こんにちは、ぷれ子です。

 

今日はグッピーの繁殖方法で使うテクニックを、初心者さん向けに話していくよ!

「グッピーは簡単に増やせる」って聞いたけど、なんか上手くいかない……。

そんな人は是非見てほしいんだ!

 

その他のグッピー話は【グッピー飼育繁殖まとめ】に書いてあるから、この記事と合わせて見てみてね!

グッピーの飼育は単純なようでとても深い。だからこそいろいろな角度から「グッピーを知る」ことが、繁殖成功の秘訣だったりするからね!

 

さてさて、そんな感じでグッピーの「繁殖テクニック」を、私と一緒に覚えていこう!

君のグッピー繁殖を成功させるために「ちょっと細かく」解説していくから、じっくり読んでいってね!

【お知らせ】当記事は2020/1/21にリニューアルしました。旧バージョンよりも詳細な解説を追加しましたので、どうぞご覧ください。

そもそも何故グッピーの繁殖は「簡単」と言われるのか

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まず繁殖の方法やコツを覚える前に、何故グッピーが繁殖させやすい魚と言われているのか覚えよう!

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

何故そう言われているのか……理由を知ると、見えてくることはたくさんあるんだ!

出産!?グッピーは卵ではなく子供で産む?

さて、まず最初に知っておいて欲しいのが、グッピーがどんな感じで増えていく魚かということだ。

虫季萌菜虫季萌菜

グッピーを飼育していたら…子供が泳いでいましたわ!はどこにあるんですの?

と、水槽内でグッピーの卵を真剣に探している人もいるだろうけど、残念ながらそれは無駄な努力で終わってしまう。

グッピーはお腹の中で卵を孵し、子供の状態で産むというタイプの魚、つまり水槽内にグッピーの卵があることは、ありえないんだ!

 

こういう特徴を持ったメダカの仲間を卵胎生メダカと言うんだよ。

グッピー以外で有名な卵胎生メダカというと、ブラックモーリーミッキーマウスプラティなんかがいるね。

卵胎生メダカ図鑑:グッピーやプラティ等、いろいろな種類を解説!

子供の状態で産んでくれるということは、卵の孵化までの管理を完全に親まかせにできるということ。お腹の中で孵化するから、卵が魚等に食べられてしまう心配もないということ。

そうした「繁殖への関門」が少ないということが、「グッピーは繁殖させやすい」と言われている大きな理由なんだ。

グッピーは繁殖力が強い?

グッピーは繁殖力が強いことで知られているんだ。

つまり、それは少ない数で繁殖を狙えるということ。

親を状態良く飼育できれば、1ペアからでも充分に繁殖を狙えるよ。

 

グッピーは(種類により差はあれど)基本的に飼いやすい魚だということにも注目したい。

ちゃんと飼育できないと、そもそも繁殖なんて狙えないからね。

 

例えば、国産グッピー「ブルーグラス」を例に考えてみよう。

icon

国産グッピーはその名の通り、日本生まれのグッピーだ。つまり日本の水に慣れているから飼育がしやすい。

そしてブルーグラスはいろいろなバリエーションのあるグッピーの中でも、超メジャー種。

だから、入手もしやすく出会う機会が多いから、購入時に状態の良い魚を選びやすい。

 

こうしてちょっと掘り下げて考えていくと、グッピーという魚がいかに初心者さんにとって「入りやすい魚」であることが見えてくると思うんだ!

グッピーの稚魚が育てやすい理由は餌にあり!

さて、もう一つグッピーの繁殖が、初心者でも簡単にできると言われている理由を紹介しよう。

それは、グッピーの稚魚の大きさなんだ。

 

グッピーの稚魚を初めて見た時は

虫季萌菜虫季萌菜

うわぁああ凄く小さいですわ!スペシャルミニマムですわ!

と思う人も多いかもしれないけれど、実は小型魚の稚魚としては大きいんだよね。

 

例えばグッピーよりも大きい魚である、ベタの稚魚なんてびっくりするくらい小さいんだ!

稚魚が小さければ小さいほど出てくる問題……。

それは餌だ。

 

小さすぎる稚魚たちは、市販の人工飼料が食べられないんだよ。

だから、ブラインシュリンプインフゾリアという生き餌を利用するわけなんだけど……。

虫季萌菜虫季萌菜

うう…なんか難しいですわ…というか、ブラインなんとかとかインフなんとかとか、よくわかんないですわ!

と、なってしまう人もたくさんいると思う。

 

でもグッピーの稚魚は、はじめから「親と同じ人工飼料」で飼えてしまったりするんだよ。

魚の種類によっては「餌が動いてないと反応しない」場合も多いんだけど、グッピーの稚魚は普通に浮いてるだけの餌も食べてくれる。

 

つまり、産まれた時から人工飼料で飼育できて、そのまま大人にできるというわけだ。

だから初心者でも繁殖が簡単と言われているんだ!繁殖は稚魚を育て上げるまでが繁殖だからね。

 

もちろんこれは単一の餌を与えていれば「絶対に大丈夫」というわけではない。

それに小さな稚魚には与え方のコツもある。

このあたりは、この記事の後半で解説していくからしっかり覚えていってね!

グッピーを繁殖させる方法、テクニックを覚えよう!『疑問編』

さて、グッピーの繁殖をさせる方法と、テクニックを覚えていこう。

 

ここでは初めての人でもわかるように

  • グッピーの繁殖期は?
  • グッピーの繁殖は生後どのくらいの時期から?
    オスメス選別のタイミングは?(オスメス選別のタイミングは?)
  • グッピーの繁殖の兆候、行動は?
  • グッピーの妊娠期間は?周期は?

という疑問編からはじめるよ。

 

その後に繁殖に関する具体的な方法「実践編」を解説していくね。

グッピーの繁殖期は?

多くの魚は、繁殖の時期が限られている。

例えば、四季のある日本だと「◯月頃に産卵する」とか「春~初夏にかけて繁殖する」とか、繁殖期が決まっている魚がわんさかいるんだ。

それは海外の魚にも言えて、水温だったり雨季乾季だったり、様々な条件により繁殖を促されている種類がたくさんいるんだ。そして、その「繁殖条件」を水槽の中で再現するのがとっても難しい種類もたくさんいる。

「オスメス揃えているのに増えない」

「一時期は増えていたのに増えなくなった」

こういう話は、熱帯魚のブリードにはつきものなんだよね。

 

そして……飼育下のグッピーは……。

年中増えるよ。

 

オスメス揃えて、適切な飼育をしていればそのうち産む。さっきも話した通りグッピーは繁殖力が強いからね。

飼育の延長線上で「日常的」に繁殖を狙える魚だったりするんだよ。

グッピーの繁殖は生後どのくらいの時期から?(オスメス選別のタイミングは?)

グッピーの稚魚は割と成長も早いから、生後3ヶ月位すると繁殖可能になる場合が多いよ。結構早熟だと考えておくと良いかもね。

産仔の数は少ないけど、最大サイズまで成長していないグッピーが普通に子どもを生むこともあるよ。
そういう意味では「繁殖を抑えたい時」は速いうちに、オスメスを分けて飼育しておく必要がある。

増やしたくない時はオスメスの特徴が出だした段階で、さっさと別居させておくことが必要になるんだ。

グッピーの稚魚はある程度の大きさになると、オスっぽさ(色がよく出てきたり)メスっぽさ(お腹に卵がすけて見えたり)するから、結構若いうちの選別は簡単なんだ!

グッピーの繁殖の兆候、行動は?

グッピーの繁殖の兆候は、オスよりもメスに注目して欲しい。

オスがメスを追いかけ回す……というのも一つの基準なんだけど、メスのお腹を基準にしたほうがわかりやすいからね。

 

メスのお腹が膨らんで角ばってきたら……それは子どもを産む日もかなり近い状態だと言えるんだ。

グッピーのメスは、お腹の中に卵があるのを確認しやすい魚でもある。膨らんだお腹の後ろのほうが黒っぽくなっていたら、それが卵だよ。

 

メスはかなり若いうちから、お腹に黒い卵が確認できたりするね、

それがどんどん体格とともに大きくなるのをしっかり観察して「産仔が近くなった時の雰囲気」を掴んでいこう。

お腹が角ばってきたら、産仔間近だよ!

 

ただ、アルビノと呼ばれる色素が欠乏したタイプの場合、卵が黒くなることはないから注意してね。

アルビノの場合はお腹の形状を見て、判断していこう。

グッピーの妊娠期間は?周期は?

グッピーはお腹の中で卵を孵化させるといったけど……それがどれくらいの期間かかるかということは、やっぱり気になるよね。

 

この期間は多少前後があるんだけど、多く言われているのが交尾から28日間だよ。

グッピーの交尾は、オスがメスにゴノポディウムという交接器を伸ばし、メスの体内に精子を送り込むことで行われるんだけど、凄く短い時間で行われるからなかなかお目にかかれないよ。

グッピーは一度子供を産むと「早くて20日ぐらいするとまた産む」ということも覚えておこう。

 

グッピーは一度交尾すると、精子を貯蔵することができるから、一回の交尾で数回子供を産むことがあるからね。

この貯蔵量には個体差があるから厳密な回数を出すのは難しいんだけどね。

一度子供を産んだメスは、オスと別々にしても数回は子どもを産む可能性があるということは頭に入れておこう。

グッピーを繁殖させる方法、テクニックを覚えよう!『実践編』

さて、いよいよ実践編だよ。

 

グッピーの繁殖は本格的にやろうと思えば、どれだけでも手をかけることができるんだど、今回は初心者の人でもやりやすい、簡単な設備を利用した方法とコツを話していくね。

 

初心者向けということで、増やすペースをあげることよりも、安全に繁殖させていける「ゆとり」を見た増やし方を提案させてほしいんだ!

あと、今から話す方法はあくまで私の考えた「一例」だから、そこからアレンジしてより良いやり方を見つけていってね!

 

実践編は長くなるから、3つのパートに分けてお話をさせてもらうよ。

1:準備段階

  • 飼育水槽は大きめに
  • 健康に飼育すること
  • 産卵箱選び
  • オスメスの比率

2:兆候が見えたら

  • メスの隔離は短めに
  • ネットですくう時に
  • 一度にたくさん子供をとろうとしないで

3:子供の育成

  • 餌やりはこまめに
  • 産卵箱も水換えが必要
  • 親と同じ水槽に戻す時は

繁殖は、子どもを育て上げるまでが繁殖。

 

ちょっと覚えることが多くて大変かもしれないけど、頑張ってみてほしいんだ!

準備段階:飼育水槽は大きめに

親のグッピーを飼育する水槽は、少し大きめのものを選んで欲しいんだ。

 

子供が増えて成長した時に、飼育する余裕がいるからね。

それにあまりにも小さい水槽だと、子どもを隔離する「産卵箱」をとりつける余裕があまりないから困ってしまうよね。

贅沢言えば60センチ規格水槽くらいあると作業が楽だよ。

初心者おすすめ!水槽の選び方:60センチ規格水槽編

30キューブも意外と広さがあるから、グッピーの数が少ないなら全然ありだね。

初心者おすすめ!水槽の選び方:30センチキューブ編

まとめると

  • 増えることを見越した水槽選びをしよう

ということかな。

 

小さな魚だけど、グッピーは上手に飼うとすぐ増えてしまうからね。

先を見越した水槽選びをしていかないと、すぐに「過密」になってしまうんだ。

過密は水も汚れやすくなるし、病気が起きた時に蔓延しやすくなるからしっかり対策しておこう!

準備段階:健康に飼育すること

グッピーの繁殖は、さっき解説した通り「オスメスを同じ水槽で健康に飼育する事」が基本となるよ。

正直、しっかりと飼育していれば、余程個体に問題がなければ繁殖するからね。

 

グッピーの飼育については、↓の記事に掲載してあるから参考にしてみてほしいんだ。

初心者のグッピー飼育方法!国産って何?水温は何℃?

うまくグッピーを増やせない時。そんな時はまず「ちゃんと飼育できているかどうか」を考えよう。

準備段階:産卵箱選び

グッピーの繁殖で使う方法はいろいろあるのだけど、今回は水槽内に産卵箱を取り付ける方法でいこうと思うんだ。

 

どうしてこの方法を推奨するかというと

  • 親水槽と水を共有するから管理がしやすい
  • 親水槽内に取り付けるから水槽外に場所を取らない
  • 親水槽内に取り付けるから水質・水温が安定しやすい

ということだ。

 

産卵箱はいろいろな形状があるから、使いやすいものを選ぶと良いよ。

https://xn--q9ja2e8c2581adqyab74d.com/2016/06/23/%e7%86%b1%e5%b8%af%e9%ad%9a%e9%9a%94%e9%9b%a2%e7%ae%b1%ef%bc%88%e7%94%a3%e5%8d%b5%e7%ae%b1%ef%bc%89%e6%9c%80%e5%bc%b7%e6%b1%ba%e5%ae%9a%e6%88%a6%ef%bc%81%e8%90%8c%e8%8f%9c%e3%81%ae%e8%be%9b%e5%8f%a3/

私は今、水作のフロートボックスを愛用中。

iconこの製品は水槽に「浮く」から、万が一固定が外れても稚魚が水槽内に逃げ出さないんだよね。

 

水換えの時は、固定用の「キスゴム付きの黒いパーツ」を水深に合わせてずらしながらやると、稚魚に負担少なく水替えできるから嬉しいんだ!

さて、ここでもう一つのポイントなんだけど、この産卵箱は、できれば2つ用意して欲しいんだ。

稚魚が成長すると、一つだけでは狭くなるからね。

 

あと、メスの数が複数と稚魚があちこちで生まれたりするから、生まれた時期でサイズに差も出ちゃうでしょ?

そういう時に二つあると「小さい稚魚専用」「そこそこ育った稚魚専用」と分けることができて、より確実な育成ができるんだ。

準備段階:オスメスの比率

同じ水槽内のオスとメスの比率。これは実はとても重要なポイントなんだ。

グッピーはオスのほうが派手だから、オスを多めに飼育したい人が多いと思うけど繁殖狙いの場合はあまりよくないんだ。

 

なぜならグッピーのオスは、メスを追いかけ回すから。

 

だから最初から、オスの数をメスよりも少なめに設定しておくんだよ。それかオスメス同じ数とかね。

ただ繁殖をしていると、どうしても雌雄の比率が変わってきてしまう。

そんな時は水草を多めに植えたりと、メスの逃げ場を意識したレイアウトを考えてあげよう。

まぁグッピーのメスはちょっとやそっと追いかけられたくらいじゃ、平然としている事も多いけど、あまり激しいと疲れさせちゃうからちゃんと気は使っておきたいんだ。

グッピーの繁殖 兆候が見えたら:メスの隔離は短めに

少し前にいろいろと説明した「子供を産む兆候」が見えたらメスを産卵箱に隔離しよう。

ただこの隔離、一つ気を付けてほしいことがあるんだ。

 

それはできるだけ、期間を短めにするということ。

産卵箱は狭いから、メスのストレスになってしまうんだよね。

ただこの兆候を見分けるのは、すぐにできないものでもある。

だからこそ、観察は欠かさないようにして欲しい。

 

3日もいれておいて、産まないようなら水槽内に戻してあげるというくらいの考え方をもつと良いかもね。(できればもっと短い期間で産ませたいけどね。)

 

この時のポイントは、産卵箱はできるだけ大きめのものを使うということ。

広ければ広いほど、メスのストレスは軽減できるんだ。

 

産卵箱の取り付け位置は、落ち着けるようにライトの真下ではない場所に設置するとか気を使ってあげるといいよ。

個体によってはそこまで気を使わなくても産んでくれたりするんだけど、やっぱり気遣ってあげたいからね。

水草を少し入れてあげるのも、良い手段だ!

 

あといつまでも親と子を一緒にしておくと、親が子どもを食べちゃったりもするんだ。

 

一応産卵箱には「パーツで産卵箱内を二層に分けて、子どもだけ下層に下りれるように」してあるものもあるけど、これも完璧ではない。そして上下二層に分けるから子どもへの餌やりがやりにくくなってしまうんだ。

だから子どもを確認したら、メスは産卵箱の外へ出し、親子を分けるためのパーツを外すことになる。そのタイミングはなかなか難しいから、しっかり経験を積んでいこう。

最初の段階はそういう意味も込めて「メスを産卵箱に長居させない」と意識しておくと良いかもね。

 

また別の方法で「メスを隔離しない」という方法もある。

水槽内で産仔させる方法だ。

ただこれだとどうしても、他の大人のグッピーに食べられる子どもは多くなる。だからこの方法を使う時は、こまめに観察し、稚魚を見つけたら即、産卵箱に隔離してあげよう。

 

隔離しない場合は、水草を多めに植えて稚魚の隠れ家にするという方法もあるけど、環境によって稚魚の生存率がかなり変わってくるから観察しながら調整してね。

水草はニテラとかが成長も早く、複雑な茂みを作るから逃げ込みやすいし、育成も簡単だからおすすめだよ。

他には浮草なんかもいいね。自分の作りたい環境に合わせて、適切な水草を選んでいこう!

グッピーの飼育、繁殖に適した水草は何?選び方のポイントは?

兆候が見えたら:ネットですくうときに

さて、グッピーの繁殖を手掛けると、どうしてもグッピーをネットですくったりする機会が増えるよね。

 

産卵箱の中からすくうときは、小さめのネットが必要になる。

 

私は「しなり」のSSサイズを愛用しているよ。

icon小さいし名前通りしなるしと、すっごく使いやすいんだ。

産卵箱の中で魚をすくう時は、壁と網で挟んでしまわないように気をつけようね。

 

もちろん、水槽内ですくうときも注意が必要だ。

あまり追いかけ回したり、下手にすくうとグッピーに負担がかかるからね。

上手くすくうことができないなら、小さな容器で水ごとすくってしまうのもありだよ。

 

グッピーの動きをよく見て、それに合わせて水面付近ですくえるように意識していくと成功しやすいかな。

グッピーは結構水面に上がってくる魚だからね。

どうしても上手く行かない時は、餌で誘ってすくうのもありだ!

兆候が見えたら:一度にたくさん子供をとろうとしないで

グッピーの繁殖をする時は、欲張ってたくさん子供をとろうとしない……という考えも、持たないといけない。

一度コツを掴んでしまうと、良いペースで増やせてしまうグッピー。

 

考えなしに繁殖させていると、数が多くなりすぎるんだ。あんまり増えるようだったら、水槽を増やす、引き取って貰える場所を探す、オスメス分けて飼育するなど対策を考えていこう。

飼えなくなった熱帯魚や金魚は引き取り?水槽の処分方法など

子供の育成:餌やりはこまめに

グッピーの稚魚は成長期。

だからこそ餌はこまめに与えたいんだ。

 

回数の調整は難しいけど、一日三回とかあげても大丈夫だよ。

仕事とかで物理的に与えられない時間が長い人は、朝晩二回あげるようにしよう。

グッピーに稚魚の餌の選び方

グッピーの稚魚にどんな餌を与えればよいかと言うと、最初に話した通り親と同じ餌でいけてしまうんだ。

さすがに大きいサイズの餌は食べられないから「すりつぶして」あげる必要はあるけどね。
逆を言えばすりつぶすことができる形状の餌なら、大体食べてくれるという話なんだ。
もちろん、選り好みはあるから、どんな餌でも大丈夫というわけではないんだけど……グッピーは稚魚、親魚含めて食にはそこまでうるさくはないから餌選びは難しくないよ。
私のところでは、ごく一般的な熱帯魚フード「ネオプロス」をすりつぶしたものを小さな稚魚も普通に食べているんだ。

icon

指を使ってすりつぶす時は、手を必ずきれいに洗ってね。ハンドクリームや石鹸が着いている状態でやってはダメだよ。

ここで一つ覚えておきたいのは「親と同じ餌がベストとは限らない」ということ。

グッピーの「稚魚時期の餌」は実はかなり重要で、多くの人が今でも試行錯誤しているものだったりするんだ。

だからこそグッピーの稚魚を育てる時は常に「もっと良い餌はないか?もっと良い餌の与え方はないか?」と模索していってほしんだよね。

 

例えば、複数の餌を与えてみるとか。

例えば、テトラミンベビーのような稚魚用の餌を試してみるとか。

例えば、ブラインシュリンプのような生き餌を与えてみるだとか。

 

そういう試行錯誤を繰り返し「稚魚がよりよく育つ」餌の与え方を極めていこう!

ぷれ子流、グッピーの稚魚の餌の与え方

さて、ここで一つ、私の稚魚への餌のあげかたを紹介させてもらいたいんだ。

私は基本的に一日に二回しかあげられない時が多いから、この方法を「毎日二回」行ってると思ってもらえれば良いかな。

 

もちろんこの方法は「絶対正解」というわけではないから、参考として見てもっと良い方法を模索していってほしいんだ!

 

まず私は産卵箱の中に水草を入れているんだ。ウィローモス、ニテラなどを多めに入れることで、そこにいる微生物を稚魚の餌とする狙いだ。

 

そして餌は「多め」に。

ネオプロスをすりつぶしたもの等の細かい餌を、食べ残しが出るくらいあげるんだ。そうすることで産卵箱の中にいる稚魚全体に餌が行き渡るようにしているんだよね。

小さいうちはしっかり細かくしてあげないと食べられないから、丁寧に作業しよう!

 

キョーリンのベビーブラインシュリンプもよく使うね。小さく小分けにされているし、冷凍だから簡単に使えておすすめだよ。

稚魚にあげて余った分は、親にあげると結構食べるし。

もちろんどんな餌を使っても、食べ残しはスポイトでしっかり回収。いつまでも産卵箱内に古い餌が残っていないようにしているよ。残った餌は水の腐敗や病気の原因になってしまうからね。

子供の育成:産卵箱も水換えが必要

水槽内に取り付けている産卵箱。

実はこの中も水換えをしたほうがいいんだ。

なぜなら産卵箱の中は水の循環が悪いから。

特に稚魚の育成は、複数匹まとめて行うことが多いからね。

 

方法は簡単。

icon GEXのクリーナースポイトみたいな大きめのスポイトで、産卵箱内の食べ残しや分の掃除をするついでにある程度水を吸い出せばいい。

そうすれば、そのぶん外から新しい水が入ってくるからね。

水を吸い出す時は、稚魚の吸い込みに注意。

吸い出した水はプラケか計量カップかなんかに入れて「間違って稚魚も一緒に吸い出してしまっていないか」確認してから、捨てるようにすれば安心だ。

 

逆にスポイトで水槽の水を吸い、それを産卵箱内に入れる時はできるだけそっとやってあげよう!

 

私はこの作業を日に二回はやるよ。

産卵箱にスポンジフィルターが着いていたりして、水を循環させる機能が元々着いている場合も、食べ残しや糞の掃除はするようにしよう。

循環させる際の注意点は、水流を弱くすること。水草などを入れて水流に対する緩衝材にしてもいいね。

あんまり強い水流だと、稚魚が弱ってしまうからね。

子供の育成:親と同じ水槽に戻す時は

産卵箱の中の稚魚が親の口に入らないサイズになれば、一緒の水槽で飼育できる。

これは確か一つの基準なんだけど

虫季萌菜虫季萌菜

うーんいまいちわかんないですわ

という人もいるよね。

 

まぁその場合は、少し余分に「もう大丈夫」だと思えるくらいに稚魚を産卵箱で育ててしまうのがいいよ。

 

心配な場合は隔離したまま。

これが一番だ。

 

ただ隔離箱の中は稚魚が育てば育つほど狭くなっていくものだから、あんまり数が多い場合は隔離箱の数を増やしたりするなどの対応も視野に入れておこう。

意外とグッピーは泳げる魚だから、ある程度のサイズになればよっぽど親に食べられたりということは無いと思うけどね!

グッピーの繁殖を狙う時は混泳させないほうが良い

さて、もう一つの繁殖のためのコツを話そう。

 

それは混泳だ。

確実に言える話なんだけど、グッピーの繁殖を狙うなら混泳はさせないほうが良い。

 

特にテトラ(小型カラシン)やダニオ等の小型のコイの仲間だね。

このあたりの魚には、意外と気がキツくて、攻撃的なものもいる。

繁殖以前にグッピーと混泳出来無いものもいるし、種類によっては積極的に稚魚を食べてしまうこともある。

 

相手を選べば混泳水槽でも繁殖できるのがグッピーだけど、確実に繁殖を狙いたいグッピーの場合は避けておくほうが良いと思うんだ。

 

まぁ、コリドラスオトシンクルスなら基本グッピーには無害だから混泳していても問題はおきにくいかな。

ただグッピーが増えすぎえると、糞が底に溜まってコリドラスの負担になったりするから、こまめに底床(砂や砂利)の掃除はしてあげよう。

 

それと外国産グッピーに合わせて、水質を弱アルカリ性にしている場合は、数多くの小型魚が合わないから気をつけようね。

混泳させる時は、それぞれの性質だけでなく好みの水質なども意識してあげよう。

弱酸性、アルカリ性?熱帯魚水槽pH(ペーハー)初心者講座

まとめ

さて、グッピーの繁殖話どうだったかな?

グッピーの繁殖はわりと簡単だけどよりよい繁殖を目指すなら、いろいろ模索していくことも大事だよ。もちろんグッピーを「よりよく飼育する」方法もね。

 

グッピーのお話は、以下の記事に色々まとめてあるから是非参考にしてみてね。

そんな感じで長々と私の話を聞いてくれてありがとうなんだ!

 

良きグッピーライフを!

グッピー飼育繁殖方法まとめ!初心者Q&A、病気等も解説!

 

アクアリウムライライラ
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