はいこんにちは!

ついこの前の記事にすごく嬉しいコメントをたくさんもらえて感涙しているぷれ子だよ。

いつもみんな応援ありがとうなんだ!

さてさて今日の記事は屋外の浮草、ホテイアオイやアゾンフロッグピット、サルビニアなんかの浮草達の冬の管理なんだ。

ベランダやお庭でメダカやミナミヌマエビ、金魚とかを飼育している人なら「知ってる知ってる」って話かもしれないけどね!

さてさて行ってみようか!

ホテイアオイは越冬できないの?

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虫季萌菜虫季萌菜

ねえぷれ子さん、ホテイアオイって屋外で越冬できないんでしたっけ。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

うん、スペック上ではそうなっているね。


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スペック上って…


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まぁあれだよ、育て方とか見ると「冬にはダメになる」って書いてあるでしょ?


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あー書いてありますね。実際うちのは寒くなってきて枯れてきたんですよ。


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まぁそうだね、だいたいそうなるね。でもさ、考えてみてほしいんだ。ホテイアオイが冬に完全にだめになるんだったら、どうして日本のあちこちの池なんかでホテイアオイが増えすぎて困っているんだろうね?


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あ…たしかに、冬に絶滅するなら…そんなことならないですよね。


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うん、本当に冬に絶滅するなら、そういう状況は毎年夏にその池にホテイアオイ捨てる人がいないと成立しなくなるよね。


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まさか…


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うん、そのまさかでね、ホテイアオイって結構冬越ししてしまうんだよ。


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なんと…


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もちろん大半枯れるんだけど、うまいこと残ることがあるんだよね。


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一般家庭の屋外飼育でもそうなんです?


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そうだね、絶対とはいえないけどね。


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条件ってあります?


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うーん、これがねなかなか難しいんだよ。まず極端に水が冷たいとダメとか、風が強いとかだとダメだね。乾燥でやられる。


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なるほど、そうならなければいいんですわね。


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そうなるね。ただまぁ100%ではないけどね、屋外ってさほんと条件の振り幅が広いから。


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ふむ…なるほど。意図的にやるのは結構難易度高そうですね。


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うん、浮草って枯れたまま放置していると溶けたりして水をかなり汚すからね。ホテイアオイなんて大きいから尚更だよ。


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そういうことにも気をつけないといけないんですわね。


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そうそう。まぁ今日はそういう話をしつつ、浮草を冬越しさせる方法を話していくよ。


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はーい。

浮草の越冬

浮草ってめっちゃいろいろあるよね。

その中の幾つかの水草は本当に寒いのが苦手なんだ。

熱帯出身のやつとかね。

でも、浮草ってかなり生命力があるから…結構生き残るんだよね。(何年か冬を経験していると感覚的に「あ、いけるな」とか「これはだめだ」とかを見分けることができるようになるよね。)

だから浮草って水草の中でも特に「野外に捨てないで」と言われるんだよ。(まぁ浮草以外も捨てたらダメだけどね)

それでもやっぱり、冬が苦手な種類だと、ダメにしてしまうことがある。

そういう場合は一体どうしたら良いか、私と考えていってみようか。

浮草の越冬:ステップ1 枯れた浮草は残さない

屋外で飼育している時、夏に繁栄した浮草が寒くなるとだんだん枯れていくよね。

それを見つけたらこまめに取り除いてほしいんだ。(根っこに卵や稚エビがいないか確かめてね)

なぜならそれが原因で水質が悪化してしまうことがあるからだね。

特に、飼育容器が狭い場合は要注意だ。

浮草の越冬:ステップ2 屋外で残そうとしてみる

だめになりつつある浮草を屋外で残したい。

まぁまた春を迎えれば数株残っていれば増やすことができるからね。

そんな場合、一体何をしたら良いのかということを考えてみよう。

 

まず第一に「風」を軽減する方法を考えること。

そうすることで乾燥、そして温度が下がることを防ぐんだ。

夏に浮草だらけの野池で、冬に目立った場所で浮草を見かけなくなるあの現象を逆手に取るわけだね。

次に「土」を用いること。

浮草によっては、土に根を下ろすことでなんとか冬をしのいだりするかんじのあるものがあるんだ。

まぁ底土があると、冷えにくくなる(ような気がする)ということもあるからね。

土の使い方はビオトープ作りの基本を学ぶといいよ。

▼ビオトープつくろ!
>>メダカの屋外飼育をはじめよう!ベランダ?庭?ビオトープ?

ただ、メダカとかミナミヌマエビ等の生き物を飼育しているのであれば、この時期に土の投下をして、環境を急変させるのは要注意だ。

安易に「土入れればいいんやろ?」的な感じで作業を開始してしまわないようにね!

 

 

次に氷対策。

発泡スチロール板を水面に軽く浮かべておくとかすることで、氷が張りにくくするんだ。
▼発泡スチロール板について真面目に考えすぎた
>>メダカの飼育容器に発泡スチロール板!足し水に便利!?

 

とまぁこんなかんじで、浮草が残りやすいだろうなぁ…なんていう状況を作ってあげるんだよね。

でもこれは絶対成功する方法ではないというのは忘れないようにしよう。

土を入れたからといってうまくいかないときはあるし、風を防いでもだめなもんはだめ。

それくらい屋外って過酷なんだよね。

住んでいる地域によってもぜんぜん違うからね。

▼地域差ってどんなの?
>>屋外メダカ、金魚の越冬について:読者さんのコメントより

浮草の越冬:ステップ3 屋内で維持する

屋外で長い冬を過ごさせる間、浮草が冬越しできる保証なんてどこにもない。

まぁ、これは当然だよね。

それが不安な人は、室内育成作戦に出よう。

これはなかなか確実性が高いんだ。

アマフロやサルビニア・ククラータであれば、そこそこ明るい水槽用ライトで維持はできるからね。

まぁ小型化したり成長が鈍ったりはするけど、春に屋外に出せばまたあの浮草パワーで増殖してくれるんだ。(温かい水で育てている時は、いきなり冷たい水に出すと弱る時あるから注意ね!)

別に水槽に浮かべなくても、水を張った容器に浮かべて、明るい窓際なんかで置いておけばわりと維持できるよ。(寒すぎるとダメだから位置はうまいこと調整してね)

私は通年、熱帯魚の水槽に浮草を何種類か浮かべているから、それがストック代わりになっているかんじだね。

 

そしてこの作戦で案外やっかいなのがホテイアオイだ。

あれは結構…大きいし、強めの光を欲しがるからね。

単純に大きいから、ライトに当てようと思うと吊り下げ型とかの水面から距離あるタイプじゃないとだめだしさ。

まぁだから、ホテイアオイの室内冬越しをうまく行かせるためには「いい感じの窓際」とかを狙うことがおすすめなんだよ。

午前中の光とかがしっかり当たるような場所ね。

そういう場所に容器を配置したりして光合成をさせるんだよ。

それでよる寒い時間は窓から放してあげるんだよ。

 

そしてもう一つ裏技的なのは、ホテイアオイを鉢植えにすること。

ちょっと慣れがいるし、鉢植えを管理する技術もいるけどね、わりと使えるよ。

方法はシンプル。

秋のはじめくらいに、赤玉土とか入った鉢にホテイアオイを植え付ける。

それからその鉢を「水の入った容器」に沈めるなどして乾燥しないようにするってかんじだね。

最初はちょっと深めの容器、鉢植え環境にホテイアオイが慣れてきたら鉢受け皿に水をためて…ようは腰水っていわれる管理方法だね。

しっかり鉢植えとして仕上げたら、室内に取り込むのも簡単だからね。

冬期に寒すぎるとダメ、光をちゃんと与えるというのは変わらないから意識してあげてね。

鉢植え作戦をやってみると、なんとなく野池のホテイアオイたちがどうやって生き残っているか見えてくる気がすると思うよ。

基本腰水管理でいいけど、たまに鉢の上から水を流しこんであげてね。

極端に冷たい水だとダメだぞ!

まとめ

はい、今日は浮草の話でした!

浮草に関しては↓の記事で図鑑にしているから合わせてみてみてね。

▼う・き・く・さ
>>水草図鑑:浮草図鑑だよ!アマフロにサルビニアなど!
>>水草図鑑:浮草と浮葉植物!水面に浮かぶ葉っぱたち!

まぁ屋外ってなかなか過酷だからね。

それに人間の作った限りある飼育環境は「自然」だとは言い切れない時も多々あるから、同じ地域でも、野池みたいには行かない時もあるからね。

そのあたりどううまく切り抜けるか、そこは私達アクアリストの腕の見せ所なんだ!

根黒ぷれ子根黒ぷれ子

ホテイアオイって花綺麗だよね。


虫季萌菜虫季萌菜

そうですわね。


根黒ぷれ子根黒ぷれ子

うん。


虫季萌菜虫季萌菜

…って今日の文末の会話これだけ!?

アクアリウムライライラ
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