
こんにちは、ぷれ子です。
今日はベタと、水流の関係についてお話していくよ。
ベタが好きな人なら一度は聞いたことのある「ベタは水流が苦手」という話とその対策についてだ。
▼優しく厳しく教えるベタまとめできました!▼
▲しかも結構話が長いんだなこれが▲
ベタのヒレが水流でボロボロに…

ぷれ子さん!どうしましょう!

ん?

うちのベタのヒレがぼろぼろに…

どうしたんだ?カラムナリスか?ちょっと水槽見せてみろ!
▼カラムナリスってなに?
>>熱帯魚の病気や不調の治療!各症状に薬、塩の話など!

ああ、カラムナリスではないなぁこれ。

えっとなんですの?

ん?ちょっとまって。えい。

ちょっとなんでフィルターの電源をきるんですの!?ベタちゃんが水流に向かって楽しく泳いでいたのに!!

ん?これが原因だからだよ。

え?

水流に向かって泳ぐのは魚の本能みたいなもんでさ、遊んでいるわけではないんだ。まぁ萌菜の水槽の場合は流されないように必死に泳いでいたってほうが正しいかもしれないけど…

え?

特にベタってさ、水流に適応している魚ではないから、強すぎる水流だとこうやってヒレがボロボロになったり調子を崩したりしてしまうんだよ。

ええええ…ごめんなさい…

まぁこれくらいなら回復できるから、水流対策して飼育してやろうな。

はい…
ベタの水流対策
さて、ベタをダメにしてしまわないために水流対策の方法を覚えていこう。
いろいろな方法があるから、自分の環境でできそうなものを取り入れていって欲しいかな。
ベタの水流対策:フィルターを使わない
まぁ極端な手段だけど悪くはないよ。
ただフィルターによるメリットは受けられないから、水換えのペースを上げるなどで対応することになるね。
正直それが初心者には難しいんだよね。
ベタの水流対策:水槽のサイズを大きくする
水槽のサイズが小さいと、どうしてもフィルターの水流を殺せないよね。
まぁ当然だよね。
そうならないために、水槽を大きくするってのは当然というか、一番わかり易い手段だよ。
下手にフィルターを改造したり、流量を弱めまくるより調整がやりやすいからね。
ゆとりのある水槽に、少し小さめのろ過器を設置というのも良い手段だよね。
ベタの単独飼育ならこの手段がわりとおすすめだよ。
ベタの水流対策:フィルターを選ぶ
外掛け式フィルターなんかは水流の調整が難しく、ベタの苦手な水流を産みだしてしまいやすいから、使わないようにするというのも一つの手段だね。
逆に次に説明するエアーポンプを使う「エアーリフト式」ってのは調整がやりやすいからオススメだよ。
ベタの水流対策:一方コックを使用
一方コックというツールをつかえば、エアーポンプからの流量をおさえることができるよ。
エアーポンプに接続して使用するタイプのフィルターを選択しておかないと使えない手段だけどね。
スポンジフィルターなんかが使いやすいんじゃないかな。
ベタの水流対策:出水口の向きをかえる
水の出る部分を水中に入れたり、壁面に向けたりとするだけでも水流をおさえることができるよ。
強い効果は期待できないけど、手段としては覚えておきたい方法だね。
ベタの水流対策:隔離箱での飼育
ちょっと変則的な方法だけど、ベタを隔離箱に入れてしまうってのもありだね。
そうするとよほど近くに水流をつけるものがなければ、静かな環境を用意できるよ。
ただ隔離箱が狭かったりするのはあまりよくないからゆとりのあるものを選ぼうね。
隔離箱の中は逆に水流が滞りやすいから、たまに水を入れ替えてあげる必要があることを覚えておこう。
▼隔離箱ってどんなの?
>>熱帯魚隔離箱(産卵箱)最強決定戦!萌菜の辛口レビュー!
ぷれ子はどうしているの?ベタの飼育の水流対策!

ぷれ子さんはどうしているんですの?

ん?私はフィルター無しか、隔離箱だね。

あれ極端ですわね。

うん、そのぶん水の維持とかにはデリケートになるけどね、うちにはけっこうベタいるから、この方法がなんというかベターだと判断したんだよね。

ベタだけにベター。

な…偶然だって!ダジャレじゃないって!

まぁいいですわ、初心者さんが一匹飼う場合のおすすめってどんなですの?

うーん一概には言えないけれど、私は水槽に対してやや小さめのスポンジフィルター、エアーは一方コックで調整ってのがいいと思うよ。
▼セッティング方法はこちらで勉強!
>>ベタなめんな!熱帯魚ベタの飼育方法を覚えよう!

ふむふむ。

まぁそれはベタの単独飼育の場合ね。

混泳水槽は?

うーん、ベタって意外と混泳向きじゃないからねぇ。できれば混泳と、水流は別の問題として考えて欲しいかな。
▼混泳に問題が起きがちな魚達
>>熱帯魚図鑑:混泳要注意な小型魚達+α!アベニーパファーも!?

ふむ「なんでも一気にやろうとするなこの◯◯」ってことですわね!

いや…そんなこと言ってないだろう…まぁ混泳水槽の場合は、水流だけじゃなくて水深にも気をつけてね。ベタってあんまり深い水槽だと調子を崩すことがあるからさ。

ふむ。

ベタが水面に簡単に行けるかどうかってのを意識してあげるといいよ。

なるほどですわ。
まとめ
さて、どうだったかな。
ベタと水流、これはいろいろな人が悩んでいるよね。
その中で失敗しやすい人は「水流ありき」で考える傾向が強いんだよ。
あくまでベタは「水流が苦手」ってことを前提に。
そうやって考えると解決の糸口も見えてくると思うよ。

ベタのヒレが治ってきましたわ!

うん、少し前と色とか形が変わっちゃう時もあるけど、ヒレは再生するからね。

よかったですの…これから気をつけますわ。

うん、多少の水流なら大丈夫な個体も多いから、水流のある水槽は、しっかり観察していざという時に対策できるようにしておくといいよ。

なるほどですわ。

まぁ、ベタって簡単な魚だと言われているけど、綺麗に健康に飼おうと思うとそれなりに考えることがあるんだよね。

確かに…でも、今回は考えたつもりが裏目に出た感じですわ…

(落ち込んでるなぁ)うん、まぁそういうこともあるから、今回は異常に早く気がつけた自分を褒めてあげてもいいんじゃないかな?

そうですわね!えっへん!ワタクシすごい!

いや、さすがにちょっと調子のりすぎだろ。
▼優しく厳しく教えるベタまとめできました!▼
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ぷれ子様
ベタ君を迎えてからも、掲載されている記事を何度も読み返させて頂いております。
我が家のベタ水槽のフィルターの水量調整は「なるべく水流は作らないように、だけど水質を悪化させない程度の循環を」を考え、水作「スペースパワーフィット+」を最弱にしてシャワーパイプを壁に向け、更に吐水の勢いをそげるようにスポンジを緩衝材として壁に貼り付けています。
まだまだ迎えてひと月過ぎた所なので、これからも注意深く観察していきたいです。
ところで話は変わりますが、ベタを飼育している方々が掲載されているサイトやブログをよんでいる中で、ヒレがボロボロになる原因の一つとして「ベタの尾かじり」という気になる記事がいくつかありました。
明確な原因は不明とのことで、自分の世話しているベタ君もいつか自分のヒレをかじってしまうのでは・・・と心配で、健康で綺麗な状態を続けさせてあげたいので、今回思い切って質問させていただきます。
ぷれ子様は実際に尾かじりをするベタと遇ったことはありますか?
また、尾かじりを発見した際にはどのような対処をされていますか?
ご経験がございましたら、今後の万が一に備えての参考にさせていただけたらと思います。
ラゼルさんこんにちは、返信遅くなってごめんなさい。
尾かじりはほんと、なかなか対策できないトラブルとして知られているよね。
そして尾かじりに限らず尾が傷んだ時の対処も難しい。
私はまだ幸い尾をかじる個体にあったことはないから参考になるかどうかわからないけど、ベタのトラブル対策は「刺激を減らす」「環境を変える」などを色々視野に入れているよ。
あとは尾にダメージが合った時は、メチレンブルーとかで感染症を予防するかな。そうすることで、そこからさらにトラブルに発展してしまうことを防ぐんだ。
あんまり参考になること言えなくてごめんね!私ならきっと環境をかえて、感染症に気をつけながら様子を見るって手段に出るかなと思ったんだ。
ぷれ子さん、こんにちは。
うーん、確かに「水流ありき」って考え方は多いでしょうね。
SHOPで水流の無い水槽を探す方が難しいですし、フィルターがあれば水流はあって当然と考えるのがスタンダードです。ところがどっこい、熱帯魚としてはメジャーなベタには当てはまらないものですから悩ましいところです。
さて、水流対策として一つご提案させて頂くなら、浮草を密生させることを私はおススメします。エアーポンプ式の底面フィルターやスポンジフィルターを使用している場合、一定以上のエアー量を出さないと濾過効率は発揮出来ません。しかし同時に水流を発生させてしまうのが問題ですね。そこで浮草の出番です。密生させておくことで水流を緩和し、尚且つベタにとっては寝床にも産卵床にもなります。ポイントはフィルターの排出口が半分水面に浸かるようパイプの長さや水深を調整すること。浮草も葉体が大きめな種を選ぶと良いですが、マツモやリシアを浮かせておくだけでもOKです。デメリットは水中に光が届きにくいことですが、ベタには薄暗いくらいが丁度良いですよ。
とまぁ語らせて頂きましたが、観賞メインのショーベタの場合はここまでしなくてもフィルターなしの単独飼育の方が簡単でしょうね。ちなみにもう一つの問題である他魚と混泳させる場合ですが、これは私も実績が無いので手探りでやってみるとしか言えないです。ぷれ子さんの仰るとおり、別物と考えてもらった方が良いと思います。もし繁殖狙いのペア飼育をされるのでしたらご参考までに。
cory-paradiseさんこんにちは。
cory-paradiseさんは水流が苦手であるベタと水流が好きと言われるコリドラスを愛しているからなおさら水流については、考えることが多そうだよね。
私も浮草や発泡スチロール板を利用した水流の調整をするよ!あれ、本当に効果的だよね!見た目も素敵だし。(発泡スチロールのストイックな感じも嫌いではないんだ!)
ほんと水流の試行錯誤って楽しいよね……。