こんにちは、根黒ぷれ子です。

今日は、金魚の水槽が白く濁ってしまう原因と対処法についてのお話だよ。

金魚の水槽の水が白くなる……。

実はこれはあんまり良い状況ではないんだよね。

だからこそ、しっかりと原因を把握、対処の仕方を覚えていこう!

金魚の水槽が濁るいろいろな原因と対策

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虫季萌菜虫季萌菜

ぷれ子さん、白濁りって放置しておいたら勝手にとれたりしないんです?


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

んー、白濁りによるかな。


虫季萌菜虫季萌菜

え、白濁りっていろいろあるんです?


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

うん、あるよ。まぁそのあたり今日はガッツリ語るから大丈夫だよ。


虫季萌菜虫季萌菜

え、ガッツリ……。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

なにその嫌そうな顔。


虫季萌菜虫季萌菜

いや、ぷれ子さんの話って長いんで聞いていると疲れるんですよ。簡潔にまとめろ馬鹿


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

おい、なんだその暴言。

金魚の水槽の水が白く濁る。

実はこの原因は一つではないんだ。

これはつまり「正しい原因」がわからなければ間違った対策をしてしまうということ。

そして間違った対策をしていると、白濁りがとれないかもしれない……ということだね。

 

さてさて、そんなかんじでここからいろいろな原因と対策を解説していくよ!

砂利の扱い方を間違った時の白濁り

金魚の水槽の砂利を敷く時に、ちゃんと洗っていないとひどい白濁りをしてしまうときがあるんだ。

砂利に付着していた粉みたいなものが、水槽内に舞っている状態だね。

 

こういう時の主な対策は二つ。

放置するか、砂利を洗い直すか。

 

放置しておくとだんだん水の濁りがとれていく……という感じにはなってくれることがあるんだけど、白濁りの原因である細かい粉などがろ材に詰まったり、なんだかんだ濁りが取れなかったりと良い結果にならないことも多いんだ。

だから正直「白濁りがひどすぎる時」にこの手を使うのはあんまり良くないんだよね。

「うーん、これなら少し放置しておくだけで落ち着いてくれるかな?」くらいの時しか使えない手段だと覚えておこう。

 

砂利による白濁りが酷い水槽で放置を選択した場合は、その後の対応も重要だ。

まずろ材。

水槽の水をバケツに少し取り出し、その中でろ材をゆすいで詰まってしまう原因になる粉などを取り除くんだ。

次に水換え。

水換えの時は、沈殿した粉などを舞い上げないために静かに。そして砂利の中の粉を取り出すためにプロホースなどで汚れぬきをしよう。

砂利へのプロホースの使い方はこちら

そしていちばん大切なのは、どんな作業も静かに水をできるだけ動かさないようにやるということ。そうしないとまた白濁りするからね。

 

さて次は「砂利を洗い直す」方法について話をしていこう。

これはまず金魚と水を避難させることから始めるんだ。

水を全て新品に変えてしまうと、水質の変化が大きすぎて魚への負担もあるからね。

まず、第一にろ過器をストップ。(ろ過器を長時間ストップしておくとバクテリアが死んでしまう可能性があるから、時間がかかりそうな時はろ材を水ごとバケツに移動、エアレーションをかけておこう。)

そして上の方から水を抜いていこう。

 

底の方から抜くと、白濁りの原因の粉みたいなのもたくさん吸い出してしまうからね。

水をぬく量はできるだけ「たくさん」。

水槽の水の全体の三分のニくらいは確保したい。

 

バケツだと水量が追いつかない場合は、綺麗なゴミ袋なんかを何重かに重ねて頑丈な箱にでもいれると一時的に水を避ける場所を作れるよ。

そしてその抜いた水へ、金魚を避難。

それから砂利を取り出し洗い直すんだ。

 

この時、ろ材は水槽の水でゆすいで、詰まりを防止しておこう。

あと、水槽も軽く洗い流して、付着した粉などをとっておくと良いと思うよ。

そして砂利を敷いて、水と金魚を水槽に戻し「足りない水」を新しく追加しよう。

この時、避けておいた水の底のほうに粉が沈殿している時があるから、それを舞い上げないように「底の方の水は戻さないように」なにか小さな容器で水をそっとすくいだして戻していくと、より良いよ。

なんていうか作業的に白濁の原因である粉みたいなやつ「だけ」を水槽内から減らすイメージだね。

砂利が原因の白濁りの対策法は、こんな感じかな。

 

あ、もう一つ覚えておきたいのは「きれいに洗った砂利でも多少は白濁りする」ということ。

そのくらいのものは普通に放置しておけば、問題ないことが多いよ。

 

とはいえ砂利は「魚を飼育している水槽」に導入するのはなかなか大変だからね、できれば飼育前に準備しておくことを考えておこう!
魚さえ飼育していなければ、この白濁りの対応はぐっと簡単になるからね。

金魚のいる水槽に砂利をいれたい時は?

バクテリア不足による白濁り

さて次に解説するのは、白濁り原因ナンバーワン、バクテリア不足だ。

水槽の中にはバクテリアというものがいて、そのバクテリアが金魚のフンや餌の食べ残しを分解してくれたりするんだよね。

そのおかげで水がきれいに保たれている……って話なんだけど、そのバクテリアが不足していると水が白く濁ってしまうことがあるんだよ。

 

よくあるパターンは水槽に対して金魚が多すぎるとか、大きすぎるとかだね。

その場合は飼育水槽を大きくするなど、環境を根本的に見直していくことが大切だよ。

 

別パターンとして「水槽を立ち上げてすぐ金魚をいれてしまった」場合も白濁りしやすいんだ。

なんていうかバクテリアは最初からたくさんいるわけではないからね、水槽を立ち上げた直後に金魚をいれたりすると白濁り……となってしまうわけだね。

 

この時の対策がなかなか難しくて、基本的には「バクテリアが増えるのを待つ」とういうふうにはなるのだけど……それだけだと水質の悪化がどんどんすすみ結果「放置ていたらバクテリアも減った」なんてなりがちなんだよね。

そうしないためにはまず「水換え」をすることが必要だ。

こまめに「部分換水(全てではなく水の何分の一かを交換すること)」をしながら、ちょうどよい水換えペースを探していこう。

 

白濁りをしている時は「水槽内のバクテリアを減らしてしまうから水換えはしてはいけない」という話もあるけれど、水質悪化のペースが早い場合は水換えをしないと悪いものが水槽の中に溜まり続けてしまうんだよ。

特に金魚は糞の量も多いから、バクテリアがしっかりいる水槽でも水換えが好きな生き物だからね。

ろ過器を使うなどして「バクテリアの住処(バクテリアは水中にもいるけれどろ材や砂利の表面のほうが住み着きやすい)」を用意していれば、水換えをしても極端にバクテリアが減少することは抑えられるから、そう怖がる必要はないよ。

 

ただちょっと気にしたいのは「水換えをしないことでバクテリアの増加を狙う」という手法が悪いわけではないこと。

ちゃんと水質の悪化をさせないように見極められるのであれば、選択肢としてありだと思うんだ。

ただ、なかなかその見極めが難しいから、初心者さんは「週一で三分の一くらいの水換え」はやっておきたいという感じだね。

 

この水換えと合わせて行いたいのは「ろ過の強化」の検討だよ。

ろ過器が小さいなどバクテリアの住処となる部分が少なすぎる場合、バクテリアが増えにくいんだよね。

そういう場合はろ過器を追加、大きくするなどしてろ過環境の改善をはかろう!(ただし金魚の種類によっては強い水流が苦手なものがいるから注意だ!)

種類別でろ過器を解説!

 

水槽に砂利を追加することで、バクテリアの住処を増やすという手法もあるけれどこれは「金魚のいる水槽に砂利をいれたい時は?」にも書いたようにいろいろ考えないといけないこともあるから、ちゃんと把握した上で検討しよう。

ろ過器やろ材というものは大体「バクテリアが住み着きやすいように、増えやすいように」考えられたものだから、こうした「急いでバクテリアを増やしたい時」は、砂利の追加よりも効果を狙いやすく知識がない人でも扱いやすいということは、頭の片隅にいれておくといいかな。

 

そしてそして、もう一つ検討したいのは市販のバクテリアの使用だね。(よく瓶詰めの液体でバクテリアが販売されているよね。)

これは、バクテリアが少ない時に、バクテリアを外部から追加することでバクテリアの繁殖を促し、不足を補うイメージで使うものだ。

これに関しては「賛否両論」あるのだけれど、私は「使い方次第」だと思っているよ。

私の印象では、世間で言われるほど「無意味」でもないし、一部で語られるほど「絶対的なもの」でもない気がするね。

このあたりは個人の感覚である部分だけど、水槽の立ち上げのときとかに少しづつ足していくと安定が速い気はするね。

なんていうか「無くてもいい」けど「あればあったで」みたいなかんじかな。(製品にもよる差も「ある気がする」からなかなか難しいのだけどね。)

 

あと市販のバクテリアは「消費期限」みたいなのがあるものが多いから、そのあたりは注意しようね!

バクテリアの死滅による白濁り

さて今度のケースはバクテリアの「死滅」による白濁りだ。

綺麗な水がある日突然濁ってしまったみたいなときだ。

 

ろ過器のポンプが故障したりして、ろ過器ないの通水が悪くなったり、水温が急上昇した時なんかにおこるやつだね。

無茶な水換え(水温をあわせていない、カルキを抜いていないなど)をしてしまった時にもあるパターンかな。

 

この場合はろ過器(ろ材)をゆすいだり、水換えをしたりしてバクテリアの死骸を水槽内から減らし環境と管理の改善を計ることが大切だね。

どれも「管理不足、管理ミス」によるものだからそのあたりをしっかり見直す感じだ。

 

例えば夏場は水温の上昇により、水中に溶け込んだ酸素が減少、それがバクテリアの死亡につながるからエアレーションを追加するなどして対策するなどだよ。

静かなエアレーション器具は?

 

ただこうしたミスは、管理不足意外でもおきることがあるんだ。

例えば停電。

停電でポンプが止まり、ろ過器の中の通水が悪くなりバクテリアが死に、停電が解除された時にその死骸が一気に水槽の中に流れ込み……なんてこともあるんだよね。

それを防止するには、停電中は「電池式のエアーポンプ」を使って、ろ材の中に空気を送っておくこと。

バクテリアの死滅の多くは酸素不足によるものだからね、これをやっておけば意外となんとかなることが多いんだよ。

金魚の水槽の白濁りの原因がわからない時は?

いろいろ考えても白濁りの原因がいまいちわからない。

そんな時はとりあえずの応急処置をすることで、解消を計ることも大切だ。

原因追求は大事だけど、わかるまで放置するわけにもいかないからね……。

 

よくある応急処置は以下の通り。

  • ろ過器内の掃除
  • 水換え
  • 活性炭

ろ過器の掃除、水換えについては今日ここまで解説した話を見てもらえれば、何のために行うかは理解してもらえると思うんだ。

 

そしてここで登場した新アイテム、活性炭

これは古くから使われているろ材の一種で、いろいろなものを吸着することで知られているんだ。

その特性が、白濁りに対して役に立つ時「も」あるということ。

まぁ、活性炭はなんでもかんでも吸着してくれるわけではないからね。うん。

 

でもまぁ、活性炭で白濁り解決するケースは結構多いから、一応頭に入れておいてほしいんだ!(活性炭は意外な時に役立つから、私は常に家に置いてあるよ。)

白濁り対策はいろいろある

さて、そんなかんじで今日のお話どうだったかな。

 

今日はいろいろ白濁り対策を解説してきたけど、一つ覚えておいてほしいことがあるんだ。

それは今日お話した白濁りの対処法はあくまで一例であり、やるにしても状況に合わせた調整が必要なものであるということ。

うん、ごめん、一つ覚えておいてといいつつ、二つだねこれ。

 

でもなんていうか、白濁りって本当にいろいろな原因があり原因が一つでないこともあるんだよね。

だから「ネットにこう書かれていたから」と鵜呑みにして闇雲にやってしまうと、上手く解決できないこともあるんだ。

だからこそ白濁り対策は「いろいろな情報を参考に」しながら状況に合わせてやるべきものだと私は思うんだよ。

 

というわけで長々読んでくれてありがとうなんだ!

金魚水槽が匂う時は?

虫季萌菜虫季萌菜

なんか魚の飼育って「一例」だとか「目安」だとか「あくまでも参考に」って曖昧な表現多いですわね。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

うん、そうだね。そしてそこに気がつけるといろいろな模索もできるようになるし、自分に合った飼育法を見つけていくこともできるよね。


虫季萌菜虫季萌菜

チッ、偉そうに言いやがって……。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

ねぇ、なんで今日そんなに態度悪いの?

アクアリウムライライラ
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