こんにちは、ぷれ子です。今日は、ディスカスなどを含む「シクリッドの仲間」がどうして混泳が難しいのかという話だよ。
シクリッドは魅力的な種類が多いから、水槽に入れたい!って人も多いけど、うまくいかなくて「もうシクリッドはやめよう…」なんて風になってしまうこともあるよね。
今日はそんなちょっと難しいお話なんだ。
シクリッドってどんな魚がいるの?
シクリッドってむちゃくちゃ種類いますわね。
うん、ディスカスもアピストグラマも、ゲオファーガスもシクリッドだからな。
▼シクリッドを見たいじゃん!
>>熱帯魚図鑑:アピストグラマにラミレジィなど小型のシクリッド
>>熱帯魚図鑑:ディスカスにエンゼルフィッシュなどのシクリッド!
どれも気が荒いんですの?
うーん、種類によってとか、環境とか、個体差で変わるけど、まぁそれなりに気の強いグループだね。
へぇ、大人しそうな見た目なのに不思議ですわ。ナマズとかと違って、普通の魚っぽいですもん。
あーそう思う人も多いかもね。
うわ…でましたわね…マニア特有の「知識ないとそう思うよねー経験ないとそう思うよねー」的な上から目線…
いや…そんなつもりはないんだけどな…
シクリッドの混泳の難しい理由とは!?
さてシクリッドの混泳の難しさについて細かく話をしてくよ。
まぁ、今日は種類の差とか置いておいて「シクリッドってこんなかんじかぁ」的な概要を知るつもりで読んで欲しいかな。
さっきも話したとおり、おとなしい個体や同種意外には興味を示さない個体とかもいるからね。
絶対ダメだというわけでもないんだ。(100%アウトって言ってもいいくらいに気の強い種類もいるけどね…)
まぁ、ある意味「混泳できたりする」魚だから難しいんだよね。
まず注目したいのは
- 縄張り意識
だ。
シクリッドの仲間は、基本的に縄張りを守る習性を持つからね。
そしてこの縄張り意識に「波がある」から難しいんだ。
大人しかったシクリッドがある秘突然凶暴化…なんてことは珍しく無いってことだよ。
実はこれには大きな理由があるんだ。
シクリッドの縄張り意識と繁殖行動
シクリッドって卵や稚魚を守る魚として知られているよね。
種類によってはメスが中心になるもの、オスメス両方で交代しながら守るもの…などいろいろな違いはあるけれど、かなりしっかり守るんだ。
つまり、近寄ってきたものを追い払うということになるよね。
それが彼らの縄張り意識の「波」と深く関係するわけだね。
まぁ、魚も常に発情しているわけではないからね。
だから
- 発情モードに入ったシクリッドが攻撃的になる
- ペアになった魚に引きが凶暴化
- 卵や稚魚を保護するメスが凶暴化
などなどいろんなパターンが生まれるわけだ。
こうならないように、観賞用の混泳水槽にはわざと「オスメス」そろわないようにいれておくという人もいるね。
ペアになるとかなりの確率で凶暴化…するからね。
ディスカスは混泳不可?
シクリッドの仲間のディスカス。
そんな彼らは混泳は「不可」とは言い切れないんだ。
つまり、できるってことだよ。
実際ディスカスは複数飼育する人も多いからね。
ただ気をつけたいのは「序列」だ。
ディスカスのような魚は、魚の間でランキングが決まってしまうことがあるんだよ。
そうすると、一番弱い個体が餌を取れなくなって…なんてこともあるんだよね。
対処としては
- 弱い個体を隔離
- 強い個体を出す
など「ランキングを変える」という動作が必要になるんだ。
ただこれは、状況によりやり方が変わるから言葉でアドバイスできるようなことではないんだよね。
こういう理由から「ディスカスの混泳は難しい」と言われているんだよ。
ただディスカスにも群れる習性があるからね。
運よくバランス取れて、並んで泳いでいる姿とかは…最高だよね。(それを長期間維持するのが難しいんだけどね)
たくさん飼育して縄張り意識を麻痺させる
「一つの水槽にたくさん飼育して縄張り意識を麻痺させる」
これはやや過密気味で飼育することで、縄張りを持てないようにするという作戦でもあるんだ。
意外と古くからやられている方法で、正直「わりと使える」方法ではある。
まぁ、中途半端に縄張り持たせてバトルになるより、全然いいって感じだね。
ただ、これは過密故の管理になるし、もしバランスが取れなければ弱い個体にしわ寄せが行くことになる。
要するに結構リスキーな方法なんだよ。
まぁぶっちゃけ、それなりな知識と経験が必要になるんだ。
正直、シクリッドに慣れていない人はおすすめしないよ。
この方法をうまく行かせるコツは「隔離できる環境を用意」するということ。
まぁ「予備の水槽」だよね。
そうすることでいざというときの対応ができるようにする。
これはとても大切なんだ。
繁殖狙いのペアはどうなの?
仲の良いペアなら大丈夫。
そう思う人もいるけれど、これも絶対ではない。
メスが子育てモードでおすを追い払うとか、ある日突然夫婦解消とかもあるからね。
そんな時にも隔離する準備があるといいよね。
繁殖を狙う人は、稚魚育成を含めた複数の水槽を用意していることって珍しくないんだよ。
まとめ
さて、今日の話どうだったかな。
シクリッドって本当キレイだからついつい増やしてしまうんだよね。
でも、なんにも考えず飼育しちゃうと結構大変な思いをしたり…するんだよ。
まぁ、あの性格もシクリッドの魅力の一つなんだけどね。
シクリッドをうまく扱うコツは、人間が「先手」をうっておくことかもしれないね。
ディスカスの混泳水槽…すごいですわね…
うん、いいよね。これぞ夢、あこがれってかんじ。
水量もそれなりですわね。
まぁディスカスって小さい魚じゃないからな。広めの水槽じゃないと厳しいよ。でもいいよねぇ大きい水槽。
そういえばぷれ子さんの家ってとんでもない数の水槽ありますけど、床、大丈夫ですの?
ん?補強してあるから大丈夫だよ。
へぇよくそんなお金ありましたわね。
うん、さすがに一括は無理だからロー…
えっと、そういう生々しい話はやめません?
おこんばんわ!
シクリッドの混泳‼︎ぬぅ〜、難しいですね。私は、ラミレジィの混泳水槽でブリタニクティスを入れてたところ、4ヶ月ぐらいたったあとにいきなり殺されてしまった。なんてことがありました…うぅ…。T^T
あんまり種類を飼ったことはありませんが、最近アピストに興味が…。水槽の予備転がってるしなぁ。設備の余りとかあるしなぁ。買おうかな…。
今度は単独で。
それでは、ありがとうございました!
(^ー^)ノ
おこんにちは!
ラミレジィは性格コロッ!とかわるよね。
私もシクリッドは好きなんだけど混泳の関係でなかなか数を増やせないんだよね。
アピストは小さめの水槽でも行けるからついつい…増えてしまうんだけどね。
こんばんはぷれ子さん。
最近迷っていることがあって質問です。
自分は今60規格と30キューブの2本の水槽を立ち上げています。60規格には和金、レオパードクテノポマ、レッドゲオファーガス2匹(みんな5cm~8cmくらいのかわいい大きさです)。30キューブにはコリドラスシュワルツィ3匹とオトシンクルス2匹がいます。30キューブはちょっと過疎水槽ですね(笑)
本題に入りますが、レッドゲオファーガスの大きい方が小さい方を追いかけることがよく起こっていて、そのせいか小さい方は飼いはじめてからほとんど成長していません。かわいそうなので小さいレッドゲオファーガスを30キューブに移すべきかを悩んでいます。しかしこの先レッドゲオファーガスにとって30キューブがすぐに窮屈な水槽になるのは間違いない上、コリドラス達を逆に追い回す可能性もあって、なかなか実行に移せません。ちなみに大きい方のレッドゲオファーガスは最初こそ激しく追い回していましたが最近は気晴らしに追いかける程度で、また小さいゲオファーガスに傷ができたりヒレがかけたりしたことはほとんどありません。あと、60規格は中型魚4匹には狭いと思うので、将来的には60ワイドを買おうと思っていて、そうしたら小さいゲオファーガスは60規格で単独飼育してあげる予定です。
コンセント欠乏症さんこんにちは。
なかなかその問題って難しいよね。
シクリッドって環境によって見せる雰囲気がガラッと変わるし。
私もなかなか具体的な意見が言えないんだ。
コンセント欠乏症さんも知ってると思うけど成長によって性格が変化することもあるし。
いずれ単独飼育ということを視野に入れているなら、そちらを先に進めても良いかもしれないね。(いろいろな都合があって直ぐにできないときもあると思うからなかなか難しいんだ!)
ちょっと心配なのは、一度30キューブに移して、問題が起きて元の水槽に戻した時に同じようなバランスにならないかもしれないということ。
一回離すことで関係が変わるってあるからね。
ただそれが良い方向に行くか、悪い方向に行くかわからないところがシクリッドの難しいところなんだ。
だからこそシクリッドって面白いところでもあるし…。
うーん、なかなか良いことが言えなくて申し訳ないんだ。
障害物入れたり壁作って隔離してサイズを均等にしたりやったんですけど、結局障害物あっても追いかけられてるし、サイズ均等にしたら大喧嘩になったし(迫力があってかっこよかったんですけどね、ほどほどにして欲しいですね…!)で、シクリッドの難しさと、ショップに2匹居たからいるだけ買ってしまった自分の安直さを痛感しています(笑)
一回移したら元の水槽に入れてもバランスが戻らないかもっていうのは盲点でした!やっぱり現状維持が一番っぽいですね。餌は一応全員にまわるので死んだりはしないと思いますし。水槽の追加はもう少し成長してからにする予定です!
コンセント欠乏症さんこんにちは。
ほんとシクリッドってむつかしいよね。
やっぱりでもそれこそ魅力だからほんとうに、ほんとうに、ほんとうにむつかしいんだ。
ショップに2匹いたからいるだけ…その気持とてもわかる気がするよ…。
現状維持がいいのか、どうなのか。
戻して同じにならないかもってのがほんと混泳の難しさだよね。
だから混泳って情報を集めにくいんだよね。
なかなかたいへんだとおもうけど、がんばってね!応援しているんだ!
ぷれ子さん、連日に渡る大量更新お疲れ様です。
新しく書かれた金魚の記事で盛り上がっている中ですが、私は60cm規格の混泳水槽にAp.トリファスキアータのオス1匹を迎え、先住魚の1匹であるチェッカーボードシクリッド(同じくオス)との混泳にひっそりと挑んでいます。
怪我をしない程度に争って双方のフィンスプレッディングが見られればと思っていましたが、そう簡単に思惑通りには行かずトリファの方が優位になりました。
チェッカーボードの方が体が大きい点を加味すれば力関係が拮抗するかと思ったのですが、それでも戦いたくないようで毎回逃げていきます。
たまにブラックファントムテトラも飛び入り参加して、こちらは積極的にトリファに挑んでいきますが、反撃されそうになるとあっさり逃げ出します。
しかしコンセント欠乏症さんのレッドゲオファーガスの例を読むと、力関係が拮抗しても良い結果になるとは限らないようで考え物ですね。
2匹を混泳させてまだ数日ですが、私の水槽の場合は優劣がはっきりしている事で逆に戦いが避けられているようです。
チキン心さんコメントありがとうなんだ!
シクリッドの混泳って本当にむつかしいよね。
でもそこに新しい発見があったりして……うん、シクリッドって本当にいいよね。
なかなか聞けない混泳レポート、聞かせてくれてありがとうなんだ!
いつもコメントへの返信ありがとうございます。
実を言うと私のシクリッドの飼育経験は、短命にしてしまった子供の頃のエンゼルフィッシュしかなく、ほとんど未経験に近いものです。長年テトラばかり飼っていました。
なので適当な言い回しが浮かばず「先住」と書いたものの、チェッカーボードもまだ迎えて半年に満たない個体です。
思えばこんな短い経験でシクリッド同士の混泳に挑むのは無茶だったかもしれません。しかしながらこのサイトの情報の助けもあり、ひとまず混泳1カ月目は2匹とも元気なまま迎える事ができました。
魚の寿命を考えると先はまだまだ長いので油断せず、観察を怠らずに注意深く見守ろうと思います。
ちなみに最近はチェッカーボードに少し変化があって、基本的には逃げる側であるものの、たまーにトリファに反撃を試みたり自分から仕掛けたりする光景が見られるようになりました。
魚もやられっぱなしだと悔しいんでしょうか?元々の経験の少なさもあってか発見に次ぐ発見の連続です。
チキン心さんこちらこそいつもコメントありがとう!
混泳うまくいっているようでよかったよ!
シクリッドって飼育している中で変化がすごくあるからほんとうに楽しいよね。
きっとチキン心さんみたいにしっかり観察する人なら、もっとたくさんの発見ができると思うんだ。
いつも素敵な話を聞かせてくれてありがとう!
追伸
サイトのことを褒められてとても嬉しいんだ!
ぷれ子さんこんにちは♪
このトピックはコメント可能らしいのでシクリッドに付いてコメント致します。
私も1800×600×600の大型水槽設置していた当時は南米大型シクリッドの中で比較的に大人しい方のアイスポットシクリッドにブリードのオスカー、レッドやタイガーを複数尾飼育した中で、アイスポットの方がオスカーより更に大型になりますが、2尾同居させてもたまに力比べを、するくらいで激しい喧嘩はしませんがオスカーはお店のストック状態で、特にワイルド個体は、まず単独で店頭販売されて居るケースは2尾同居させると、幼魚でも激しい喧嘩が直ぐ始まり混泳は余程大きな水槽1200以上で、他の魚もバランサーに入れてワイルドオスカーも数を増やさないと混泳は失敗する可能性が高いです。ブリードのオスカーは安値で幼魚を1つの水槽に30尾以上ストックして販売されてるので、3~5尾購入すれば兄弟魚と認識をしていて、まず激しいオスカー同士の喧嘩は起きにくいので、オスカー同士の混泳はブリード個体のほうが上手く行きやすい感じですね。でも混泳は個体事の性格が皆異なるので、暫くは十分観察が必要で、万一激しい喧嘩が起きたら速やかに他の水槽に、弱いオスカーを移すか、セパレートに分けるは必要が有ります。
ワイルドオスカー同士の混泳は難しいですが、オスカー以外の他の魚との混泳の場合はワイルドの方があまり攻撃しない感じが有るので上手く行きやすいですよ。オススメは中大型ドラスキャット、プレコ、中大型カラシンメチニス類は無関心、カラープロキロ〇レポリヌスも可能ですがただレポリヌスはやんちゃで、オスカーが20センチ以下は鰭が柔らかいので、後ろに、回ってオスカーの鰭や他の魚の鰭もか齧りとるので、雰囲気は出て良いのですが、×寄りの△で綺麗に飼うなら止めた方が〇かもですね。
90センチの規格水槽でブラジル産マラジョー25センチとペルーリオナナイ産のワイルドオスカー12センチを2尾タイマンで同居させて奇跡的に一時は混泳が上手く行きました。他の魚レッドゲォファーガサス、セベラム、メチニス類、仲裁役にシクラソマロイズリー等を10尾以上一気に入れて攻撃対象を裂けて成功しましたが同居1年半を、過ぎますと形成逆転でペルーのリオナナイがブラジル産マラジョーより強くなったので好きな方にお譲りしました。オスカーは魅力一杯で人懐っこくて、非常に賢いペットフィシュですが90センチ規格水槽迄でワイルドオスカーの混泳は止めた方が無難で気に入った個体を1尾だけ飼うのが良いと思いまさす。ブリード同士は上手く行くかもですが
あとサウスアメリカンにドヴィ、フラミンゴシクリッドは三大暴君で絶対単独ですね。他人レッドシクリッド、フラワーホーン、マナグエンセ、モダグエンセ、ヴィエジャの仲間にテトラカンサス、ハイチエンシス他数縄張り意識と攻撃が強く単独飼育しか出来ない種が多いですが
南米大型シクリッドは単独でも十二分に長く楽しめて凄く魅力的な魚達だから1尾でも寂しく有りませんよね。
マーサーさんこんにちは!ほんとに詳細なコメント、ありがとうなんだ!
これは保存版だね!
熱帯魚なめんなは、コメント欄を楽しみにしている人も多いからきっと喜ぶと思うんだ。
うん、私もじっくり学ばせもらうね。本当にありがとうなんだ!
深い、大型シクリッドの世界!深い…!