
こんにちはぷれ子です。
今日はベタのメスについてのお話をはじめとする、ベタに関するコラムだよ。
▼優しく厳しく教えるベタまとめできました!▼
▲しかも結構話が長いんだなこれが▲
ベタのメスは混泳できるのか?

ベタのメスって混泳可能!って言われていますわよね。

うん、言われているね。

特に鯉ベタのメスを水槽で複数泳がして「錦鯉気分」ってのが流行っているらしいですわ。

ああ、たまに見かけるね。

錦鯉飼えない貧…

おい、そこまでにしておけ。
鯉ベタのメスの混泳って実際どうなの?

で、実際はどうなんですの?

うーん個人的にはあんまりおすすめしたくないよ。

え?なんでですの?

前にベタの飼い方の回で説明したけど、いるんだよね気の強いメスって。

あーぷれ子さんみたいな。

(イラ…)

メス同士でも殺しあいみたいになるんですの?

うーん、メス同士だと殺し合いってほどはないんだけどね、追いかけ回したりして相手のヒレをボロボロにしてしまったりするんだよ。

なんと!防ぐ方法ってあるんですの?

うん、まぁ気の強いメスをべつの飼育容器に移すことだね。

むむ…

ただそれでパワーバランスが崩れて、他のメスが威張ったりすることもあるね。

むむう…でも上手く混泳できている水槽もありますわよね。

うん、あるよ。でもできない水槽もあるってのは忘れてはいけないね。

結構運ゲーですわね…

まぁね。メス同士の混泳で怖いのが、攻撃のレベルがそんなに高くないから徐々に弱らせていくってことね。
そんなに頻繁に追いかけまわしたりしないって感じ。
だからしっかり観察していないと気が付きにくいかもしれないね。

だんだんダメージが蓄積していくって感じですの?

うん、そうだね。メス同士の混泳をしていて、ヒレが裂けていたり、妙に隅っこにいる魚がいる時は注意して観察したほうがいいよ。

なるほどですわ。
ベタはいろんなところで販売されているけど、どこで購入したらいいの?

ベタってどこでも見かけますわね。

うん、そうだね。イ◯ンの文具コーナーとか、ゲームセンターとか、ドン◯ホーテとかでも見たことあるよ。

ベタすくいってのもみたことありますわ。

うん、そうだね。まぁ…ベタの宿命だよね。安い、綺麗、わりと丈夫。

買うときってどこでもいいんですの?

うーん、状態さえ良ければどこでもいいと言いたいところだけど…正直私はアクアリウムショップ…もっと言うならそれなりに知識があるお店がいいと思うよ。

なんでですの?

いや、単純だけど飼育相談とかできるってのは大きいじゃん?
あとちゃんとしたお店であればあるほど、まともに管理されているわけだから「状態の良いベタ」である確立が高いんだよね。

なるほどですわ。目に見える疾患ばかりじゃないですもんね。

うん、販売用の狭いビンの中では観察もしにくいからね。病気に気がつかないとか、調子をくずしているのに気がつかないなんてよくあることだよ。

なるほど…

言い方悪いけど、管理が悪いお店だと調子の悪い個体の確率が上がるね。
ベタって強い魚だけど、一度調子を崩すとそこからもう一度立ち上げるのは結構難しいからね、慣れていないとどうにもできずに死なせてしまうことも多いんだよ。

それは辛いですわ…

どうしても気に入ってしまったら、がんばるしかないけどね。ある程度の覚悟は必要だね。

まぁそうですわね。

私は状態が少し悪くても、気に入った個体を我慢したくないから、日頃から勉強してるってのもあるね。

ふむ、もう手の施しようがないものとかも売られているんですの?

正直あるよ。というか、これだけ幅広く販売されていたりするとよく見かけるね。
さっきも話したみたいにアクアリウムとは全く関係ない場所でも売られているからね。そういう所だと管理できる人もいないし、いたとしても管理できる器具とかもないからさ。

むむ…なかなか難しい問題ですわね。
ベタの繁殖は難しいの?

ベタの繁殖をやってみたいんですけど…難しいんですの?

うーんなんていうかな、難しくはないけど簡単ではないよ。

む?

超難易度が高いってわけではないよってかんじかなぁ。でも正直大変だから、それこそ覚悟がいる。

どういう理由なんですの?

まず、オスとメスをペアリングすると、オスがメスを殺すことがある。

ええ!?

結構な確率で「ボコる→繁殖」ってなるからね。でもそれが上手く行かないとか、相性とかタイミングが悪いと死んでしまうね。

なんと…ベタの愛はイカれていますわ…

愛…かどうかは定かではないけどね。
まぁたまに逆パターンでオスが負けるとかもあるけどね。

えええ…

そしてそのあとの卵の管理、稚魚の初期飼料が難しい。

ん?どうしてですの?

ベタの稚魚ってさ、びっくりするくらい小さいんだよ。だからその口に入る餌を上手く用意できないといけないってわけだね。

なんか難しいですわね。

うん、でもわりと高確率でペアリング成功→産卵まではできるから、そこまで高難易度とは言わなくていいんじゃないかなってかんじだよ。

…わりとってどういうことですの?

ダメな時は何してもダメ。ペアリングがなんか上手く行かないって時があるんだよね。そういう時は仕切りなおしってかんじかなぁ。

仕切りなおしすればうまくいくんですの?

いや、それでもダメな時はダメ。

なんと!

まぁ相手は生き物だからね。

繁殖はもう少し勉強してからにしますわ。

うん、そうだね、繁殖はオスにしろメスにしろ体力を使わせるから、短命にしてしまうリスクもあるからね。

むむう…なかなか厳しいですわね。

それともう一つ、これは上手く出来た場合の話なんだけど…この水槽見てみてくれる?

うわ!稚魚がたくさん!

うん、これが一回の産卵で確保できる分ね、これだけの数を管理するのは正直普通の飼育とはだいぶ違うことだよ。

おお…ちょっと無理がありますわ。

うん、だから一般家庭で増やそうと思うと、引き取ってくれるお店と仲良くなっているとかが必要だね。

他にはどんな手段がありますの?

うーん、ブリーダーさんとかだと綺麗なのを残して選別、あとは肉食魚の餌って人もいるね。

なんと!

この手の改良品種の繁殖は厳しい選別ってのが不可欠な所があるからね。

ぷれ子さんは選別していますの?

いや…私は選別どころか手放すのすら辛くてこの有様…

うわ…大人のベタもめっちゃくちゃいますわね…

うん…最近はちゃんとお店とか知人に渡して手放しているけどね…ここにいる大人のベタはもう歳も歳だから、誰かにあげるわけにもいかないし愛着が…

繁殖も辛いんですわね…

うん、だから私は最近ベタの繁殖はストップしたね。欲しがる人の数にも限度があるからね。

なるほど、自分の状況に合わせた調整が必要なわけですわね…

うん、そういうこと。ベタは多産だからね、偶然初回でうまくいった時にいきなり飼育者の技量をこえてしまうことがあるね。

覚えておきますわ…
まとめ
さて今日の話どうだったかな?
もっとベタの飼育について知りたい!基礎から知りたいって人は、以下のリンクの過去にアップした記事を参考にしてみてね。
そっちの記事は、水槽の立ち上げ前の段階から説明しているから、ベタ飼育の基礎が学べるよ。
▼ベタについてゼロから学ぶ
>>ベタなめんな!熱帯魚ベタの飼育方法を覚えよう!

ぷれ子さん、ぷれ子さん。

ん?

このぷれ子さんが繁殖した子ベタを気に入ってしまったんですけど…

ああ、じゃあ一匹あげるよ。大切に飼育してくれ。

え!?いいんですの?

うん…ぐすっ…

(泣くのはやっ…)
▼さらなる高みを目指す君へ!
>>成功者に聞く!ベタの繁殖方法!ペアリング、産卵に稚魚の世話
▼優しく厳しく教えるベタまとめできました!▼
▲しかも結構話が長いんだなこれが▲
面白いです!!!
佐野さんありがとう!これからも頑張っていくからよろしくね!
初めまして! いつも楽しく読ませていただいております!(ぷれ子さんの「〇〇なんだ!」の話し方が好きです。笑
さて、私が先日行った某熱帯魚店にベタのメスが一つの水槽に沢山入れられた状態で売られていて、みんなヒレがぼろぼろに…喧嘩のようです。 (´・ω・`)
その中に綺麗なエメラルドグリーンの子がいて気に入ったのでお迎えしたのですが、ぼろぼろになったヒレは自然に治癒するのでしょうか?また、その時は餌の量を変えたり水質を調整(テトラのブラックウォーターをちょびっと入れてあります)した方が良いのでしょうか??
はじめましてなんだ!いつもありがとうなんだ!なんだ!
ベタのヒレだけど、病気とかでなければ自然に治癒していくことがほとんどだよ。
私はそういう個体も普通に飼育する場合の方が多いね。
外傷があるときなんかは、薄めにメチレンブルーをいれたりして病気の予防をしたりもすることもあるかな(毎回やるわけではないから、ちょっとややこしいのだけど)
ちょっと様子を見ながらいろいろ調整していくと良いと思うんだ。