水槽置き場所こんにちは、根黒ぷれ子です。

 

今日は水槽の「置き場所」について。

どういう場所に水槽を置けば、安心して魚が飼えるのか。

そして置いてはダメと言われる場所は、どうしてダメなのか…….。

 

一度設置したら簡単には動かせない水槽だからこそ、置き場所について真剣に考えていかないといけないんだ!

水槽の置き場所選びはアクアリウムの「ヒント」がいっぱい

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根黒ぷれ子根黒ぷれ子

置き場所を軽んじるものは置き場所に泣く

虫季萌菜虫季萌菜

なんですのその微妙な格言は……。

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

いや、実際あるんだよそういうことが。

虫季萌菜虫季萌菜

へ~。あれ?そういえばワタクシ、水槽の置き場所が原因でトラブル起きたことないですわ。

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

おまえの水槽の設置場所は私がいろいろアドバイスしたからな。はぁ、つまり手を貸したせいでおまえは「育たなかった」ってことか。

虫季萌菜虫季萌菜

え、なんですのその超ムカつく言い方……。

今日のテーマは、水槽の置き場所。

 

まずは一般的に言われる「基本」を見ていこう。

  • 日光が当たらない場所
  • 水平が取れている場所
  • 水槽の重量に耐えれる場所

このへんの話は、本当によく言われているよね。

ただその「理由」を知っている人は意外と少ない。そして求められている水準も、いまいちわかっていない人も多いと思うんだ。

 

つまり、なんとなく水槽を設置している人が多いということ。

 

冒頭でもお話したけど、水槽は「移動が難しい」ものだから、置き場所が原因でトラブルがおきるとなかなか解決できないんだよね。

単純に重いし、水入れたまま動かすと揺れてレイアウトが崩れたり魚が驚いたりするし……移動するために水を減らして魚を水槽からとりだしてとかやっていると負担をかけてしまうし……と、とにかく大掛かりになってしまう。

こんな感じで、よほど小さい水槽以外は「うわ、この置き場所ダメだなぁ」ってなった時になかなか対処できないものなんだ。

 

だからこそ、水槽の配置に関しては事前知識が重要だと私は思うんだ!

というわけで、とっても大事な水槽の置き場所に関するお話。私と一緒に、一つづつ掘り下げていってみよう!

水槽に日光を当ててはいけないって本当?

水槽に日光を当ててはいけない。

これはコケの大発生を防いだり、水温が日光により急上昇してしまうことを防ぐためだ。

水槽内は自然界と違って「日光からの逃げ場」がないからそういう現象が起きやすいんだよね。

特にボトルアクアリムのような小さい容器は「日光により高水温」になりやすく、魚に致命的なダメージを与えかねない。

だから基本的にこの考えは「正解」なんだ。

 

ただ日光を当ててはいけないというのは「絶対ダメ」というわけでもないことは知っているかな?

軽く日光を取り入れることで水草を上手く育成したり、コケをはやし「オトシンクルスの餌になるコケ」の確保を狙う人もいる。

日光を利用し、魚の健康状態を良くしようという人もいたりするよね。

つまり日光は「使いよう」によっては、良い効果を与えてくれるものだったりするというわけだね。

 

ただ、日光の利用は失敗すると大きなトラブルになりやすい。

最初に話したような「日光による水温上昇」などで、魚を全滅させてしまったという話も珍しくないんだ。

基本的に日光は威力があるから、マイナスを生んだ時に取り返しがつかない結果になることが多いんだよね。

 

要するに「水槽には日光を当てない」という話は突き詰めると「扱いが難しいから、自信がない人は当てないようにしておこう」ということにもなるんだ!

 

日光は季節や天気、水槽の中の状態などなどにより結果が変わってくるから、ほんとに管理が難しいんだ。特に熱帯魚飼育者の場合はヒーターやライトという器具である程度「一年中変わらない環境」を作っているから、感覚的にも取り入れにくいのだと思う。

 

そう考えると「水槽に日光を当ててはいけない」というのは「効果の強いものは、マイナスの効果を生んだ時にダメージが大きいから安易に手を出してはいけない」という教訓みたいな話でもあるのかもしれないね。

 

初心者の人は、よほど「日光が必要」という理由がない限り避けておくべきだと私も思うんだ。

どうしても日光が入ってしまう部屋はカーテンなどで、安全な範囲までしっかり調整してあげるように意識しよう。西日は特に威力があるから、注意してね。

日光は時間帯により当たったり当たらなかったりするし、季節によっても当たり方が変わるから、ちゃんと「自分が見てない時間」のことも考えていこう。

水槽の安定は長期的な目線で

では今度は水槽の水平の話だ。

まぁこれは、水を入れる容器としては当然のことだと言えるね。傾いているとどうしても不安定になるから危ないんだ。

 

ただここで注意したいのは、水平は「長期的に」とれるかどうかを意識しないといけないということ。

床というのは床板の下にはいっている柱などの位置により「場所により強度が違う」場合も多いもの。つまり「水槽の重さで部分的に沈んで」傾いてしまったりすることもあるんだ。

また、強度不足の床は負荷をかけ続けることでだんだんと傷んでくる場合もある。

 

だからこそ「水平は強度セットで考える」と覚えておこう。

水槽はとんでもなく重くなる

はっきり言って、水槽はかなり重たくなるもの。

60センチ規格水槽は「水が60kg近く入る」と言われるけど、さらにそこに水槽自体の重さ、レイアウト素材、その他器具の重さが乗ってくるということまで意識しないといけないよね。

 

つまり水槽の置き場所は、最低限その重量に耐えられなければいけないということ。さっき話したような水平が「狂ってしまう」ような、弱い置き場は絶対にダメなんだ。

 

そしてこれは床だけでなく、水槽を置く「台」にも言える話だ。床が耐えれても、台が耐えられなければなんにも意味がないからね。

 

そしてもう一つ注意したい点は「重量に耐えられる台」とは「重さで壊れない」というざっくりしたレベルで考えてはいけない話だというこ

と。後半でもう少し詳しく話すけど、台が重さで歪んだりたわんだりすると、水槽の底や壁面に加わる力が変わり水槽自体が破損してしまうことがあるんだ。

 

だからこそ、「台も置き場所のうち」という考えを、しっかり持つようにしていこう!

もっと知りたい水槽の「適切な置き場所」

ここまでの話で「水槽を置くなら日光の当たらない水平の取れた重量に耐えられる場所」と言われる理由はよくわかってもらえたと思うんだ。

 

ただ、大切なことはこれだけではない。

水槽の置き場所選びは、まだまだ考えないといけない課題があったりするんだ。

そこを軽く見てしまうと「よく聞く基礎」を守ったはずなのにトラブルが起きた……となってしまうんだよね。

 

というわけでここから、水槽の置き場所を選ぶ時にこだわりたい「その他のポイント」を覚えていこう!

耐水性は必須条件

水槽の設置場所の耐水性は恐ろしく大切だ。アクアリウムってどうしても水をこぼしたりする可能性があるからね。水に弱い台を使うのは、絶対にダメなんだ。

いざという時に対応するために「仮にここでバケツを引っくり返したら」という想像をしておくと良いと思うよ。

テレビの近くは大丈夫?湿気の影響の話

水槽への電化製品への影響は、気になる人も多いと思うんだ。

正直、水をこぼしたり湿度を考えると電化製品と水槽の相性は良くないと言えるからね。

 

ただ、今の時代電化製品のない部屋というのはなかなかない。

だからこそ、以下の注意点を頭に入れておこう。

  • 電化製品に水がかからないように
  • 換気を心がけ部屋に湿気がこもらないように

この二点を気をつけるだけで、電化製品への悪影響はだいぶ少なくなるんだ!

 

エアコンの除湿を利用したり、サーキュレーターで空気を動かすなどを取り入れていくとなお良いよ。

おしいれやクローゼットの中は湿気がこもりやすいから、扉を少し開けておいたり、中の空気を動かすようにしたりと対策をしておこう。

湿度計を部屋の数カ所に設置してみるのも、おすすめだ。

 

ただどこまでいっても万全ではないということは、覚えておこう。水槽の数、部屋の形状などで湿度のこもり方は変わってくるから、人それぞれ結果が変わってくるからね。

場合によっては電化製品がもたない部屋になる可能性だってあるんだ。ただ、そうした部屋こそ湿気を逃がす努力はしていきたい。なぜならアクアリウムで使用する器具も電化製品が多いから。いくら「耐水性のある作り」をしているからと言っても、コンセント部分とかには関係ないからね……。

湿度の高い部屋は寒い時期結露をしやすいから、結露する場所の付近には電化製品を置かなかったり、冬季でもそのあたりに軽く扇風機で風を送ったりして対策したりね。

 

私の部屋は湿度がこもりやすいから、ほんと気をつけているよ。湿度の高い時は、サーキュレーター使って部屋の空気をバンバン外に出しまくったりね。

電源はとりやすく、抜けにくく

ヒーターにライト、濾過器など、アクアリウムはなにかと電源を使いがちだ。

だからこそ電源をとりやすい場所に水槽を配置しよう。

ただあまり近いと「水がこぼれた時」にかかっちゃうから、考えていかないといけない。地震などで水が溢れた時も、電源部分にはかからないような場所を選んでいくことはとても大切なんだ。

 

そして「延長コード」にはかなり注意が必要だということも覚えておこう。

ペット、掃除機、子どもなどがひっかけて「抜けて」しまうと、ヒーターやポンプが停止して大きなトラブルとなる。

だからこそ電源は「抜け対策」もしっかり考えていきたいんだ。

 

置き場所の話とは違うけど、大型水槽や水槽を複数置く「電力の消費量が多い」人は延長コード、部屋、家などの「ワット数の限界」も意識しておこう。

許容量をこえた器具をつなぐと、ブレーカーが落ちたりその他のトラブルになる可能性が高まるからね。

ヒーターとかはずっと稼働しているものではないから、許容量を越えた数つけても一時的には問題が起きないかったりする。ただそれが一斉に稼働した時、大変なことになっちゃうんだ。

そんな感じで許容量をこえた使用は大きな事故につながるから、絶対にやったらダメなんだよ。

殺虫剤、洗剤、カビ取り剤などのリスク

人間が生活していると、どうしても殺虫剤や洗剤、カビ取り剤などを使用する時も出てくるよね。

 

ただこうしたものは、アクアリウムに対して悪い影響を与えるものが多い。

特にエビなどの甲殻類の仲間は、部屋で殺虫剤を使っただけで全滅したりする場合もあったりするんだ。

 

だからこそ、水槽を設置する場所はそうしたものを使わない部屋を選ぶ配慮が必要だ。

そして、アクアリウムをやらない人はそうした認識がないことが「あたりまえ」だから、家族には「水槽のある部屋では薬剤を使わないで」と説明しておくことも忘れないようにしよう。

 

意外と「人間が平気なら魚も平気」だと思っている人は多いからね。ヘアスプレーや消臭剤なんかも、要注意だ。

あと「犬や猫、植物は大丈夫でも魚はダメ」なんて場合もあるということも、覚えておこう。魚の種類や状態に寄っても結果は異なる。生き物はそれぞれ「耐えられるもの」が違うからね。

水槽台は必須?棚はアウト?

さて次はもう少し具体的な話。

専用品(水槽台)ではなく、他の棚で代用できないかというお話だ。

これは正直「基本的にはおすすめできない」と言えるかな。

 

なぜなら水槽は、物としては特殊な部類だから。

重い、傾きに弱い、さらに水が入っている。基本素材は割れ物。

そんなものを乗せることを前提としている台は、意外と少なかったりするんだ。

 

つまり「重さに耐えれても水槽と相性が悪い」なんてザラだということ。

例えば幅の広いメタルラック。

あれに水槽を乗せると重量の偏りなどが原因で「水槽じゃなければ問題ない程度の歪み」が発生したりするんだよね。正直、ちょっと台が歪んだ程度では、大概のものには問題は起きないでしょ?

でも水槽は違う。中から水という重量が底面、壁面に対し常にかかっている割れ物だから……ビシッとヒビが入りそこから一気に崩壊したりするんだよね。

 

他にもカラーボックスを利用したら「前に傾いて倒れた」という事故も。他にも水に弱い素材の台が傷んで……なんて事故も起きている。

だからこそ「専用品」が安心と言われるんだね。

 

ちょっと難しい話だけど棚は「素材や作りにより重量のかかり方、分散の仕方が違うもの」だと覚えておこう。

 

でも世の中には「メタルラックやカラーボックス」を利用して、上手に水槽を置いている人もいるよね。

あれは2つのパターンがあって「まだ問題が起きていないパターン」と「問題が起きないように考えて設置しているパターン」があるんだ。

同じようなカラーボックスやメタルラックに見えても「水槽に耐えうる製品」を選んでいたり、板を敷くなど「追加パーツ」で補強していたりね。

 

だからこそパッと他の人の例を見ただけで「うちでもできるんじゃん!」と、思ってはいけないよ。

 

逆を言えばこのお話は「ちゃんと問題をクリアできれば」専用台以外の台でも、水槽の置き場所として利用できるということ。

言い方を変えれば「水槽の置き場所に関する知識と自信」がない人は、専用台を使うほうが安心だよっていう話だね。

水槽専用台は無敵なの?

さて今度は水槽専用台について掘り下げていこう。

水槽専用台を使えば絶対に安心なのかというお話だね。

 

私の主観で申し訳ないけど、水槽台にも「絶対はない」と思っているんだ。確かに水槽を置くために開発されているから安心感は高いけどね。

一番大きな理由は、製品が色々あるということ。

つまり、製品の善し悪しがあるというわけだ。

 

そしてそれは製品の品質の話だけではなく、形状の話でもある。

例えば、水槽台の底。

底が平らな板状になっているもの、四本の足になっているものといろいろあるよね。

単純に考えて底が平らな板状のもののほうが、重量が分散されやすく安定しやすい。でも、四本脚の方が水をこぼした時に拭き取りやすい。

そんな感じで、水槽台にはそれぞれ特徴があるということは頭に入れておこう。

 

水槽台は基本的に「適合する水槽サイズ」に合わせて作られているものということも覚えておこう。

60センチ規格水槽用の水槽台に30キューブを2つ並べる(60センチ規格は奥行き30センチだから、30センチキューブがちょうど2つ置ける)とかの場合は問題は起きにくいけど、水槽台から「はみ出すサイズ」を置いた時は水槽の破損等につながることがあるんだ。

また水槽サイズが大きくなり重量があがってくると「サイズに合わせて設計した台」でないと、リスクが高くなる場合もある。

どんな物事にも絶対はないから、適合する水槽サイズ以外の水槽を台にのせるときは、しっかり考えてやるかやらないかを決めていこう。

 

水槽のために作られた水槽台。その力を引き出すには、ちゃんと利用者が理解して扱わないといけないということだね。

いくら頑丈な台でも、床が弱ければ意味ないしさ……。

あとがき

水槽の置き場所問題。これについて考えていくと、水槽というものがいかに特徴的なものかわかってくるよね。

水の入った重たい割れ物。

こんなものはどう考えても「ちゃんと置かないと危険」なんだ……。

 

実際質の良い水槽台を見てもらうとわかるけど、本当に「しっかり置くこと」を考えて作られているんだよ。マーフィードの水槽台なんて惚れ惚れするよね……。

一度設置したら、長くその場所に置きっぱなしになる水槽。

トラブルが起きると、生き物にダメージがあったり、その場を水浸しにしてしまったりと大変なことになる水槽。

だからこそ、だからこそ私達アクアリストは真剣に置き場所を決めていきたいんだ!

 

水槽の置き場所を考える時は、部屋、窓、光などの「空間」まで意識して。

これも、本当に大切なことだね。

 

そして、もし今置いている場所が「危険」だと思ったら、手間をかけてでも移動することを考えよう。

「置き場が原因でなにかあったときは、手遅れになりやすい」

この事実を絶対に、忘れないようにしていきたいね。

 

うん、そんな感じでまとめでも長々と話してしまったけど、今日のお話どうだったかな?

アクアリウムをずっと楽しむために水槽の置き場は……うん、今日はこのくらいにしておこうかな。うん。

というわけで、読んでくれてありがとうなんだ!

本日の記事に登場した用品まとめ

※商品ページへのリンクは各自リンク先の内容をご確認の上、自己責任にてご利用くださいますようお願いいたします。

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今日の記事に登場した「マーフィードの水槽台」各種なんだ!適合水槽サイズ、積める数などがそれぞれ違うんだ!

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