
はい、こんにちはぷれ子だよ。
最近アクアリストたちが「アグラオネマ」とか「ジュエルオーキッド」とか「ホマロメナ」とか謎の言葉を言うようになったよね。
実はこれ、魚ではなくて植物なんだよね。
今日はそんなアクアリストの心を奪って水中から陸上へとあげてしまった植物たちの話をしていくよ。
アグラオネマにもいろいろあるんです。

見て下さいまし!これ!

おお、アグラオネマ・ピクタムじゃん。高かったろ?

ええ!ワタクシからすれば大した金額じゃないですけどね!

そーかいそーかい。でも綺麗だよね

あれ?いつもみたいに「園芸店で買った方が安いぞバーカ」とか言わないんですの?

いや…そんなこといつ言ったよ…。アグラオネマ・ピクタムってさ、基本的に園芸店には殆ど出回らないんだよ。

へぇ、知らなかったですわ。

うん、たまにあるよそういうアクアリウムの世界を中心に流行する植物って。

ふむ、そうなんですね。

うん、まぁ私はあんまり園芸は知らないけどね、中には萌菜の言うとおり園芸店のほうが安かったりするものもあるね。まぁ向こうは植物屋さんだしさ、数は多いよね。

ふむ。ちょっと園芸店に行ってみたいですわ!

じゃあ行ってみようか。
園芸店にて

あれ!このアグラオネマ超安いですわ!ワタクシのは◯◯円だったのに!騙され…

ああ、それは違うよ。確かにアグラオネマだけど、アグラオネマ・ピクタムではないんだよ。

ふむアグラオネマにもいろいろあるってことですわね。

うん、そうだね。そこにあるシルバークイーンのように流通量の多いものは安く手に入るよね。

確かに世の中にもワタクシのような数少ないお金持ちと、ぷれ子さんのような有象無象のパンピーがいますもんね。

(このやろう…)
パルダリウム効果でアクアリストに人気の植物はこれから増える?
最近パルダリウムってのが認知されてきたよね。(アクアライフが超推してるからね)
そのおかげもあって今後はアクアリストの世界にもどんどん植物の情報が入ってくるかもしれないね。
▼パルダリウムってなんなんですかー?
>>アクアライフ7月号レビュー!アクアテラリウムにパルダリウム?
まぁ、アクアリストってそういうコレクション性のあるものとかレイアウトできるものとかって好きだから、深みにハマる人は多いだろうね…
さてここで、まずアクアリストの心を「もうすでに掴んでしまった」植物達をおさらいしていこう。
アグラオネマ(ピクタムなど)
アグラオネマって昔から観葉植物として楽しまれているけど、アクアリストの間で流行したのはそれの「ワイルド物」つまり、改良品種とかではない自然の姿のものだとね。
まぁそれの代表的なのが「アグラオネマ・ピクタム」ってよばれるやつだよ。
葉っぱの模様や色彩がいろいろあるからね、コレクション性もかなり高いんだよ。
日本に入り始めた時は、一部の者が入荷状態が悪く溶けてしまうとかあったみたいだけど、基本的には育てやすい植物だよ。
慣れていない人は、採取されたばかりのワイルド株ではなく、国内で増やされた増殖株と呼ばれるもので、葉っぱの枚数の多いものを手に入れると安定性が高まるね。
ジュエルオーキッド
これは蘭の仲間だよ。
花ではなく葉っぱを楽しむものなんだ。
代表的なのはルディシア・ディスカラーあたりかな。
あのへんはジュエルオーキッドの中では扱いやすくて入門種ともいえる存在なんだけど、超綺麗なんだよね。
ジュエルオーキッドってのは「葉っぱを楽しむ蘭の総称」だからいくつかの種類が含まれているよ。
種類によって難易度は違うから注意してね。
ホマロメナ
これはアグラオネマと同じ「サトイモ科」の植物だよ。
サトイモ科ってアクアリストが大好きな水草であるクリプトコリネやブセファランドラ、アヌビアスなんかが含まれるから心を惹かれてしまうのはもはや必然かもしれないね。
サトイモ科って有名な植物もたくさんあってさ、観葉植物の大きなグループの一つみたいになっているよね。
身近だからって軽い気持ちで集めだすと、部屋が大変なことになるよ。
補足:植物は植物の知識をつけて、育て方はいろいろ!
よくこの手の植物を枯らしてしまう人の特徴で「植物は水をあげて光に当てとけばいい」と思い込んでいるというのがあるよ。
でもこれは大間違い。
熱帯魚の水換えやエサやりと同じで、植物の種類やサイズの違いなどで、水のあげかたも光のあてかたも違うんだよ。
強い光に当てると葉が焼けてしまったり、水を与え過ぎると根腐れしたり。
他にも空中湿度が必要だったり、でも蒸れるとだめだったり…
植物は実に多様性のある生き物だってことを忘れてはいけないよ。
アクアリウムが器具によって違うように、植物も鉢の大きさや材質に左右されたりするよ。
例えば素焼鉢とプラ鉢。
これにも大きな違いがあるからね。
植物を上手く育てるコツはそういう部分に目を向けて、日々しっかり観察しながら世話をするということだと私は思うよ。
アクアリウムと同じだね。
まとめ
アクアリストってあくまでアクアリストだから、植物の育成は不慣れなのは仕方ないと思うんだ。
でもそんな時こそ、アクアリウムをはじめたときの気持ちを思い出して、初心に帰り新しい生き物である植物と向き合ってみたらどうかなと思うよ。
素敵な植物たちは、上手く利用すれば素敵なアクアテラリウムやパルダリウムが作れるのは事実。
でもその「応用」をする前に、ただ植物を育てるという基礎を学んで経験してみたらどうかなと、私は思うんだ。

植物って色々ありますわよね。

うん、そうだね、本当に種類が多いね。

ぷれ子さんってどんな植物が好きなんですの?

ん?やっぱりサトイモ科かなぁ。水草の流れで好きになったからね。

なるほど。

でもあんまり詳しくないよ?まだはじめたばかりだし、管理している数が少ないしさ。

へぇどのくらいあるんですの?植木鉢。

んーサトイモ科は40個くらいかな。

え?それ少ないんですの?

うん、少ないよ。

(マニアの感覚って怖いですわ)
▼よっしゃ!ディープに行くで!
>>パルダリウム・アクアテラリウム・テラリウムまとめ