こんにちは、根黒ぷれ子です。

今日のテーマは、熱帯魚の衝突事故の防止。

 

アクアリストの中には、魚が水槽壁面にぶつかっちゃって……なんてことを、経験したことある人もいると思うんだ。

なかには、それで魚を死なせてしまった人も。

今日はそんな事故を起こさないために、私達になにをできるかというお話なんだ!

怪我、失神……どんな魚が衝突事故を起こしやすいのか

虫季萌菜虫季萌菜

衝突事故……ワタクシそんなこと経験したことないですわよ?

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

あー、それは萌菜の飼ってる魚がぶつかりにくい魚だからだよ。

虫季萌菜虫季萌菜

ふむ。言われてみると確かに、そんな気がしますわね。

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

魚って種類によって全然泳ぎ方違うからね。

虫季萌菜虫季萌菜

なるほど。

衝突事故をおこしやすい魚を飼育したことがない。そういう人は意外と多いと思うんだ。

メジャーな小型魚は大体、そういう事故はおこしにくいからね。

 

じゃあ、どんな魚がぶつかり事故を起こしやすいのだろう?

 

それは「泳ぎの速い魚、泳ぎのスペースを必要とする魚」だ。

 

一番わかり易いのは、流れの早い環境に住んでいるような魚。泳ぐ力が強いから、勢い余って水槽にぶつかってしまうことがあるんだよ。

 

こうした激突事故は30センチをこえるような大きなサイズの魚でよく聞く話だけど、実はそれだけではない。

10センチクラスのカラシン、ドラスの仲間などなど、意外と小さな魚でも起きる可能性があるんだ。

 

驚いた時や水槽に手を入れた時「ビュン!」と逃げるような瞬発力をすぐ発揮する魚は、特に注意が必要だね。

魚が「旋回」が得意かどうかにも注目しておきたいところだ。真っ直ぐに泳ぐ習性が強い魚は、ぶつかる可能性がどうしても高くなるよ。

魚の衝突防止に「絶対」はない

激突対策で一番覚えておきたいことは、絶対に激突しない方法はないということ。

どれだけ対策しても「万が一」は起きると思っておこう。

日常的には問題なくても、いきなり大きな音がしたり、停電などで驚いてしまって……みたいに、突発的に起きるからこそ事故なんだ。

 

実はぶつかってるけど、飼育者がその場面を目撃しておらず気がついていないなんてこともあるよね。

鼻の先が不自然に白くなっていたりする時は、ぶつかり事故の怪我のあとだったりすることもあるから一度じっくり観察してみよう。

 

ぶつかりどころが悪いと、魚が失神したりまともに泳げなくなってしまったりということもあるね。回復してくれる場合もあるけど、ぶつかりどころが悪ければそのまま回復しない場合もあるから、この事故は本当に怖いんだ。

 

そういう感じで衝突事故は起きるかどうか、そして結果を「簡単には読めない事故」だからこそ、飼育者は「事故が起きにくい環境」をつくりあげないといけないというわけだね。

衝突死の危険性も。熱帯魚の衝突対策!

死亡事故にもつながる、壁面への激突。

その対策法は意外とたくさんあったりする。

ここから順番に紹介していくから、君の環境に合わせた対策を考えてみてほしいんだ!

 

そしてもう一つ覚えておいてほしいことは、魚によって性質が違うということ。ある魚にとっては激突対策になる行為も、魚が違えば裏目に出てしまうということもあるということだ。

だからこそ、どんな対策も魚の様子を見ながら慎重に適用していく。

激突対策を考えるということは、その魚の泳ぎについて向き合い、特徴を捉えていく事だと思うんだ!

バケツさんバケツさん

君の魚をじっくり観察して、取り入れるか取り入れないかを決めてほしいんだぜ!

水槽サイズにゆとりを持つ

水槽サイズにゆとりを持てば、魚がびっくりして急に動いた時に壁面にぶつかる可能性が低くなるんだ。

ただ遊泳スペースができたことで逆に「勢いが増して」事故につながることもある。かといって狭すぎると、それはそれで問題。特にぶつかり事故を起こしやすいよく泳ぐ魚は、狭すぎる環境を好まない場合がほとんどだ。

こんな感じで水槽のサイズ選び、そして横幅などの形状選びは本当に悩むよね。

ただ水槽は簡単に取り替えることができないから、ショップで相談したり、様々な例を検索したりなどして慎重に選んでいこう。

 

水槽選びの時に気をつけたいことは案外多い。

例えば「ショップの販売水槽と自宅で飼育する環境は違う」ということを知ったりかな。

ちょっと細かい話だけど、ショップで「そこまで広くない水槽」に入っていたからと、家でも同じサイズの水槽で大丈夫は限らないんだよね。

お店は販売のために「一時的に収容」している場所。それに管理している人の技術や、水槽への収容数も違う。それにお店には複数の水槽があるから、家でできる対応とは別の対応があたりまえのようにできる。

だからこそ、水槽選びは「自宅で飼育する」事を考えた上でつめていかないといけないんだ。

 

魚の種類に合わせた水槽選び。

時には家における水槽のサイズから逆算して「自分が手におえる魚かどうか」ということを、検討してみることも大切だね。

照明に気をつける

いきなり明るくなる、暗くなる。これは意外と魚を驚かせてしまう時があるんだ。

そしてこの話の怖いところは「昨日まで特に問題なかったのに、今日は驚いてぶつかってしまった」なんていう、光を原因とした突発的な事故も起きること。

 

だからこそ「驚いて暴れる可能性のある魚」の照明は、いきなり明るくならないように気をつけたい。

例えば暗い部屋ならドアをあけて部屋の照明をつけてから水槽照明をつけるなど、段階を追って明るくするとかだね。

 

特に停電やブレーカーが落ちたなど、予期せぬ暗闇から回復させる時は注意が必要だ。部屋の電気をつける前にまず、スマホのライトで水槽を照らすなどの気遣いをしてあげよう。(スマホのライトも水槽から離した状態でつけてから、近づけると良いよ。)

そして、ライトを活用した「魚のびっくり対策」には別パターンもある。

それは、ライトを日常的に使用することにより「魚を人になれさせる」という方法だ。水草のない水槽とかだと、ライト無しで飼育したりもするけれど、あえてつけることで魚が人になれて驚きにくくなることがあるんだよね。

簡単に言うとライトをつける習慣を作ったことで、臆病だった魚が落ち着いてきた……みたいなことかな。

これこそ魚によりけりなところがあるから「どんな魚にも有効」とは言えない手段だけど、一応頭に入れておくといいと思うよ。

バックスクリーンを貼る

魚を落ち着かせるためにできることは、照明以外にもたくさんあるんだ。

バックスクリーン
巻いておけるバックスクリーンは保管も楽
画像出典元:charm

そのうちの一つが、バックスクリーン。

魚の性質にもよるけど、背景を黒くしたりするだけでだいぶ落ち着きが出ることがあるんだ。魚が落ち着いていると暴れにくい。とても単純な話だけど、抑えておきたいところだよね。

 

最近はあんまり見かけなくなったバックスクリーンだけど、上手く使うと本当に良い結果をもたらしてくれることがあるんだよ。

黒背景にすると引き立つ魚も多いし!バックスクリーン、意外と熱いと思うんだ!私はいろんな状況に対応するため、バックスクリーンは予備を常に置いているよ。遮光とか並んだ水槽の間に入れて目隠しにも使えるし。(脱線してきたので本日のバックスクリーンのお話はここまで。でもちょっと語りたくなったから、また別の機会にお話させてもらうんだ!)

障害物に注意する

衝突事故のを起こすのは水槽壁面であることが多い。でもそれだけはなく、石や流木などのレイアウト素材も事故を起こす原因になりうるんだ。

 

特に危険なのは尖った部分の多い流木など、ぶつかった時のダメージが大きいもの。水槽サイズ、魚の大きさなどなど。様々な角度から考えて安全性の高いレイアウトを心がけよう。

 

逆に、よく泳ぐけど隠れたがる魚の場合は隠れ家を用意してあげることで落ち着かせ、事故を起こしにくくするという考え方も大事だね。

土管一つがあるだけで、暴れるリスクを減らせる魚は結構多いんだ。

土管
土管の形状やサイズ選びにこだわると尚良い
画像出典元:charm

ただパワーのある魚だと、暴れた時にレイアウト素材をふっとばすリスクがあるから何も入れないというパターンもあるね。大型魚が暴れた時に石をふっ飛ばして水槽が割れてなんて事故が起きたら、本当に大変だからね……。

そして、そこまで大きくない魚でも、驚いて暴れて「レイアウト素材が動いて」しまうことで挟まり事故を起こすこともある。

 

だからこそレイアウトをする時は、見た目だけでなくレイアウトの効果を考えながら適切な環境を作っていかないといけないんだ。

見た目のために入れたレイアウト素材が凶器になることもある。

これはしっかり頭に入れておこう!

水流を「上手く」つくる

衝突対策上級者……というとちょっと違うかもしれないけど、多くの人が採用しているのがこの方法だ。

水槽内に水流を「上手く」作ることで、衝突しにくくする。特に泳ぎの速い魚は、水流の影響を受けることが多いから、そうした種の愛好家は水流にこだわる人がたくさんいるよね。

ディフューザー
水流強化のパーツを選ぶ時は適合するフィルターをちゃんと確認したい
画像出典元:charm

よくある手法は、ディフューザーや水中ポンプなどで水流を強化するという方法だ。そうすると、水槽内に全体を回転するような水流ができたり、水流に向かって魚が泳いだりと激突しにくい状況が出来上がるんだ。

水流の強さだけでなく、向きも考えていくことがポイントだよ。

ただ気をつけたいのは、なんにでも限度があるということ。魚の種類によっては「水流が苦手」だったりするから、混泳水槽の場合などは本当に気をつけないといけない。

あと水流に調整を加えた後は、水槽内での魚の配置や動きが大きく変わることがあるからちゃんと観察をしておこう。プレコの混泳水槽とかだと、隠れ家の取り合いが再開したりしてなんてこともあるからね。

あと、汚れが溜まる場所が変わることもあるから、メンテナンスのやり方にも注意が必要だ。

 

そんな感じでちょっと難しいけど、水流を自分の思い通りにデザインできるようになると環境づくりの幅がすごく広がるから、いろいろ学んでいくと良いと思うんだ!

まとめ

衝突事故でやはり一番避けたいのは、衝突死だ。

ただ死ななくとも鼻が曲がってしまったり、怪我をすることもある。だからこそ衝突しやすい特徴を持つ魚を飼育する時は、しっかり考えていかないといけない。

 

特に大型魚の場合「パワー」が桁違いだから、大きな事故になりかねない。

はじめて飼育する人は、専門店などでしっかりと適正な環境づくりについて教わるなど、ちゃんと事前対策を心がけていこう。

 

そしてもう一つ、衝突と隣り合わせの事故についても注目しよう。

「水槽からの飛び出し」

これも同じく、魚に大きなダメージを与えてしまう危険があるんだ。

飛び出しを防止するために蓋をつける、そして今度はその蓋への衝突を考えないといけない。

本当に「絶対解決できる方法」がない事故対策だからこそ、色々考えていきたいね。

 

虫季萌菜虫季萌菜

ある意味、衝突しやすいかどうかって、飼育難易度をはかる要素の一つなんですわね。

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

うん。でも、こうした事故はそもそも「起きることを知らない」人たちも多いんじゃないかな。

虫季萌菜虫季萌菜

確かに水槽で普通に泳いでる姿見たら、ぶつかると思わないですもんね。

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

そうそう。だから「事故は起きる」ってことを頭に入れておくことから、はじめないといけないんだ。

虫季萌菜虫季萌菜

知っているだけで防げることもあるってことですわね!

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

そうだね。経験も大事だけど、知識もほんと大事なんだ。というわけで、もし君の「衝突対策」があればこの記事でコメント欄で教えてほしいんだ!

虫季萌菜虫季萌菜

話の切り替え方ぁ!