こんにちはぷれ子です。
コリドラスってさ、なかなか病気にならない魚だよね。
でも一つ怖い病気がある。
それは「エロモナス」
コリドラス飼育者を悩ませるこのエロモナスを防ぐ方法を今日はしっかりと解説していくんだ。
▼コリドラス情報のまとめができました!
>>50種類から初心者向けコリドラスを解説!飼育・繁殖方法まとめ
コリドラスのエロモナスは不治の病?
この水槽なんで砂がこんなに薄いんですの?もっと厚く敷いたほうが見栄えよくないです?
ああ、これね。エロモナス対策だよ。
エロモナス?
うん、エロモナス感染症。よく不治の病と言われれている怖いやつだね。
えっ…そんなのあるんですの!?
特にコリドラスは発症する確率が高いからね、気をつけたほうがいいんだよ。
…対策はあるんですのね?
あるにはあるね。まぁ完璧ではないけど、気をつけるべきポイントは抑えておくに越したことはないよね。
ふむ…
そもそもエロモナスって菌はさ常に水槽内にいると言われている「常在菌」の一つなんだ。
えっ!?そうなんですの?なら撲滅はできないんですの?
うん、そうなるね。でもエロモナスは普段は特に悪さしないんだよ。
へぇ。ならなんで不治の病?
エロモナスによる感染症が出るとね、状況によっては治すのが超難しい時があるんだよ。
むむう…なかなか微妙な存在なんですわね。
そうだね、治療するための知識も、考えないといけないことも多い病気だね。
なんと…もしワタクシの水槽でエロモナスがでたらどうすれば…
うーん、毎日みていて自分で管理している水槽じゃないと私もアドバイスしにくいね。
えっ!?それほどですか!?
うん、エロモのやっかいなところはさ、初期症状だと水換えで治せたりするときもあるけど、ダメなときはダメ、そして薬は割と強いのを使うっていう厄介さがあってね。
うわぁなんか大変そうですわね…
だから日頃からの観察と、予防の姿勢がね、大事なんだ。しっかり気をつけていれば、もし発生したときに原因が特定しやすいからね。
なるほど…エロモナス感染症は甘くないってことですわね。
うん、エロモは一筋縄ではいかないよ。
ところでぷれ子さん。
ん?
なんで途中から「エロモ」って略しはじめたんですの?正直うっとおしいんですけどそういうの。
…
コリドラスのエロモナス感染症の予防
さてここから怖い怖いエロモナス感染症の予防策を覚えていこう。
もちろんこれは完璧に防げるわけでも、100%正解なわけでもないから、参考にしながら君の水槽にあった答えを見つけ出してほしいんだ。
まずエロモナスの症状と治療法を覚えよう
エロモナス感染症の難しいところは、その症状のバリエーションの多さと、治療法の多さにあるんだ。
何をするべきかわかりにくいってことだね。
しかも初期症状にいたっては、なかなか見つけにくいものもある。
つまり「誤認」もしやすいということだ。
エロモナス感染症かと思ったら違った…なんてこともあるからね。
そんな複雑な存在であるエロモナス感染症に立ち向かうためには、まず症状と治療法を頭に入れてほしいんだ。
過去に書いた↓の記事でエロモナスについてまとめているからしっかり読んでおいて欲しい。
▼エロモナス感染症を把握
>>熱帯魚の病気や不調の治療!各症状に薬、塩の話など!
エロモナス感染症の予防
さてエロモナス感染症の予防についてだ。
エロモナス感染症は基本的に「予防第一」だと言われている病気だ。
そのくらい発症することを恐れている人が多いというわけだね。
私も過去に経験しているけど、なかなかつらいものだったよ。
もちろん、完全に治療できないというわけではない。
でも完全に助けれるわけでもないんだ。
さて早速予防法を見ていこう。
コリドラスのエロモナス感染症を予防する
さっき紹介した記事でも軽く書いてあるけど、コリドラスがエロモナス感染症になりやすいのは「低層を好む魚」だからだ。
エロモナス感染症は底床の汚れから発症しやすいと言われているものだからね。
私がコリドラス水槽の底床を薄く敷いているのは汚れをためないという対策でもあるんだ。
そのぶん、汚れが舞い上がりやすくなるから、フィルターの吸込口にはストレーナースポンジをつけ、それをこまめに交換して洗うということと並行しているよ。
底床だけに汚れがたまらなければ良いってわけではないからね。
そうすることで水槽全体に汚れをため内容にするんだ。
じゃあ逆に底床を厚く敷いたらどうだろうか。
実は底床を厚く敷くことは、エロモナス感染症に対してデメリットばかりではないんだ。
ちゃんとメンテナンスすれば、底床にバクテリアがわき、良い感じで汚れを分解してくれたりするからだ。
※全てが分解されるわけではありません。環境に応じたメンテナンスは必要です。
底床に厚みがあると、汚れが中に閉じ込められるからね。
ただその場合気をつけたいのは「底床掃除」だ。
そのときに力いっぱいやってしまい、閉じ込められていた汚れを舞い上げてしまうとそれで水質が急変し、コリドラスの隊長に異変、それでエロモナス感染症の発症ともなりかねない。
この2つの事例から見るとエロモナス感染症は、底床を薄くすればよいわけでもなく、ただ掃除をしておけばよいわけでもなく「底床の汚れ」を意識しきちんと扱えるようになるということだね。
それの入り口が前の記事で紹介した、底床の薄敷きだったり、プロホースでのメンテンナスというわけだ。
そして底床と同じ、もしかするとそれ以上に気をつけたいことがある。
それは「過密飼育」だ。
過密飼育をすると、暗がりに固まりたがるコリドラスの身体はしょっちゅう触れ合うことになる。
そして過密飼育は水の汚れをひどくする…
そんなかんじでエロモナス感染症が出やすくなってしまうんだ。
まとめ
さてエロモナス感染症の予防の話、どうだったかな?
エロモナス感染症の予防法って驚くほど「普通のメンテナンス」なんだよね。
ちゃんと健康に魚を飼育する。
それこそが弱った魚に発症しやすいエロモナス感染症の予防法なんだ。
何度も何度もエロモナス感染症の被害に合う人は、もう一度飼育法を基礎から学び、環境を見つめ直してほしいんだ。
実はエロモナス感染症はそうそう出る病気ではないからね。
それが頻発するというときは何かしらの致命的な問題があるということだよ。
▼コリドラスを飼育しよう!
>>コリドラスの飼育方法!水槽選び!お掃除屋さんって本当?
怖い話でしたわ。
そうだね。あ、あと一つ気をつけてほしいことがあるかな。
ん?なんですの?
それはエロモナス感染症が出ている魚を持ち込まないことね。エロモナス感染症の魚はただでさえ弱っているからね、水槽移動すれば更に弱って…ってことにもまるからね。
あーどの病気にも言えることですわね。
うん、だから新規導入する魚はしっかりと見ていかないといけないよ。
はーい。
▼コリドラス情報のまとめができました!
>>50種類から初心者向けコリドラスを解説!飼育・繁殖方法まとめ
ぷれ子さん、こんばんは。
背筋がブルっときますね。
病気の話題は避けて通りたいものですが、本当に魚たちの健康と飼育者の責任を考えると目を背けるわけにはいきません。自分だけは大丈夫。そんな都合のよい考えは、この記事を読んでゴミ箱にポイしてほしいものです。
それにしても、治療のノウハウを伝えるより、予防のため日頃の管理の大切さを訴えるぷれ子さんの想いに感動しました。やっぱり愛だよ。愛。
cory-paradiseさんこんばんは!
自分だけは大丈夫。これはほんと危険な考えだね。
私もそうならないように気をつけていきたいと思うんだ。
エロモナスは本当に治療が難しいもんね…予防ってほんとうに大事だと思うんだ。
cory-paradiseさんの言うとおり、愛だよね!
ぷれ子さん、こんばんは。
おっしゃるとおりです。「予防に勝る治療なし」ですね!
でも、完璧が無いのがアクアリウムの常です。
悲しいけど病気を経験して、自分の知識やスキルを見つめなおしたりしてレベルアップするのが王道なのかもしれません。
私も想い出すと・・・、目頭が・・・。
もちろん、その時にこちらのサイトのような強い味方がいるといないとでは結果が大きく違ってくるでしょうね。
そうゆう意味で改めて良いサイトだなぁって、つくづく思います。
では、私的なエロモナス三原則です。
エロモナスを、
・甘く見ない
・見逃さない
・持ち出さない
わずかですがブリーディングもしてるので、特に「持ち出さない」は重要です。
cory-paradiseさんこんばんは!確かに完璧はないんだよね。だから私たちは今日も悩むんだろうね。
・甘く見ない
・見逃さない
・持ち出さない
これは本当に大事だと思うんだ。あとは数種類は薬を常備しておくのも大事なのかもしれないね。
「私も想い出すと・・・、目頭が・・・。」この気持…すごくわかるよ。
いつも参考になる話しありがとうね。ブリーディングにちから入れている人の話は貴重だから本当にありがたいよ!
ぷれ子さん、真夜中にお晩です。
常備薬って気づくと期限切れてますよね。
10年以上前のが出てきた時は、我ながら呆れました。
ブリーディングのお話し…聞きたいですか?長いですよ(笑)
それに、同じ魚でも十人十色でしょうから、ひょっとするとぷれ子さんと意見をバトルさせることになるかもですね。
コリドラスまとめの記事を順番にコメントしてますので、近々実現しそうです。手ぐすね引いてお待ち下さいませ。
cory-paradiseさん真夜中にありがとう!
そんなそんなバトルだなんて!
私なんてcory-paradiseさんに学ばしてもらってばっかりだからね!
常備薬の期限。めったに使わないものだからこそしっかり見ておかないといけないよね。
コリドラスまとめを順番に…確かに言われてみたらそうだ!今気がついたよ…cory-paradiseさんはすごく粋な人だね!ほんとありがとう!
ぷれ子さん、こんにちは。
フィッシュさん、お元気ですか?
コリドラスの病気と言えば、もう一つ見逃せないものがありますね。
これまでに何度も経験していますし、最も凹まされるタイミングで現れ、注意していても撲滅は困難なアイツ。・・・そう、「ぴろぴろ」です。
※「ぴろぴろ」がわからない方は「コリドラス ぴろぴろ」で検索して下さい。
生物学上の正式名称は知りませんが、糸状寄生虫と呼ばれていますね。
どのサイトの記事だったか忘れてしまいましたが、コリドラスにだけ寄生する種らしいです。しかもワイルドのコリドラスなら大概寄生済みの場合が多く、体調が良ければ特に悪さはしない寄生虫だとか?
ぷれ子さん、ご存知です?
症状の初期段階では背ビレや尻ビレなど、各ヒレの先っぽに細かな糸状のモノが数本付着します。これが水流になびく様から「ぴろぴろ」と呼ばれているのでしょうね。
症状が進むと各ヒレに無数の「ぴろぴろ」が付着し、重症化すると顔の周囲や眼球にまでびっしり付着します。最悪の場合死に至るのは言わずもがなです。ショップの水槽で見かけることもあります。気のせいかCo.パンダに多いような・・・。
発症のタイミングは、主に入荷直後や購入直後の状態を崩した、または崩しやすい状況にあるコリドラスに発症するケースが多いです。つまり、新しい子をお迎えして、ウキウキしながら水槽に導入したら・・・「!?」とゆう最悪のタイミングで発見されるのです。私も何度凹まされたことか・・・。実はつい先月も遭遇したのです。
治療方法はネット上に多数紹介されているので、情報には困らないと思います。一応、私の場合をお話しますとこんな感じです。
まずトリートメント水槽に、発症した水槽内のすべてのコリドラスを移動します。
トロピカルNを既定量の1/2から始めて、概ね1日経過したら効果を観察します。まだ付着している場合は既定量の1/4~1/2を追加して、約12時間後に効果を観察。合計36時間程度の薬浴を行い、概ね消滅していれば終了です。
それでも効果が薄い場合は、8割ほど換水してから効果が確認出来るまで上記の手順を繰り返します。ただし、薬が既定量を越えないように注意して下さい。そして効果の有無に関わらず72時間経過したら薬浴は終了します。コリドラスの体力や薬害を懸念しての判断ですが、重症事例でも上記の方法で短期間に再発した経験はありません。もっと長時間薬浴させている例もありますので、あくまでご参考までに。
寄生虫って見つけると本当に凹みますよね。精神的に一番キツイと個人的には思います。
ただ、この「ぴろぴろ」の場合はコリドラスのみに発症すること、比較的見つけやすく、情報も多くて早期であればほとんど治癒するのが救いでしょう。さらに言うなら、トリートメントを必ず行っていれば本水槽内で発症することは避けることが出来るものです。面倒くさがらず、日々の観察を逃さず、早め早めの行動が大切ですね。
愛が足りないぜ! byコリ一同
そうだね。うん、今回もいい教訓になりました。ごめんよ。
cory-paradiseさんこんにちは。
実は私、このぴろぴろは実はある程度そういうことが理解できるようになってからは経験したこと無いんだ。
お店の段階で駆虫されているのかもしれないね。
ただもしかすると、私が小さい頃に飼育していた時はみおとしてしまっていたかもしれないね…。
小さい頃は病気の知識も全然なかったから…それはとても可愛そうなことをしたんだ…。
その後は違う魚で寄生虫は経験しているんだけど、ほんと寄生虫は薬も扱いにくいし厄介な相手だよね。
寄生虫も頑張って生き残ろうとしているんだけど、申し訳ないけど駆虫させてもらっているよ。
今回もらった情報はいざという時のために、私の私的なメモにも書いておこうと思うんだ!
ほんとcory-paradiseさんのくれるお話は、私にとってすごい財産なんだ。
ぷれ子さん、こんにちは。
なにをおっしゃいます。こちらのサイトこそ全アクアリストの財産です!
ぷれ子さんの知識、経験、観察眼、そして考察。それらを読み手に配慮した丁寧な表現。何よりアクアリウムと生き物への愛情が詰まった素晴らしいサイトです。
ついでに器具マニアの守備範囲もカバーされてますね。
蒸し暑い毎日で少し体調を崩されているご様子を萌菜ちゃんがつぶやいていましたが、くれぐれもご自愛下さいませ。
cory-paradiseさんこんにちは!
cory-paradiseさんにそう言ってもらえるのは光栄だよ!
私の分かる範囲でどのくらいのことが伝えれるかわからないけど、がんばっていくね。
体調心配かけてごめんね!もうだいぶ元気になってきたよ!
cory-paradiseさんもお体を気をつけて!いつもありがとう。
ぷれ子さん、こんにちは!初コメントです!!
今朝、コリドラス・ジュリーが底に横になって☆になったのを発見して、驚き悲しんでる者です…つい昨日まで元気だったのになぜ?!と思って調べると、こちらのサイトでエロモナス感染症だったことが分かりました。☆のジュリーを見るとお腹辺りが赤くなってたので間違いないと思います。実はこのジュリーは2匹目で、1匹目は穴あき病で1ヶ月も立たずに☆になりました。もうちょっとアクアリストの腕を上げないと!と思っていた頃、お店で愛嬌たっぷりのジュリーを見て、今度こそ!とゆう気持ちで飼い始めたのに…4ヶ月で☆にしてしまいました。最近は謎の突然死もなく、思い入れがあっただけに残念で仕方ないです。
ぷれ子さんの記事を読んで、あれも!これも!と過密飼育だっのかなあ、底床の掃除が足りなかったのかなあ、と反省しました。なので、助けて下さい!とか、教えて下さい!とゆうことじゃなく、ただ悲しみを聞いてほしくてコメントしようと思った次第です…
実は、ぷれ子さんのサイトは、今年の初めにベタを飼い始めた頃からたくさんお世話になってます!簡単に言うと、楽アクアでベタ→小型水槽でベタ&コリドラス→あれよあれよで水槽が5つに笑、とゆう流れなんですが、生体やフィルターなどについてさまざま勉強させていただきました!今回久しぶりのお別れにショックを受けましたが、また一つ勉強させてもらった!としっかりと受け止めて、今後に生かしていきたいと思います!よく分からないコメントでごめんなさい笑 これからもぷれ子さんとこちらのサイトを応援しています!!!
Betta coryさんこんにちは、初めてのコメントありがとう。
サイトを参考にしてくれてとても嬉しいんだ。
悲しいこと、あるよね。
私も振り返るとうまく飼育できなかったことが思い返されてすごく悲しくなるよ。
Betta coryさんの魚への気持ち、すごく伝わってくるよ。
すごく魚達のことを考えていて、私まで胸が熱くなるんだ。
素敵な、気持ちが沢山こもったコメントを本当にありがとう。
ベタの飼育からどんどん水槽が増える、これアクアリストあるあるだよね。
サイト頑張るよ!
って私こそよくわからない返信になってしまいました!
これからもよろしくなんだ!