こんにちは、根黒ぷれ子です。今日は、熱帯魚や金魚、メダカが死んでしまった後のお話だよ。
ちょっと悲しいお話だけど、大事なことだから私と一緒に考えてみてほしいんだ。
当記事を読む方へお願い 当記事で解説されている魚の死骸の処理は、他の生物に適用できない場合があります。また、場合によっては魚だとしても適用できない可能性もあります。当記事は参考としてご覧になり、それぞれ自己責任にて対応いただくようお願いいたします。 |
熱帯魚などが死んだ後は「処理」をしなければならない
意外ですわね。
ん?
ぷれ子さんから「処理」って言葉が出てくるとは……。
ああ、うん。私も魚に対して処理というのは使いたくない言葉なんだけど、価値観としては持っておきたいなって気持ちもあって。
ふむ、なかなか思うところがありそうな話ですわね。
うん、そうだね。
処理。
この言葉を愛してきた魚に対して使うのは、良くないことなのかも知れない。でも私達の飼育しているような魚は、そうした価値観も持っておかないといけない気がするんだ。
これは決して「ものとして処分」するという意味の処理ではなく、愛した魚、そして飼育者の責任として死後「適切な処置」をするべきであるという意味の「処理」ということ。
そしてなぜこうしたペットは、死後「処理」が必要かと言われているかを理解すること。
今日はそんなお話なんだ。
熱帯魚などが死んだら、なぜ土に埋めてはいけないのか?
まず知ってほしいのは、なぜ熱帯魚や金魚、メダカなどが「死んだら土に埋めてはいけない」と言われているのかということだ。(知らない人も多いと思うけど、「魚の死骸を埋めてはいけない」って話はあちこちで言われているんだ。)
例えば外国産の生物。
その体には、目に見えない微生物など「その土地にないもの」を含んでいる可能性がある。
そうしたものが土に混ざってしまうと、その場所に悪い影響を与えてしまうかもしれない。
だから土に埋めてはいけないと言われているんだよ。
じゃあ、日本の生き物を捕まえて飼育、その死後またその土地に持っていって埋めるというパターンはどうだろう。これも実は良くないと言われていたりするんだ。
なぜならその生き物は「自然環境ではない君の自宅の水槽」という特殊な環境に入っていた経験があるから。
その間に他の魚から病気が感染ったりという可能性なども無きにしもあらずだからね。
病気がでていないように見えても、病気だって気づいていないだけだったり潜伏している可能性だってあるってことはちゃんと理解しておこう。
飼育環境は思っている以上に自然界と違うもの。
まずこれを、頭に入れることが大切だ。
もちろん、土に埋める意外もダメだよ。川に流す、池に流す……こうした方法は、ダイレクトに病気の蔓延などにつながってしまうことがあるんだ。
魚は他の魚の持ち込む病気に弱い。彼らの生活に近い場所だからこそ、リスクが増してしまうということもあるんだね。
そして単純に、死骸を自分の管理外の土地に置くということは、法的にも問題があるからNGという話でもある。公園や川、山などは自分の土地ではないからね。
きっと今までに、お魚を自分の管理外の土地に埋めてしまったという過去のある人は多数いると思う。
その行為は、正直褒められた行為ではない。
ただ、その時持っていた気持ちは「ただ弔ってあげたかった」という気持ちなのだと思う。だからこそこれからは、その気持をもったまま違う方向を見てほしい。ちゃんと、世間のルール的にも適切な処理をしたと言われるような扱いをしてほしい。そうすることで、君の愛した魚の埋葬を「批判される可能性」から逃してあげてほしいんだ。
じゃあ逆に、「植木鉢の土」などの限られた、そして自分の所有する空間でも土に埋めて埋葬してはいけないのだろうか?という話はどうだろうか。
正直、自分の管理下への埋葬については、良し悪しの判断はとても難しいものとなる。人それぞれ埋葬する環境もやり方もその後の管理も違うから、本当に難しいんだ。申し訳ないけどこれについて私は、明確な答えを用意することができない。
ただ、私達はあくまで素人だから、色々なリスクを全て予見できるわけでもない。だからこそ自分の管理下の土であっても慎重に対応しなければならないということだけは、頭に入れておいてほしいんだ。
魚の死骸を埋めたら植物が枯れる可能性
ちょっと今までお話してきたこととは違うタイプのトラブルで、鉢植えの土に魚の死骸を埋めることで植物が枯れてしまう可能性があるということも覚えておきたい。
よく「死骸が栄養になる」と言われているから問題ないと思う人がおおいかもしれないけど、植物の種類や死骸の大きさ、状態によっては悪影響を与えてしまったりもするんだ。
特に、肥料をあまり欲しがらないような植物はそうしたトラブルになりやすいんだ。
「植物が死骸などを分解してくれる」という考えは、必ずしも適用されないものだということは覚えておこう。
魚が死んでしまった後の死骸の処理方法例
じゃあ今度は実際に、死骸を自然界に出さないように飼育者がどういう対応をしているかという具体的なお話を紹介していくよ。
一番広く知られているのは、ゴミに出すこと。
しっかりゴミとして処理してもらうことで、リスクを無くすんだ。言い方は悪いけど、食用のお魚の食べない部分の処理と似たような形だね。ゴミ処理はそうした「本来その場にないものの処理」に対応しているわけだから、そこの力を借りるというイメージだ。
ただこのゴミに出すという方法には、いくつか注意点があるんだ。
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ゴミとして出す場合は、ちゃんとゴミとして処理が完了するようにしなければならない。
ゴミの出し方は地域によって違うから、学んでおくことも必須になるよ。曖昧なことはちゃんと問い合わせてしっかり把握しておこう。
あと大型魚や死骸の数が多い場合など、たとえゴミ出しルール的に問題がなくても近所の人がびっくりしちゃって別の問題になってしまう可能性がある。それに夏場などは短時間で腐敗してにおいを出してしまうようなこともある。
そうしたことで余計なトラブルを起こさないために、いろいろと気をつけながら臨機応変に対応していこう。
その他の手段として覚えておきたいのは冷凍保存だね。魚をどう処理してよいかわからない際、腐敗を抑えるために冷凍保存というのは良い「時間稼ぎ」になるんだ。常温でそのまま置いておくと腐敗してしまうからね。もちろん、食品には触れないようにしっかり密封してね!
冷凍焼けとかはあるから、生前の姿を完璧に保存できるわけではないということも意識しておこう。
そして考えてもどうしたらいいかわからない場合は、迷わずプロに相談だ。
観賞魚というものは、犬や猫ほど「死後の対応」が確立されていない生き物。だからこそ、その死後の対応について、ショップなどに相談するというイメージがなかなかわかないかもしれない。でも、行きつけのお店などで、魚が生きている間から魚の死後の扱いについて相談しておくということはとても良いことだと思うんだ。
そして新しい情報に目を向けていくことも大事だと思う。
生きている、死んでいるにかかわらず生き物への「対応」は年々変化していくものだからね。同じ「処理方法」がこの先も許されるかどうかは、誰にもわからないんだ。
死んだ魚は、自分の手元を離れていくもの。だからこそ「責任」という言葉がどうしてもつきまとうと思うんだ。
今日のお話を振り返ってもらって分かる通り、死骸の処理というものは「この方法なら大丈夫ですよ!」と簡単に言い切れなかったりするものだよね。
安全性が高いと言われるゴミとして出す方法だって、やり方をちゃんと知り行う必要がある。
そして「愛情を持っているのは自分だけ、他人から見たらただの魚の死骸」というところも私達飼育者は考えていかないといけないのかもしれないとも思う。世間には魚を「飼育する」という価値観がない人はとても多いからね。魚は食材としてしか触れていない人だって多数いるんだ。
処理方法を検討する時は、一般的な目線を意識して、情報をちゃんと集め、その時代、そしてその場にあった方法をちゃんと選択していかないといけないということなんだ。
だから私の今日の話はあくまで「参考程度」に。必ず君の置かれた立場ならではの方法を、探ってみてほしい。
まとめ
今日お話したような、魚の死骸を正しく処理する道を考え「埋めない」という選択肢をとることは決して「愛が足りない行動」なんかじゃないと、私は思うんだ。
ちゃんと最後まで飼育者としてやるべきことを考える気持ちは、魚を埋めてあげたいという気持ちと同じ気持ちなんじゃないかって。
魚を飼育する上でちゃんとした知識とテクニックが必要ならば、それはきっと死後も続くこと。ペットの死を最後まで飼育者が一人で対応するということは簡単なことではないという自覚を、しっかり持っていきたいと私は今日改めて思ったんだ。
あと個人的な意見なのだけど、魚の死後の処理について発言するということは本当に難しいことだと思う。私自身こうして記事を書くのは、ずいぶんと時間がかかったんだ……。(書いてから公開までもすごく時間がかかったんだ。)
この話題はきっと魚を飼っている人なら色々思うことがあって、なかなか考えもまとまらないことだとも思う。だから今日はとりあえず「自然界や公園などに死骸を埋めるのはダメ」ということだけ、覚えてくれたらいいかなって私は思ったりもしている。
綺麗事みたいになってしまうけど、私は「知識不足で公園などに埋めてしまった人」の気持ちを否定するつもりはない。もちろん、これからは埋めないでほしいという話を、今日はしているのだけれど……埋めてあげたいという気持ちは、私もよくわかるんだ。
そして同時に、世間で言われている「埋めるな」という話は、決して魚の死を軽く見た発言なんかじゃないとも思うんだ。
だからこそ、だからこそ私達は「埋めてはいけないと言われる場所に埋めない」という事実を知り、魚の死を正しく受け止めないといけないような気がしてる。
そんな気持ちで、今日の記事を書いたんだ。
なんだか今日はテーマがテーマなだけに、最後ぐちゃぐちゃでごめんね。
最近では観賞魚も火葬してくれる業者さんとかも増えているし、今日話したような死後の処理のやり方などについての情報も多くなってきているから、対応も考えやすくなってきたと思うんだ。
だからこそ今ここで、みんなも一緒に過ごした大好きな魚たちのために、最後に何ができるかということを考えてみてほしいんだ!
今日のお話はいつもよりも「参考程度」ってことを強調していますわね。
うん、ペット関係はルールが変わることもあるし、私の今日説明した方法もいつまで採用されるものかもわからないからね。
これからもっと魚を弔いやすい状況になるって可能性もあるってことですか?
うん、さっきも言ったけど魚の火葬をしてくれる業者さんもあるし、ネットで情報を得やすくもなったから選択肢は増えていると思うよ。
ぷれ子さんはどんな方法を推奨していますの?
うーん、正直魚のサイズとか数にもよるし断言しにくいんだけど、私は今勧めるとしたらゴミに出す方法かな。
理由は?
そうだね、変な言い方だけど、物理的に誰でもやりやすい方法だからだね。
なるほど……。人それぞれできないこともありますもんね。
うん、例えば部屋の中で育ててる鉢植えの土に埋めるのは植え替えの際に土の処分をちゃんとやれば問題も起きにくいよ、って言われてもやれる人とそうでない人がいるでしょ?
確かに……。ちっちゃい鉢植え一個とかしかないとどうしようもないですわね。
そう、そうなんだよね。あとはまぁ悩んだらショップとかプロに相談だよ。お店の人は魚に触れる数も多いし、当然死魚に出会う機会もある。そしてそれをプロとして処理しているわけだからね。
ふむ、確かに。頼りになりますわねプロって。
そうだね。アクアライフの2019年2月号にも死んでしまった魚の扱い方や、魚を扱ってくれる葬儀屋さんの紹介などものっているから参考になると思うんだ。
ワタクシ達を楽しませてくれたお魚さん、適切に弔える自分であり続けたいですわね。
うん。私もそう思うよ。
こんばんは、ぷれ子さん。
非常に深く、非常に大事な記事ですね。
おいらも、この世界に入ってまだ間もないですが、すでに10匹程度には命を失わせた経験があります。
隔離して、薬浴してもダメだったり、家に帰ってきたら既に星になって居たりで、何で?どうして?と思ったりもしましたが、最終的には処理と言う事に至ります。
おいらが飼育しているのは、メダカメインで小さい生体が多いと言う事もあってティシュに包んでゴミに出すという方法をしてきました。
自治会のルールに則っていれば、問題はないのでしょうが、大型ともなるとそういうわけにはいかないでしょうね。
終わる時、それはいつか来るものですから、その覚悟とその手順をしっかりとしておきたいですね。
大変参考になりました、有難う御座いますm(_ _)m
凪 蒼真さんこんにちは、この記事は本当に本当に悩んで書いて、何度も書き直したからそう言ってもらえて本当に嬉しいんだ。
そして 凪 蒼真さんの体験談まで聞かせてくれて、本当にありがたいんだ!
大事な記事って言ってくれて、ありがとう。
ぷれ子さん今晩は。
本当に大事なお話ですね・・・。
でも、魚を飼えば、「現実として付きまとう問題」で・・・。
自分は最初、トイレに流していた頃が有りました・・・。(水葬)
でもそれだと、下水を処理する段階で、
問題が起きる・・・。
そして、地上に埋めれば、動物達が掘り起こし、病気が蔓延する可能性が有る・・・。
どうしたものか・・・?
ぷれ子さんの仰る通り、「ゴミとして捨てる」方法に辿り着きました・・・。
確かに「抵抗」は有りました・・・。
でも、「綺麗事ばかり言ってられない」と言う気持ちも有りました・・・。
沢山可愛がって、大事に育てて、立派に成長して・・・。
「大事な経験」をさせて頂きつつも、
言い方は悪いけど・・・「鬼の心」も
必要なのかな・・・?と・・・。
なので、ティッシュに包み、ゴミ袋に詰め、直接「市のゴミの焼却場」へ持って行く・・・。と言うのが、今では「常識」として定着しています・・・。
「大型魚」はどうしたら良いのか?
それは自分にも解りません・・・。
「飼えないのが最初から解っているので飼わない」と「見切り」を付けてるからかもしれませんが・・・。
(まぁ飼ってみたいですけど・・・。)
青い3298さんいろいろな考えを聞かせてくれて、ありがとう。
この魚とのお別れは、私達が常に考えないといけないことだもんね。
うん、色んな意味で心とも向き合う必要があることだと思うんだ。
こんにちは、ぷれ子さん。
私は死骸を手近にあったビニール袋などに入れ、でもゴミとして出すのも後ろめたかったり捨てたら捨てたでご近所さんや回収員さんを不快にさせる事を思い浮かべてしまったりと、そのままカピカピに乾燥して溜め込みがち、そして不定期に自宅の庭で土葬…という扱いをしていた時期がありました。
しかし、そんな中途半端な扱いを続け、ある時ついに未乾燥の死骸にコバエが大量に集ってしまった事が…。
コバエに集られた死骸は原型を留めない無惨な姿になっており、これを経験してからは覚悟を決めて即時処理を徹底しています。
私が飼っているのは小型魚だけなので専らトイレで水葬です。何といっても日時の制約がないので迅速に処理できますし、ぷれ子さんがおっしゃったように環境への悪影響を知って土葬を避けるためという理由もあります。
トイレなら下水処理場で処理された後は最終的に消毒されるから環境への影響は大丈夫、と自分に言い聞かせながら…。
大型魚の場合は剥製にして保存するという方法もあるそうです。
言われてみれば、釣りの世界では大物を剥製にして自慢する愛好家も少なくないと聞きますし、「死骸の処理」という考え方に囚われずに別の視点から探れば応用できるヒントが転がっているものなのだと感心しました。
あとは調理して食べてしまった猛者もいるとかいないとか…(こちらはネット上の都市伝説のような話なので真偽は不明です)。
チキン心さんこんにちは。
具体的な埋葬のお話、聞かせてくれてありがとう。
剥製にする方法もあるよね。実際に剥製にした熱帯魚を見たこともあるけど、本当に見事だったよ。もしかするとそう感じたのはそこに、弔いの気持ちがあったからなのかもしれないね。
食べたって話も確かに聞いたことある!うん、私は食べたことはないけど、本当に人それぞれなんだね。
熱帯魚を食べるとなると、いろいろな「別の知識や技術」が必要になる気もするから簡単ではないような気もするけど…!本当にひとそれぞれなんだ!
返信ありがとうございます。
率直に言って、私の失敗談は軽蔑されてもおかしくないものと自覚はしていますが、ぷれ子さんが記事内でおっしゃったように、魚は「死後の対応」については犬や猫ほど確立されていない動物です。
そのため、過去の私以外にも「死骸の扱いに悩んで手早く処理できず、最悪溜め込んでしまった」という人は、言い出せないだけで世の中に少なからず存在するのではないか、とも考えています。
繰り返しになりますが、私は最も迅速に処理でき最終的に殺菌されて環境への悪影響もない方法としてトイレ水葬を選びました。
悩んでいる間にコバエに食い荒らされ、魚に対し死してなお惨い仕打ちをした経験から、迅速性を最優先にしたための選択です。
一方で、私のすぐ上でコメントを寄せられた青い3298さんは、おそらく下水処理場での殺菌だけでは環境への配慮が不十分とお考えになり、トイレ水葬をやめて「自らの手で焼却場に直接持ち込む」という方法に行きついたのだと思います。
「下水処理場の殺菌で十分」か「焼却で徹底的にしないと駄目」か「どっちも不適切」か、現状では誰も断言できないかもしれません。
そうした状況が一日も早く打開され、多くのアクアリストが「これが最適」と共通認識を持てるような、魚の死後の対応法が確立される事を願うばかりです。
あと、先のコメントの後で透明標本という物を思い出しました。
剥製と同じく制作には時間と手間がかかるようですが、これも死後の対応法の一つになり得る方法かもしれませんね。
チキン心さんの仰る通りです・・・。
後、直接「焼却場」に持って行くメリットは、大型魚の場合でも、「可燃ゴミ」として、扱ってくれる「可能性」が有る事です・・・。
(地域により様々だと思うので、飽くまで「可能性」の話ですが・・・。後、自分も大型魚は飼ったことも無いので悪しからず・・・。)
「アクアリスト」にとってそれだけ悩める程に魚や水生生物に受ける影響が強い物なのだと、今回の記事で改めて知る事ができました・・・。
アクアリスト一人一人が、現実的に直面する事柄で、難しい課題では有りますが、「魚達を思う心」が有れば、それだけでも、魚達は報われるのではないでしょうか・・・?
ただ、アクアリスト目線では無く、一般の方達から見た「環境の配慮」も付いて回るのが、本当に難しい所です・・・。
青い3298さん、こんにちは。
私が勝手に引き合いに出したにもかかわらず、直接返信をいただけるとは恐縮です。
死後の処理に「環境への配慮」が付いて回るのはどんな動物もおそらく同じだとは思うのですが、魚の対応の難しさはやはり「方法が確立していない」点が根っこのように思います。
たとえばペット葬儀業者や、動物火葬に対応する火葬場もありますが、そこで魚は対象に入るのかどうか。
日本のお国柄かもしれませんが、動物愛護法ですら魚類や両生類は「たとえペットとして飼われている個体であっても保護の対象外」という現状があるため、たとえペット葬儀業者や動物対応を謳う火葬場であっても拒否される可能性は決して低くありません。
また、生々しい部分ではお金の問題。
魚は群泳・混泳等でまとまった数を飼育する事がポピュラーな動物なので、魚を受け入れてくれる葬儀業者や火葬場があっても、1匹死ぬごとに依頼するとなれば莫大な額になりかねません。
想像したくはありませんが、器具の故障などで一度に全滅した場合は「合葬で1件の依頼として扱えないか」と交渉する事ができるかもしれません。しかし死因が病気であれ寿命であれ、普通は死亡のタイミングはバラバラですからそうした交渉はしづらいでしょう。安定した環境で1年間死亡ゼロもあれば、病気の蔓延で1ヶ月間で大量死もある訳です。
ぷれ子さんが記事で紹介してくれた冷凍による時間稼ぎも、生餌や冷凍餌のために専用の冷蔵庫があるならともかく、家族等と共有している場合はあまり保存期間が長引くと「気持ち悪いから早く捨てろ」等のトラブルを起こす可能性を抱える事になります。
先のコメントに書いた剥製や透明標本も葬儀業者や火葬場と同じく、数が増えてくると費用的に厳しくなってきます。
……と、できるだけきちんと弔いたい思うと、乗り越えなければいけないハードルが次々に出てくるので、結局現状では心を鬼してゴミとして処理するのが現実的な方法なのでしょう。
あくまで「現実的」なだけであって弔い方としては不本意に感じているので、しつこいようですがより良い方法が確立される事を願うばかりです。
チキン心さんご丁寧な返信ありがとうございます。
死後の対応は本当に悩むことがたくさんあるよね。
いったいどうしたらいいのか。これからももっと掘り下げられていく話だと思うんだ。
私達個人も、アクアリストである以上魚とのお別れはあるわけだもんね。
色々お話聞かせてくれて、ありがとうなんだ!
ぷれこさん、こんにちは。
初めてコメントさせて頂きます。
ちょうどミクロラスボラハナビが一匹亡くなってしまいどのように弔うか悩んでいたのでとてもありがたかったです。
今までは庭の花壇に亡くなった子達を埋葬していたのですが、最近土葬がよろしくないことを知りどうしようかと思っていました。
今回ぷれこさんの記事を読んだことで弔いの気持ちを持ちながらも正しい「処理」をしてあげられることが出来そうです。
素晴らしい記事をありがとうございました、これからも頑張って下さい。
オトチさんはじめまして!
そのタイミングでこの記事を届けれて、そして役に立てて本当に嬉しいよ。
オトチさんの気持ちは、きっと届くと思います。
私も勝手ながら、ミクロラスボラハナビさんに手を合わさせていただきます。
ミクロラスボラハナビさん、安らかに。
これからも記事がんばっていくから、どうぞよろしくね!
はじめまして
以前よりこっそりとこのサイトでお勉強させて頂いております。
お迎えした時のかわいさ、慣れてきてくれた嬉しさ。
そして別れの辛さ。
様々な経験をさせてくれる魚にとって最期の瞬間まで幸せであって欲しいもの
子供が育てていたメダカが弱っていたので、この記事を参考にしながらも小さな家族との別れを考え出し、その数日後、死んでしまいました。子供が庭に埋葬したいと言ったのですが、危険や環境に起こす変化などを伝え、ペーパーに包み無事正しく処理する事が出来ました。
処理と言ってしまえば心地悪い気もしますが、ぷれ子
はじめまして
以前よりこっそりとこのサイトでお勉強させて頂いております。
お迎えした時のかわいさ、慣れてきてくれた嬉しさ。
そして別れの辛さ。
様々な経験をさせてくれる魚にとって最期の瞬間まで幸せであって欲しいもの
子供が育てていたメダカが弱っていたので、この記事を参考にしながらも小さな家族との別れを考え出し、その数日後、死んでしまいました。子供が庭に埋葬したいと言ったのですが、危険や環境に起こす変化などを伝え、ペーパーに包み無事正しく処理する事が出来ました。
処理と言ってしまえば心地悪い気もしますが、ぷれ子さんの丁寧な解説が罪悪感を取り払ってくれました。
感謝してもしきれません。
ありがとうございました。
みささんはじめまして、サイトを参考にしてくれてありがとう。
「様々な経験をさせてくれる魚にとって最期の瞬間まで幸せであって欲しいもの」この気持本当に分かるんだ。
あと「ぷれ子さんの丁寧な解説が罪悪感を取り払ってくれました。」と言ってもらえて、なんだか私もすごく救われたんだ。本当にありがとうございました。
はじめまして。
キンクマハムスターの飼い主です。毒舌なお姉さんの記事からとんできました。
ハムスター愛に満ちたお姉さん、好きです!
私も、世間の人にハムスターをもっと大切にして欲しいなぁ、もっと責任をもって育ててほしいなぁと思う者の一人です。…ただのハム好き主婦なんですけどね。でも、いっぱい悩んで、調べて、考えて、飼育していることは自信あります!あ、ハムスターのことで熱が入りすぎてしまいました。
以前、メダカを育てていたことがあったのですが、私は「自然に返してあげたい」という思いで公園に埋葬してしまっていました…。そして、もし次にメダカをお迎えする機会があったらどうするんだろう、とこの記事を読んでもんもんと考えていました。またお迎えする時に、その時の情報を集めて…ですね。
キンクマちゃんとのお別れについても考えるいい機会になりました。火葬しようとは思っていますが、合同葬なのか個別葬なのか。お別れの直後には決められない気がするので元気なうちに考えておこうと思いました。
最期のこと、記事にして頂いてありがとうございました。
miwaさんはじめまして!コメントありがとうございますなんだ!
ハムスターかわいいよね!ハムスター!
生き物を飼育していると必ず来てしまう、お別れ。
私の記事がmiwaさんの参考になって嬉しく思うんだ。
その日が来るまで、素敵な毎日が続きますように。そしてお別れも、ちゃんとできますように。
本当に心から願っているんだ!
素晴らしい記事でした。メダカ初心者で今までグッピー他4匹☆エビちゃんも。都度どうしようって悩み庭に埋めてました。正直違和感もあり他の人はどうしてるんだろうとこちらの記事に出会いました。気持ちを込めありがとうと言って、私は生ゴミ処理します。残したお肉やお魚もごめんなさいと生ゴミになっているので。
アトムさんこんにちは。
素晴らしい記事と言ってくれてありがとうございます。
魚やエビたちとお別れは悲しいけど、こうして私の記事がアトムさんのお役に立てたこと本当に嬉しく思うんだ。
これからもこのサイトをよろしくおねがいします!
ぷれ子さんはじめまして。
もう一年ほど前でしたかね。M水槽でメダカが上手く飼えないというところからサイトを漁り、「熱なめ」にたどり着きました。
今では45cm規格水槽(ネオンドワーフレインボー×3、チェリーバルブ×3、オトシンクルス×2、クーリーローチ×2、ブラックモーリー×1、パンダガラ×1)と30cmキューブ(カージナルテトラ×3、オトシンクルス×2、コリドラス・パレアタス×2)でお魚ライフを楽しんでいます。
死はなかなか辛い問題ですよね。
ワタクシ坊さんなのですが、それでも死は重たい話題です。
ブラックモーリーがマツカサ病でやられたとき、チェリーバルブがポップアイでやられたとき。
メダカたちが次々と倒れたとき。
少なからず自責の念がありました。
で、ウチで亡くなったペットたちは、ウチで土葬しています。
境内にお不動さんがいまして。その近くに埋葬しています。
そのあとはお経と線香で供養。
ちなみに知人や縁のあった方、ご希望を受けた方のペットも受け入れています。
死生観は信仰にも関わることが多いのであまり「こう!」という形はとれませんね。
環境ストレスの少ない方法ももちろん考えるべきですが、何より飼い主さんのストレスが少ないお弔いができたらなあ、と考えています。
うーん。うまくまとまりませんで申し訳ありません。
うちの子が亡くなって、旦那は土に埋めてあげるのが最善と言いました。でも、うちには大型犬もいるし、近所には野生動物が出ます。いつ掘り起こされるかわかりませんし、川に流すのも環境汚染、ごみで捨てるなんてもってのほかと思っていたけど、ペット霊園での火葬というほどお金をかけてもいられない。と、どうして良いのか悩んでいました。
ですがこのサイトを見て、飼い主としてどうすることが正しいのか、と考えさせられました。可愛いプレコでしたけど、他人にとってはただの魚。他人に迷惑をかけない方法で、出来る範囲での供養をしてあげればいいのかな。
本当にこの記事を読んでいて涙が出ました。飼っていた子への気持ちを共感してもらえた気がしました。ありがとうございました。