こんにちはぷれ子です。
今日は、魚の病気の治療の話だよ。
治療で使う魚病薬…その使用をする前に、確認したいポイントをまとめたんだ。
初めて薬を使う人…薬の使用に不安がある人…
そんな人が参考にしてみてくれたら嬉しいんだ。
▼魚の病気の治療の基本はコチラから
>>熱帯魚の病気や不調の治療!各症状に薬、塩の話など!
魚の病気の治療薬

魚の薬っていろいろありますわね。

うん、すごくたくさんあるよ。

ふむ…使用上の注意とかっていろいろありますの?

そうだね、使い方間違ったりすると逆にそれが魚の負担になるからね。

え!?そうなんですの!

そうだよ、あと魚種によって調整もしなければいけないしさ。

大変ですわね…

でも逆に薄すぎてもだめだし…

わけわからないですわ!一覧にしてくださいまし!説明する気あるんですの!?

え…なんでキレてるの?ねぇなんでいきなりキレてるの?

よくわかんないからですわ!パーン(ビンタ)

いってぇ!!
魚の病気の治療薬…魚病薬の使用上の注意
さてここからは魚病薬の治療の注意点を紹介していくよ。
それぞれの項目の解説をよく読んで、今から自分がやろうとしている治療の参考にしてみて欲しいんだ。
魚病薬の注意1:水槽内に薬を吸収するものは入っていませんか?

画像出典元:http://www.shopping-charm.jp/
これは以前の記事でも話をしたね。
活性炭やゼオライトのようなろ材は、薬の成分を吸着してしまうんだよね。
そうなると入れた意味もなくなってしまうよね。
さらに怖いのが、吸着されたせいで「どのくらい薬をいれたか」ということが測りにくくなること。
使用量の調整が難しい薬浴なのにこれは困るよね。
活性炭やゼオライトは単体で販売しているだけでなく、一部のろ材の「中に含まれる」場合があるから注意が必要だよ。
薬浴の前には使用しているろ材がどのようなものなのかを確認するようにしようね。
魚病薬の注意2:飼育している魚種はなんなのか
世の中には薬に弱いと言われている魚達がいるよ。
有名なのだとナマズや古代魚だよね。
そういう場合は薬を追加するペースを落としたりなどの配慮をする必要があったりするんだ。
自分の飼育している魚がどんな魚なのか。
それを理解してから薬浴を行おう。
魚病薬の注意3:魚毒性はどのくらい?

画像出典元:http://www.shopping-charm.jp/
薬っていろいろあるよね。
その中には強いものもあれば、弱いものもあるんだよ。
簡単にいえば、強い薬は効果も強いけど負担も大きいってこと。
使う過渡を間違うと、せっかくの薬が毒になるってことだね。
自分の使う薬がどの程度強いものなのかということは把握しておこうね。
同じ病気に効果があると言われている薬でも、強い、弱いというのがあるよ。
心配な場合は、下手にネットで調べたりせず、専門店や生産しているメーカーに質問をして確実な情報を得るようにしよう。
魚病薬の注意4:水温に対する制限はあるかどうか

画像出典元:http://www.shopping-charm.jp/
薬によっては◯℃以上では使用しないでくださいというものがあるんだよね。
しっかりと説明書を読んで、チェックをしよう。
魚病薬の注意5:使用料を調整する準備はできていますか?
薬によっては、小さな水槽だと調整が難しいものがあるよね。
そういう場合は一度、水量のあるバケツやペットボトルに溶かしたりしてから使用したりすると、わかりやすくなるよ。
面倒かもしれないけど、薬はちゃんと計量しようね。
そういった使用のイメージができているかどうかというのはとても大事だ。
一度バケツなどに出した薬は、余ってもとっておかないように。
ちゃんと捨てようね。
魚病薬の注意6:本当に薬が必要な状況?
病気の状態によっては薬浴ではなく水換えや水温調整だけで回復させることができるんだ。
そういう場合不用意な薬浴で余計なダメージを与えなくて済むよね。
ただその逆で、薬を使うべき状況で使わず、蔓延させてしまうこともある。
病気を出したら、自身のない人は別の手段を使うにせよ、一応該当する薬だけは買っておこう。
そうなればいざというときに薬を使用することができるからね。
魚病薬の注意7:薬浴がトドメになる危険性は知っていますか?
魚があまりにも弱り切っている場合、薬浴をすることで逆にトドメをさしてしまうこともあるんだ。
その魚が負担に耐えられるかどうか…そういうことを視野に入れないといけないんだよね。
混泳水槽の場合「この魚はもう駄目かもしれない」という場合、早めに隔離して症状が悪化していない個体は薬浴、その個体は別の方法…なんてこともあるね。
ただそこから回復させるのは難しいから…できるだけこまめな観察をして早期発見に努めていこう。
魚病薬の注意8:水草は入っていますか?
薬によっては水草を枯らしてしまうものがあるよ。
水草も問題ない!って書かれている魚病薬も、草の種類や、濃度、使用条件によってはダメージを出してしまうこともあるよ。
そのあたりはしっかりと調べてから作業をしようね。
魚病薬の注意9:併用は可能なのか
治療によっては薬を併用することってあるよね。
ただ、ものによっては相性が悪い時があるから注意して欲しいんだ。
薬を切り替えていくという時にも注目したいところだよね。
薬以外の添加剤も、魚病薬との併用を推奨していないものもあるということも覚えておきたいね。
まとめ
さて、どうだったかな。
今日お話した項目は、実はまだまだごく一部。
多種多様な病気に対応するための多種多様な薬には、いろいろ注意しないといけない点があるんだよ。
「薬を使うかどうか」
「薬をどう使っていくか」
こういう頭を常に働かさなければならないということだね。
ただ闇雲に使用するだけじゃだめだということだよ。
そしてもう一つ大切なのは
「どのような症状に、どのような治療をしたか覚えておく」
ということ。
そうすることで、次に病気と対面した時よりよい治療ができるようになるということだね。

なんだかんだ薬って難しいですわね。

うん、そうだね。

ぷれ子さんはどうやって上手くなったんですの?

私?やっぱり経験かなぁ。

はぁ…そんな一言で片付けて伝わると思います?その経験中身を教えてほしいんですけど…

(態度悪いな…こいつ…)まぁまず説明書の熟読だよね。それにわからないことをしっかり質問すること、いろいろな人に話を聞いて、調べて、どれか一つを鵜呑みにせず自分の目に頼ること。

…なんですのその偉そうな解説…腹たちますわね

(なんなんだよこいつ…)
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