屋外や、室内水槽で飼育繁殖を楽しまれる魚、メダカ。
今日はそんなメダカの飼育繁殖について知っておきたいことをがっつりまとめたよ。
メダカの飼育に適した水槽はどんなものなのか…
メダカの繁殖をする時の卵、稚魚の扱い方はどうしたらいいんだろうか…
メダカの産卵に適した水草は…
などなど、いろんなメダカの疑問を解決していくよ!
この記事は私、根黒ぷれ子がお送りするよ!
>>根黒ぷれ子って誰やねんって人はこちら
この記事を読むべき人 |
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メダカの飼育繁殖は簡単なの?
今日はメダカまとめですか。
うん、そうだね。メダカの飼育、繁殖について解説していくよ。
最近メダカって人気ありますよね。飼育したり繁殖したりするのって簡単なんです?
ん? そうだね、相性の良い人からすれば簡単だと思うよ。
相性?
うん、メダカだって生き物だからね、手放しに簡単とは言い切れないんだよ。
ふむ…。
まぁそのあたりも今日いろいろと解説していくから参考にしてみてよ。
わかりましたわ!
メダカまとめ:飼育編
さて、まずは飼育法を見ていこう。
メダカは「強い、簡単」とばかり言われていて、意外とネガティブな話が語られないよね。
でも、結構メダカって飼育にコツが必要で、うまく飼えない人もたくさんいるんだ。
メダカをただ飼いやすい魚だだと捉えるのではなく、メダカがどんな魚なのかということに注目して勉強していこう!
メダカを上手く飼うために、まず屋外飼育を学ぶ
メダカはけっこう屋外で飼育されることが多い魚だよね。
四季と共にメダカの生命を感じる。
これは、日本の魚であるメダカならではの楽しみ方だよね。
実はこの屋外飼育、メダカの飼育の基本とも言える要素がたくさんつまっていたりするんだ。
だからこそ屋外飼育については、室内で飼育を考えている人も学んで欲しい。
当サイトでは過去に、メダカの屋外飼育についてしっかり解説した記事があるから読んでみてね。
この記事を読んだら、メダカがどういう魚なのか、メダカを購入して導入するには何が必要なのかなどの基礎知識も一緒につくはずだ!
メダカの屋内飼育は難しい?
メダカを室内で飼うことを「難しい」という人は多い。
その話は、屋外飼育を基準にした場合のお話だね。
でも実は、屋内飼育だからといって特別難しいことはない。
正しく言うならば、屋内には屋内、屋外には屋外の難しさがあるという感じだね。(確かに、屋外と同じ感覚で室内飼育をすると失敗することもたくさんあるんだ)
さてここからそんな屋内飼育について、手順を追って学んでいこう。
屋内飼育1:メダカの水槽など設備を用意する
まず屋内飼育を始める時は、飼育のために必要なものを集めないといけないね。
魚を購入するのは、しっかりと飼育環境を準備してから。
これは屋内、屋外問わず魚の飼育の大基本だから覚えておこう。
間違っても、飼育器具とメダカを同じ日に購入してはいけないよ。
さて、メダカの屋内飼育に必要なものについて考えていこう。
実は、メダカの屋内飼育の設備は、凄い多くの選択肢があり、どれが正解とは言い切れなかったりするんだ。
えっ…そんなこと言われても…
うん、だからこそ初心者さんは悩んでしまうんだよね。
じゃあ、どうしたらいいんですのよ結局…
ここから私が「メダカの室内飼育を無難に成功させれそう」というテーマで選んだ用品を紹介するから、それを見ながらイメージして考えていこう。
メダカの水槽
さて、まず水槽は必要だよね。
これはぶっちゃけた話「初心者は水量が少ない水槽はやめておけ」というかんじだ。
水量が少ないと水が汚れやすく、外気温などに左右(夏に暑くなりすぎたり)するんだよね。
だから環境が不安定になりやすく、メダカが病気になったりしてしまいやすいんだよ。
さて、今度はどんな水槽がおすすめかという話になるけど、これがまた難しいんだよね。
水量もよく「メダカ一匹に対し1リットル」とは言うけど、ぶっちゃけもう少しゆとりを持ったほうが初心者の人は楽だと思うよ。
繁殖することを考えても、そこそこの広さは最初から用意しておきたいね。
いや、もっと具体的におすすめしろし…
お…おう、ならこれはどうかな?
なんか浅いですわねこの水槽。
うん、メダカって水面付近を好む魚だからね、水面広めのものを選んでみたよ。
あと、このくらいの深さなら上から観察しやすいでしょ?
上から?
うん、メダカは上から鑑賞することを考えられて改良されている種類が多いからね。
上から見るととても綺麗に見える魚が多いんだ。
だからメダカの水槽を作る時は、上と横、両方から観察できるようにしておくと楽しみが広がるんだよ。
水槽は水を入れると結構な重さになるから、しっかりした台(専用台など)も同時に用意しておこうね。
メダカにおすすめな水槽のポイント |
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メダカのフィルター(ろ過器)
さて今度はフィルターだね。
実はこれ、無くても飼育は可能なんだ。
ただ、フィルターがあると水の維持もしやすくなるから正直つけておきたいかな。
でも実はこのフィルター選び、初心者が失敗しやすいポイントなんだ。
特に気をつけたいのは「水流」
室内飼育でよくあるパターンの「小型水槽+外掛け式フィルター」だとメダカには水流が強すぎる場合があるんだよね。
特に外掛け式フィルターは水が落下していくように入っていくから、見た目以上に水流が強くなりやすいんだよ。
水槽サイズにゆとりがあれば逃げ場もできるから良いんだけどね。
そういうことをふまえて、フィルター選びは慎重になりたいところなんだ。
選択肢は水槽以上に多いんだけど、メダカをそこまでたくさん飼育するわけでなければ投げ込み式かスポンジフィルターなんかはどうだろうかと私は思うよ。
※投げ込み式、スポンジフィルターの稼働には別途エアポンプ、エアチューブが必要だよ。
>>投げ込み式の解説を見る
>>スポンジフィルターの解説を見る
>>静かで人気のエアポンプについて見る
このタイプであれば、一方コックというパーツを使えば簡単に水流を調整できるからね。
エアポンプ
↓
エアチューブ
↓
一方コック
↓
エアチューブ
↓
フィルター
というかんじで間に挟むようにして使うんだ。
そんなかんじで、自分の水槽に合わせたフィルターを選べると、良い飼育環境を作りやすいんだよ。
メダカの数が多く、水槽も大きいならよりろ過力のあるフィルターにしたりね。
そういう場合は、外部式フィルターが、ろ過力がありつつも水流の調整もしやすいから結構いいかもね。
フィルターの関しては、↓の過去記事があるからいちど見て検討してみてほしいんだ。
メダカにおすすめなフィルターのポイント |
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メダカの水質調整剤(カルキ抜き)
これはとても大事なものだから忘れないでおこう。
水質調整剤とは簡単に言うと、水道水をメダカに害が少なくするためのものだね。
これは室内飼育ではかなり重要と言ってもいいんだ。
特に「カルキ抜き」これは絶対用意しておきたいね。(水道水に含まれるカルキ=塩素をぬくためのものだね)
カルキを「水道水を汲み置き」して抜こうとする人がいるんだけど、室内でそれをやろうとすると屋外と同じ感覚ではできないんだよ。
また、水換えには水温を揃えた水が必要だったりするから、すぐにカルキ抜きができる用意があると楽だね。(汲み置きだと水温を上手く調整しにくいときもあるんだ)
まぁカルキ抜きはそう高いものではないから、一本買っておくといいよ。
私のおすすめは液体タイプ。
調整がしやすいからね。
粘膜保護剤を含む、アクアセイフプラスという商品を私は愛用しているよ。
メダカにおすすめな水質調整剤のポイント |
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メダカの水温計
メダカを飼育するならば水温計も用意しておこう。
ある程度季節の温度変化に任せる飼育でも、水温は把握しておかないといけないんだ。
例えばさっきも話した水換え。
あとで詳しく解説するけど、水温を揃えて水替えすることはとても大切なんだよ。
他にもメダカの調子と水温の関係をみたり、メダカを導入する時の水合わせに使ったりと何かと役立つんだ。
メダカの照明ライト
メダカの水槽に照明は必ずしも必要ではないんだ。
ただ水草を育てることを考えると、必要になるものだからちゃんと意識しておこう。
鑑賞もしやすくなるし、病気などの兆候も見つけやすくなるからおすすめだ!
照明はいろいろあるけれど、私的にはコトブキさんから発売しているフラットLEDあたりが明るくて使いやすくていいんじゃないかなと思うよ。
サイズも色々発売しているから水槽に合わせて選んでみよう。
メダカにおすすめなライト・照明のポイント |
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メダカの水草
メダカの飼育は水草があるといろいろ良いことが多いんだ。
単純に水草に産卵もしてくれるからね。
水草の育成にはそこそこ明かりも必要だから、ちゃんと用意してあげよう。
このサイトにはメダカにおすすめな水草を紹介した記事もあるから、参考にしてみて欲しい。
ただ、注意したいのはメダカにおすすめと言われているものでも室内で育てるのが難しいものもあるということだ。
例えばホテイアオイ。
屋外ではガンガン育つこの水草、実はかなり強い光が好きでちょっとした照明くらいだと上手く育たなかったりするんだよね。
そのあたりに気をつけて、室内、そして自分の環境にあった水草を選択しよう。
メダカにおすすめな水草のポイント |
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メダカの底床(砂、砂利)
さて、今度は底床だね。
これは水槽の底に敷く砂や砂利のことなんだ。
実は底床は必須ではないよ。
メダカの卵を効率よく回収したい人なんかは、底床無しで飼育することも多いからね。
もし底床を敷くならば水質に影響を与えないものが、最初は扱いやすくていいかな。
水質に影響って言われても…
うん、そうだね。
少し解説しようか。
底床っていろいろあってね、中には「特別な効果」を水に与えるものがあるんだよ。
たしかにそれらのものを上手く利用すれば良い環境が作りやすいんだけど、当然理解していないと失敗にも繋がる。
だから「水質にほとんど影響がない砂」を利用するっていう方法が、ある意味「無難」ではあるんだよっていう話だね。
そんな中、私のおすすめは「れき」という砂利かな。
これは手入れもしやすいし結構オススメだよ。
各種底床については過去の記事でも解説しているから是非見てみてね。
メダカにおすすめな底床のポイント |
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メダカの餌
餌はメダカを飼う前に知っておきたいね。
メダカは結構いろいろなものを食べてくれるから、餌には早々困らないんだ。
市販のメダカの餌なんかを与えるのが良いと思うよ。
私は熱帯魚も多く飼育しているから、そっちで使う「ネオプロスやテトラミン」なんかのフレークタイプを流用することもあるよ。
メダカを購入しようとしているお店で使われている餌を聞いて教えてもらうというのも、なかなか良い手段だね。
メダカは水面付近を好む魚だから、浮上性(浮くタイプ)の餌が良いよ。
あまり大きいと食べにくいから、サイズなどにも気をつけよう。
メダカの餌のポイント |
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メダカのメンテナンス、水換え用品
さて、いろいろ揃えてきたけどもう少しだけ、道具について勉強しよう。
まず網。
これはメダカをすくうのに使うよ。
ただこれは、なんでも良いわけではないんだ。
できるだけ目の細かいものを選んで、メダカを傷つけないようにしないといけないんだ。
目の粗いものはメダカが隙間に入ってしまってとれなくなる事故とかあるからね。
「しなり」というシリーズなんかサイズも色々あるから結構オススメだよ。
次に水換え用品。
バケツや掃除道具だね。
掃除道具は↓のリンクから行ける過去の記事に詳しく解説しているから、使いやすそうなものを選んでしまおう!
屋内飼育2:メダカの水槽の立ち上げ
さて、メダカの水槽を立ち上げよう。
水槽って実は「水を入れて器具を繋いで終わり!」というほど単純なものではないんだよね。
この準備をしっかりやれるかどうかで、今後が大きく変わってくるんだよ。
この作業は「水作り」と言われていたりして、初心者の人にはややこしいかもしれないけど、このサイトの過去の記事を参考にしながら頑張ってみてほしいんだ。
特に、この記事の「水槽の立ち上げ工程」という項目には、水槽の立ち上げ手順から魚の導入までしっかりと書いてあるから見てみてね。
メダカにも使える方法だよ。
そちら中でで特に注目してほしいのは「生き物を少しづつ導入する」という話。
メダカって結構まとめ売りが多くて、一度に大量に追加しやすいんだけど、それを少しづついれることで安全性を高めることができるんだ。
そうしてしっかりと立ち上げた水槽ができて、はじめて水槽にメダカをいれることができるんだよ。
水槽の立ち上げというものは、ある意味「アクアリウムの基本」でもあるからしっかりと覚えよう。
メダカを飼うということだけでなく「アクアリウム」という広い知識を得ればできることの幅も広がるからね。
ちょっと大変かもしれないけど、しっかりと勉強しておこう。
メダカを水槽に導入する際に必要な「水合わせ」のやり方のチェックも忘れずにね!
メダカの種類と選び方
メダカっていろいろな種類がいるよね。
まぁ気に入ったメダカを飼えばいいんだけど、なんとなく選ぶより、ちょっと学んでから選ぶとより楽しかったりするんだよね。
以下にそんなメダカ選びに役立つ記事をまとめたから参考にしてみてね。
>>メダカ図鑑:種類色々!カラフル!光る!メダカの種類紹介!
>>メダカの種類によって値段が違うのなんで?繁殖は儲かる?など
もうずいぶんと続いているメダカブームのおかげもあって、ほんといろいろなメダカが作られているからね。
屋内飼育3:メダカの日常管理
さて今度はメダカの日常管理を覚えるんだ。
そうすることで、メダカを長く楽しむことができるよ。
メダカの水換え
メダカの水換え。
これは室内だと結構重要なことになってくる。
屋外では水換えをあまりしないことも多いから、そのあたりの感覚の違いで失敗する人も多いんだよね。
水換えについては↓の記事を参考にして学んで欲しい。
正しい水換えとは何か、しっかり考えていこう。
メダカの餌やり
メダカの餌やりは、ただあげればよいというものではない。
特に気をつけたいのは、あげすぎないこと。
餌をあげすぎると、水質も悪くなるしメダカも調子を崩しやすいんだ。
メダカの餌の量はやや少なめ、回数を増やす感じで与えるようにするといいよ。
その感覚がなかなか難しいんだけど、そればっかりは身につけていくしか無い。
特に無加温で飼育することの多いメダカは水温も気にしないといけないからね。
水温が低いと、メダカの活性が落ちて餌を食べる量が減るんだよ。
あまり寒い時は餌を止めたり、ちょっと水が冷たいかなぁなんて時期は餌の量を減らし暖かい昼間にあげたりすることで、メダカの健康を維持するんだ。
餌やりはメダカとの数少ないコミュニケーションだから、しっかり観察しながら考えていこう!
メダカの病気・寿命
メダカを飼育していると病気になってしまうことがある。
できれば病気にさせないように日々メンテナンスをしていかないといけないんだけど、なかなかうまくいかないこともある。
しかもメダカのかかる病気は種類がいくつかあり、全てが簡単に治療できるわけではないんだ。
いざという時に焦らないように、各種病気の知識はしっかりつけておこう。
意外と参考になるのがグッピーの病気の話だ。
メダカの仲間であるグッピーと、メダカは結構似た病気になりやすいんだよね。(もちろんグッピーとメダカで違うこともあるよ)
そのあたりの情報も集めてみると、幅が広がるかな。
また病気以外の死因もしっておこう。
寿命についても把握しておくと、いろいろ安心だ。
生きている生き物を飼育するということは、死ぬことについても意識しておかないといけないということだね。
メダカまとめ:繁殖編
さて、今度は繁殖編だね。
まずいきなりなんだけど↓の記事を読んでみて欲しい。
>>メダカコラム:青メダカと黒メダカって混泳飼育できるの?など
この記事に書いてあるとおり、メダカの繁殖って、ちょっとこだわろうとすると種類に気を遣わないといけなかったりするんだよね。
まぁそんなかんじで、ここから繁殖をする方法について学んでいくよ。
正直メダカの繁殖方法はいろいろあるからね、今回の例を参考にして色々アレンジして自分だけの繁殖方法を
模索してみてほしいんだ!
共通するコツは
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だね。
メダカは卵とか稚魚を食べてしまう可能性が高い魚だからね。
他にも
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ということも意識したい。
それについては、ここからの解説の中にもたくさんヒントがあるから気にしてみてね!
メダカの卵の見つけ方は産卵場所をチェック
メダカは卵を水草に産み付けたりするよ。
だからメダカは、産卵向きの水草などを一緒に育てるんだね。
水草でなく「産卵用」として販売されてアイテムを利用しても良いよ。
メダカは朝方に産卵することが多いから、卵を探す時は午前中に見るといいんだ。(まぁ朝方以外に産むこともあるけどね)
卵を探しやすくするために、水槽内をごちゃごちゃさせず、産卵場所を限定する人もいるね。
タイミングがいいとまだ産み付ける前の卵をお腹に付けたメスを見つけることができるよ。
孵化した稚魚の扱い方は餌がポイント!
稚魚が孵化したら餌が必要だよね。
生まれたばかりの稚魚は当然小さな餌が必要になってくる。
屋外の水槽とかで自然と稚魚が大きくなるのは、水草や浮草などの周りに自然に発生する微生物を食べているからなんだ。
でもそういう餌が不足している環境だったり、意識して大きくしたりしたい時は他に餌を与えないといけないよね。
そういう場合は、親の餌をすりつぶしたもの、稚魚用の細かい餌などを与えていこう。
稚魚は親よりも、与え過ぎに気をつけて、日に何度かに分け餌をあげていくと上手く育ちやすいよ。
ちょっと初心者さんからすると馴染みがないかもしれないけど「ブラインシュリンプの幼生」なんかも良い餌になるね。
放置で繁殖!?メダカの自然繁殖
飼育容器のサイズにゆとりがあり、水草もたくさん植わっている。
そんな状態だとメダカが自然と増えていることがあるんだ。
実際、親メダカに子供や卵が食べられたりもするから、そこまでバンバン増える方法ではないんだけど環境さえ作れれば実現可能だよ。
ただ、自然繁殖を狙い、水槽内を隠れ家だらけにしてメンテナンスをできないようにしないようにね。
自然繁殖は、放置しておきやすい屋外でよくあるパターンでもあるね。
メダカを狙って増やす:初心者編
さて、今度はメダカを狙って増やす方法を覚えていこう。
ここから話すのは初心者さん向きの無理のない方法だ。
方法は単純、メダカが産卵しそうな水草などをいれた水槽に、メダカのオスメスを数ペア泳がせておくんだ。
メスを少し多めでもいいね。
それからこまめに午前中に卵が産み付けられていないかチェック!
産んでいたら、卵を親を水槽から出して別の容器に移動してしまおう。(水合わせはしっかりね)
そうすることで、卵を親に食べられないように防ぐんだ。
そしてその親のいなくなった水槽で、孵化した稚魚を育てていくんだ。
この方法の良いところは、稚魚や卵の移動がないことと、増えすぎないことだ。
メダカは繁殖のコツを掴むと、すごい数にできてしまうからね。
でもあまり多く増やしすぎると、飼育に相当手慣れた人でないと手におえないんだよ。
稚魚はある程度大きくなったら親と一緒に飼育できるよ。(口に入らなければ食べられないけど、水槽が狭いと体格差で押し負けたりするから注意だ!)
重要:増えすぎたメダカはどうするの?
さて、ここでとても大切な話をしよう。
増えすぎたメダカの扱いについてだ。
まず絶対にやってはいけないのが「放流」だ。
メダカは元々日本にいる魚ではあるんだけど、地域によって特徴が違ったりするからね。
飼育していたメダカをそこに放流してしまうことで、その地域独特の特徴が失われてしまうんだよ。
それはもう二度と元に戻すことができないこともあるくらい、危険なことなんだ。
捕まえたメダカも、一度飼育してしたら元の川などに不用意に戻さないようにしておきたい。
「自然のことを考えた放流」というのは、実はとても難しいことだということを覚えておこう。
じゃあどうしたらいいのだろうか?
それは「お店や周りの人にに引き取ってもらう」ということだね。
お店の場合は、引取をしていないところもあるから、事前に確認はしておこう。
周りの人に渡す時は「絶対に放流はダメ」ということをちゃんと伝えておこうね。
結構知識のない人が「自然のため」だと勘違いして、放流してしまうケースは多いんだよ。
こういうことを踏まえると、メダカのような増えやすい魚は、手におえる範囲での繁殖を心がけていかないといけないということがわかるね。
メダカを狙って増やす:中級編
さて今度はより効率的にメダカを増やす方法を覚えていこう。
まぁ単純に、初級編でお話した産卵用水槽をいくつも用意しておくという方法もある。
他にも「雌のお腹に卵がついている時に回収」という技を使うという人も多いね。
これをやれれば、卵が食べられない確率が高まるからね。
ただ、メスから卵を取る時は細心の注意を払って行いたい。
無理して取ろうとすると、メスに負担がかかるからだ。
手は必ずしっかり濡らして、そっと指の腹でとるかんじだ。
もし自信のない人がいたら、卵をつけたメスを別の容器に、飼育していた水槽の水と共にうつし、そこに根が多い浮草などを浮かべておこう。
そうしてメスが産み付けたら、卵を回収するんだ。
回収した卵は、しっかり濡らした指でそっと一粒づつに分けよう。
指でコロコロ転がす感じだね。
これを重ならないようにして管理するんだね。
ただ、これは産卵直後の卵にしかできないことだ。
孵化直前になると卵が柔らかくなっているから、簡単に潰れてしまうんだよ。
無精卵とかはこの段階で潰れてしまうから、もしそういう卵があれば外しておこう。
回収した卵は、無精卵なことがあって、無精卵はすぐにカビてしまうからこまめに確認して取り出そう。
そうすることで、有精卵を守るんだ。
そこからは通常に孵化させて、稚魚を育てていくんだね。
卵をその後の管理もしやすい水槽にいれておけば、そのまま世話をできるよ。
議題:メダカのベストな繁殖方法は?
あれ?上級編はないんですの?
あーうん、まぁメダカの繁殖って細かい部分の話になるといろいろありすぎてどこから上級とか決めにくくてね。むしろある程度慣れたら、自分のやりやすい方法を模索したほうが良い気もするしさ。
ふむ、なるほどですわ。自分だけの技を見つけてこそ上級という感じですかね?
うーん、そうは思わないかなぁ。まぁでも、自分の狙いどおりに上手く繁殖できる人が上級者なのかもね。
確かに。そういえばなんか「初心者はやらない繁殖させる時の特殊な方法」とかはあるんですの?
うーん、例えばマニアックな人だと、卵を管理する水温に気をつけたりするかな。
水温?
そう、メダカって水温によって孵化するまでの時間が変わってくるんだよ。
へぇ、おもしろいですね。
うん、それを手元で試したりして楽しむ人とかも多いね。あとは採卵した卵をカルキを抜いていない水道水や、メチレンブルーを薄く溶かした水に入れて雑菌が沸くのを防止する人もいるね。
ふむ、なんだかどれが良い方法かわからなくなってきましたわ…
うん、それぞれに良さがあるからね。
ぷれ子さんはどうしているんですの?
私? まぁいろいろやるけど、一番良く取る手段は産卵水槽を複数使う方法だね。
ん?
初級編で話したような、ホテイアオイとか卵を産み付けやすい浮草とかをいれた水槽に親いれて増やす方法だよ。親のバランスはメスちょっと多め、オス少なめくらいかな、それで卵産みつけたら、親を次の繁殖用水槽に移動ってかんじだね。まぁ毎回水合わせとか慎重にやるから少し手間だけど、それでもわりと楽な方法を選んではいるね。
なるほど、でもその方法だと水槽が増え続けません?
まぁ適度なところでやめるよ。ある程度サイズまで育ったメダカは、まとめて管理できるんだけど、飼育数の限度というものがあるからね。
ふむ、繁殖数の調整もしやすいようにしてあるってかんじですね!
そう、そんなかんじだね。増えすぎると大変だからね。
ぷれ子さんは増えすぎたメダカはどうするんです?
ん? だいたい仲の良いお店にもっていくよ。あとは近所の子にあげたり。
えっ!? ぷれ子さんが子供に魚を!? というか魚以外に優しく接するなんて!?
おい、私を何だと思っているんだよ…
ぷれ子流!稚魚の育成のポイント
さて、最期に私の稚魚の育成水槽づくりのポイントをお話するよ。
私は屋外では特に、浮草を多めに入れておくね。
水面の三分の一くらいかな?
そうすることで、自然発生する餌を食べやすくするのが狙いだね。
あと稚魚の隠れ家になるというのもポイント高いね。
意外に思われるかもしれないけど、底床は敷かないことも多いよ。
底には何も置かない感じでね。
そうすることで、屋外で侵入しやすい「ヤゴ」なんかを見つけやすくするんだね。
飼育容器は室内であれば水槽、屋外なら発泡スチロール製の容器だよ。
発泡スチロール製だと保温性が高いからね。
稚魚の場合は少しだけ水深を浅めにするかな。
あと、夏場に高水温にならないように日除けをしっかりすること。
そんなかんじかな。
まとめ
さてさて、メダカのお話どうだったかな。
ほんとメダカって最近人気あるよね。
というか昔から人気あるよね。
確かにあれだけ小さくて、外でも室内でも飼育できて、なおかつ繁殖まで楽しめてとなると他になかなかいないからね。
自分とメダカ。
一緒に生きることでいろいろ見えてくることもあると思うから、がんばって育ててみよう!
ワタクシ結構メダカって好きですわ。
そうなの?
ええ、小さくて可愛くてワタクシみたい!
え…それはメダカに失礼だろ…
その発言こそワタクシに失礼ですわよ…
ぷれ子さん、メダカまとめ記事ありがとうございます!
メダカに関しては、最初に飼い始めた魚であるとともに、まだちゃんと幸せにしてあげられてない魚でもあるので、しっかり読んでまたトライしたいと思ってるんです。
ある程度放っておいても育っている屋外(今は眠ってることが多いけど)と違って、室内飼育は難しいなと思いつつ、いまの知識でしっかり立ち上げからやればもうちょっとうまく育てられるかもと気を取り直してるところです。
屋外の子達にしっかり冬を越してもらって、春に頑張ります!
熱なめファンさんはいつも私のまとめ記事を喜んでくれるよね!
私も嬉しいんだ!
ほんとね、メダカって身近だけど、言うほど簡単ではないよね。
特に室内。
屋外とだいぶ感覚が違うからね。
ちょっと気をつけたいのが、売られている状況だよね。
ずっと屋外で育てられ慣れているメダカを室内にいきなり移すのは時期によっては、差がありすぎてダメなことがあるからね。
落ち着いた季節に移動してみるといいかもしれないね!
熱なめファンさんのメダカさんたちがしっかり冬越しできますように!
ど・・・どうしましょ・・・(;’∀’)
ベランダのメダカ箱に浮かべてるホテイアオイが茂っていたので、整理しようと思い、1株バケツに移して新株だけ残して捨てようと思って、置いておいたんです
ちょと家族の用事を頼まれ、しばらくして戻ってきて続きをしようとしたら・・・
孵化してるぢゃん! Σ(゚Д゚)
ちっちゃーい! かわいい!
けど、このバケツ どーしたら良いんでしょう・・・?w
バケツには、4Lくらいしか水が入っていなかったので
(亀水槽を掃除した時に足した水の余り)
メダカの飼育ケースから、1Lくらい足したところなんですが・・・
あまり繁殖とかまで考えていなかったので、何の準備もしてないのです・・・(;’∀’)
卵を産み付けてるのは知っていたのですが、ちゃんとお世話できる自信も無かったので、成り行きに任せていました。
が、見てしまった以上、何とかせねば・・・とw
1)このまま少しづづ水を足しながら、ある程度成長するまでバケツで飼育
2)その間に、稚魚用の飼育ケースを用意する
のが良いんでしょうか?
バケツは、日中は日陰に、夜間は室内に入れた方が良いのかな?
それとも室内に置いた方が?
卵の付いていたホテイアオイは、そのままで入っていますが
餌は与えるよう・・・なのかな?
突然の事で、ちょとオロオロしています・・・w
良きアドバイスを頂けたら、幸いに思います。
よろしくお願い致します m(__)m
ゆきさんこんにちは、返信遅くなってごめんなさい!
お話を聞かせてもらったかんじだと、水量が少ないからゆきさんの言う通り日光に気をつけたほうがいいかもしれないと思ったよ。
餌とかは様子を見ながらあげていくといいかもしれないね。
食べている様子を見ながらあげていくと、調整はしやすいと思うんだ。
ゆきさんみたいに気を使える人なら上手にそだれられると思うから、がんばってみてほしいんだ!
ホテイアオイの根って卵がついている可能性あるからなかなか整理大変だよね。
はじめまして。
お伺いしたいことがあり、書き込みました。
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