
はいこんにちは。ぷれ子だよ。
今日はピタリ適温プラスとかのパネルヒーターについてのお話だよ。
爬虫類とか虫の飼育によく使われるヒーターだね。
ベタの飼育とかだとちょくちょく登場するけれど、実際どうなんだろうかというお話だ。
爬虫類飼育者にはおなじみ?パネルヒーター

なんですのこの薄っぺらいソーラーパネル。

確かにソーラーパネルに見えないこともないな…まぁヒーターなんだけどな。

えっ!? こんなペラッペラなのに?

うん、これはね爬虫類とかの飼育の際に下に敷くタイプのやつなんだよ。

へぇ。水槽の内側です?

いや、外側だね。この上に水槽乗せるの。あと樹上性とか壁を登るヤモリだと壁面に貼ったりね。それももちろん外側ね。

へー意外と便利ですわね…あっ!?

ん? どうしたの?

このパネルヒーターを用いれば…水中にヒーターを入れなくていいってことですの?

えっと…

えーいいなぁこれ!ワタクシの3メートル水槽これにかえたいですわ!

いや…ちょっと無理だと思うよ。そこまで強くないからねこれ。

あれそうなんですの? でも爬虫類って寒いのダメなんじゃないですの?

まぁ種類によるけど、寒いのダメなのはダメだね。

パネルヒーターって弱いんですわよね?

いや、正確には下からとか壁面から直接温める時はそれなりだから、弱いとはいえないんだ。

? ? ?

うーんなんていうか、底面、壁面を直接あたためてホットカーペットみたいにはなるんだけど、水槽の水を暖めるにはパワー不足なんだよ。

あーなるほど。よくわかりませんわ…

…まぁ元々開発された用途が違うからね…水を温めるのには不向きなんだ。

むうう…

例えばさ、水槽に水を入れず、底面からパネルヒーターで温めてそこに魚が乗れば暖かいんだよ。

でもそれだと魚死んじゃいますよね?

そう。魚の場合は水を暖めないといけないからね、水槽に水を張ると暖めなきゃいけない体積がぐっと増えるでしょ。

あーそれでパネルヒーターでは追いつかないというわけですわね。

そう、そういうこと。爬虫類の場合もね、パネルヒーターだけでは足りないときとか、空気を温めたりするときとかは保温電球とか、暖突とよばれるヒーターとか使うんだよ。

へぇ、いろいろあるんですね。

うん、保温器具はいろいろなんだよ。
パネルヒーターでベタ飼育!
さて、例外的にパネルヒーターがアクアリウムに使われる例を一つ紹介しようね。
それはベタなどの超小型水槽だ。
少ない水量であればパネルヒーターである程度温度を保つことが可能なんだよね。
大体の目安は1リットル以下。
でもまぁ実際正直なところ、もう少し維持できたりするけどね。(でもゆとりをもっとかないと真冬に大変なことになるね)
でもパネルヒーターだからこその失敗も多い。
正直私は初心者さんがベタを飼うには難しいアイテムじゃないかと思っているんだ。
そもそも少ない水量だと管理の難易度はぐっとあがるからね。
そのあたりはこのサイトの過去の↓記事をみてみてほしいんだ。
▼ベタ飼育の基本
>>ベタなめんな!熱帯魚ベタの飼育方法を覚えよう!
つまり今日の話は、中級者さん向けというか、応用編だね。
パネルヒーターを使う時は水温に注意
パネルヒーターの難しいところは、水中用のヒーターと違い「水温設定」ができないところだ。
パネル自体に温度設定の機能があっても、それはパネルの表面温度の話で水温ではないからね。
つまり自分の感覚で調整することになる。
だから難しいんだね。
熱すぎる場合は間に新聞紙などを挟んだりしたりするんだよ。
そしてやっかいなのが大きめのパネルヒーターに複数並べている場合。
そうした時、パネルの中央にあるものと端にあるもので温度差が出るんだ。
だから水換えのときなんかは要注意だ。
そんなかんじでパネルヒーターの温度管理は、日々観察して行わないといけないと覚えておこう。
パネルヒーターをサーモスタットで管理?
パネルヒーターに熱帯魚用のサーモスタットをつないで使用する方法が紹介視されたりしていることがあるよね。
サーモ部分を水中に入れた水槽を、サーモスタットを繋いだパネルヒーターの上に置く。
ただこれは正直安易にはおすすめできない。
なぜならメーカーで推奨されている方法でもないし、本来の使い方ではないからなんだ。
だから完全な自己責任なんだよね。
こういった「特殊な器具の使い方」は、ちゃんと器具の仕組みを理解した上で行わないといけないものだということは覚えておこう。
理解していないのに手を出す癖がついちゃうととっても危険なんだ!
まとめ
パネルヒーターは確かに使いこなせればとても便利な存在だよね。
例えばいま流行のパルダリウム。
あれは水をいれたとしても、かなり水深が浅くなるから水中ヒーターは使えないよね。
そんな時パネルヒーターを利用するんだよね。
そうすることである程度の温度が保たれ、熱帯植物が痛まないってわけだ。
そういう場合もしっかり温度は見てあげてね。
▼アクアリウムではないけどな
>>パルダリウム、アクアテラリウム、テラリウム記事まとめ!

ふむ、なるほどですわ。

お、だいたいわかってくれたか?

ええ。まぁ基本は専用品使えってことですわね。

そうそう、安心だからね。でもまぁパネルヒーターを批判しているわけではないよ? 私も使っているし。

へぇ、例えば?

例えばあれだね、ブラインシュリンプを孵化させる時の保温とかさ。あとボトルアクアリウムの保温とかね。

あーなるほどですわ。

うん、良い感じに使えばとても便利なものなんだよ。

使い手次第なんですわね。

そうだね、魔法と一緒だね。

…なんですのその唐突なネタは…

え? だめか?

わかりづらいですわ…
▼優しく厳しく教えるベタまとめできました!▼
▲しかも結構話が長いんだなこれが▲
3m水槽の奥行きを1mにした場合を、パネルヒーター32wのやつを基にして計算したところ、「1280w」必要になりました。ざっと40×24センチのパネルヒーターの約40個分が必要なので、値段にすると軽く15万近くはいきますねw(不足を補うための断熱材なども考えると…)
レッツ☆オーダーメイド!
計算お疲れ様!
1280w!そりゃ大変だ!
そしてそんなにコンセントの穴がないよね!流石にタコ足配線しすぎだと思うんだ。