こんにちはぷれ子です。さて今日は生き餌について考えていくよ。
金魚にアカヒレ、メダカにドジョウ、稚鯉などなど、餌用の生きた魚はいろいろと売られているよね。
でもその大半が「ペットとしての飼育に不向き」と言われているのはなぜなのか…というお話だよ。
そこから餌用の魚をどうやって「ストック」したら良いのかという話もしていくよ。
大型魚の大事な餌、生きた魚
うまいでチュ。モグモグクッチャクッチャ…
お、ヒマチューさん今日も小魚食べてるね。
日本はいいでチュね、新鮮な生きた魚がよく売られていて!モグモグ、バキバキゴクン…
肉食魚飼育している人も多いからね。
ぷれ子さんぷれ子さん、こういう餌用の小魚ってペットとして飼育するには適さないと言われていますわよね。
ああ、言われているね。
実際飼えないんですの?
ん?飼えるけどちょっとリスキーだね。
ふむ…
まぁ餌として使う時にも役立つ話だから、その理由を覚えていこうか。
ふむ、それはヒマチューも知りたいでチュ。
餌用の魚はぶっちゃけ死にやすい
まぁ気を使わずにはっきりというならば、餌用の魚って死にやすいんだよね。
そのせいで飼育には向いていないと言われているんだ。
さて、どうして死にやすいかということを、ここからいろいろと見ていこうね。
餌用メダカ、金魚、ドジョウなどが死にやすい理由:過密
餌用の魚ってびっくりするくらいの数が一箇所に入っているよね。
そのせいで、擦れ傷ができたりして衰弱しやすいんだ。
どうしてあの過密で維持できるんですの?
うん、ショップにはそれだけの数を受け入れて維持するだけの設備と準備があるからね。
ただ、必ずしも状態が良いというわけではないけどね。
まぁ以前も話したけれど、ショップの水槽と家の水槽では考え方自体が違うこともあるからね。
餌用なんかは特にその極端な例だから、家の飼育と同じ目線で見ないほうが理解はしやすいよ。
餌用メダカ、金魚、ドジョウなどが死にやすい理由:回転の早さ
まず、餌用の水槽は「回転がものすごく早い」という特徴があることは気にしておかないといけないね。
入荷したらすぐに売れていく、そんな一時的なストックをするための水槽だったりするんだ。
大型魚って驚くほど食べるからね、同じように見える「餌用小魚」でも実はかなり入れ替わりが激しいと思ったほうがいいんだ。
まぁたくさん売れるから、たくさん仕入れるというのは基本だからね。
大型魚の専門店だと、売れすぎて餌が品切れなんてこともあるくらいだよ。
ここから見えるのは「魚が落ち着いていない」ということ。
輸送に次ぐ輸送で、疲労してしまうんだよね。
そのせいで、飼育に適していないということが言われているんだ。
補足:餌から病気の持ち込み!?
とても単純な話だけど、餌用の生きた魚を使用していると、そこから病気を持ち込むことがあるんだよね。
まぁ、同じ魚同士だから仕方ないのだよね。
それを防止するためには、買ってきた餌をいきなり与えず、一度餌を自宅の水槽でストックして、薬浴させたりするといいよ。
餌用の魚をストックする水槽が2つあると安心だね。
その水槽は簡易的なものでもいいからちゃんとろ過を効かせておこう。
餌用の魚をどうしても飼育したいときは…?
餌用の魚を飼いたくなってしまう時ってありますわよね。
うん、あるね。妙に惹かれてしまったりね。
そんな時はどうしますの?
うん、例えば他に魚を飼育していたら、いきなり一緒に飼育しないように気をつけるね。
餌用だけで飼育ってことですの?
うん、状態にもよるけど、病気の有無とか考えて、最低二週間は様子を見るね。そこで単独で餌をしっかり与えて体力を回復したりね。
なるほど、弱いという前提で飼育するわけですね。
うん、最初の段階で死んでしまうこともあるけどね、水合わせなんかを慎重にしてね落ち着いた環境で飼育すればわりと飼えたりするよ。
極端に弱いってことはないんですの?
うん、まぁそうだね。あんまり活きが悪いと生き餌としての評価も下がるからね。
あー確かに!
ああいう生き餌を維持するのって結構難しいと思うんだよね、大型魚メインでやっている人に話し聞いたりするとすごく勉強になるよ。
例えば?
さっきも解説したみたいに、餌用のストック水槽を必ず持っているって言うことだね。餌だからって手を抜かずコンディションを整えているってかんじだね。
なるほど…確かに食事って大切ですもんね。
うん。
餌用の魚のストック水槽の例
さて餌用の魚のストック水槽の例を話していくよ。
これは「飼育」ではなく「餌用」としてストックする例だから、ペットとして飼育したい人は参考にしないようにね。
どの程度ストックするかにもよるけれど
よく使用されているのは60センチ水槽くらいのある程度水量のあるものだよ。
水量がある方が安定するし、過密になりにくいからね。
飼育数に対してある程度水量を余裕持つことで、魚の調子を崩さないようにするんだ。
水槽にはヒーター、それも温度可変式のものを用いる人が多いね。
やや高水温にすることで、白点病などのリスクを軽減という感じだね。
このタイプは最初はやや高額だけど、ヒーター部分だけ交換できるから長期的な目線で見ると経済的なんだよね。
ろ過器は上部式フィルターを用いる人も多いよね。それに投げ込み式のフィルターを併用したり、エアレーションを使用したりすることで魚の活性を落とさないようにしている感じだ。
ストック水槽はどうしても汚れやすいから、底床なしのベアタンク、ろ材もシンプルにしている人が多い気がするよ。
▼ろ過、ろ材について学ぶーん
>>種類別でおすすめ!熱帯魚の水槽のろ過フィルターとろ過材!
私はウールマットをマメに交換できるスタイルにしているね。
薬浴などを多用する水槽でもあるから、活性炭やゼオライトなんかを使う時は、すぐにとりだせるようにしているよ。
※活性炭やゼオライトは薬を吸着してしまうことがあるんだ。
▼病気についてもう少し勉強するといいね!
>>観賞魚、金魚、メダカ…魚病薬の使用で覚えておきたいこと
まとめ
さて、どうだったかな?
生き餌というのは肉食魚の飼育には欠かせないものだよね。
それをどう扱うかということは、飼育魚の健康を考えることでもあるからしっかりと意識しよう。
ペットとして飼育したい時は、解説したとおり慎重にその魚だけでケアをして、安定するまで気を抜かないように面倒を見よう。
最初の段階を切り抜ければ、後々も問題なく飼育できることが多いんだ。
餌用金魚に感謝でチュ…モグモグ
餌用メダカに感謝でチュ…モグモグ
餌用ドジョウに感謝でチュ…モグモグ
ひいぃぃいいいい…
フィッシュさんは骨がのどにひっかかりそうだから食べたくないでチュ。
えっ…なんか失礼じゃないですか!?
食べられたいのでチュか?
いいえ。
プレ子様こんばんは。薬浴はメチレンブルーで大丈夫ですか?
様はいらないよ!私なんて呼び捨てでじゅうぶん!
質問の件なんだけど、これがなかなか難しいんだよね。
メチレンを使う人もいれば、グリーンFを使う人もいる。
問題がでなければストックするだけで、そのまま薬浴なしの人もいる。
生き餌は「生きた魚」というところを意識してみるといいかもしれないね。
もし不安なら、しばらく飼育するかんじで様子を見てみると良いよ。
プレ子ーありがとう笑
熱帯魚オタさん!ありがとー!