お久しぶりです、根黒ぷれ子です。
今日のテーマは「熱帯魚の飛び出し」について。
飛び出し対策をしたつもりなのに、魚が飛び出してしまったって人もいると思うんだ。
だからこそ今回は、種類別、そして飛び出してしまった魚の探し方や治療法についてなどなど、色々お話していくよ!
この記事の目次
魚の種類ごとに飛び出し対策方法は違う!?
魚の飛び出し事故って、ほんとによく聞きますよね。
うん、魚って跳ねる種類も多いからね。
あー!川でもボンボン跳ねてますね!
でしょ?まぁそれ以外にも飛び出しの原因はいろいろあるんだけど……。
ふむ……。
熱帯魚に大きなダメージを与えてしまう、飛び出し事故。
この対策は簡単なようで、簡単ではない。
なぜなら、魚の種類ごとに飛び出し方が変わってくるからなんだ。
一つの対策法では、追いつかない時があるんだよ。
だからこそ私達飼育者は、いろいろなパターンを覚えて対策をしていかないといけないというわけだね。
飛び跳ねる魚の飛び出し対策
魚の飛び出し事故につながる原因として本当に多いのは、魚の飛び跳ねだ。
魚って、本当によく飛び跳ねるからね。
全然飛び跳ねない種類もいるけど……夜中だったり、驚いた時などなど、突発的にジャンプすることもある。
水槽という限られたスペースでは、野生とは違う動きをしてしまうことだってあるんだ。
だからこそ基本的には「魚は跳ぶもの」と見て、蓋をするなどの対策をしておきたい。
水面を下げるという対策方法もあるけど、それは万全ではないと思ったほうがいいかな。魚ってびっくりするくらいジャンプすることがあるからね。
蓋をしないオープンアクアリウムを作る際は、スペースにゆとりを持つ、あまり飛び跳ねない魚を選ぶなどしっかり考えていこう。
ただそういう場合も「今までは飛び跳ねた魚は、運良く水のあるところに落ちていただけ」という可能性を、忘れないようにしようね。
力がある魚の飛び出し対策
飛び跳ね対策で蓋をしたのに、魚が蓋をふっとばした。
これはパワーのある、スネークヘッドなんかにありがちな事故だよね。
小型種であるレインボースネークヘッドでも、プラ製などの軽い蓋をふっとばすくらいの力があったりするよ。
魚の瞬発力ってほんとすごくて、結構重たい蓋も動かしてしまう時があるよね。
そんな時はやはり、重しをしたりして蓋が飛ばないように対策をしておきたいんだ。
大型魚等、力がありすぎる魚はガラス蓋は粉砕してしまう可能性もあるから、蓋の厚みや素材なんかにもこだわろう。
ちょっと注意したいのは、飛び跳ねた時に蓋に激突して脳震盪を起こしてしまう危険性だ。
このあたりは魚種ごとに気を使うポイントが変わってくるから、専門店などでしっかり相談しておこう。大型魚の場合は、本当に力が強いからね。
飛び出しと激突対策について、しっかり教わっておきたいところだ。
水流に逆らって泳ぐ魚の飛び出し対策
蓋をしていたのに、隙間から……。
このパターンは本当によくあるんだ。特に、枠なしのオールガラス水槽。
返しになる枠がないから、勢いに乗った魚がそのまま壁面を駆け上がるように泳ぎ飛んでいってしまうんだよね。
下向きにシャワーパイプをとりつけてある時なんかは、特に注意が必要だ。魚って水流に逆らって泳ぐ種類多いでしょ?
シャワーパイプからの水流に逆らって泳いだ勢いで、水槽から飛び出してしまう……って本当によくあるんだよね。
意外とそういった事故を起こすのが、コリドラスやクーリーローチなどの低層魚。
低層の魚だからって安心していると、壁面をブワーッとあがっていってそのまま飛び出してしまうんだよ。
隙間を塞ぐ時に便利なのは、園芸用の鉢底ネットだね。カットなどの加工もやりすいし、通気も確保できるから是非試してほしいんだ!(軽いからパワーある魚にはふっとばされちゃうけど……。)
使う前はしっかり洗ってから使用しよう!
あと、農薬などついてる可能性あるから、一度園芸に使ったものの再利用は絶対にやめてね。
あと小さな隙間の場合は、ろ材に使うマットなんかをちぎって詰めておくのもありかな。ただ結構水分を含んで汚れてきたりするから、こまめに取り替えるようにしよう。
ドジョウ、ポリプテルスは危険?飛び出した魚が見つからない時は?
飛び出した魚の姿が見当たらない。そんな時は、水槽の裏側や、少し離れた位置にある物陰なんかも捜索しよう。
なぜなら魚は、飛び出した後に移動することがあるから。
特にドジョウの仲間や、ポリプテルスの仲間、肺魚、うなぎなんかは本当に移動できるからね。
そういうタイプの魚の場合は、かなり広い範囲が捜索対象になるんだ。
あ、あと見つけた時は、魚にダメージを与えないように「濡れた手」でそっと持つようにしようね。乾いた手や、ハンドクリームなどのついた手で触ったらダメだよ?
魚を探す前は、綺麗に手洗い。石鹸などが残らないようきれいに洗い流して、水槽の水でしっかり濡らしてからにすると安心だ。
外傷、粘膜を守れ!飛び出した魚の復活の治療をしよう!
飛び出した魚の治療は、当然うまくいくときといかないときがある。
なんだかんだ、飛び出しのダメージは大きくなってしまうことがあるからね。
ただ乾いてしまって動いていない魚も復活したという前例もあるから、簡単に諦めてはいけないんだ。
飛び出してしまった魚の治療は、基本的には水の中に戻して様子を見るということになるんだけど……ただ水槽に戻すだけでなく、以下のようなことに気をつけたい。
まず水槽に戻す前に、一度「別の容器」に水槽の水を入れて浸すこと。
埃などがついていると、水槽の中に混入してしまうからね。
油などの液体が付着してしまった場合は本当に要注意。
隔離水槽を用意して、しばらくはメインの水槽には戻さないようにしよう。
隔離することは、他の魚に攻撃されないように守ることにもつながるから、本当に良い手段だ。
飛び出して弱っている場合、他の魚から攻撃を受けることがあるからね。普段攻撃的ではない魚も、弱った魚相手だとつついたり、追いかけたりする可能性もあるんだよ。
小型魚なら、産卵箱などを利用して攻撃を防ぐという方法も使えるんだ。
あと、覚えておきたいのは「外傷対策」だ。
多かれ少なかれ飛び出した魚は、傷を負っていることも多いからちゃんとケアしてあげたい。
メチレンブルーなどで二次感染を防ぐ、塩浴で負担を減らすなどなど、状況、魚種に合わせた対策をしていこう!
また目に見える外傷がなくとも、乾いた床に落ちたせいで粘膜が傷んでいる場合がある。
そういったダメージのケアをする時は、アクアセイフなどの粘膜保護剤などの使用を視野に入れていこう。
あとがき
飛び出し事故の多くは、魚が「飛び出さないもの」だと思いこんでしまうことが原因で起きているような気がするんだ。
水槽という枠の中にいる姿を見ていると、それが当たり前に感じてしまうんだね。
ただ水中からの飛び出し事故は、自然界でも起きていること。
だからこそ水面の狭い特殊環境である水槽では、飛び出し事故は起きやすいものと考えたいんだ。
本文中でも話したとおり、枠無しのオールガラス水槽は「飛び出し事故の発生原因」という観点で言えば本当に危険だ。(もちろん良いところもたくさんあるけどね。)
透明の壁ぞいに発生する、水槽ならではの水流……飛び出し事故を起こさないためには、もしもの可能性を考えて環境をしっかり見直していかないといけないと思うんだ。
本日の記事に登場した用品まとめ
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ぷれ子さん今晩は。
魚の飛び出し事故は、できれば未然に防ぎたいですよね・・・。
想像するだけでも恐ろしい・・・。
ドジョウの飛び出し事故はほぼ100%ですもんね・・・。
母がやらかしましたが、水槽が発泡スチロールの中に有り、水槽の周りに水が溜まっていたので、ドジョウは難を逃れました・・・。
いや~・・・恐い恐い・・・。