こんにちはぷれ子です。
今日はスネールの愛称で知られるサカマキガイの駆除などについてのお話だよ。
なかなか「これ!」って駆除方法のみつからないスネールは一体どんな貝なんだろうか…
そんな疑問を解決していこう!
この記事の目次
サカマキガイ(スネール)ってなに?
あれ…なんか水槽の中に貝がいますわ!
あ、サカマキガイだね。スネールとかよばれているやつだよ。
へぇ、害はないんですの?
うーん特に無いかなぁ。ただ条件によってはメッチャクチャ増えるね。そうなると糞とかも多くなるから気になるね
う…糞とかどうとかより、多すぎるのはヴィジュアル的にちょっと困りますわ。対策とか無いんですの?
うーんまぁ手で取るのが一番だよ。
えっ…めんどうですわね…
うん、大変だね。だから私はほとんど放置だね。
むむう…もう少しこの貝について詳しく教えてくれません?
うん、いいよ。
サカマキガイ(スネール)は水草についてやってくる?
さて、まずはサカマキガイ(スネール)がどこからやってくるかって話だよね。
基本的なルートとしては「水草」についてくることが多いんだよ。
成体の状態だったり稚貝だったり、卵だったり。
そうやって気が付かないうちに水槽内に入り増えてしまうわけだ。
サカマキガイ(スネール)は雌雄同体といってオスメスいないからね、2匹入れば充分繁殖できるんだ。
それどころか自家受精、つまり一匹でも増えてしまうってこともあるくらいなんだよ。
サカマキガイ(スネール)の駆除方法は?
サカマキガイ(スネール)の駆除方法はいろいろと知られているけれど、どれもそれなりに「リスク」になりうる要素のあるものなんだ。
だから安易にその方法を試してしまうと…良くない結果にもなりうるんだ。
だから結局「手で取る」という手段に出るアクアリストが多いんだよね。
じゃあこっから、どんな方法があるかということを見ていこう。
貝の駆除に生物兵器!熱帯魚投入大作戦!
サカマキガイ(スネール)を駆除するのに「貝を食べる熱帯魚」を投入する人は意外と多いんだ。
でもいくつか気をつけて欲しいポイントが有るんだよね。
例えばアノマロクロミス・トーマシー。
彼らは貝を食べてくれるんだけど、シクリッドの仲間だからそれなりに縄張り意識を持つんだ。
だから他の魚が攻撃されて困ってしまったりということにもなりかねないんだよ。
次にアベニー・パファー。
小さいフグのアベニー・パファーは見た目も愛らしいんだけど、他のサカナのヒレを齧ったりすることもあるよ。
つまり貝を食べるというのはそれなりの「肉食傾向」があると考えるといいかもね。
この手の魚はミナミヌマエビ的な小型エビも好んで食べる魚であることが多いんだよね。
他にも貝以外の食べ物を気に入ってしまって食べなくなったりとか、そういうパターンもあるんだ。
確実に言えるのは「駆除用だとしても本当に飼いたい魚を選ぶこと」ということだね。
▼今登場した魚について!
>>熱帯魚図鑑:混泳要注意な小型魚達+α!アベニーパファーも!?
pHを下げる
貝の仲間は水質がアルカリ性に傾くとよく増える。
こんな話を聞いたことはないかな?
これを逆手に取ってpHを下げることでサカマキガイ(スネール)を撲滅しようとする人もいるんだけれど…実はあんまりおすすめできる方法ではないんだ。
なぜならサカマキガイ(スネール)はかなり水質への耐性がある生き物だからだ。
つまり、pHをがっつり下げないといけないというはめになるんだよ。
大半の魚にとってもよくない環境になるということだね。
低pHを維持して飼育する魚もあるけれど、やはり一般的とはいえないからね。
流通する多くの魚が低すぎるpHの水槽では調子を崩すよ。
いろいろな魚について調べていると「弱酸性」という言葉がよく出てくるから「pH低い」ということを良い状態と捉える人もいるけれど、その良いとされる範囲はあまり広いものではないということを覚えておこう。
▼pHってなに?
>>弱酸性、アルカリ性?熱帯魚水槽pH(ペーハー)初心者講座
▼pH低下による不調についてなど
>>熱帯魚の病気や不調の治療!各症状に薬、塩の話など!
スネール=サカマキガイではない!?
スネールって名前の貝っていないって知ってた?
え…そうなんですの?
うん、スネールって広い意味で使われる言葉でね。
ふむ。
アクアリウムの世界だと「水槽に発生する巻き貝」の総称みたいなものなんだよ。だからカワコザラガイは形状的にスネールとは呼ばれないよね。
へぇ。
モノアラガイなんかは巻き貝だからスネールって呼ばれているよね。
なんかサカマキガイと似たようなかんじですわね。
まぁそうなんだけどね、細かく見比べていくといろいろな違いがあったりして結構はまるんだよ。
…もしかしてぷれ子さん…
うん、なんだかんだ駆除する気になれなくてね。今は専用水槽で飼育しているよ。
…
富栄養化に注意!
スネールのたぐいは基本なんでもよく食べるから、餌の上げ過ぎなどで水が富栄養化していないかどうかを気をつけて欲しいんだ。
餌の多めの水槽で掃除をさぼっていたりね。
そうなるとどうしても餌が多いから貝も増えやすいという結果になりがちなんだよ。
まとめ
今日はスネールの駆除というよりかは、駆除における注意だったね。
スネールは結構魚によっては良い餌にもなるからね、捕まえて殻を潰してから与えるとかする人も多いよね。
づい槽内で増えてほしくない人はやっぱり持ち込まないことだね。
水草に中に粒の入ったゼリー状のものが付着していたら十中八九スネールの卵だからね。
意外と見つけにくいから、しっかりとライトで照らすとかしてさがしてみるといいよ。
まぁそれだけ気をつけていてもどこからともなく現れるんだけどね。
それがまた可愛いから困ってしまうよね。
スネール飼育する人っているんですわね。
うん、まぁ世の中生きているものはなんでもファンが居ると思ったほうがいいね。
まぁ…確かにそうかもしれませんね。
うん、ヒドラとかプラナリア飼う人もいるし。
ペット道は深いですわね。
うん、いろいろな意味で深いよね。
▼さらに深くスネール対策を考える
>>カワコザラガイ対策!スネール駆除を真剣に考える。