
こんにちはぷれ子です。
今日は久しぶりの熱帯魚図鑑!卵生メダカの仲間だよ。
まあ卵生メダカというとノソブランキウスとかアフィオセミオンとかあのへんを指す言葉として使われるんだけど、今日はもう少し広めの視点で「卵を産む」メダカを紹介していくね。
逆に卵を生まないメダカについては過去の記事を参考にしてみてよ!
▼じゃあ何を産むねん?
>>熱帯魚図鑑:卵胎生メダカの仲間!プラティにモーリーなど
ぷれ子の卵生メダカ図鑑

卵生メダカって実はむちゃくちゃ広い言葉だったりします?

うん、まぁメダカの仲間で卵産むのはみんな卵生メダカだからな。

でも熱帯魚の世界だとそういうふうには使われないですわよね。

うん、そうだね。卵生メダカっていうとアフィオセミオンとかノソブランキウスとかあのあたりの「一度卵を休眠させて」から孵化させるようなタイプを指すことが多いね。

むむ…難しですわね。

うん、そうだね。そのあたりの卵生メダカは情報が少ない魚でもあるよね。

どうしたらいいんですの?

うーんあのあたりはね、種類によって差があるから正直「卵生メダカ」に強いお店ってのを探すのが一番だね。

それってどんな魚にも言えることじゃないですの?

まぁそうとも言えるけど、ノソブランキウスとかアフィオセミオンはね繁殖のやり方も特殊だからさ。それに流通量が少なくてね、専門のお店じゃないと種類置いてないんだよ。通販とかもあるからね、気になるなら探してみるといいよ。

へぇ…そうなんですのね。

うん、でもまぁ広い目線で言う卵生メダカだと、アフリカンランプアイとかクラウンキリーとか休眠させなくていいタイプもいるからね。まぁみんなのイメージする「メダカ」らしい増え方かな。まぁでもあのあたりはあのあたりで繁殖ちょっとやっかいなんだけど…

そうなんです?

うん、クラウンキリーの稚魚とかは小さいからね、ちょっと餌に苦労するんだよね…

なるほどですわ。メダカだからって簡単に増やせるわけではないんですね。

そうだね、全体的に見れば卵胎生メダカのほうが楽に増やせる種類は多いね。
ノソブランキウス・ラコビー
ノソブランキウス・ラコビー
学名:Nothobranchius rachovii
サイズ:6センチ
分布:モザンピーク

卵胎生メダカといったらこのノソブランキウス・ラコビーをイメージする人が多いんじゃないかな?
それくらい有名で代表的な種類だよね。
アルビノとかも流通していたりするよ。
卵の休眠が必要な種類だね。
ノソブランキウス・ギュンテリー レッド
ノソブランキウス・ギュンテリー レッド
学名:Nothobranchius guentheri “Red”
サイズ:5センチ
分布:改良品種(原種はタンザニア)

ギュンテリーの赤みの強い改良された種類だね。(元々のギュンテリーもかっこいいよ)
こちらもラコビー同様卵の休眠期間が必要なタイプだね。
なかなかポピュラーな種類で入手がしやすいってのは魅力だよね。
まぁ、それでも売っているお店は少ないんだけどね。
クラウンキリー
クラウンキリー
学名:Pseudepiplatys annulatus
サイズ:3.5センチ
分布:リベリア/ギニア

卵の休眠のいらないタイプだよ。
ちっちゃかわいいメダカとして大人気だよね。
ノソブランキウスとかアフィオセミオンに比べると入手はしやすい、普通にポピュラーな魚だよ。
性質も温和だからね、飼育する人は結構多いよ、
アフリカンランプアイ
アフリカンランプアイ
学名:Poropanchax normani/Aplocheilichthys normani
サイズ:3.5センチ
分布:シエラレオネ/ナイジェリア/カメルーン

昔から愛されてきた素敵フィッシュだね。
卵の休眠はいらないタイプだよ。
小さいうちは存在感無いけど、育つとね、ほんと綺麗。
でも小さいからある程度の数いないと見栄えしないんだけどね。
群泳させるとね…もう最高だよ。
この魚の魅力を引き出すには、ちょっと暗めの水槽にしてスポット的なライトで照らすといいよ。
もう最高。
日本のメダカも卵生メダカに入るよね。じゃあカダヤシってのはなに?

そういえば日本のメダカって卵生メダカなんです?

うん、そうだね。

なんかでも日本にも卵生じゃなくて子供を生む卵胎生メダカいませんでしたっけ?

ああ、カダヤシかな?あれはね元々海外の魚なんだよ。

へえ、そうなんですの?

うん、Wikipedia見ると面白い紹介文が書いてあるよ。
メダカより汚染に強いが、グッピーほどではない。また、グッピーよりは低温に耐えられるが、メダカほどではない。
画像出典元:Wikipedia

…なんか微妙な立ち位置なんですわね。

でもねよく増える魚らしくてさ、あちこちで問題になっているよね。

へぇ…でも飼ってみたいですわ!

うーんそれがねダメなんだよ。

え!?なんでですの?

特定外来生物に指定されているからね、飼育どころか移動するのも禁止されているよ。

あらら。
まとめ
どうだったかな?卵生メダカの世界。
卵生メダカをがっつりやっているお店とか行くとね、もう驚くよ。
なんていうか卵生メダカが派手すぎで。
なんだこれは…って見た目の魚が沢山いるからね。
もっと流行してもいいと思うんだけど、やっぱり寿命の短さと繁殖に独特の知識がいるから手を出しにくいのかなぁ。

卵生メダカって言葉おもしろいですわね。

ん?

アクアリウムの世界と、世間との言葉の使い方の違いがわかって。

あーそうだね。確かに面白いかもね

それだけアクアリウムって独自の文化なんですわね。

まぁあるていど技術ないと続けられない趣味の世界だからね。

なるほど。
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