こんにちはぷれ子です。
今日はちょっと難しい「熱帯魚水槽のpH(ペーハー)とは?」というお話だよ。
水質について、弱酸性や、弱アルカリ性、中性など言われてもピンと来ない初心者の人に向けて、ちょっと細かく解説していくからね。
この記事の目次
熱帯魚水槽のpH(ペーハー)って何?
よく熱帯魚の飼い方を調べていると
「この魚の好む水質は弱酸性です」とか
「中性~弱アルカリ性が適しています」とか出てくるのを見たことがあると思うんだ。
この弱酸性だとか中性だとか弱アルカリ性だとかを、数値で表したものがpH(ペーハー)というわけなんだ。
まず中性「pH7.0」は弱酸性でも、弱アルカリ性でもない状態。
そして数字が下がれば下がるほど酸性に近づき、上がれば上がるほど弱アルカリ性というわけだよ。
ただ注意したいのが、熱帯魚飼育での
- アクアリウムにおける「弱酸性」と世間一般の「弱酸性」
- アクアリウムにおける「弱アルカリ性」と世間一般の「弱アルカリ性」
- アクアリウムにおける「中性」と世間一般の「中性」
この感覚にズレがあるということだね。
まぁ正直、アクアリストに「世間一般のpHの感覚」は必要無さそうだから、それは割愛するね。
え…アクアリウム以外にも目を向けないと人としてだめになりますわよ…
いいじゃんか、アクアリストなんだからさ。
まぁ、そのズレがどんなかんじか気になる人は、消費者庁の家庭用品品質表示法についてのページを読むといいよ。
え~めんどくさいですわ…アクアリウムに関係ないじゃないですの…
…う、うん…
なんていうか、これは「世間の認識」の一つの例だけどね。
確実に言えるのは、アクアリウムより、石鹸のほうが世間一般ではよく知られた存在だということだね。
pHに対する感覚は、その言葉が使用される現場によって随分と違うものだということだけわかってもらえればいいかな。
じゃあ、話を続けるね。
アクアリウムにおける中性は、これまたアクアリストによって違うんだけど
大体
- pH6.8~7.2
くらいのことを言うね。水槽のpHって一日の間に微妙に上下しているからね(二酸化炭素の添加とかすると結構変わるけどね)、こんなかんじで少しゆとりのある数値になったんじゃないかな。
人によっては
- pH6.5~7.5
あたりを中性としている人もいるね。
次に弱酸性。
- pH6.5~6.0
くらいだね。
弱アルカリ性は
- pH7.5~8.0
くらいだよ。
熱帯魚水槽の中性、弱酸性、アルカリ性
さて、ここからもう少し、中性、弱酸性、弱アルカリ性について話をしていくね。
初心者の飼育にとって、これがどういうものかという視点ですすめていくよ。
中性
まず中性だね。
日本の水道水は、わりと中性くらいで提供されていることが多いよ。
まぁ地域差はあるけどね。
愛知県なんて、多くの種類の熱帯魚飼育に適している「中性の軟水」が水道水から出ることで、日本全国のアクアリストたちから羨ましがられているよね。
まぁ、井戸水だったり、ちょっと変わった給水方法をとっている場合はまた違うけどさ。
この中性を維持するというのが、アクアリストにとっては正直一番簡単だよ。
なぜなら初心者むけと言われる魚は基本的に、中性あたりで飼育していればだいじょうぶというものが多いからね。
※全てではありません。
それに中性環境は、水換やフィルターの掃除によるメンテンナンスで維持されるから、結構実現しやすいんだ。
▼国産グッピーは中性で外国産は…えっと
>>初心者のグッピー飼育方法!国産って何?水温は何℃?
弱酸性
これは、中性の次に維持しやすい環境じゃないかな。
なぜならpHというものは、普通に水槽を立ち上げるてから、ある程度の期間たってろ過ができていくと、下降していくものだからだ。
まぁ、水槽やろ過槽の中にpHをあげるものがあったり、水槽を立ち上げたばかりの場合は、上昇することがあるけどね。
ただ、このpHの下降は少しやっかいで、そのまま放置しておくと急にガツンと下がる時があるんだよね。
pH5以下とかになるときが。(これは弱酸性とはよばないよ)
そうなると水換えとかではどうにもならない。
しかも低いpHに適していない魚はどんどん死んでいく…
ということがあるよ。
そういう場合は、ろ過器の中や底床の中の汚れを取り出し、ろ過材を半分新品に変えたりして対応するといいかもね。
アクアリウムショップで
「あれ?どうしてアルカリ性が好きな魚じゃないのに、水槽内にサンゴ砂(pHをあげる)がいれてあるんだろう?」
っていう事を思った人もいるかもしれないけど、これはこのpHの急降下を防止するためだったりするんだよ。
まぁこの件については後でもう少し詳しく話すね。
さて弱酸性の話に戻るね。
図鑑などを見ていくと「弱酸性~中性を好む」という魚が非常に多いのに気がつくと思う。
ネオンテトラとかね。
このあたりの魚の場合は、基本的にこのとおり、中性よりの弱酸性で管理しておけばよい場合が多いよ。
感覚的には中性の水槽の維持と同じだよ。
まぁ、中には「中性よりも弱酸性のほうが良い」という魚もいるから気を付けてね。
弱アルカリ性
さて最後は弱アルカリ性だね。
これは基本的には「弱アルカリ性を好む」という魚のために意図的に水質を弱アルカリ性によせてあげる場合が多いよ。
アフリカの湖のシクリッドとかね。
こういう時に、サンゴ砂を使ったりするんだ。
サンゴ砂は弱アルカリ性に水質を傾けるからね。
他には濾過材。
濾過材にも弱アルカリ性に水質を向けてくれる製品があるんだよ。
それらを上手く利用して、pH7.5~8.0あたりを維持するわけだ。
これはpHの下降のように自然に起きることではないから、ある程度何かしらの力を借りて作り出す必要があるね。
まぁ慣れればそんなに難しいことではないよ。
pHの計測方法
さてpHのはかり方を見ていこうね。
今から紹介する方法は
- デジタル式
- デジタル式(連続測定タイプ)
- 液体試薬
- 試験紙
という4種類だよ。
どれが良いか自分で考えて選んでみよう。
ちなみに私は「2.デジタル式(連続測定タイプ)」と「3.液体試薬」を併用しているよ。
二種類あると安心だからね。
デジタル式
先端が電極になっていて、それを水につけることで数値で表してくれるよ。
明確な数字で知りたい人には嬉しいものだね。
手軽に使用できるし複数水槽があったり、こまめに測りたい人にはおすすめだよ。
価格は高いけれど、使用回数を考えると、そこまで割高にならないというのも嬉しいね。
たまに校正液というものをつかって、ズレていないか調整する必要があるよ。
校正液は1つ使うタイプと、2つ使うタイプが有るから注意をしよう。
私は確実性が高い気がするから、2つ使うほうが好きだね。
デジタル式(連続測定タイプ)
▼追記2016/12/12
※画像の商品はメーカー終売になってしまいました。現在は水温も測定できる「PHモニターNEO」という後継機が2016年の秋頃に発売しています。
こちらのデジタル式は、常に電極を水槽に設置しておき、pHを常時表示するためのものだよ。
私はこのタイプを使っているね。
電極部分を違う水槽に移せば、他の水槽のpHも計測できるから重宝しているよ。
常に見えることで「ああ、pHってこんなかんじなのね」ということを体感できるというのも嬉しいね。
こういうデジタル式は電極の寿命が来たら取り替えるんだけど、結構連続使用でも長持ちするもんだなぁ…と思ったよ。
液体試薬
とりあえずpHが気になるって人はこれがいいかもね。
値段も安いし、精度もなかなかだよ。
正直試験紙よりも使いやすいからオススメだ。
数値じゃなくて色で判別するから、大体のpHしかわからないけど、意外と色の変化の幅があるから、結構正確にわかるんだよ。
私はこれをデジタル式がズレていないかなどの確認用に使っているね。
一回買うと結構長持ちするから、家に一つ置いておくといいよ。
試験紙
紙タイプのものだね。
これも色で教えてくれるよ。ただ、製品によっては精度がいまいちだったりすることがあるね。
もちろん全部の製品がダメというわけではないけどね。
小声でしか言えないけど、よくこの手の製品を買って「精度が悪い!」とか言っている人って…使い方間違っている人が…多いんだよね。
使い方なんて説明書読まなきゃわからないから、間違うのも仕方ないですわ!
いや…説明書はちゃんと読んで使おうね。
試験紙もコストパフォーマンスがなかなかよいものだよ。
なんていうかpH測定って、一回あたりの料金は意外と安いものが多いんだよね。
熱帯魚水槽のpHを下げるもの、上げるもの
さて今度はどんなものが、水槽のpHを下げるかという話をしようね。
水槽やフィルター内に入れるものは、pHに影響ないものだけではないからね。
このあたものによって威力も違うからしっかりと解説を読んでいってね。
それぞれの特性を知っていると、うまく環境が作れるようになるよ。
pHを下げるもの
じゃあ先にpHを下げるものを紹介していこう。
pHを下げる『流木』
流木はゆるやかにpHを下げていくよ。
威力としては弱い感じかな。
水質をちょっと弱酸性に寄せたいなぁなんて時に、ほんのり役立つ感じだね。
自然素材全般に言えることだけど、ものによって効果の差があるね。
水が茶色くなることもあるからね。ブラックウォーターとか言われる状態だね。(私はそれも好きだよ)
pHを下げる『マジックリーフ』
これはpHの降下作用の強い葉っぱだよ。
しっかりとした弱酸性を好むような魚に使われることが多いね。
用法用量をよく守ってお使いください、ってかんじだよ。
エビとかがいるとうまいこと食べてくれたりするけれど、いない場合はそのうちドロドロになってしまって散らかるからその前に取り出そうね。
これも水が茶色くなることがあるね。(私は茶色い水好きだけどね)
pHを下げる『ヤシャブシの実』
これはなんというか、マジックリーフ的な感覚だね。
コロンとしているから扱いやすい気もする。
私は葉っぱが沈んでいる方が好きだけども。
pHを下げる『pH降下剤』
液体タイプのものだね。
これは一回練習してから本水槽で試すほうがいいかな。
なんていうかね、いれすぎると大変だからね。
急激な降下をさせれるけど、それが怖いんだよ。
効果はあるんだけど、慎重に使おうね。
pHを下げる『ソイル』
ソイルは水槽の底に敷く、底床だね。
ソイルの多くは水質を弱酸性に保つものが多いんだ。
だから弱アルカリ性の環境を作りたい人にとってはちょっと相性が悪いね。
ただソイルによっては「結構酸性にするタイプ」もあれば「弱アルカリ性にするタイプ」もあるからちゃんと確認してから購入しようね。
いろんな生物に対応するために様々な製品が生み出されれているというわかり易い例だよね。
pHを下げる『ろ過材』
フィルターにいれて使用する、ろ過材。
いろいろあるけれど、中にはpHを調整してくれるものがあるよ。
有名なのがパワーハウスのろ過材だよね。
ソフトタイプってのが、pHを下げてくれる効果をもつよ。
いいかんじでpHが安定するから私は好きだね。
後で紹介するけど、弱アルカリ性に水質を保ってくれるやつもあるよ。
この両方をうまく組み合わせていく感じにつかう人は多いよね。
pHを上げるもの
さて、今度はpHをあげるものを紹介していくね。
pHを上げる『石』
全てではないけれど、レイアウトに使うような石の中にはpHをあげるものがあるよ。
購入前に一応調べておくと安心だね。
レイアウトに石を多用したら一気にpHが…なんてことがおきることもあるからね。
pHを上げる『サンゴ砂』
細かなものから、サイズのあるものまであるサンゴ砂は、pHをあげるためによく使われているね。
大きなものは一時的に使用して、後々取り出すということもやりやすいよ。
pHを上げる『カキ殻』
牡蠣の殻だよ。
まぁ貝殻だね。これもpHを上昇させる効果があるんだよ。
だから海で採取した砂利で、貝殻が混ざっていたりするとpHが上がりやすくなるんだよね。
砂利を選ぶ時は、そういうものの混入がないものを探すひとが多いね。
そういう意味では、礫とか、津軽プレミアムとかなかなかいいよ。
pHを上げる『pH上昇剤』
これはpH降下剤と似た感覚だね。
pHを上げる『ろか材』
さっき紹介したパワーハウスのハードタイプというのがpHを上昇させるよ。
公式サイトを見るといろいろと参考になるかもしれないから、URLを掲載しておくね。
pHに影響あるものの使い方
さて、だいぶ間があいたけれど
「あれ?どうしてアルカリ性が好きな魚じゃないのに、水槽内にサンゴ砂(pHをあげる)がいれてあるんだろう?」
なんて水槽をショップで見たことないかな?って件に深く関連する話を今からしていくよ。
あれはね、実は「弱アルカリ性」の環境を作ろうとしているのではなく、必要以上にpHが落ちていかないように、つまり降下を防止するために入れてあるんだよね。
だから計測すると意外とアルカリによっていなくて、中性くらいの水質だったりすることもあるんだよ。
このあたりは、サンゴ砂の量とか使い方で調整できるんだ。
変な話、極端にpHが低い環境だと、サンゴ砂を少量いれても、大して効果がななったりするというパターンすらあるくらいだからね。
まぁある程度の慣れはひつようなんだけど、そうやって上手く調整したりできるようになれば、環境づくりの幅は広がるわけだね。
こういう「追加」でなんとかするほうほうもあれば…
かなり低いpH(pH5以下)を好むような魚を飼うときに、どんだけ小さな要素だとしても、アルカリ性に傾けようとするものを徹底的に排除したりするのも、pHというものの調整方法の一つだと言えるね。
そしてpH調整で、もう一つ注目してほしいことがある。
それは「期限」だ。
ある程度の期間経過するとpHへの影響力が弱まってくるものが多いんだよね。
サンゴ砂やマジックリーフなんて特にそんなかんじだよ。
これは水槽内の環境にもよるから、どの程度なのかはまでは、なんとも言えないことなんだけどね。
だから「大体◯◯くらいで効果が切れます」という目安として提示されてい
る数字だけでなく、ちゃんとpHを測って判断したほうがいいよ。
例えば
「pHの下がりやすい水槽にサンゴ砂」
と
「中性で保てている水槽にサンゴ砂」
では、サンゴ砂の寿命が全然違うんだ。
それに、水槽内のpHというものは、様々な要因が合わさってうまれる結果だから「サンゴ砂いれたから大丈夫!」なんてことはないんだよね。
例えばろ過って、少し難しい話をすると
魚の排泄物などから発生するアンモニア(弱アルカリ性)のものを分解して硝酸塩にする。
ということなんだけど、この硝酸塩が溜まり過ぎると、pHをさげるような何かしらを水槽に入れなくても、自然とpHが落ちていくんだよね。
ろ過はしっかりしてきたけど、今度はpHが下がりすぎる…そんな時もあるということだね。
この時に、掃除をしたり、ろ過材を一部交換したり、アルカリに傾ける物質の力を借りたりするわけだ。
逆に水槽の立ち上げ初期に弱アルカリ性になりやすいのは、この分解ができていなくてアンモニアがたまるせいでもあるんだよ。
そんな目安として見るために、pHはこまめにはかっておくといいよ。
慣れてくると、はからなくても「あ…もしかして下がってきたかも」なんてのが感覚的にわかるようになってきたりもするけどね。
え…なにそれ怖っ…
いや、努力と経験の賜だと言ってくれ。
pHの調整は初心者には無理?
今日の話は、なんか難しいですわ…
まぁ、なれないと難しいよね。
結論、どうしたらいいんですの?
(なんの結論だよ)うーん、確かにpHを理解してからアクアリウムを始めろってのはさすがに酷だと思うね。経験しないとわかんないこともあるからなぁ…
え!?もうちょっと助け舟出してくれても…
あ、前置きだよ前置き。
なんていうか、pHにこだわりすぎるのも良くない気もするんだよね。あればかりが魚の調子を決めるものではないからさ。
でも大切なことでもあるからねぇ。
(前置き長いですわね…)
だから最初は
- 中性付近を好む魚→中性を保つ飼育を学ぶ
- 特殊な水質を好む魚→その水質を保つ飼育を学ぶ
というかんじで、飼育魚に焦点をあてて考えていくと良いかもしれないね。
なるほどですわ、一理ありますわね。
でも特殊な水質の場合って難しいんじゃないですの?
うん、まぁそうだね。よく言われる初心者向けの種類に比べてデリケートだったり、プラスアルファの知識やアイテムが必要だったりするからね。
まぁそのあたりは初心者向けの魚じゃないし、どうしても飼いたい人ってちゃんと勉強するものだから大丈夫じゃない?
え!?そんな「大丈夫じゃない?」だなんて無責任な!もし初心者が特殊な水質を好む魚だって知らずに飼ってしまったらどうするつもりですの!?
いや…飼ったことない魚を調べずに飼うほうが無責任だと思うぞ?
そんなのアクアリストの理屈ですわ!
…
おまけ:便利、水作エイト
あ、pH下がっていますわ。
うん、そうだねぇ、ちょっと低すぎかな。
どうしたらいいんですの?外部式フィルターのろ過材も手入れしたばかりですし…底床も掃除したし水換えもしたし…
うん、まぁここはちょっと、アルカリ性に傾ける性質のあるものを水槽に入れる作戦にしてみようか。
ちょっと粒大きめのサンゴ砂でいいかもね。
ええ!これ…フィルターの中に入れると、今のろ過材と混ざって後々めんどくさそうですわ…水槽の中にサンゴ砂転がしておいてはダメなんですの?
うーん、まぁそれも悪くないんだけど、流れのある所で使うほうが効果は上がるからなぁ。
でも嫌ですわ、いずれ効果の切れたサンゴ砂をろ過材の中から選り分けるのなんて…何時間かかかるんですの。
ん?サンゴ砂をネット状の袋に入れて放り込んどけば取り出しも楽だぞ?
なるほどですわ!
でも…その取り出しのためだけに外部式フィルター止めるのも面倒ですわ…
(こいつ…)まぁ、じゃあこれを使おうか。
なんですのこれ?
水作エイトだよ。
純正のろ材を外して、この中に粒の大きいサンゴ砂を入れて、エアーポンプ繋いでホイ。
水作エイトのかどうは別途エアーポンプが必要ですよ。
あとエアチューブと、できれば逆流防止弁もほしいのです。
エアーポンプは、水作エイトと同じ会社の水心というのが、静音性も高くて人気ですね。この用途なら一番安いSSPP-7Sとかでも充分だったりしますよ。
おお、これは調整しやすそうですわね。
うん、一応流れもあるからね。今の状態でのpHの下降を防止するならこれで充分だよ。
水流が強ければ一方コック使えば簡単に調整できるしね。
へぇ、なかなかよい方法ですわね。
うん、まぁやり方は人それぞれだから、なんていうかアイディアの一つ程度に考えておいてね。
環境に合わない時もあるからさ。
はーい。
それにしてもなんかこのサンゴ砂の入った水作エイト…素敵ですわね。
お、お前もいろいろとわかるようになってきたな!
水作エイトってさ、そもそも…
(しまった!長い話をはじめるきっかけを与えてしまいましたわ…)
まとめ
さて、今日はpHの話だったね。
こんなかんじで水質を知ることができる方法は、いろいろとあるんだよ。
他にも硬度だとか、アンモニア濃度だとかね。
まぁ魚の飼育は数字だけでは決められるものではないから、なんでもかんでも数値化すれば良いってもんじゃないけどね。
ベテランの人でも「pH?はかったことないよ」なんて人もざらにいるからね。
でも数値で知れるというのは、いろいろと考え方の幅を広げるのにも役立つから、見てみるのも良いと思うよ。
私もpHをはかりだしたのは、初心者の時に
「病気でもないし、水換えをしていなかったわけでもないのにどうも魚の調子が悪い」
という状況になって、その答を探そうとしたのがきっかけだったね。
あれからpHはこまめに見るようになったね。
それと魚の様子を照らしあわせて、自分だけのpH調整を日々学んでいる感じだよ。
ぷんぷん!
激おこぷんすかぷんぷぷん!
何怒ってるんだ?
今日気に入った熱帯魚がいて買おうとしたんですが…
うん
私の話を聞いて「あーお客様にはこの魚の飼育は無理だと思うのでやめたほうがいいです」とか言われてしまったのですわ!
ん?
超親切じゃん。
なんで怒るんだ?そのまま知らずにつれて帰ったらその魚結構な確率で死んじゃうんだぞ?止めてもらえてよかったじゃん。
あ、確かにそうですわね。
うん、まぁそういう説明がないお店もあるけどね。
え!?それは酷いですわ!ちゃんとダメなものはダメというべきですわ!
(こいつ…)
いや、そこも難しい所だと思うよ。
お店は学校じゃないからね、手取り足取り教えてくれる場所ではないんだよ。
買い物に来たお客さんとの会話の短時間で教えれることなんて知れてるだろうし、アクアリウムってなかなか「これさえやれば大丈夫」って正解のないものだったりするからね。
だから初心者の人こそ、まず自分で勉強して、それでわからないことを質問したらしっかり教えてくれるような信頼できるお店で人間関係を築くのが良い気がするね。
まぁ確かにそうですわね。
うん、私もお店は選ぶよ。
安心して飼いたいからね。
へぇ、ぷれ子さんでもお店の方に質問とかするんですの?
うん、むしろ昔より質問の数は増えた気がするね。
経験積めば積むほど知りたいことって増えるしさ。
それに、お店の人ってすごくいろんな魚と関わっているから、私なんかが知らないことをたくさん教えてくれるからね。
ああ、そういうお客さんが、ワタクシが質問したいのにずっと店員さんと長話しているわけですわね。
うん…なんかごめんな…
こんにちは。ねこひげです。
いつも楽しく拝見しております。
先日は、ペンシルフィッシュさんの件、お返事ありがとうございました!どんくさい魚特集、検討くださるとのことで、楽しみにしております。面倒くさいお願いをして、すみませんでした。
1点、ご質問です。
ただいまデジタルpHメーターの購入を検討しております。
リンク先の物が売り切れていたのですが、他にオススメの機種はございますか?
クリスマスプレゼントに頼まれており、何とか間に合わせたく、お知恵を拝借させていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
こんにちはねこひげさん!
どんくさい魚特集、なかなかできていなくてごめんね!
魚の性格とか雰囲気って大事だよね。
私も結構そういう部分で魚を選ぶよ。
あれ、ほんとだリンク先で売り切れているね。
なんか、ごめんね。
というか「連続測定タイプ」が全部売り切れじゃないか!
そんなバカな!
というわけでニッソーさんに問い合わせをしてみたよ!
ニッソーさんに問い合わせた結果…ごめんね「pHモニター」はもう生産していないらしいんだ。
今は「PHモニターNEO」という水温計の付いたタイプの商品に変わったみたいだね。
私もpH測定器はそこまで数使ってきたわけではないから、他の製品でおすすめとなるとなかなか難しいんだけど、やっぱり常時測定できるタイプが好きかな。
それだと単純にpHを常に知れるし、見た目もいいし面白いし…と盛りだくさんだからね。
私の友人は常時測定じゃなく「デジペーハー」という商品を使っているよ。
水槽の位置が離れているから、こういうタイプの方が楽だと言っていたね。
試させてもらったけどすごく使いやすくてよかったね!
二点校正できるってのもあついね!
クリスマスプレゼントにpH測定器…それは本当に素敵なんだ!
そこでさらにテトラの液体タイプを渡して
「二種類の方法で計測したらより安全だよね!」って言ってみるのもいいかもしれないね。
うん、私の勝手な妄想でした。
ああ、誰か私にもクリスマスにpH測定器くれないかな。
こんばんは。
ねこひげです。
ご回答ありがとうございます。
どんくさいお魚の件、ご面倒お掛けしております。
が、とても期待しております!
性格でまとめた図鑑があれば、新しいですよね〜
pHメーターの件、メーカーにまでお問い合わせいただきありがとうございます!
そうなんですね〜、ネオになるんですね〜
デジペーハーは、この間、ショップでも試させてもらいました。
他にも良いのがあるかもとおもったのですが、ぷれ子さんもオススメとあらば、デジペーハーを購入したいと思います。
液体タイプとセットで渡せば、彼女の頬も赤く染まること間違いないですね。
そこで、きりっと「酸性だね。」って言おうと思います。はい。
こんにちは!
役に立ったようでよかったよ!
どこ見ても売り切れだったから、気になって問い合わせてみたんだ!
ニッソーさんすごく丁寧に教えてくれたんだ。
うん、液体タイプもあると確実に赤く染まること間違いないよ!
「酸性だね」
こんな素敵な言葉は他にないと思うよ!
どんくさいお魚の記事、色々悩んだんだけどやっと記事のイメージもできてきたからそろそろ着手するよ!
もう少しだけ待っててね!
ぷれ子さんこんばんは。
いろいろ参考にさせて頂いております。
ひとつ、ペーハー値について相談させて下さい。
私は関東在住です。水道水はpH7.5位です。(市の水道検査値も確認)
1年程ベタを飼っているのですが、ベタは弱酸性向きだと言われております。
水槽もpH7.5~8.0位で安定はしていますが、この場合調整剤等でpHを下げる必要があると思いますか?
個別水槽のオスベタさん達は元気そうに見えますが、ほとんど泡巣を作らないのが不安です。又、メスを45cm水槽(外部フィルター使用)で3匹位を混泳飼育していたのですが、長生きしません。(1~2ヶ月でお亡くなりになります)混泳水槽には、グッピー(エンドラーズ)5匹、コリ3匹、オトシン2匹、ミナミヌマエビ等がいますが、特に亡くなったりしません。ベタメスだけが落ちていきます。特に病気になってる感じではなく、普通に泳いでたのに次の日には落ちてるって感じです。
1回だけ繁殖に挑戦したくてメスを育てようと思い飼いはじめたのですが、お見合いさせてもオスは泡巣を作らない、メスは長生きしない・・・と悩んでおります。
色々考えたりしているのですが、後はpH位しか考えられなくて。
なんかアドバイスをお願いします!
げら・げらおさんこんにちは、返信おまたせしました!
原因がpHである可能性が高いなら、少しだけ下げて見るところから初めて見ると良いかもしれないと思ったんだ。
なれないうちは大きく下げると予測がつかないこともあるかもしれないし、他の魚は今のpHになれている可能性も高いからね。
もし可能なら、ベタ用の水槽を立ち上げ、ソイルなどを利用し「程よく下がる」水槽を作りベタだけで飼育すると良いかもしれないね。
そうすることでベタだけに集中できるし。
泡巣については個体差もあって、なかなか作らない個体も普通にいるよ。お見合いもタイミング次第なところもあるから、また期間を開けて試してみるのもいいかな。
もしまだやっていなかったら浮草や、綺麗な発泡スチロールの欠片なんかを浮かべて泡巣を作りやすくしても良いかもね。
そんな感じで原因を一つづつ潰していくげら・げらおさんのやり方は、本当にいいやり方だと思うんだ!なかなか具体的なアドバイスができていなくて申し訳ないけど、がんばってみてほしいんだ!
返信ありがとうございます!
そうですよね~。程よく下がる水槽・・理想です。ソイルは敷居が高い気がしてこわいです。何年かに1回リセットしてソイルの交換等も必要ですよね。ん?でも今でも2年に1回位はリセットしてるなぁww。それに、ソイル使うと真のアクアリストになれる気がする・・。猛暑が過ぎたらチャレンジしてみます!問題は、新たな水槽を置くスペースだな・・・w。
今は、ヤシャブシの実を投入とフィルターのろ材を半分パワーハウスに入れ替えて様子を見てます。pHはあまり変化してませんが、急に下げるよりいいですよね!前よりメスが元気な気がします。
繁殖はもう少しなが~い目でみてみます。やっぱり、お気に入りのオスの子供が欲しい。秋になったら再開してみます。
最後に、ぷれ子さん!応援ありがとうございます。ここで相談出来ただけでかなり安心できました。変化あればご報告させて頂きます。ではでは。
げら・げらおさん、ご丁寧な返信ありがとうなんだ!
またいろいろお話を聞かせてくれたら本当に嬉しいんだ!