こんにちは、根黒ぷれ子です。

アクアリウムの世界で「あの植物」が紹介されてからもうどれだけたったかな……。あの時は価格的にもなかなか手を出せなかったよね……。

 

うん、というわけで今日は最近お求めやすい価格で出回ることも増えてきた憧れのあの植物!

アグラオネマ・ピクタムのお話なんだ!

初めてのアグラオネマ・ピクタム

虫季萌菜虫季萌菜

うおーとうとうアグラオネマに触れてきましたねぷれ子さん!

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

いや、なんだよそのノリ。

虫季萌菜虫季萌菜

ぷれ子さんってぶっちゃけそんなお金持ちじゃないじゃないですか。だからアグラオネマなんて高級種買えるのかなって。

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

買えるよ!がんばって!というか私のアグラオネマ見ただろおまえ!

虫季萌菜虫季萌菜

(がんばって買ったのか)

 

かっこいいけど超高いから買えない。

 

アグラオネマに対してそんなイメージを持っている人は多いと思うんだ。でも最近は種類によっては安い価格でゲットできたりするんだよね。

色んな人達が一生懸命殖やして、それを流通させてくれたおかげだね。

本当にありがとうございますなんだ!

 

そんなかんじで今日は、手に入れやすくなった今だからこそ……「はじめてのアグラオネマ講座」をしたいと思うんだ!

アグラオネマ・ピクタムはなぜ育てるのが難しいと言われたか

まず覚えておいてほしいのは、アクアリウムの世界で大流行となったアグラオネマは「原種」つまり自然界に存在する姿のままのアグラオネマなんだ。

 

実はアグラオネマという物自体は、アクアリウムの世界で「アグラオネマ原種ブーム」がおきる随分と前から観葉植物とし楽しまれていたりするんだよ。

観葉植物として楽しまれていたのは原種ではなく、改良品種のほうだけどね。

 

改良品種は改良されているだけあって、育てやすいものが多く、流通量も多いから安価に入手できる。

アグラオネマらしく葉を楽しめるものが多いから、興味のある人は園芸店やホームセンターの観葉植物コーナーで探してみよう。

改良品種は改良品種で、素敵なものだよ!

 

改良品種のアグラオネマの栽培をしてみると、この植物に対し「わりと丈夫で育てやすい」という印象をもつことが多いのではないかな。

ちょっと寒さに弱かったりするから、気をつけないといけなかったりはするけど、実際観葉植物としては育てやすい方だからね。

 

でも、アクアリウムの世界では「アグラオネマの栽培は難しい」って何度も言われてきたよね。

それはさっきも話したとおり流行したアグラオネマが「改良品種」ではなく「原種」であることにあるんだ。

改良品種は人間の世界で育てられて、作り出されてきたもの。

対して原種は、自然界にあるもの。

だからちょっと環境に対してデリケートなところがあったりするんだよ。

 

そしてブーム初期の頃は、国内で増やされた「増殖株」ではなく、現地から輸送された「採集株」がメインだったこと。

採集株は当然、長旅を経て来ているし、鉢植えに慣らされているわけでもない。

つまり、ブーム初期のアグラオネマは「扱いが難しい」状態で入ってきていたんだ。

だから「アグラオネマは難しい」と言われていたんだね。

 

他の植物でもそうだけど、採集して育成に移行する時ってちょっとテクニックが必要なことがあるんだよ。

原種アグラオネマブーム初期に、いろいろな人達が採集株の栽培に挑戦し試行錯誤して殖やしてくれたから、今の「だいぶ安価に増殖株が手に入るようになった」という状況ができたんだね。

 

そんなアグラオネマの原種は、葉模様の違うものなどなど、何種類も日本に入ってきていてるんだ。

その中でも特に有名なのはやっぱり、アグラオネマ・ピクタムと呼ばれるものだね。

アグラオネマピクタム
産地がわかっているものが入手できれば更に面白い
画像出典元:charm

まぁピクタムの中にも色々あったりするし、アグラオネマは本当に深い植物だから全部に触れていくことは難しいのだけど……今日は「はじめてのアグラオネマ」がテーマ……原種代表として、一般的によく知られているアグラオネマ・ピクタムを例に栽培のお話をしていくよ!

うん、一般的とはいってもアクアリストの間での話しだけど……。

初めてのアグラオネマ・ピクタムの選び方

アグラオネマ・ピクタムデビューをしたい。そんな時に重要になるのは、やっぱりアグラオネマ・ピクタムの選び方なんだ。

基本的に植物の栽培に自信がないひとは、国内で増やされた「増殖株」を選するのがおすすめだよ。

日本で育てられることに慣れている株。これだけで、入荷したばかりの採集株よりぐっと扱いやすさが増すんだよ。

 

そしてその増殖株もある程度成長したものを選べるといいね。

あまり小さなものは「株分け」と言って親株から切り離されたばかりだったりするから、ちょっと繊細な時があるんだよね。

特にこの手の植物は、葉の枚数があっても「根」がしっかり育っていることも重要だから、株分け直後より時間が経過している方が扱いやすくなるんだ。

 

ショップに入荷して一ヶ月とか経過しているものだと、更に安心だ。

一ヶ月ショップにあったってことは、一ヶ月世話をしてきた人の話を聞けるわけだし「ちゃんと」一ヶ月維持されていたかどうかも知れるからね。

植物の栽培に慣れていれば、良い状態、悪い状態が何となく見分けられると思うけど、多くのアクアリストにとって「育てたことある植物=水草」だから陸上の植物感覚はわからないことが多いよね。

だから最初は、陸上の植物、そしてアグラオネマ・ピクタムを育てたことのある人のアドバイスが貰える状態でできれば購入しておくと、いろいろ助かることも多いと思うんだ。

 

もし増殖株ではなく現地採集の「ワイルド株」がほしいとなったら、国内である程度の期間「養生」されたものを選択するといいかな。

持ち込まれて即販売に出るものは、さっきも話したとおり「扱いが難しい」から初心者向きではないんだ。

 

そんな感じで同じアグラオネマ・ピクタムでも、株の状態で難易度が上下するってことはちゃんと頭に入れて選んでいこう!

 

あと購入前にGoogleで検索したりして、大きく育った株とかいろいろな写真を見ておくといいよ。

 

原種のアグラオネマは、大株を生で見る機会が少ないからどういう状態が「成長後の姿」かわからない人も多いよね。

アグラオネマは意外と大きくなる植物だから、大型魚と同じで「手に負えるかどうか」ということをちゃんと考えて手を出さないといけないんだ。

周囲に栽培について相談できる人がいない人は、購入時の状態の善し悪しを見分ける参考にするためにも画像を枚数みることは本当に大事なんだ。

アグラオネマ・ピクタムは室内栽培可能?

アグラオネマ・ピクタムは室内で栽培できるのか。

これに関してはYESでいいと私は思っているよ。

そもそもアグラオネマ・ピクタムは暖かいところに生えているからね。逆に外だと冬を越すのが難しかったりするよね。

 

室内で栽培する時に問題になるのが、その温度と湿度、あと光の問題だ。

アグラオネマは湿度のあるところを好むから、あまり乾燥しすぎると傷んでしまうんだよね。

エアコンの風をあてないようにしたり、霧吹きして湿度を維持したりといろいろな注意点がある。

そして光。

アグラオネマは直射日光とかに負けてしまう、強い光を好まない植物だ。

ただ、光がいらないというわけではないからそのへんの調整をちゃんとしておきたい。

 

まぁでも、このあたりの条件は「室内であれば揃えやすい」ものだったりするからね。そういう意味では、室内で魚を飼育している人たちからは感覚をつかみやすい植物な気がするね。

ぷれ子流!アグラオネマ・ピクタムの育て方

さてここからは私、根黒ぷれ子のアグラオネマ・ピクタムの育て方を紹介するよ。

熱帯魚と同じように、植物の栽培方法も色々あるからあくまで「参考」としてみてみてね。

アグラオネマ・ピクタムは意外と色々な方法で育てられるからね。君にとって一番良い方法を探してみてほしいんだ!

 

バケツさんバケツさん

君のアグラオネマ栽培方法、よかったらコメント欄で教えてほしいんだぜ!

1:購入直後の扱い

私はアグラオネマを入手したら、そのままの状態でしばらく育てるよ。(ちゃんと植えられている株を入手したという前提だけどね。)

 

湿度や温度、光などなど。お店から家に持ち帰るといろいろ違うところが出てくるはずだからね。だから家の環境に慣らすことが、大事だと思うんだ。

2:アグラオネマ・ピクタムの栽培環境

私のアグラオネマ・ピクタムの置き場所は加温している熱帯魚水槽の上。それで冬季も温度を確保して傷まないようにしているよ。

その部屋自体に、そこそこの湿度があるから特ケースに入れたり囲いなどはつけてないかな。

 

光は東向きの窓から入る朝日、それとLEDによる人工の光の合わせ技だよ。LEDは植物の栽培に良いとされている赤と青の光を含むもの。

今はスポットライトタイプを使用しているけど、株が小さいときはKOTOBUKIのフラットLEDなんかを使っていたね。

アグラオネマの「ひかり選び」は観察しながら選択していこう
画像出典元:charm

風通しは「風の強くない日は窓を開けて」て換気したりして、そこそこ確保しているよ。あんまり風が強いと大きな葉がバタついてしまうから、そういう日は注意してね。

あと冬季なんかは配置を変えたり、換気の時間を短縮したりして冷たい風にあてないようにしているかな。

3:アグラオネマ・ピクタムの水やり

水やりは土の表面がある程度乾いた時……なんだけど土全体が乾ききってしまう前にあげるようにしているよ。このあたりちょっと感覚的な話だからわかりにくくてごめんね。

水をあげるときは、鉢の底からしっかり水が出ていくくらい。

冬なんかは水道の水が冷たいから、20℃以上になるようにしてあげているよ。

水やり後、受け皿に溜まった水は毎回捨ててるかな。

 

水をあげるタイミングは、夏なら鉢の中の水が暑くなりすぎて蒸れないように暗くなってからだね。冬は逆に冷えすぎないように加温(私の場合は熱帯魚の水槽の上に置いてある+室温の維持だね。)で対策しているよ。

 

霧吹きは朝晩二回。葉をしっかり濡らしているんだ。これも同じく冬に冷たくなりすぎないように。冬場は霧吹きした後に換気はしないよ。温度を確保した水をまいても、風で冷えたら意味がないからね。

4:アグラオネマ・ピクタムの土

私は水苔で栽培していたこともあるけど、今は市販の観葉植物の土だよ。まさに改良品種のアグラオネマに使われているようなやつ。

 

排水を良くするために鉢の底には大きめの軽石を多めに入れているね。室内栽培は乾きにくいから、水通しを良くしておかないと、鉢の中の状態が悪くなってしまうことがあるからだ。(特に夏場だね。)

そうなると根を痛めてしまうからね……。

 

水苔で植える場合は、乾燥した水苔に一度しっかり水を吸わして使用していたよ。霧吹きを何度もかけてじっくり湿らす感じだね。乾燥水苔はこの処理をしっかりやっておいたほうが、扱いやすくなるんだ。この時も鉢の底には軽石をいれて、水はけを良くしていたかな。

あと、乾燥水苔は質にすごい差があったりするんだ。あんまり質が悪いと一年もたずに悪くなってしまったりするから、ちょっと奮発して質の良いものを選ぶといいよ。

5:アグラオネマ・ピクタムの鉢

乾燥を防ぐため、私はアグラオネマ・ピクタムには深さのあるプラスチック製の鉢を使用しているよ。鉢によって乾き具合は大きく変わるから、家の環境に合わせてちょうど良さそうなものを選ぶといいかな。

私は水をあげることで鉢の中の環境を維持したいから、乾かなすぎるというのも困るんだよね。

6:アグラオネマ・ピクタムの植え替え

アグラオネマ・ピクタムを私は年一度か、二年に一度くらい植え替えをしているね。

あんまり放置すると水はけが悪くなったりして、成長が悪くなってしまうんだ。水苔とかは長いこと使うと悪くなるから毎年変えていたね。

 

その時、鉢に対して根が多くなりすぎて詰まっていたら鉢を一回りか二回りくらい大きめのものに変更するよ。鉢のサイズは根の量で変わってくるから、植替えのときはいくつか鉢を用意しておくと安心だね。(植物に対して大きすぎる鉢は乾きが遅すぎたりすることがあるからね。)

 

植え替えの季節は5月頃。ほどよく暖かいし、暑すぎない。6月までいってしまうと梅雨でまた寒くなるから、だいたい5月の頭のGWを狙うかな。

あと、水苔から土に切り替えるときとか大きく環境が変わる時はより慎重になったよ。やっぱり環境の変化はどんな生き物相手でもリスクがあるからね……。

アグラオネマ・ピクタムはパルダリウムで栽培可能か?

強い光を求めない。湿度の高い環境を好む。

そういう点ではアグラオネマ・ピクタムはパルダリウム向きの植物だと言えるね。

 

ただ問題は大きくなるということ。60センチ水槽では収まりきらないサイズにいずれ成長してしまうんだ。

対策としては、最初から大きく背の高いパルダリウムにする。(かなり巨大になるけど……。)

もしくは、蓋のないパルダリウムで、水槽の上に葉を展開できるようにする。

 

アグラオネマを最後まで育てきれないサイズの水槽でやるなら、いずれパルダリウムから出して鉢で栽培に移行することを考えて植えつけておくといいよ。予想以上に根がはるからね。取り出す時は「水草水槽のリセット作業」に近いものになるだろうから、そのイメージをしておく感じかな。

もしそのイメージができないのであれば、最初は鉢で栽培し、植替えなどを経験していく中で「アグラオネマの根」についての感覚を掴んでからのほうが良いと思うんだ!

アグラオネマ・ピクタムの成長は遅いのか?

アグラオネマ・ピクタムは成長が遅いかどうか。

このあたりはどの植物と比べるかで変わってくるよね。

 

完全に私の主観になってしまうけど、そこまで極端に成長が遅い植物ではないと思うよ。ただ改良品種のアグラオネマと比べると成長が遅い気がするね。

最初は出る葉が小さくても、調子が上がってくると大きい葉を出してくれたり成長速度も変わってくる。子株で入手することがほとんどなアグラオネマだからこそ、成長速度については長い目で観察してあげたいんだ。

あ、新芽は柔らかいからあんまり触らないようにしようね。

原種アグラオネマという楽しみ

アグラオネマについて細かく知りたい人は、いろいろな種類を扱っているお店に相談してみたほうがいいと思う。

 

原種のアグラオネマが流通する範囲ってそんなに広くないからね、経験と知識のある人が限られているんだ。細かい違いとかを知りたい時はやっぱり「数」見ている人に相談するのが一番だからね。

アグラオネマは種類が違っても大体同じ方法で栽培可能と言われたりもするけど、入荷状況や管理方法、そして種類によって当然「癖が違う」と考えるほうが良いと私は思うよ。

アグラオネマって想像以上にいろいろな種類が入荷されているから、全て同じ方法でいけると思うのはちょっと危険だと思うんだ。

 

種類によっては栽培情報がないものもあるから、植物の栽培についていろいろと学んだり、現地の気候や環境を想像するなどなど、広い視野での勉強も大事かな。

まとめ

アグラオネマの栽培で苦戦している人達を見ていると、やっぱりアクアリウムの感覚をアグラオネマに持ち込みすぎてしまっているパターンが多い気がするね。

アグラオネマは水草ではない。

陸上の植物で、しかも原種で、さらにある程度限定された環境を好む植物だってことを意識して「飼育経験のない生き物」を扱う感覚で向き合ってみよう!

 

まぁなんかややこしい話もたくさんしてしまったけど、アグラオネマ・ピクタムは環境をしっかり用意し、ある程度育て上げれば丈夫な植物でもあるからね!

上手に育てれば脇から新芽が出てくることもあるんだよ。

何年か見ていればアグラオネマがどういう植物か、だんだんわかってくると思うし!

常緑で長く楽しめる植物だからこそ、じっくりゆっくりつきあっていこう!