのに、髪は自然乾燥、肌のケアはしない…ハンドクリームなんて持ってすらいない…
ハ…ハハハ…ハンドクリームくらいもって…るぞ…
本当ですの?
ちょっと探してくる!まってろ!
毎日使うものを探してくるってどういうことですの…
30分後
はぁ…はぁ…見ろ!見つけたぞ!これだ!
(それ…◯ロナインですわ…)
あの…これはハンドクリームではありませんです。
▼図鑑のまとめページができました!
>>熱帯魚、水草(など)図鑑まとめ!
小型のコイってものすごく良いですよね。綺麗やし、奥深いし、美しいし、美しいし、美しいし…
魚の飼育をし始めてから、結構経った今だからわかるけど、昔はほとんど区別がつきませんでした。
特にボララス。メラー、ブリジッタエ、ミクロス、ウロフタルモイデス、マキュラータ、最初は全部同じやん…なんて思ってましたし。
今でもショップに行くと、ブリジッタエの中にメラーっぽいのが、メラーの水槽にブリジッタエぽいのがいたりしますよ。ややこしいですよね〜(^_^;)
まぁ一部混同されてたりもするんでしょうけど…
(でも,そこが魅力!)
ところでぷれ子さんよ、この記事の投稿から約2カ月経ちましたが、ハンドクリームは買いましたかな?
それでは(・ω・)ノ
美しいし美しいし美しいよね。
見分けがつかない魚を見分けれるようになったあの瞬間嬉しいよね!でも実はオスメスの違いだったりね…
ハンドクリームはね、買ったけど魚の世話をする前にいちいち落とさなきゃいけないから面倒くさくて萌菜にあげたよ…
そしたら「安物はいらないですわ」って言われたね。