こんにちはぷれ子です。
今日は雑誌、アクアライフ7月号のレビューなんだ。
巻頭特集は
ガラスの中のボタニカルガーデン
~アクアテラリウム・パルダリウムの世界~
こんなかんじでメインの特集が陸上に行っちゃってるからアクアリウム成分少なめだけど、結構面白い内容だったんだ。
▼まとめちゃったよ!
>>パルダリウム・アクアテラリウム・テラリウムまとめ
この記事の目次
アクアリウム、パルダリウムって何?
うーん…
どうしたんですのぷれ子さん?
いや、このサイトがオープンして、初めてのアクアライフレビューなのに、アクアテラリウム・パルダリウム特集とは…と思ってね。
確かに不思議な特集ですわね!
いや、不思議ではないんだけどね…
流行っているからねぇ。アクアリウムショップでもこの手のコーナー増えたし、特集されることじたいには違和感はないんだけどね。
一応アクアリウムサイトだからさ、アクアライフ本誌のレビュー一発目はアクアリウムネタで行きたかったよね。
▼前回のレビューはアクアライフじゃなくてアクアライフの増刊号なんだ!
>>アクアライフ水草増刊!アクアプランツNo.13レビュー
え!?アクアテラリウムとパルダリウムってアクアリウムの一種じゃないんですの?
(こいつ…知らないくせに話合わせてたのか…)
うん、アクアリウムではないよ。
まぁいろいろ定義があってちゃんと伝えようとするとややこしいんだけど、ざっくり言うと
- アクアテラリウム=水中と陸上のあるレイアウト
- パルダリウム=陸上メイン、熱帯雨林を再現したようなレイアウト
というかんじだね。
細かい解説は今回のアクアライフに載っているよ。
まぁこのへんは言葉で理解しようとするより見たほうが早いよね。
パルダリウムはまだ日本で普及していない言葉だから、日本語以外で検索してみるといいよ。
▼検索検索ぅ!
>>Googleでpaludarium(パルダリウム)を検索
ふーん、でもなかなかおもしろそうですわね。
うん、結構面白いよ。
え!?ぷれ子さんってアクアリウム以外にも興味あったんですの?
うん、まぁね。
アクアリウムに比べれば経験も少ないけど、今回の特集に登場しているような熱帯植物の栽培は好きだよ。
え!?この浮気者!浮気者!!浮気者!!!
…
ガラスの中のボタニカルガーデン
さて、まずは巻頭特集からレビューしていくね。
今回のこのアクアテラリウム・パルダリウム特集はとても面白かったよ。
ここまでこのジャンルを写真多くまとめてくれているものって、なかなか無いからね。
ただ実現しようとするとちょっとハードルが高いものではあるね。
特にパルダリウム。
これはアクアテラリウムよりも、さらに陸上の植物によっているから、アクアリウムの知識だけでは対応できないよね。
でも、パルダリウムをしっかり学べば、アクアテラリウムもグレードアップさせることができるようになると思うよ。
今回の特集では、土台作りなどはけっこう細かくレクチャーしてくれているね。
アクアリウムとパルダリウム、それぞれ別々で紹介してくれているよ。
ただ、各植物の育成方法についてはそこまで情報が多いわけではないから、挑戦したい人は、また別途で調べていかなければならないかな。
熱帯植物と一言に言っても、空中湿度が高いことを好むもの、根本が湿っている方が良い物、光の強弱などいろいろとあるからね。
そういうものを一つの水槽内で育てようとすると、結構難しいこともあるんだよ。
水草水槽で
「あれ?この水草はよく育つのにこっちはだめだ…」
なんて経験ないかな?
それと同じような感覚だね。
どんなものにしろ、複数の植物を利用したレイアウトを実現したい時は、各植物の特性をある程度理解してからはじめるというのがコツだったりするよ。
植物だけじゃなくて、植えるために使うものの特性も知りたいね。
例えば植え込みに使われるミズゴケ。
ミズゴケにもランクやタイプがあって、さらにその使い方、植え込むときの根を置く深さとか…けっこういろいろあるんだよ。
そのあたりのノウハウがついてくると、より美しく、より立派に植物を育てることがてきるようになってくるよ。
アグラオネマからクール系デンドロビウムにジュエルオーキッド…ネペンテスまで!
今回は素敵な植物が多く登場していて、結構目を楽しませてくれるね。
19ページに出てくるデンドロビウム・クスバートソニィ(カスバートソニィとも呼ばれるね)なんかは、ちょっと育てるのが難しい蘭の仲間だね。
クール系デンドロビウムとグループ分けされることもある本種は、なかなか暑いのが苦手なんだよ。
冊子の中でも正直に「栽培が難しく~」と赤裸々に語られているよ。
そのパルダリウムの中にはネペンテス(ウツボカズラ)もあったね。
ネペンテスは今くらいの季節からだと、園芸店でもよく見かけるね。
ただこいつらも、種類によって難易度が異なるから注意が必要だ。
ネペンテス・アラタとか、ネペンテス・レディラックとかはなかなか強くて扱いやすいよ。
他にもアクアリストにはおなじみのアグラオネマや、ホマロメナ、クリプトコリネなんかもガンガン登場するね。
今回の特集で、知らない植物が何個出てきたか数えてみるのも面白いかもしれないね。
蘭にネオレゲリアにシダにコケ…
この多種多様な植物を全てうまく扱うのはすぐにはできないかもしれないけれど、学べば学ぶほど、沼にズブズブは待ってかえってくれない永遠の植物ループに陥るから、是非調べてみてほしいよ。
そんな入り口として、今回のアクアライフは凄く良いかもしれないね。
二度目になるけど、パルダリウム・アクアテラリウムの土台作りの解説は本当にありがたいね。
植物を育てることと、レイアウトしていくことは同じようで違うことだからね。
どっちが欠けてもだめなんだ。
こういう特集を見ていると、爬虫類とか飼育する時に使う前開きの水槽が欲しくなるよね。
オカヤドカリを飼育しようよ
さて、パルダリウム・アクアテラリウムの世界を抜けたら今度はオカヤドカリだ。
オカヤドカリは、陸上メインで生活しているヤドカリだね。
え!?また陸上ですの!?
まぁ、いいじゃん、オカヤドカリかわいいからさ。
今回のオカヤドカリ特集、とても私は好きだよ。
なんて言うか、解説の出だしから
「オカヤドカリって、大して生き物に興味が無い人がなんとなく飼育して、適当な扱いを受けて死なせまくっているよね、ガチで」
的な厳しいお言葉があるからね。
※ぷれ子の勝手な解釈です。アクアライフ掲載の内容そのままではありません。
アクアライフ的な専門誌って、時折こうやって、読者に厳しい言葉を投げかけるから好きだよ。
え…ぷれ子さんってもしかして…変態?
いや…ちょっと違うよね。
まぁ話をすすめるよ。
アクアライフの言うとおり、オカヤドカリって「夏が終わると死んじゃう季節限定の生き物」として誤解されているけれど、実は長生きするとっても素敵な生き物なんだよ。
でもしっかり飼育しようと思うと、意外といろいろと用意しなければならないから
「あ!なにこれかわいいぃい、水いらないから簡単に飼えるんでしょう?買ってよ~」
と言う気持ちで手を出すと危険だったりするよ。
うまく飼育できれば超長生きする生き物のオカヤドカリ。
販売シーズンの今だからこそ、基礎を学んでみてもいいかもね。
夏対策に屋外飼育
さてお次は白黒ページから紹介だよ。
屋外、屋内と、それぞれの飼育場所での夏に関する記事が掲載されていたね。
屋外が50ページから
屋内が56ページからだよ。
うん、本当にアクアリストの夏って感じだね。
ほんと、夏って苦労するからね。
なんていうか…暑いからね。
高水温対策ってちゃんと学んでおかないと地獄を見るんだ。
夏対策の記事を見ていると、闘志が燃えてくるよね。
打倒!猛暑!
そんなかんじでこの特集は、今月号のアクアライフを購入したらさっさと読もうね。
熱くなってからでは遅いからね。
▼0円からはじめれる!高水温対策を覚えよう!
>>夏を冷やせ!クーラーにファン、熱帯魚水槽の高温対策!
▼屋外でメダカを飼おうぜ!オウイエイ!
>>メダカの屋外飼育をはじめよう!ベランダ?庭?ビオトープ?
ああ、はやく涼しくならないかな…
ルー大柴とリバーとトゥギャザーしちゃおうよ!
アクア界のアイドルといえば、ルー大柴さんだよね。
彼ほど愛らしい、アクアアイドルは存在しないと思うんだ。
そんなルー大柴さんの連載「ルー大柴のリバーとトゥギャザー」は、アクアリウムアイドルルー大柴ちゃんがタモをもって日本の川に入ってお魚たちと触れ合うという、心あたたまる企画なんだ。
もちろん「ルー語」で話しているから、かなり読みにくいよ。
えっと、日本語に怪しい英語を混ぜて話すというルー大柴さん独特の言語ですね。例えば日本語「夏のはじまりをかんじる」
↓
ルー語「サマーのスタートをフィールする」っていうかんじです。
正直ルー語が使えると、アクアリウム界ではモテモテですよ!
もうその読みにくさが愛しいんだよね。
採集に関してはかなりガチで、毎回いろいろな生き物を見せてくれるよ。
今回は今年生まれた若い魚を見せてくれたのがとても嬉しかったね。
さらにさらに、今回…川辺に寝転ぶルー大柴さんのグラビア的写真も付いているからお得だね。
ルー大柴のリバーとトゥギャザー
実は単行本もでていたりするよ。
淡水◯◯
「海に生息するような魚を淡水でも飼って見たいズラ」
こんな私達アクアリストの我儘に答えてくれるかのような特集だよ。
淡水カレイ
淡水ウツボ
などなど…
淡水(一部汽水)で飼育できる、海的な魚たちを紹介しているんだ。
ただ、ここで一つ思ってしまうよね。
淡水◯◯と海水◯◯。
この二種類を飼育する水槽を並べて、その差を楽しんでみたらどうだろうかと。
うん、この特集は水槽が増えてしまいそうになる、恐ろしい特集だったよ。
小型ナマズ、タティアを飼ってみようよ!
さて、タティアだ。
タティアは南米に暮らす小型のナマズの仲間で、いろんな種類がいる隠れた人気者だね。
まぁ実際飼育するとタティアは隠れてる時間が長いからねぇ。
別にそれ、うまいこと言えてませんわよ?
うん、ごめんね。
タティアの仲間は、牛(ホルスタイン)柄、ヒョウ柄と派手かわいいものから、渋い茶色や黒いものがいたりと、幅広い色彩で目を楽しませてくれるよ。
飼育してみると行動もなかなか愛らしいし…結構オススメの魚なんだ。
今回の特集で注目して欲しいのは「学名」
タティアってTatia(タティア)という学名からきた呼び名なんだけど(とういうかそのまんまだね)…実はTatiaじゃない似ている魚も含まれているんだよね。
このあたり、マニア心をくすぐるよね。
小さくて、大人しくて(でもナマズだからちょっと注意)わりと飼いやすい。
そんなナマズだけに、収集したくなってしまうよ。
観賞魚の病気対策
さてまだまだレビュー続くよ。
今度は連載である「観賞魚の病気対策」だ。
これは観賞魚の飼育をしていく上で現れる病気について細かく掘り下げていくというもの。
うん、ほんとためになるよ。
このあたりの特集は難しいからつい飛ばしてしまいますわ。
いや、読もうね…
確かに白黒だし文字数も多いけど、結構参考になるよ。
今回は
キンギョの出血班① 観パラDによる治療
観パラDはちょっと扱いの難しい魚病薬だから、しっかり知っておきたい…そんな気持ちに応えてくれる内容だよ。
じゃあせっかくだから、この後も白黒ページの連載のレビューをもう一つしようかな。
え!?読み聞かせてくださいますの?
いや…そういうのではないけども…
観賞魚の塩による治療について
初心者の人にまず読んでもらいたい特集は
そこが知りたい 水への素朴な疑問
だ。
今回のテーマはズバリ塩。
よく魚の病気について調べていると「塩をいれろ」って出てくるよね。
その基礎がわかりやすく書いてあるんだよ。
それにプラスでマニアックで深い話も書かれているから、読み物としても面白いよ。
塩は観賞魚の治療に古くから用いられてきたもの。
その使用法、使用量は多種多様で、いろいろな情報が出回っているよね。
もちろん、全てがダメなわけではないけれど、間違った話もたくさん出ているのは事実。
今回は、そんな部分にも触れてくれているんだ。
数字通りではうまくいかないことも多いアクアリウム。
この連載はそんな中で、大きな目安の一つとなってくれるものかもしれないね。
アクアテラリウム・パルダリウムの作り方メモ
さて、今日のレビューのおまけとしてアクアテラリウム・パルダリウムについての個人的な話を書かせてもらうね。
まぁこれはただの「私の思う話」だから参考程度に見て欲しいんだ。
まず、一番気にしたいところは「水槽」だ。
アクアテラリウムやパルダリウムの場合は、陸上部分の手入れのしやすさも意識していきたい。
アクアテラリウムの場合は水深の浅い水槽、パルダリウムの場合は前開きの水槽なんかが良いかもしれないね。
次に注目したいのは「照明」
植物を育てるわけだから、当然ながら必要になるけど、なんでも良いというわけではない。
弱すぎるとダメな場合があるからね。
育つは育つけど、間延びしてしまう…なんて時には光源を見なおしてみると良いよ。
特にLED商品には充分な光量がかせげないものもあるから注意してね。
逆に強すぎて葉焼けをしてしまう時は、鉢底ネットなんかで調整してあげばいいよ。
園芸用の遮光ネットも便利だ。
光は弱めに調整するほうが簡単なんだよね。
そういう事を視野に入れると、コトブキから発売しているフラットLEDあたりを目安に考えてみるといいかもね。
私の家では、強い光を好まない種類なら、これ一つでわりとはばひろく育てれたよ。
※どんな植物も育てれるわけではありません。
フラットLEDは水草育成でも光量がそこそこ強くて良いと評判のライトだから、利用者は多いかもね。
他にも細かい器具をいろいろとそろえていけばやりやすくなるよ。
その場合はアクアリウムショップだけじゃなくて、園芸店なんかも見てみるのがオススメだ。
なんていうか、園芸店のほうが安くてに入るものもたくさんあるからね。
100円均一にもいろいろとあるからチェックをしたい。
貧乏人は大変ですわね、節約のためにあちこち回って!キャハ!
いや…そういう理由だけではないよ、園芸店でしか入手できないような便利アイテムもたくさんあるからね。
今回の特集でもいくつか紹介されていたけど、土を扱う為の道具なんかは当然ながら園芸店のほうが充実しているよ。
そして欠かせないアイテムが霧吹き。
今回のアクアライフで紹介されているような植物の多くは「空気中の湿度」が大切なものが多いんだよね。
それを維持したり、葉に水をかけたりして調子を保つために、霧吹きだけは絶対に購入しておこう。
葉に水をかけることは、ハダニなんかの、植物にとって良くない害虫の予防にもなるよ。
温度計以外にも湿度計があると良いかもしれないね。
そして、アクアテラリウムを作ったり、パルダリウムを作ったりする上で凄く凄く大切なのが、植物を購入する場合は、農薬の有無を気にしなければいけないということ。
園芸用の植物は、生き物の飼育を前提としていないということは忘れないようにしよう。
もちろん全てに農薬が使用されているわけではないけどね。
どんな植物がアクアテラリウムやパルダリウムに適しているかは、環境や植える位置によって変わってくるから、簡単には説明できないけれど
- 根腐れしやすいかどうか
というポイントはしっかりと気にしておくと良いよ。
植物によっては常に根本がビシャビシャだと、ダメになってしまうものがあるからね。
自然界で高温多湿の環境に自生していると言われる植物にも、いろいろあるということを覚えておこう。
植物の水って、ただあげていれば良いというものではないんだよね。
熱帯魚の餌に近い感覚かもしれないね。
あげ過ぎもダメ、足りないのもダメ、種類や個体のサイズ、状態によってあげ方も違う。
植物をちゃんと生き物として捉えてあげるといろいろと見えてくるよ。
▼難しい餌やりを成功させるために
>>餌マスターになれ!熱帯魚の種類別『餌』の種類と与え方!
まとめ
さて、今日のレビュー楽しんでもらえたかな?
紹介した以外にもいろいろな特集があるから、気になる人は読んでみてね。
来月発売のアクアライフ8月号は「和風レイアウト」らしいよ。
日本の魚がいろいろと登場するらしいんだ。
日本の魚と聞くと…
もしかしたら、ルー大柴さんのページが増えるんじゃないか!?
と期待してしまうよね。
最後に、今回の7月号で私的に「最高だった」と思うページを発表するね。
75ページ。
そこにね、写っているダイヤモンドテトラがね…もうすごく素敵だよ。
本当に、素敵だったね。
今回のダイヤモンドテトラはアクアライフの連載の一つである「ネイチャーアクアリウムの軌跡」に登場していますよ。
どのくらい素敵かというと「CUFFS 〜傷だらけの地図〜でO次郎が平松史奈に感じた気持ちが理解できるくらい」素敵なのです。
え?喩えがわかりにくいですか?
そんなことないです!わかりやすいです!
最近ボタニカル男子とか自称する人が増えましたわね。
あっ…今それ、ぷれちゃんの前では禁句ですからね!気を付けてくださいね!
え?なんでですの?
ぷれちゃん、最近知り合った人が自称「ボタニカル男子」で、植物につられて家に遊びに行ったら…
え!?まさか…ぷれ子さん、ボタニカル男子といい感じの仲になって…その後ダメになってしまったとかですの?(ニヤニヤ)
そうなのです!
ボタニカル男子とは名ばかりの「オシャレに植物を飾ることしか考えず、世話の仕方も調べず、植物をただのインテリア扱いして枯らしては買い直しを繰り返す人」だったので、ぷれちゃんはショックを受けているのです!
あーそっちですか…
▼まとめちゃったよ!
>>パルダリウム・アクアテラリウム・テラリウムまとめ