こんにちはぷれ子です。
今日はアカヒレの飼育についてお話していくよ。
飼育の基本だけでなく「寿命はどれくらい?餌は何?」といったような疑問も解決するよ!
アカヒレってさ、初心者向きの魚としてよく売られているよね。
でもしっかり飼い込むと、すごくきれいになる魚なんだ。
今日はそんなアカヒレの魅力を引き出すお話を色々していくからね!
▼アカヒレの強さに甘えている人はこちら
>>アカヒレやベタってビンで飼育できるの?デメリットは何?
アカヒレは熱帯魚ではない
アカヒレってさ熱帯魚じゃないんだよ。知ってた?
それくらい知っていますです!ぷれちゃんはあたしを馬鹿にしているんですか!心底馬鹿にして見くださいているんですか!
えっ…ごめん…ま、まぁアカヒレが熱帯魚ではなく温帯魚ってことは常識だよね。
常識…とは言い切れないですよ?常識というのはもうすこし広く知られた知識ですからね…はっ!やっぱりあたしのことを馬鹿にしているんですか!
(もう…なんなんだよ…)
アカヒレ「温帯魚」ってなに?
アカヒレは熱帯魚ではない。
これを知らない人って案外いるんだよね。
アカヒレは熱帯魚コーナーで売られていることも多いからね。
でも実はアカヒレは「温帯魚」という部類に入る魚なんだ。
温帯は、日本も含まれる気候の特徴を持った地域のことだね。
そのおかげでアカヒレは、日本であれば「無加温」で飼育できることもできるんだ。(もちろん、無加温と言っても限度はあるけどね)
熱帯魚と違いヒーターなしでも飼育できること、そして丈夫な性質から「初心者向けの小型淡水魚」としてよく知られているよね。
アカヒレを飼育してみよう
さて、アカヒレの飼育をどうやってしようかという話だね。
アカヒレって小さいけど、実はよく泳ぐ魚だから、それなりなスペースを用意してあげてほしいんだ。
よくビンとか狭いところで飼育している人も多いけど、実はもう少し泳がせてあげたほうがいいんだよね。
そのほうがアカヒレの魅力を色々と体感できるからね。
最低限必要な水槽サイズに関してはいろいろな意見があるからなんとも言えないけど、私は最低S水槽とよばれるものくらいは、ほしいと思うんだ。
あんまり水量が少ないビンとかだと、水質の悪化も早く、温度変化も激しいからね。
そのあたりは、この記事の冒頭で紹介した記事を参考にしてみて欲しい。
じゃあここからは、アカヒレを少数飼育するつもりでセッティングを考えていこう!
今から話す「例」を参考に、自分だけのアカヒレ水槽を作り上げてほしいんだ。
1:アカヒレの飼育水槽の置き場所を決めよう
まず水槽の置き場。
ヒーターをいれずに無加温飼育を考えているなら特に
- 直射日光が当たらない
- 温度変化が激しくない
などの、水温が安定しやすい環境においてほしいんだ。
玄関とかは温度差が激しいから、できれば避けておきたいね。
水温差が大きいとアカヒレは弱ってしまったり、病気になったりしてしまうんだ。
案外落ち着いているのが人間の生活圏。
最近の住宅は気密性が高いから、気温が安定しやすいからね。
気温が安定すれば水温も安定しているということだね。
ただ気をつけたいのはエアコンの風。
これが直接水槽に当たると、想像以上に温度が変化してしまうことがあるんだよね。
こんなかんじでいろいろと「水温」を気にしながら置き場所を選んであげよう。
2:アカヒレの水槽選び
さて次はアカヒレの水槽を選んでいくよ。
さっきはS水槽と話したけど、正直もう少し大きい方がおすすめなんだ。
水量が増えれば増えるほど、水温や水質は安定するからね。
とりあえず
「でも…そこまで大きな水槽は置けないよ…」
って人に向けていくつか程よいサイズの小型水槽をピックアップしたから参考にしてみてよ。
名称 | 水量 |
30センチキューブ(アクロ30) | 約24リットル |
L水槽(カラースリー) | 約23リットル |
M水槽(カラースリー) | 約18リットル |
S水槽(カラースリー) | 約12リットル |
この中でどれが良いかと聞かれると、やっぱり水量が多いものと言うことになるんだ。
私ならあとあと魚の数を増やしたりすることも考えて、30キューブを選択するかな。
あと、水槽は水を入れるとそれなりな重さになるから、しっかりとした台にのせれるようにしてね。
そしてもう一つ「オールガラス水槽」のような水槽の底までガラスでできているものは、必ず水槽と台の間に「専用マット」を敷くこと。
そうすることで、底面を保護するんだ。
3:アカヒレ水槽の付属品選び
さて付属品を選ぼうね。
ぶっちゃけアカヒレをただ飼育するというだけなら…あんまり多くの器材はいらないというのは事実だ。
ただまぁ最低限
- カルキ抜き
- 水温計
は用意しておかないといけないね。
そしてやっぱり
- フィルター
は必要なんじゃないかな。
初心者は特にフィルターがあったほうが水質を安定させやすいからね。
アカヒレの少数飼育であれば、スポンジフィルターなんかが扱いやすくて良いかもしれないね。
さてここで一度購入するものをまとめてみよう。
わかりやすくするために具体的な商品を例に出すけど、まぁ私の趣味で選んでいるところもあるから、いろいろと調べてアレンジしてみてもいいと思うよ。
水槽 | 30キューブ |
カルキ抜き | アクアセイフプラス |
フィルター関連 | ツインブリラントフィルター 水心SSPP-7S エアチューブ |
その他 | 水温計 |
休憩:アカヒレ水槽のレイアウトを考える
さてさっき用意したアイテムを組み上げれば環境はそれなりにできるわけだけど、さすがに殺風景だよね。
だからここでちょっとレイアウトを考えてみようと思うんだ。
大事なことは「アカヒレを買う前に」レイアウトを考えるということ。
魚を上手に飼うためには、ある程度環境をつくりあげてから迎い入れてあげることが大事なんだ。
だからすぐに飼いはじめたくても我慢をして欲しい。
さて、レイアウトなんだけど、ここは結構個人のセンスを問われるよね。
ただ覚えておいてほしいのは「水草育成するならライトはほしい」ということかな。
ライトがあると観察もしやすいから、おすすめだよ。
私の個人的なおすすめは、30キューブなら「KOTOBUKI フラットLED300」
これがなかなか値段の割には明るくていいんだよ。
いろいろなサイズがあるから間違えないようにね。
30キューブなら「300」というやつがいいかな。
さてライトをいれたら水草を育てれることになる。
水草にも色々あるし、選ぶのは大変だと思うけど、意外と初心者向けのものもあるから大丈夫だよ。
なんか水槽に放り込むだけでいいかんじになるやつないんですの?
うーん…それならADAの佗び草かな。
これの「エキノMIX」ってやつなんてなかなかいいよ。
ただADAの商品は通販がなくて、特約店とよばれるお店でしか買えないんだ。
でも佗び草は探してみるだけあるものだからね。
ちょっと値段が高い気がするかもしれないけど、水槽に入れると納得の姿を見せてくれると思うよ。
ADAの佗び草については、公式サイトをよく見てみよう。
正直、よくわからず適当に「初心者向け」と言われる水草を買い漁るより、いいかんじだ。(自分で細かく選んでいきたい人には不向きだけどね)
さて、他にレイアウトアイテムで抑えておきたいのは「底床」だ。
これはまぁ、水槽に入れる砂とか砂利のことだね。
これは水質に影響の少ないものを選ぶといいよ。
例えば「サンゴ砂」と呼ばれるものだと、水質を「アルカリ性」とよばれるアカヒレには不向きな水質へと傾けてしまう性質が強いんだ。
だからそういう砂は避けるわけだね。
「そういうことをふまえこんな底床がいいんじゃないかなぁ」的な候補をあげるとするなら
- れき
- 津軽プレミアム
- ラプラタサンド(ADA)
あたりかな。
これを薄めに敷いておこう。
佗び草を置くなら、砂に水草を植えたりしないからね、厚く敷く必要が無いんだよ。
れきや津軽プレミアムは、ADAの製品ではないから、通販でも購入可能だよ。
こんなかんじで最初は、できるだけシンプルな水槽を作り上げていくことは実はとても大切なんだ。
なんでかというと複雑にすると、手入れが難しくなるからね。
水槽のレイアウトを考える時は「どうすれば見た目がよくなるか」だけでなく「どの程度なら自分でも管理できるか」ということを考えてほしいんだよ。
あ、後もう一つ。
佗び草を買うなら、水槽の準備が整ってからにしようね。
だからとりあえずこの段階では砂だけ買えばいいからね。
4:アカヒレ水槽のセッティング
さていよいよアカヒレの水槽をセッティングするよ。
これはとても大事な話なんだけど、どの商品も説明書を見てほしいんだ。
そしてそれから、セッティングをはじめてほしい。
今回の場合の大まかな流れは
- 水槽をしっかりと置く(オールガラスは水槽マットを忘れずにね!)
- 砂を水洗いして敷く
- フィルターをセット
- カルキ抜きした水を入れる
- 水温計をとりつけ、フィルターを作動させる
というかんじだね。
砂や器具を洗うときは必ず「水洗い」にしてね。
石鹸なんかは使ったらダメだからね。
こうやってできた水槽は、とりあえず放置するんだ。
まだ、魚はいれないよ。
さっき紹介した佗び草だけは翌日以降であればいれてもいいかもね。
佗び草をいれたらライトはちゃんと日に6時間程度は点灯してあげよう。
※ライトの点灯時間は様子を見ながら調整しましょう。
5:アカヒレ水槽の観察
さて、ここからとても大事なことだよ。
アカヒレを迎いいれるまえに、やっておきたい大事なことなんだ。
それは「観察」
まず
- 水温は安定しているか
ということに注目して欲しい。
それを、最低でもいろいろな時間に確認しながら、数日間は続けてほしいんだ。
なぜなら水槽は、立ち上げたばかりだとまだ「魚の住みやすい環境」がで来上がっていないからだね。
それを待つことも込みで、細かなチェックをしていくんだ。
水槽は立ち上げから2週間位は魚をいれないで置いておいてほしいんだ。
6:アカヒレと餌を購入しよう
さてアカヒレを選んでいこう。
はじめてアカヒレを買うときは、少ない数を購入して欲しい。
感覚的には30キューブで3~5匹もいたらじゅうぶんな感じかな。
なぜならまだ「魚の住みやすい環境」はまだまだできていないからだ。
ここに魚が入ることで、徐々にサイクルができていくんだよ。
だからいきなりたくさんいれると、水質が悪くなりやすいんだ。
さて購入したアカヒレは、速やかに持ち帰ろう。(通販の場合は確実に受け取ろう)
長期間外を連れ回すのは危険だからね。
車で移動するときは、直射日光から守ってあげることも大切だね。
家についたら、いきなり水槽に入れないで「水合わせ」を行ってほしいんだ。
水合わせはとても大切なことだから、以下の記事を参照してしっかりとやってほしい。
できれば事前に頭に入れておいてほしいくらいだよ!
▼水合わせって何?
>>熱帯魚の水合わせのやり方!水温!水質の差は危険!?
あと、魚を買うときは餌も購入しておかないといけないよね。
アカヒレの好む餌は以下の記事の「小型カラシン(ネオンテトラ)におすすめの餌」を参考にして欲しい。
▼餌の話!
>>テトラミン 餌マスターになれ!熱帯魚の種類別『餌』の種類と与え方!
ネオンテトラとアカヒレは餌の好みが近いからね。
7:アカヒレを導入したら
アカヒレを導入したら、その日はそっとしておいてあげてほしいんだ。
餌をあげるのは翌日からというかんじだね。
アカヒレに餌をあげるときは気温の下がる夜間ではなく、昼間のほうがよいかんじだね。
水温が安定している時期なら夜でもいいんだけど、寒い季節だと気温の下がる夜にはちょっと消化が遅くなるからね。
ただ、この話は、室温などにも影響されることだから、水温計とにらめっこしてちゃんと考えていこう。
アカヒレの水換えは?
さてアカヒレの水換えのお話だよ。
これはとても大切な日常管理になるからね。
基本的にはアカヒレは「よくある熱帯魚と同じ水換え」で大丈夫だよ。
ただこのよくある水換え方法も、ちゃんと理解して行うのと、なんとなくやるのではだいぶ違うからね。
以下の記事から水換えの基本に移動できるから、勉強のつもりで読んでみてほしいんだ。
▼正しい水換えとは?
>>熱帯魚の水換えの頻度にタイミング?方法に水温、ポンプなど!
ツインブリラントフィルターの掃除はどうしたら良いの?
さて今日紹介したツインブリラントフィルター。
これの掃除のタイミングはなかなか難しいよね。
フィルターの汚れ具合は、餌の量や魚の数やサイズで左右されるから一言では言い切れないからね。
ただこのツインブリラントフィルターのいいところは「ツイン」であること。
このおかげで「スポンジを一つづつ」手入れできるから、水質の急変をさけることができるんだ。
このスポンジには汚れだけでなく「水を綺麗にしてくれるバクテリア」も住み着いているからね、一気に洗うと環境が変わりやすいんだよ。
ペース配分がわからない間も、ひとつづつできるからリスクが少ないってわけだね。
方法はとても簡単。
飼育水(水槽の水)をバケツかなんかに入れ、その中でスポンジをもみ洗い。
「えっ?それだけ?」と思うかもしれないけど、やりすぎるとバクテリアが減りすぎてしまうから、これくらいでいいんだよ。
洗うペースなんだけど、これは本当に難しい。
今回くらいの少数飼育なら、そこまで汚れないから
- 月に一回、一つづつ~月に二回、二つづつ
くらいを目安に考えてみるといいかもしれないね。
アカヒレの飼育!ヒーターなしから、ヒーターありへするメリット
さて今度はちょっとプラスアルファなお話だね。
今日お話したとおりアカヒレの飼育はヒーターなしでも可能だ。
でも結構「水温低下すると餌を食べない」とか「水温差で調子を崩す」という目に遭う初心者さんが多いんだよね。
餌の量とかはうまく調整すればいいんだけど、これがなかなか難しい。
そんなときはヒーターをいれて水温を安定させてしまうというのは良い手段なんだよ。
設定温度は低めで20℃くらいでもいいかんじだ。
うまく飼えないで悩んでいる人は一度ヒーターの視野に入れてみてもいいんじゃないかな。
使いこなせればなにかと便利なアイテムだからね。
▼ヒーターって?
>>タイプ別!熱帯魚ヒーターについて!寿命もあるし!故障もするよ!
アカヒレの寿命は?
アカヒレの寿命は平均三年前後だよ。
売られているのは若い個体が多いから、上手に飼えば結構楽しませてくれるんだよ。
まとめ
さて、アカヒレの飼育のお話ちょっと長かったけど読んでくれてありがとう。
魚を飼うということはいろいろと考えることがあるけど、それが楽しいんだよね。
大事なアカヒレ、しっかり育ててその素敵っぷりを感じてみようよ!
アカヒレって本当に丈夫ですわよね。
うん、それは間違いないね。
でもちゃんとしないと死んじゃいますよね。
そうだね。丈夫とは言ってもそれは「小型魚としては丈夫」というだけだからね。最低限のラインは守らないとね。
確かに。でもだからこそ「最低限のラインギリギリ」で飼育されるアカヒレも多いんですわよね…
うん、他の魚なら死ぬぞこれ…って環境にいるアカヒレはよく見かけるね。
飼育環境はある程度余裕を持たせてほしいものですわね。
うん、今日のお前、なんかやたらいいこと言うな…変なものでも食ったか?
…失礼ですわね…
アカヒレの繁殖にも挑戦してみよう!
▶アカヒレの繁殖方法!
ぷれ子さん、初めまして。
熱帯魚について調べているうちにこちらにたどり着きました。
先日アカヒレを飼い始めたばかりだったのですが…
何故先にここ見なかったんだろう。一応水槽の立ち上げとか、水合わせ位は知ってるつもりだったんですが…
あー、もっとやっとくべき事あったなーとか、S水槽ではやっぱり小さいのかなーとか。
ちょっと後悔…
何て言うか、ここは愛の深さが違いますね。魚に対しても、初心者に対しても。
アカヒレ、じっくり観てるとかわいいですね。それに混永の記事にあるように思ってるより気が荒い!でもぐんぐん游ぐのもまたいい…。子供も気にいってくれてます。
ぷれ子さんの初心者にも丁寧に、そして言うべきことは厳しくズバッと言うスタイル、とても分かりやすいです。
つい時間を忘れて読んでしまうので、次の日の仕事に支障が…
ぷれ子さんのお話(とその他のサイトも)参考にさせて頂き、少しでも長生きさせられるように沢山の知識と、経験を積んで行こうと思います。
T-Zさんはじめまして!
このサイトにたどりついてくれてありがとう!
お返事遅くなって本当にごめんね。
最初のころはわからないことも多いよね。
私も未だに「ああすればよかったかな、こうすればよかったかな」とか思うよ。
数にもよるけどS水槽あればいい感じにはいけると思うよ!
アカヒレ本当に元気の良い魚なんだよね、見ていて楽しいよね。
仕事に支障が出るほど読んでくれてありがとう!ほんと、無理しないで楽しんでね。
愛の深さが違うと言ってもらえて嬉しいなぁ。
なんか照れちゃうけど、これからもよかったらよろしくなんだ!
記事の中でも何回かお話させてもらったけど、私の意見は一意見として捉えてくれたらいいからね!
本当にありがとう!
返信ありがとうございます。暑いですよね、今年。
無理しない程度にがんばって下さい。
この気候で、小さい水槽は安定しにくいってのが良くわかりました。
ということで、水槽は、30cm キューブを新たに購入することにしました。
スペースの問題上大きなのは置けないので。
これからも参考にさせて頂きます。
T-Zさんこんにちは!
こちらこそコメントありがとう。
ほんと今年は暑いよね。
水槽のある部屋はクーラーフル稼働なんだ!
たしかに小さい水槽はなかなか安定させるの難しいよね。
最高温度と最低温度を記録できる水温計とかもあるから活用してみるといいかもしれないんだ。
30キューブは取るスペースの割には水量も入るから私はとても使いやすいと思うんだ。
どこまで参考になるお話を私が書けているかわからないけど、これからも参考にしてくれたら嬉しいんだ!