こんにちはぷれ子です。
今日の図鑑はとても難しいお魚「金魚」のお話だよ。
「え?金魚ってどこにでもいるでしょ?」と思う人もいるかもしれないけれど、実は図鑑的な目線から見ると非常に難しいんだよ。
今日はそんなちょっとしたお話も交えて進めていくよ。
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金魚の種類の分類はとても難しい
ねぇぷれ子さん。金魚って色々いますわよね。
うん、いるね。
わかりやすく教えてくれません?
ごめん…無理…
ええっ!?ぷれ子さんほどの魚好きが!?
うん、まぁ基本的なことは紹介できるんだけどね、金魚の世界は奥深すぎてね簡単に解説できないんだよ。
む?どういうことです?
うん、そもそも金魚って改良品種でしょ?
ええ。その改良のバリエーションが色々有るんですわよね。
うん、そうだね。体型、そして色、ヒレの形…それはそれはとんでもない数のバリエーションがあるわけだ。
ふむ、たしかにそれはそうですわね。
しかもそれぞれに細かい既定とかさ、基準があったりしてね。語っていこうと思ったらキリがないどころの騒ぎじゃないんだよ。
歴史の長い魚だからこそ…ですか?
うん、一つの金魚を理解するのも容易ではないからね。だから面白いんだけどね。
なんか金魚の見方が変わってきましたわ。
だろ?まぁ今日は親しみやすいメジャーな金魚の「体型」の種類を紹介していくから初心者の人でも大丈夫だと思うけどね。
…初心者向けに紹介するつもりなら、なんでこんな難しい前置きしたんですの…
まぁなんていうか、金魚って身近な魚でもあるけど、とても深いものだって知ってほしかったんだよ。
それ…絶対後付ですわよね…
うん…
体型別!ぷれ子の金魚図鑑
さてさてここから金魚図鑑だよ。
金魚は色の呼び名や体型の呼び名などがあるんだけど、今から紹介するのは一番わかり易い「体型」を中心ににつけられた呼び名なんだ。
※一部体型以外の特徴で名付けられた金魚もいます。
まぁ深く見ていけば行くほど、体型や呼び名にもいろいろな深い話があったりするんだけど…今日は一般的な目線で話をしていくよ。
超ぶっちゃけた話だけど、ディープな金魚の話は私ごときでは教えられるようなものではないから、興味がある人は金魚専門店のような詳しいプロのいるところへレッツゴーだ!
なんですのその逃げ腰…
いや、それくらい金魚ってそれぞれに背景の在る深い文化なんだって…行ってみればわかるから。
らんちゅう(蘭鋳、蘭虫、卵虫)
ランチュウ(蘭鋳、蘭虫、卵虫)
学名:Carassius auratus var.
サイズ:15センチ以上
分布:改良品種
金魚の中でも大人気のらんちゅう。
背の低いのらんちゅう水槽とよばれる水槽が存在するくらい愛好家の多い存在だ。
特徴的なのは背びれがないこと。
そのせいで泳ぐのが下手なんだよね。
だから浅い水槽である「らんちゅう水槽」で飼育するわけだよ。
りゅうきん(琉金)
リュウキン(琉金)
学名:Carassius auratus var.
サイズ:15センチ以上
分布:改良品種
みんながよく思い浮かべる金魚といったら琉金かもしれないね。
浴衣とかうちわに描かれている金魚も琉金率はすごく高いもんね。
そのくらい普及していて、人気もある琉金は体高があってかっこいいよね。
尾びれをふりふりして泳ぐ姿がなんともかわいいんだ。
おらんだししがしら(和蘭獅子頭)
オランダシシガシラ
学名:Carassius auratus var.
サイズ:15センチ以上
分布:改良品種
おでこがもこもこしていて背びれの在るオランダ獅子頭は、実は別にオランダ出身ではないんだ。
昔は「珍しい渡来物(外国から来たもの)」を「オランダもの」と言う文化があったんだよね。
だからオランダなんだよ。
わきん(和金)
ワキン(和金)
学名:Carassius auratus var.
サイズ:15センチ以上
分布:改良品種
金魚は和金から始まったと言われるくらい歴史の長い種類だよ。
巨大化しやすいという特徴もあるね。
他の金魚に比べてもかなり丈夫で飼いやすいという一面も持つね。
立派に育て上げられた和金はそれはそれは見事だよ。
こめっと(コメット)
コメット
学名:Carassius auratus var.
サイズ:15センチ以上
分布:改良品種
他の金魚に比べて、やたらアメリカンな名前のコメットは、メイド・イン・アメリカの金魚なんだ。
つまり逆輸入だね。
細長い体型に長いヒレ。その姿がまさに流星ってかんじなんだよ。
でめきん(出目金)
デメキン(出目金)
学名:Carassius auratus var.
サイズ:15センチ以上
分布:改良品種
体型は琉金っぽいかんじ。でも目が大きく飛び出ているような感じの可愛らしい金魚だ。
「目が飛び出ている」と言葉にするとなかなか恐ろしい幹事するけど、ほんとうに可愛いから人気者なんだ。
デメキンを上手に飼うコツは目を傷つけないように気を使ってあげること。
飛び出しているから「よく見える」どころか、飛び出しているせいで「視力も弱い」と言われているから、そういう点でも気をつけてあげてね
ぴんぽんぱーる(ピンポンパール)
ピンポンパール
学名:Carassius auratus var.
サイズ:15センチ以上
分布:改良品種
まんまるな身体だから「ピンポン」
真珠(半円)のような鱗であるパールスケールをもつから「パール」
合わせてピンポンパールなんだ。
よくピンポンパールを「丸いからパール(真珠)」だと思っている人がいるんだけど実は違うんだって話だね。
まとめ
さてどうだったかな金魚。
こうやってちらっと見ただけでも奥が滅茶苦茶深いのがわかるよね。
体型、色…恐ろしく長い改良品種の歴史、その歴史が身近にあり触れ合えるのはとても贅沢なことかもしれないね。
ねぇぷれ子さん、今ふと気がついたんですけど…
ん?
今日紹介した金魚全部「学名」が同じじゃないですか?
お、良いところに気がついたね!金魚はね全て同じ魚から改良されたから学名は同じなんだよ。
へぇ!手抜きかと思いました!
…いや…そんな手抜きはしないからなふつう…
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