こんにちは、ぷれ子です。
今日は、熱帯魚の外部式、上部式、外掛け式の掃除方法と頻度を5つのステップで勉強していくよ。
- ステップ1:熱帯魚のフィルターを掃除する理由
- ステップ2:フィルター掃除の目安(タイミング)や頻度(時期)の話
- ステップ3:フィルターの部分的な掃除を知る
- ステップ4:フィルターの掃除をしよう!
- ステップ5:ろ材別!洗浄方法
なかなか判断の難しい話だけど、今日の記事を参考にしてしっかりと考えてみて欲しいんだ。
この記事の目次
ステップ1:熱帯魚のフィルターを掃除する理由
ねぇぷれ子さん。
どうして熱帯魚のフィルターって掃除しないといけないんですの?
ん?どういう意味?
フィルター内で水を浄化しているのに手入れが必要って矛盾していませんこと?
ああ、そういう事ね。フィルターもね、完璧じゃないからね、ある程度は人間の手をいれてやらないと限界越えてしまうんだよ。
ふむ、例えば?
ろ過材が目詰りしたり、ろ過槽の中に汚れが溜まり過ぎたりね。
あとは通常のろ過ではどうしようもない物質が蓄積したりするんだよ。
なるほどですわ、そうならないようにするためにはどうしたらいいんですの?
とにかく掃除しないで済むセッティング!
うーん…それは永遠にって意味?
そうですわ!
それはかなり難しい話だよ。
もしそれが簡単に家庭で実現できる技術が開発されたら、熱帯魚の飼育革命が起きるレベルだね。
ふむ…
ところでどうしてそんなに掃除したくないんだい?
そう滅多にやるものでもないし、楽しいじゃねーか。
(フィルター掃除が楽しいのはマニアだけですわ…)いまいちわからないからですわ…タイミングとか…やり方とか…ろ材によっても扱い方が違うし…
よし、じゃあ今からフィルター掃除について勉強していこうか!
(また話長いんだろうな…)はーい。
▼フィルターやろ過材の種類はこちら!
>>種類別でおすすめ!熱帯魚の水槽のろ過フィルターとろ過材!
ステップ2:フィルター掃除の目安(タイミング)や頻度(時期)の話
さて、まず大事なことを覚えて欲しい。
それは
- インターネット上にある情報を鵜呑みにしないこと
だ。
え!?ワタクシ達もネットの情報の一つなのに…
うん、そうだね。これはもちろん私達を含めて言っているよ。
まぁ驚いたかもしれないけど、この「鵜呑みにしたらダメな理由」ってのがそのままフィルター掃除のコツにつながるんだよ。
まずインターネットの世界には
- 間違った情報
- 正しい情報
ってのがあるよね。(本でも間違ってる時あるけどね)
間違った情報を見分けられればいいわけですわね!
いや、それもあるけど怖いのはむしろ正しい情報のほうなんだ。
なぜならアクアリウムはいろいろな理由で環境に差が出るからね。
人によって「正しい」にズレがでてきてしまうことがあるんだよ。
要するに、Aさんの家で正解な方法が、Bさんの家では適用されないということもあるということだね。
特にフィルターってのは、様々な要因で条件が変わリ安い場所でもあるからね。
例えば
- ろ材の種類
- ろ材の配分
- フィルターの種類
- 飼育魚の種類や数
- 餌の量ややり方
- 水換えの頻度や量
- 地域の水質
- レイアウトの作り方
などなど、あげていくときりがないんだ。
だから、基本的には
- 目安は目安でしかない
という頭を持つことが大切なんだよ。
いろいろな情報を見ることは大事だけど、それが自分の環境に合うかどうかってことをしっかりと考えなければならないということだね。
少し前置きが長くなったけど、そんなフィルター掃除の目安を見ていこう。
フィルター掃除の目安:ろ材の寿命
一部のろ材には寿命がはっきりと提示されているものがあるんだ。
例えば、活性炭。
活性炭は使用期限を過ぎると効果が低下することで知られているよね。
そういったものは、期限内に交換していかなければならないね。
違うパターンだと、ウールマットのような物理的なゴミをダイレクトに受けるろ材は、汚れが溜まってきたら消耗品として交換していくことがあるよね。
フィルター掃除の目安:ろ材の目詰り
さて、今度はさっき紹介したような短期間で消耗していくものではないろ材についてだ。
まぁこれの代表的なのはセラミック製のリングろ材だよね。
このリングろ材はいろいろなものを分解してくれるバクテリアの住処となるもので、耐久性のあるものを選べば、結構長期間使えるよ。
ただ、これも目詰りしてくると効果が落ちるんだよね。
手入れの仕方はあとで説明するけど、これを目安として考えれるようになると、一歩上に進めるよ。
このあたりはまだ、ここまで話を読んだだけではわからないことも多いだろうから
- ろ材は目詰りする可能性がある
と言うことを頭の片隅にいれておくことからはじめてみよう。
フィルター掃除の目安:水の流れが弱くなった
これは掃除以外にも、いろいろな原因を疑ってほしいね。
フィルターの水の出る量が弱くなる時は
- 汚れが詰まっている
- モーター等、水を循環させるパーツの劣化
- 水漏れ
などがあるよ。
だからフィルター掃除をする前に、いろいろ探って見るんだ。
目詰まりも、汚れではなく、大きなゴミを吸い込んでそれが引っかかってしまった…なんてパターンもあるけど注意しようね。
注意!水の色がおかしい(濁る)ったらフィルター掃除?
これはたまに目安としてかかれているけど、ちょっと注意をして欲しいんだ。
多くの飼育者が、水が濁ったりしないようなメンテナンスを続けているからね。
まぁ必ずしもそれが正解というわけではないけれど、初心者の間は水を濁らせな掃除のペースを維持するとやりやすいよ。
ただ覚えておいて欲しいのは
- 水槽立ち上げ当初の白濁り
はよくあることだってこと。
これと、今話しをしている
- フィルターを放置しすぎて水が濁る
ってのは全く別物だということだね。
他にも、フィルターが原因ではなく
- 大量に水換えをした(水換えをしすぎた)
時も水が濁ることがあるよ。
こういう場合は逆にフィルター内部の掃除をしてしまうと悪循環を生み出すから注意をしてね。
フィルター掃除の目安の判断方法
なんか難しいですわね。
目安の期間とかないんですの?
うん、正直難しいよ。
まぁ単純に考えてさ、ディスカスが何匹もいる水槽と、プレコの水槽、ネオンテトラの水槽にアロワナの水槽…これが全部同じなわけないよね?
同じ魚でも数が違ったり餌の量が違ったりするしさ。
あ…そうですわね言われてみれば。
うん。他にも色いろあるよ。
例えば、外部式フィルターなんて、半年くらい掃除しない人も珍しく無いじゃん。
あー見たことありますわそういう話!
それを見て「あ、うちも半年に一回でいいんだ!」と思う人もいるじゃん。
ワタクシは思いましたわ!
うん、でももし萌菜の外部式フィルターの中に、使用期限の短いろ材や目詰りしやすいろ材がたくさん入っていたら…どうなるかな?
半年持ちませんわ!
うん、正解。
だからね、フィルターの掃除って本当目安が出しにくいんだよ。
なるほどですわ…フィルターはある意味容れ物で、中身や使い方次第ってことですわね。
でもそんなこと言われたらワタクシたち初心者は手も足も出ないですわ。
そうだね、じゃあ今度は初心者の人が具体的に覚えたい掃除方法を紹介していくよ。
それを知れば少しはやりやすくなるかもしれないからさ。
はーい。
ステップ3:フィルターの部分的な掃除を知る
さて、今度お話するのは部分的な掃除というものだよ。
この方法を覚えておくと、融通がきかせやすくなるから、安心感も増すんだよ。
じゃあ早速見ていこう。
フィルターの部分的な掃除
フィルターの掃除というと、初心者の人は
- ろ材を全て洗ってメンテナンス
という大掛かりなものを想像するよね。
でも実は、それだけではないんだ。
大掛かりな掃除以外の、細かいメンテナンスの知識があると、フィルター掃除のレベルをぐっとあげることもできるんだよ。
ストレーナースポンジ
これはとてもメジャーな方法で、フィルターの吸水口にストレーナースポンジと呼ばれるものを取り付ける方法だね。
吸水口にスポンジがあると、ある程度ゴミがそこで止まってくれるんだ。
要するに、フィルター内部にゴミがたまりにくくなるという事。
このストレーナースポンジをこまめに掃除する…という方法は結構実践者が多いんだ。
私は粗目のストレーナースポンジをつけて、週一くらいで洗っているよ。
2つ用意して、週ごとに取り替える感じね。
大きなスポンジを付けて、生物濾過(バクテリアの定着)を狙う人もいるけど、私の場合は物理的なゴミを止めることだけを目的にしているから、しっかりもみ洗いして中の詰まりを無くしているね。
ろ材ネットを小分けする
セラミック製のリングろ材とか、細かくて困っちゃうよね。
かといってろ材ネットに一纏めにすると、手入れの時に意外と大変。
だから、この手のろ材は、一つのネットにいれるのではなく、最初からいくつかのネットにわけていれておくんだよ。
そんなかんじで、1種類のろ材でもわけることで、部分的な手入れとすることができるんだよ。
特にこの手のろ材はバクテリアの住処だから、一度に手入れをしないことのほうが多いからね。(一度にメンテナンスするとバクテリアが減少しすぎる)
こうしておくとかなり便利だよ。
セラミック製のろ材の具体的な手入れについてはもう少し後で解説するね。
補足:消耗品を別のろ過器にいれる
これはちょっと部分的な手入れ方法とは違うけど、一応説明しておくね。
活性炭などの消耗品は、あえてメインのフィルターにはいれず、水作エイトのような小型のものに入れて使用するという方法があるよ。
そうすれば、簡単に交換できるからね。
これは、どうしても手間が多くなってしまう外部式フィルターの人に多いね。
ウールマットの交換
上部式フィルターの人なんかは、ウールマットを一番上に敷いてゴミを受け止める用として使っている人が多いよね。
このウールマットを、物理濾過、つまり物理的なゴミを受ける役目として割りきって、短期間で交換していくというのはなかなか悪くない方法だよ。
この下に生物濾過に適したろ材をいれておくわけだね。
こんなかんじで用途を理解して、上手く配置することで、部分的なメンテナンス自体をやりやすくするんだよ。
部分的だと安心?
あ、これならこまめにやれそうですわ!
うん、部分的な掃除であれば水質へのダメージが少ないからね。だいぶ気が楽だよね。
なるほど、でもこれだけではだめですわよね?
うん、だめだよ。
ただ、こういうことを意識しておくと、大掛かりな掃除の頻度を抑えれるからね。
さて、そろそろ本格的な掃除について話をしていこうか。
はーい。(今日も話長いですわね…)
ステップ4:フィルターの掃除をしよう!
さてだいぶお待たせしたけど、いよいよ掃除方法だ。
フィルターのタイプ別に解説していくから、参考にしてみてね。
外部式フィルターの掃除
これは一番悩む人が多いんじゃないかな。
なんていうか、作動させていると中が見えないからね。
まぁ手順で言うと
仕組みを確認(理解していればOK)
- 消耗品の準備
- 動作の停止
- ホースの止水と取り外し
- モーターヘッドの取り外し
- ろ材の洗浄
- その他パーツの洗浄
- セッティング・作動
っていうかんじだよ。
さて順番に見ていこうか。
外部式フィルターの掃除1:仕組みを確認
これ意外と大事なんだよ。
何度かやっていれば慣れてしまうけど、初めての時は意外と失敗するからね。
最初に仕組みや構造を理解しておくといいよ。
よくあるパターンだと、電源をいれたままタップをしめてしまったりね。
外部式フィルターの掃除2:消耗品の準備
ろ材の中には消耗品があるよね。
それを先に準備しておくんだ。
そうすることで、作業がスムーズに進むよ。
外部式フィルターの掃除3:動作の停止
基本的に外部式フィルターは動作を停止してから作業するものがほとんどだよね。
これはとても大事なことだから忘れないようにね。
外部式フィルターの掃除4:ホースの止水と取り外し
ホースを本体からワンタッチで取り外せる構造のテトラのVX-75、ホースを中間で切り離せるエーハイムのダブルタップなど…
製品によりそれぞれの構造は違うけれど、ホースと本体(もしくはホースの中間)で分断できるのはとても大切なことだよ。
ホースの中間で、通水を止めておかないと、モーターヘッド部分を外した時にサイフォンの原理で水槽の水がダバーって流れてくる事があるからね。
しっかりとしめるんだ。
外部式フィルターの掃除5:モーターヘッドの取り外し
まぁこれは蓋をあけるという感じだね。
ちゃんとホース部分で止水できているか、外す前にもう一度確認しよう。
外部式フィルターの掃除6:モーターヘッドの取り外し
ろ材の洗浄をするよ。
これはろ材別で違うから、この記事の後半にある「ろ材別!洗浄方法」を参考にしてみてね。
外部式フィルターの掃除7:その他パーツの洗浄
ろ材の洗浄ができたら、ろ材を入れるろ過槽などを手入れするよ。
ろ過層は空の状態で水洗いすれば、大体綺麗になるからね。
次に気にしたいのはホースだ。
中の汚れを取りたい時は、プラスアルファな手間がかかるよね。
時間がかかる作業だから、ろ材のバクテリアをダメにしないために
- ろ材をバケツに入れ、飼育水をいれてエアレーション
しておいてほしいんだよね。
ホースの掃除は、ホースブラシと呼ばれるような器具を使うといいよ。
ただ長すぎてできない!って場合は
- ウールマットを適当なサイズにちぎる
- ホースにウールマットをいれる
- 強い水流でウールマットをホース内に通す
ってかんじで掃除したりするね。
外部式フィルターの掃除8:セッティング・作動
さて、ここまでできたら、今度はしっかりとセッティングをしよう。
洗浄したろ材と、消耗品のろ材をセットしてモーターヘッドも閉めて。
特に、モーターヘッドについているパッキン(エーハイムで言うOリング)などはしっかりと見てからセッテイングしようね。
これがダメだと、水漏れするからさ。
再セッティングの状態は、製品によって異なるから一応確認してからやろうね。
例えば「ろ過層内部の水は空にしておく」とかしないといけないものもあるからね。
作動させる時は、タップが閉じたままになっていないかなどもしっかりとチェックしてね。
上部式フィルターの掃除
さて今度は上部式フィルターだよ。
これは外部式フィルターに比べると、随分と楽になるんだよね。
まぁ、それが上部式フィルターの魅力だからね。
例えばウールマット。
これは蓋を開けて新品に取り替えれば終わり。
その下にあるバクテリアの定着用のろ材は、そのまま取り出して適切な処置をして戻せば終わり。
活性炭みたいな使用期限のあるものは、取り出してポイ。
この作業が全て、ろ過器を作動させたままやれるんだよね。
ただ、注意したいのはあんまりろ過器内部でろ材を動かしまくると、浮いた汚れが水槽内部へ流れてしまうってこと。
その対策としても、細かいろ材は複数のネットに分けていれておくといいね。
そのほうが取り出しやすいし、洗いやすいからね。
他にも、GEXのクリーナースポイトみたいな大きめのスポイトで、おおまかな汚れをとってしまうとかもあるよね。
そういうかんじで気をつければ、上部式フィルターのメンテナンスはかなり楽にできるよ。
ポイントとしては、その特性を活かして
- ろ材を部分的に手入れしていく
こと。
一度に全部ではなく、3分の1づづなどにしてローテーションしていくことで、汚れを溜めず、尚且つ安定した状態を続けていくんだ。
これは水換えにも共通する考え方だよね。
▼正しくい水換え!
>>熱帯魚の水換えの頻度にタイミング?方法に水温、ポンプなど!
もちろん、ポンプを止めて作業してはいけないというわけではないから、状況に合わせて判断していこうね。
ただ長時間止めすぎると、あまり良くないこともあるから作業は集中して手短に終わらせよう。
外掛け式フィルターの手入れ
さて、今度は外掛け式だよね。
外掛け式の場合は基本的にワンタッチで全交換できるろ材がついているよね。
殆どの商品が、そのワンタッチ式のろ材の中に仕込まれた活性炭などによる吸着をメインとしたろ過に頼っているから、ずっと放置はあまり良くないんだ。
ただ、全交換するとなると、当然バクテリアも大量にさよならすることになる。
そうならなにようにするためには、前に紹介した記事で書いた「外掛け式フィルターを上手く使うコツ!」を参考にしてみて欲しいんだ。
そのセッティングにした場合は、GEXのクリーナースポイトでろ過槽内部の汚れをぬいたり、ろ過槽の中のリングろ材を手入れすることになるよ。
ステップ5:ろ材別!洗浄方法
さて、今度はろ材別の洗浄方法だよ。
これは大きく分けて3つ。
- 生物ろ材
- 物理ろ材
- 化学ろ材
となるね。
まず、この3つが何かということをフィッシュさんに説明してもらおう。
教えてフィッシュさん「ろ材」
・生物ろ材
これはですね、バクテリアが定着するためのろ材ですね。
セラミック製のリングろ材なんかが有名なのです。
・物理ろ材
物理的なゴミをとるろ材なのです。
ウールマットなどが有名です。
・化学ろ材
活性炭など、吸着効果の強いものなどがこう呼ばれていますね。
うん、種類が多いから分類が曖昧なのも多いけど、大体こんな感じかな。
生物ろ材の洗浄
ろ材の洗浄方法で
- 水道水を使ったらダメ
って聞いたことないかな?
これはろ材に定着しているバクテリアにダメージを与えないための話しなんだよ。
だから、必然的に生物ろ材は水道水がダメだということになるよね。
そういう場合は
- 飼育水をバケツにとる
- バケツの中でかるくゆすぐ
という方法をとるんだ。
今日何度か話したみたいに、ろ材ネットに小分けするのはこの作業をやりやすくするためでもあるんだよ。
生物ろ材ろして代表的なのはセラミック製のリングろ材だけど、他にもいろいろとあるよ。
強度がないものだと、ある程度の期間利用していたら崩れてしまったりするから要注意だ。
そういうものは、そうなる前に交換しようね。
崩れると細かい粉が舞って大変なんだよ…
多くの人が、多少高くても、セラミック製のしっかりしたろ材を使うのはこの強度が理由だったりもするんだよね。
補足:ろ材はどの程度洗うのか
ねぇぷれ子さん、セラミック製のリングろ材ってよく「軽くすすぐ」っていいますけどどの程度なんですの?
ん…それ説明するのなかなか難しいな。
ぷれ子さんはどうやってますの?
私か?私の場合は外部式フィルターだと
1.リングろ材をバケツにザバー
2.リングろ材を少しづつ取り出して、小さいバケツに入れた飼育水で軽くすすぐ
3.それをろ過器に戻す
ってかんじだよ。
出ましたわ…「軽くすすぐ」
そこがわからないっていっているんですの!
いや、逆にどう説明したらいいんだよ?
う…確かにそうですわね…
まぁ、なんていうかそのあたりは感覚でしかないから…萌菜の言い分もわからなくもないんだけど…
じゃあ逆に感覚的なアドバイスをもう少しくださいまし!
うん、わかったよ。
私は感覚的には「ある程度汚れは残しておく」イメージでやるよ。
バクテリアの事を考えると完全に綺麗にしてはいけないからね。ヘドロ状のものを捨てる感じだね。
なるほどですわ。
ヘドロ状のものが溜まりすぎていたり、ちょっと汚れキツイなぁなんて時はろ材の3分の2程度を結構バケツの中で飼育水でグルグルやって洗うこともあるよ。
そういう時は3分の1は、かなり軽くゆすぐか、全くゆすがないで残すかな。
バクテリアの数を考えるわけですわね!
うーんなんていうかさ、バクテリアなんてぶっちゃけ眼に見えないじゃん?
だからそうやって保険をかけつつ感覚やるよ。
なるほど、保険をかけて安全圏で行動するってことですわね。
うん、まぁいつもそれが正解なわけではないけど、普段はそんな感じだね。
ふむ、なんかちょっとだけわかりましたわ。
そういえばぷれ子さんは外部式フィルターだと、リングろ材をネットにいれないんですわね。
うん、まぁ私はそのほうがやりやすいからってだけだよ。上部式はネットにいれるからね。
人それぞれですわね。
うん、人それぞれだねぇ。
物理ろ材の洗浄
物理ろ材は、ほとんど消耗品とした扱うことが多いよね。
ウールマットなんかは目が細かいからすぐに目詰りしてしまうからね、洗うより替えるほうがいいよ。
ただ、目の粗い硬いマットだと、意外と何回も使えるよね。
細かくないぶん止めれるゴミは限られているけど上手く使えばかなりいいよ。
通水性がいいから、使用する場所によってはこっちのほうが良い時があるくらいだ。
この場合は、そのろ材にバクテリアの定着などの生物ろ材的な要素を求めていなければ、ガンガン水洗いしてしまって構わないよ。
私は水道水でしっかり汚れを落としてしまうかな。
まぁ、生物ろ材は他のものを使っているからね。
化学ろ材の洗浄
これはもう消耗品と割り切るほうがいいね。
たまに「復活させる方法!」とかあるけれど、あれは確実にできるわけでもないし、知識がないと失敗することもあるから気を付けてね。
一応中には再利用が可能とされている商品もあるから、そういう場合は説明書をしっかりよんで「どんなかんじで再利用できるのか」ということを気にしてみてね。
まとめ
さて、今日はフィルター掃除の話をしたよ。
つまるところ
- しっかり観察しながら適切な方法を見つけていく
ということになるんだけど、これは意外とちゃんと勉強して、ちゃんと観察していればできるようになってくるよ。
ろ材を交換した日や、掃除した日を記録してみたりね。
いろいろと大変なこともあるけれど、魚のためだと思ってがんばろうね。
ねぇぷれ子さん、これなんですの?
ん?どれ?
この小さなビニール袋ですわ。
あーいいところに目をつけるね。
これはさ、ストレーナースポンジを外す時にこうやってスポンジ部分を覆って…
あ!こうするとゴミが散らばらないんですわね!
そうなんだよ。
へぇ、いいですわね!この袋売ってくださいまし!いくらですの?
いや…普通のビニール袋だぞこれ…
こんにちは。
外部フィルターの掃除についてネットで色々見ていましたら、このページに来ました。
そこで、ちょっと書きたくなり投稿致します。
私は69歳のジジイです。12年前に築88年の家を建替えましたが、それまでは長く
シルバーアロワナ・ディスカス・テトラ類・水草など35年以上6つの水槽でやってきま
したが、建替え時に妻子から光熱費削減の為に金魚水槽×1つだけと言われ、玄関横に置く
スペースに幅77cm×高さ43cm×奥行き33cmのアクリルのオーダーメイド水槽で
金魚飼育をやってきました。ろ過装置は35年前から使用している愛機で外部フィルターの
エーハイム2228(水量 約1000L/h)で厚手の粗目スポンジ×各3コンテナ通して、
生物ろ材は使用せず、その水を上部のレイシー風(オーダーメイド型シャワーパイプ式)の
上部フィルターに連結しています。上部ろ材は、上から白ウールマット→グリーンマット→
ブラウンマットを通し、セラミックリングろ材層を通ってオーバーフローして水槽に戻すと
いうやり方です。各マットの間に薄手の鉢底ネットを入れて、水を広く分散させています。
又、上部フィルターの底部から酸素を送り好気バクテリア達の為にエアー曝気をしています。
フィルターの掃除は12月に1年に1度で、外部フィルターの中の粗目スポンジ×3を飼育水
で7分洗いし、上部フィルターの白ウールマットは新しく交換し、グリーンマットとブラウン
マットは7分洗いしますが、セラミックリングろ材は洗浄しません。水槽の水替えは1~2
週間に1度で約半分を交換し、その時に給水口のストレーナースポンジを洗います。
12年間もセラミックリングろ材を洗浄したことないというのは、上部で使用している各3つ
のろ過マット(特にグリーン・ブラウン)の汚れ具合を見れば洗浄の必要が全くないからです。
こんなやり方で12年間やってきましたが、年中ピカピカの水槽&年中キレた水の水槽です。
ネットでもYouTube等でも、ろ過装置とろ材洗浄について色々と動画投稿されていますが、
その殆どが【今日は3ヶ月振りのフィルター掃除です→→→→ワッ!こんなにドロドロに!】
っていう動画投稿が殆どですね。私が1年に1度フィルターの掃除をするのは、水槽の水の
状態が悪いからでもなく、コケ対策でもなくて1年1度の定期的義務(笑)としてしています。
それでネットやYouTubeを見て何か変な違和感を感じてしまい、このたび僭越ながら思わず
投稿(書き込み)致しました。
ちなみに、外部フィルターのエーハイムPro 2228は、35年間に交換したパーツと言えば
モーターヘッド用Oリングを3回交換しただけで、1年1度の洗浄時に各Oリングにワセリン
を塗る位でしたが、水量や静音性は新品時のままで、本当に『”超”長寿命な外部フィルター』
です。でも機械ですからいずれ故障するとは思いますが、もう本体は勿論ですが各パーツも
既に廃盤になっていますから、いずれ新しいタイプのものと交換する日も近いと思いますが、
35年間使用してきたエーハイムProを変えるとなると69歳の私にとっては、人生で最後の
フィルターになるでしょう♪