
最近暑いね。ぷれ子だよ。
今日は「光る」だとか「うざい」だとか「無加温飼育できる」だとかいろいろ言われまくっているゼブラダニオさんのお話をしていくよ。
もうね、無茶苦茶言われているよね。
この記事の目次
ゼブラダニオの無念をはらせ

ゼブラダニオって近所のワルガキみたいに言われていますわよね。

あーそうだね…強くて飼いやすいし綺麗だしやすいし、いい魚なんだけどね。

誤解されているってことですの?

いや…完全に誤解とは言い切れないんだよね…まぁ今日はそれについて語っていくよ。

ふむ、なかなか興味深いですわね。
ゼブラダニオの飼育
ゼブラダニオの飼育は、正直簡単だよ。
実際強いからね。
ただよく泳ぐ魚だから、あんまり狭いところでは飼育してほしくはないかな。
生体にも良くないし、そもそも本来の魅力が発揮されないからね。
基本的には熱帯魚だから、ヒーターは必要だよ。
水温は26℃あたりで安定させられるといいかな。
水質は中性付近で保ってあげてね。
強い魚とは言っても熱帯魚の飼育の基本を覚えておかないと、思わぬ失敗をするからちゃんと勉強しておこう。
▼熱帯魚の飼育を覚える
>>熱帯魚の飼い方まとめ!水合わせから餌、水換えに掃除まで!
ゼブラダニオは無加温飼育できる?

これはちょっと答えにくい質問だね。

え?いつものように「熱帯魚って字が見えねぇのか?てめぇを南極の海に放り込んでやろうか?」とか言わないんですの?

いや…いつもそんなこと言わないだろ。
まぁ正直ゼブラダニオってさ、条件さえそろえれば無加温飼育できてしまうからね。

え!?そうなんですの!?

うん、まぁでも条件さえ揃えれればだよ?

ふむ…それが難しいんですのね?

うーん、難しいってとはちょっと違うんだよね。
まぁ理解していないのに「ゼブラダニオは無加温飼育できるんだってさ!」なんてテンションで飼育すると失敗するよ。

でもよく初心者さんが「今のところうちは向加温ですが絶好調です!慣らせばイケルと思います!うちの子は寒さに強いのかも」とかブログに書いているの見ますわ。

うーんあれね、魚というものをわかってないからかな。

え?

魚って別に適正な温度じゃなかったらすぐ死ぬわけじゃないからね。

ん?

無加温飼育で、一時的な低温に晒したとするでしょ?

ふむ。

それが原因で後々体調崩してしまうこともあるんだよ。すぐ症状が出なかったりね。それを何も考えず無加温飼育している初心者が気がつけるわけないよね。

なるほど、だから初心者さんのその手のブログって「原因不明の病気になりました…ずっと調子良かったのに不思議です…もともと弱い個体だったんでしょうか?」って終わっちゃうんですわね。

うん、そうだね。だから無加温飼育と魚の調子の関係をしっかり見れない人はやるべきじゃないと私は思うんだよ。
それ以前に無加温っていってもいろいろあるからね。
その差もわからず「無加温で飼ってるってブログ見たんですけど」ってのは安易すぎるよね。
お前の家と、成功した人の家の環境は100%寸分違わず同じなのかっつーの。

(ぷれ子さんがちょっとヒートアップしてきましたわ)なるほど、一理ありますわね。
ゼブラダニオは光る?

ゼブラダニオって光るんでしたっけ?

いや…光らないよ。

え!?ワタクシニュースで見ましたわよ!

ああ、あれね。あれは遺伝子組み換えのゼブラダニオだよ。ノーマルのゼブラダニオは光らないよ。

あら!そうだったんですの。でも綺麗ですわよね。

私は全く綺麗とは思わないけど…感覚は人それぞれだからなぁ。

どこに売ってるんですの?

日本では販売も輸入も禁止だよ。

え!?そうだったんですの…ワタクシも光りたかったですわ…

ん?なんか話がおかしくないか?
先生!ゼブラダニオってうざいんですか?

ゼブラダニオってうざいってあちこちで書かれていますわね…

うん、不憫だよね。

これってどういうことなんですの?

ああ、ゼブラダニオってさ、泳ぎがかなり早いんだよ。それで餌もガンガンとるから…

なるほどですわ…

だからグッピーみたいなひらひらして泳ぎの遅い魚とは微妙に相性が良くないね。

ふむ、なるほどですわ。でもそれって知らずに飼う人間が悪いわけで、ゼブラダニオが悪いわけではないですわよね。

うん、まぁそうだけど知らない人も多いからね。
小さい魚=おとなしいってイメージあるからね。

あ、たしかにありますわね…

でも小型魚には小型魚の縄張りとかあるからね、意外と闘いがあったりもするんだよ。

へぇ。

うん、そのあたりは↓の記事にもあるから参考にしてみてね。
▼小型魚の性格いろいろ
>>熱帯魚図鑑+α:アカヒレ、ダニオ、ラスボラ…小型コイの仲間
>>熱帯魚図鑑:アピストグラマにラミレジィなど小型のシクリッド
>>熱帯魚図鑑:飼いやすい小型カラシン(テトラ)!性格も色々?
>>熱帯魚図鑑:混泳要注意な小型魚達+α!アベニーパファーも!?
結局ゼブラダニオは混泳に向かないの?
ゼブラダニオが混泳に向く、向かないって話は結構色々なところで見るよね。
まぁわかりやすく言うとセブラダニオは混泳不可というわけではないけど
- 相手を選ぶ
という感じだと思うよ。
おとなしめの魚や、近い感じの魚だとちょっとやりあうことがあるからね。
ただ水槽のスペースに余裕があったり、飼育数のバランスがいいとうまくいくんだけどね。
言い方は悪いけど、混泳が上手く行かなかった例を調べたりして、冷静に見つめてみると言いよ。
ただ「餌が他の魚に行き渡らない」というのは飼育者のテクニックでもあるからね。
スポイトなんかを上手く仕えば、わりと行き渡らせることはできるからね。
「私わちゃんとあげてるのに餌おゼブラダニオにとられてしまうんですけどぉ」
とか言う前に、自分の餌の上げ方を見つめなおそう。
▼餌って大事!
>>餌マスターになれ!熱帯魚の種類別『餌』の種類と与え方!
まとめ
さて今日はゼブラダニオのいろいろな話をしていったよ。
でもねゼブラダニオって本当キレイだよ。
あの模様がさ、素早く泳ぐのによく似合うんだよね。
まぁ、ゼブラダニオただ「強い魚」って理由だけで、適当に扱われるから本来の魅力を発揮させれている飼育者は意外と少ないけどね。
ゼブラダニオが気になる人は、まずはしっかり泳げるスペースを用意してあげて、その素晴らしさを体感してみるといいよ。
なんていうか人生変わる。(魚の魅力を知らずに終えるのは哀しいからね)

混泳って難しいですわ。

うん、まぁ本来同じ地域に泳いでいない魚を一緒にしたりするからね。それに水槽って環境は特殊だから。

自然界だとみんな上手くやってるってことですわね。

いや、そんなことないよ。
自然界だと余裕で食べたり食べられたりするからね。

ふむ、魚にとってはどちらがいいんでしょうか?

うーんわからないけど、アクアリストってそれについてはずっと考え続けなければいけないのかもね。

なんか哲学的ですわね。

うん、でも哲学で終わっちゃいけないよね。それを技術に活かしていかないと。

(あれ?なんで今日こんなまじめに話をしているんですの?)